本ブログでは、産業現場などで最近起きた事故、過去に起きた事故のフォロー報道などの情報を提供しています。 それは、そういった情報が皆さんの職場の安全を考える上でのヒントにでもなればと考えているからであり、また、明日は我が身と気を引き締めることで事故防止が図れるかもしれない・・・・そのように思っているからです。 本ブログは、都度の閲覧以外、ラフな事例データーベースとして使っていただくことも可能です。 一方、安全担当者は環境も担当していることが多いと思いますので、あわせて環境問題に関する情報も提供するようにしています。 (旧タイトル;産業安全と事故防止について考える)
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2014年10月16日11時34分に毎日新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
都市の水辺で問題になる「カビ臭」が、カビなどからではなく、家庭などで使われる塩素系薬剤が原因となっている可能性が高いとの分析結果を、東京工科大の浦瀬太郎教授(環境工学)らの研究チームがまとめた。
チームは、「不明だった臭いの原因が特定できたことで、対策が大きく前進する」と話す。
12月に甲府市で開かれる土木学会環境工学研究フォーラムで発表する。
チームは2013年6〜12月、多摩川など東京都内の河川計17カ所から、それぞれ3〜6回水を採取し、カビ臭の有無を調べた。
その結果、生活排水などを処理した水が流れ込む下流ほど、カビ臭が強かった。
一般に水道水のカビ臭は、藻類からできる物質が原因とされるが、チームが採取した水を調べたところ、それらの物質の濃度は低かった。
そこで、食品のカビ臭の原因となる物質「2、4、6−トリクロロアニソール」を調べたところ、無臭の水で100倍に薄めても臭う水では、1ℓ当たり13ng以上(n=ナノは10億分の1)と、高濃度で検出された。
浦瀬教授によると、家庭や医療機関、工場などで、消毒、漂白、脱臭のために使われた塩素系薬剤が有機物と反応すると、トリクロロアニソールのもとになる物質が作られる。
それが排水として川に流れ込むことによって、臭いが発生した可能性があるという。
浦瀬教授は、「臭いは都市の印象にもかかわる。東京五輪開催に向けて、臭いのもとを断ち切る対策を進めることが重要だ」と話す。
出典URL
http://mainichi.jp/select/news/20141016k0000e040191000c.html
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HN:
魚田慎二
性別:
男性
自己紹介:
化学関係の工場で約20年、安全基準の制定、安全活動の推進、事故原因の究明と再発防止策立案などを担当しました。
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。
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