2024年3月15日22時21分にYAHOOニュース(茨城新聞)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
核燃料研究会社「日本核燃料開発」(茨城県大洗町)は15日、同町成田町の材料研究棟精密測定室内で、金属ナトリウムとエタノールを反応させる作業中に発火したと発表した。
施設は管理区域外で、環境への影響はないという。
同社によると、同日午後3時52分ごろ、社員1人が、冷却用の水が入った大きなバケツの内部にエタノール入りの小さなバケツを置き、エタノールの中に金属ナトリウム入れ、反応させた直後に発火した。
大きなバケツが倒れ、作業を行っていた試験フードの床面3カ所でエタノールが燃えたが、消火作業により延焼はなかった。
当時、社員計2人が室内で作業していたが、けがはなかった。
作業は、高速炉での事故発生時に冷却剤として用いるナトリウムが外部に漏れた際の現象を分析するために行っていた。
同社は「反応が想定以上に早く進んで発火したとみられる」と説明し、謝罪した。
https://news.yahoo.co.jp/articles/c447ae9ebe34f0c926d2bcbef8ab9a102c59ef59
3月15日22時20分に毎日新聞からは、炎が発生した際に蓋を閉めたが、バケツが倒れたなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
核燃料の研究や検査を行う「日本核燃料開発」(茨城県大洗町)は15日、精密測定室でエタノールにナトリウムを溶かす作業中、使っていたバケツから発火したと発表した。
放射線管理区域外で、放射性物質の漏えいやけが人はなかったという。
同社によると、午後3時50分ごろ、社員2人で作業用設備の中で水を張ったバケツにエタノールの容器を入れ、ナトリウムを加えた瞬間に炎が発生。
社員はバケツのふたを閉めたが、バケツが倒れて高さ10センチほどの炎が3カ所で上がった。
通報を受けて現場を確認した消防が火災と判断した。
同社は、原子力規制委員会から事業を請け、高速炉の事故時に冷却剤のナトリウムに起きる変化を調査。
事業の一環でナトリウムの処理作業をしていた。
https://mainichi.jp/articles/20240315/k00/00m/040/395000c
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。