2012年7月8日に掲載した元記事がプロバイダーの字数制限オーバーとなりましたので、ここに新情報を第2報修正1として掲載します。(新情報に基づき、タイトルも修正しました)
元記事は下記を参照願います。
http://anzendaiichi.blog.shinobi.jp/Entry/2015/
(2014年3月22日 修正1 ;追記)
2014年3月14日22時5分にmsn産経ニュースwestから、集じん機のパルスエアー電源を入れた直後に爆発したという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
県警は14日、安全管理を怠ったなどとして業務上過失傷害の疑いで、同社の社長(46)や当時の工場長(45)ら4人を書類送検した。
同社は、「書類送検を厳粛に受け止め、再発防止策を徹底する」とのコメントを出した。
容疑は、アルミ粉末の製造工程に新しい装置を導入したのに、安全管理や作業手順の周知を怠り、集じん機内に残留したアルミ粉で粉じん爆発を起こし、男性従業員ら4人にけがを負わせたとしている。
社長らはいずれも容疑を認めているという。
県警によると、事故は24年7月3日、溶けた高温のアルミを風で飛ばして粉末にする工程で発生。
アルミ粉を集める集じん機内部に、余分なアルミ粉が付着するのを防ぐ装置「パルスエアー」の電源を入れた直後に爆発した。
出典URL
http://sankei.jp.msn.com/west/west_affairs/news/140314/waf14031422070018-n1.htm
3月14日19時11分にNHK津からは、若干表現の異なる下記趣旨の記事がネット配信されていた。
爆発がアルミの粉末を集める集じん機で起きたことから、警察は原因の究明を進めるとともに、詳しい状況を調べてきた。
その結果、警察によると、爆発の原因は清掃装置を作動させたため集じん機の内部にたまった粉末が舞い上がり、静電気などで着火した粉じん爆発で、社長らが、集じん機に清掃装置を取り付けた際、事故防止の手順を定めて従業員に徹底させるなど、安全対策が不十分だったことが分かったという。
警察は、安全対策を怠ったことが事故につながったとして、会社の社長や工場長など合わせて4人を業務上過失傷害の疑いで書類送検した。
出典URL
http://www.nhk.or.jp/lnews/tsu/3075968971.html?t=1394833946083
3月15日付の朝日新聞三重全県版(聞蔵)からも、若干表現の異なる下記趣旨の記事がネット配信されていた。
工場は同年5月、集じん機内に空気を吹き付けてアルミ粉がたまらないようにする装置を導入。
しかし、安全な起動手順を定めず、危険回避措置をしなかったことが過失とされた。
警察は、たまっていたアルミ粉が装置の起動で舞い上がり、静電気で爆発が起きたとみている。
(ブログ者コメント)
今回の報道でも、状況がよく分らない。
バグフィルター設備一式を新たに導入したのだろうか?
それとも、元々あった集じん機に「空気を吹き付ける装置」を追加で設置したのだろうか?
もし前者であれば、設備一式、ユニットとしてメーカー標準で納入される筈なので、パルスエアーを噴射させても爆発は起きないと思うのだが・・・?
起動手順の問題と報じられているので、後者だったのかもしれない。
(2014年4月10日 修正2 ;追記)
2014年3月15日付の伊勢新聞紙面に、事故時の状況などが、前報などとは若干異なる表現で掲載されていた。
容疑は、24年7月3日午前9時ごろ、製造したアルミ粉末を集めるための集じん機内に粉末が機械に詰るのを防ぐ清掃装置を導入した際、安全な手順を確立しないまま従業員に作業させ、爆発で従業員男性(45)ら4人に重軽傷を負わせた疑い。
警察によると、同社は事故の約2ケ月前から清掃装置を使い始めたが、安全な手順を策定していなかった。
警察は、従業員が誤った手順で同装置を起動させ、可燃物のアルミニウム粉末が集じん機内で舞い上がり、静電気などが着火源になって爆発したとみている。
この事故で、同工場から半径約1km圏内の家屋や事業所でガラスが割れたり壁が壊れ、約1億8000万円の被害があった。
Keyword ; dust explosion , accident
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。