2018年6月7日15時57分にNHK首都圏から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
節電意識の高まりなどから普及が進む電気給湯器などについて、設置した家庭の6割で屋外のタンクがきちんと固定されていなかったとする調査結果がまとまり、国民生活センターは業界団体に対して転倒防止策の徹底を要望した。
国民生活センターによると、電気給湯器などを巡っては、東日本大震災の被災地でタンクが倒れる被害が相次ぎ、その後、新たに設置する際は決められた太さや本数のボルトで固定するよう義務づけられた。
しかし、おととし4月に熊本地震が発生した際、依然としてタンクが倒れるなどの被害の相談が97件も寄せられたことから、国民生活センターは電気給湯器などを設置した100世帯をサンプルに選び、設置状況を調べた。
その結果、固定するボルトが細すぎたり、まったく固定されていなかったりしたケースが63件にのぼったほか、定められたボルトを使っていても根元まで打ち込まれないなど、固定に不備があるケースも5件あった。
実験では、タンクが固定されていないと、震度5強程度の揺れで動き始めた一方、きちんと固定した場合は、熊本地震と同じ程度の揺れでも倒れることはなかったということで、国民生活センターは業界団体に対して、転倒防止策の徹底を求めるとともに、すでに設置されているタンクの設置状態を点検するよう要望した。
出典
『電気給湯器タンク6割固定されず』
https://www3.nhk.or.jp/shutoken-news/20180607/0012751.html
(ブログ者コメント)
電気給湯器のしくみなどについては、東京ガスから発信されている以下の記事がわかりやすかった。
『知らないと損! お風呂の「ガス給湯器」と「電気給湯器」ってどっちがお得?』
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。