本ブログでは、産業現場などで最近起きた事故、過去に起きた事故のフォロー報道などの情報を提供しています。 それは、そういった情報が皆さんの職場の安全を考える上でのヒントにでもなればと考えているからであり、また、明日は我が身と気を引き締めることで事故防止が図れるかもしれない・・・・そのように思っているからです。 本ブログは、都度の閲覧以外、ラフな事例データーベースとして使っていただくことも可能です。 一方、安全担当者は環境も担当していることが多いと思いますので、あわせて環境問題に関する情報も提供するようにしています。 (旧タイトル;産業安全と事故防止について考える)
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(2010年11月2日 旧ブログ掲載記事)
2010年11月1日12時16分に共同通信から、同日12時42分に中日新聞から、同日12時49分に読売新聞から、以下の趣旨の記事がネット配信されていた。
新日鉄名古屋製鉄所の敷地内から強アルカリ水が海に漏れていた問題で、名古屋海保は、同製鉄所の環境防災グループリーダーと法人としての同社を、水濁法違反容疑で書類送検した。
送検容疑は、今年1月18日、社員から「護岸に亀裂があり排水が漏出している」と報告を受けたにもかかわらず、水質確認などを怠り、1月19日から2月1日まで、計7回、基準値(pH5.0~9.0)を超えるアルカリ濃度の水(pH12.10~12.30)を名古屋港に排出した件。
海保では、強アルカリ水は雨水が地下に浸透し、埋立材のスラグと反応して発生したと断定。同社が、排出水が基準値を超えていることに気付かず放置したと判断した。
リーダーは、「大したことではなく、検査は必要ないと判断した」と供述しているという。
http://www.47news.jp/CN/201011/CN2010110101000306.html
http://www.chunichi.co.jp/s/article/2010110190124226.html
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20101101-OYT1T00613.htm
(ブログ者コメント)http://www.chunichi.co.jp/s/article/2010110190124226.html
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20101101-OYT1T00613.htm
漏れの程度だが、共同通信の記事では、「岸壁で排水漏れを示すにじみがあるのを発見しながら・・・」となっている。とすれば、チョロチョロ以下の程度ではなかったのだろうか?まして、製鉄工程からの排水ではない。そんなことで水質検査を行わなかったのではないか?詳しい状況が分からないので何とも言えないが、これが書類送検されるほどに悪質なものだろうか?と感じた。
(修正1; 2010年11月6日 当時の新聞情報を追記)
2010年2月8日 朝日新聞夕刊(ネット;聞蔵)
1月18日に名古屋港を巡視していた海保が、護岸ブロックに白い固形物が付着しているのを発見。液体は当時、1日5000リットルが漏れていたが、魚が死ぬとか海の色が変わるという影響は報告されていない。人体に有害な物質も検出されていない。同社が護岸を補修し、今は漏れていない。 2010年2月9日 朝日新聞朝刊(ネット;聞蔵) 同社所長が8日、記者会見し、敷地内の埋め立てに使った製鋼スラグに地下水が触れて化学反応を起し、護岸の亀裂からにじみ出たものと推定されると説明した。初長によると、この場所の埋立は昭和30年代~40年代にかけてスラグが使われていた。スラグは石灰分を含み、水と反応するとphが10~12に上昇し、強いアルカリ性を示すという。同社の説明では、海保から2月1日に指摘される前の1月18日に、会社側の定期点検で、亀裂の一部を見つけていたが、スラグと反応した際にみられる白濁した水が確認できなかったため、漏出はないと判断。水質調査をしなかったという。
(ブログ者 再コメント)
1日5000リットルなら1時間に200リットル。家庭の浴槽が1時間.で満杯になる程度の漏れ量だ。チョロチョロと漏れていたのだろう。経緯について記事に矛盾があり、どちらが正かは不明だ。
(修正2;2011年5月26日 顛末追記)
2011年5月25日19時6分に、朝日新聞から下記趣旨の記事がネット配信されていた。
新日本製鉄名古屋製鉄所の敷地内から基準値を超える強アルカリ水が名古屋港に漏出した問題で、名古屋地検は25日、水質汚濁防止法違反容疑で書類送検されていた同製鉄所安全環境防災部の環境防災グループリーダー(52)と法人としての新日鉄を起訴猶予とした。
地検は処分理由について「(問題発覚の)直後に補修工事をして拡大防止に努めている。排出量は少なく、健康や生活環境への実質的被害もない」などとしている。 [時事通信社]
地検は処分理由について「(問題発覚の)直後に補修工事をして拡大防止に努めている。排出量は少なく、健康や生活環境への実質的被害もない」などとしている。 [時事通信社]
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プロフィール Profile
HN:
魚田慎二
性別:
男性
自己紹介:
化学関係の工場で約20年、安全基準の制定、安全活動の推進、事故原因の究明と再発防止策立案などを担当しました。
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。
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