2018年5月17日22時35分に産経フォトから、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
新潟県は17日、聖籠町東港1丁目の新潟東港につながる臨港道路で路面が陥没し、港湾内工事の重機部品を運んでいたトレーラーの荷台部分が転落、動けなくなる事故が起きたと発表した。
運転手にけがはなかった。
県港湾整備課によると、事故は16日午前10時35分ごろ発生。
付近一帯は埋め立て地で、路面は長さ12m、幅5mにわたり陥没し、穴の深さは3.5mだった。
護岸の基礎部分が腐食し、内部が空洞化していた恐れがあるという。
トレーラーは、港内にある施設の補修工事を終え、港外に出る途中だった。
現場は、業者ら関係者を除き、立ち入りを禁止している区域。
出典
『道路陥没でトレーラー転落、内部が空洞化か 新潟・聖籠町』
https://www.sankei.com/photo/story/news/180517/sty1805170018-n1.html
5月17日付で新潟県のHPには、下記趣旨の補足的記事が掲載されていた。
3 発生時の状況
工事で使用した重機部品をトレーラーで搬出中、立ち入り禁止柵を開けるために停車したところ、道路の陥没が発生し、荷台が転落し動けなくなった。
『新潟東港の臨港道路において陥没事故が発生しました』
http://www.pref.niigata.lg.jp/kowanseibi/1356894067886.html
6月7日10時4分に新潟日報からは、疑わしい道路など延べ4kmを調査した結果、33カ所で空洞が見つかったという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
事故を受け、新潟東港と西港内の臨港道路を調査点検した県は、6日、33カ所で道路下の空洞が見つかったと発表した。
いずれも、護岸の基礎が腐食し土砂が流出したことが原因とみられる。
県は、今後、ほかの港でも同様の調査を行う予定。
県によると、港内の埋め立て道路など延べ約4kmを対象に、陥没事故が発生した翌日の5月17日から21日まで、レーダーを備えた探査車や目視で調査した。
最も大きな空洞は、縦約9m、横約7m、深さ約2mだった。
33カ所の空洞の深さは、
▽1m未満 22カ所
▽1m以上2m未満 9カ所
▽2m以上 2カ所
一般車両が立ち入れる地点は10カ所あった。
県は、空洞を確認した場所を立ち入り禁止にして修理している。
修理で車線が狭まっている地点があるが、通行に支障はないという。
県港湾整備課の小野田課長は、「多くの場所で空洞が見つかり、施設の老朽化が裏付けられた。早急に復旧させたい」と述べた。
出典
『臨港道路の空洞、33カ所見つかる 陥没受け県が調査し判明』
http://www.niigata-nippo.co.jp/news/national/20180607398191.html
6月7日7時18分にNHK新潟からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
先月17日、聖籠町の新潟東港で道路が縦12m、幅5m、深さ3.5mにわたって陥没し、停車中の大型トレーラーの荷台部分が落下した。
港を管理する新潟県によると、陥没は護岸の基礎部分に打ち込まれている金属板が腐食し、道路下の土砂が海中に流れ出たために起きたとみられている。
これを受けて、県がレーダーなどで新潟東港と西港の道路の下を調べたところ、33か所で深さ4cmから2mほどの陥没のおそれがある空洞が見つかったという。
県は、空洞が見つかった道路の周辺を立ち入り禁止にして早急に復旧工事を行うほか、陥没した道路と同じ工法で造られた佐渡市や糸魚川市の港の道路についても、空洞の有無について調査することにしている。
出典
『港内の道路33か所で陥没おそれ』
https://www3.nhk.or.jp/lnews/niigata/20180607/1030003414.html
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。