2024年8月21日7時3分に静岡新聞から下記趣旨の記事が、現場写真付きでネット配信されていた。
20日午前11時55分ごろ、浜松市中央区常盤町の高層マンション建設現場で、「60代の男性作業員が土に埋まった」と現場関係者から119番があった。
男性は一時、ほぼ全身が埋まる状態だったが、約2時間後に救出された。
命に別条はないもよう。
現場は15階建てマンションの建設予定地。
市消防局によると、基礎工事のため深さ4メートルほどの穴が掘られていたという。
男性が穴の底部で作業していた際、壁の土が崩れ、生き埋めになったとみられる。
周囲に非常線が張られ、特別高度救助隊の工作車など複数の車両が臨場。
消防隊員らがシャベルやショベルカーで土をかき出しつつ、クレーンで男性をつり上げ救出した。
現場を囲んだ隊員らが、穴の中に向けて男性に声をかける様子も見られた。
■顔周りに隙間 生還「奇跡的」
現場に駆け付けると、土から片手だけが出ていた。
高層マンション建設現場で男性作業員が生き埋めになった浜松市中心部の現場。
同市消防局隊員は慎重に土を掘り起こし、男性の体に自動体外式除細動器(AED)を装着するなど、適切な判断で男性の救命に尽くした。
大隊長として指揮した中消防署の河島消防司令長は、「顔の周りにわずかな隙間ができるなどの偶然も重なり、生還は奇跡的だ」と緊迫の活動を振り返った。
隊員たちは通報から約10分後に臨場した。
手の向きなどから男性の位置を予測しシャベルなどで掘り進めると、うめき声が聞こえた。
顔が土から出た時には事故発生後30分が経過。
顔に付着した泥を即座に落とし、呼吸の確保に努めた。
二次災害を防ぐため、掘削時に土砂が崩れないよう、現場周囲を木の板などで固めた。
クレーンでつり上げる際はAEDを胸部に装着し、心不全などを引き起こす「クラッシュ症候群」に備えた。
男性は土につぶされ、かがみ込むような体勢で埋められたとみられる。
河島さんは「(体の向きにより)顔の下にわずかな空間が残ったため呼吸できた」との見方を示す。土は水分を含んでいたが、体を押しつぶすほどの圧力ではなかったことも幸いした。「自分の経験からしても、生き埋めの状態から大きなけがなく救出できた、とても珍しいケース」と、安堵の表情を浮かべた。
https://news.yahoo.co.jp/articles/768c36487b9bbc2e755d6132732fc4c14988f874
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。