2024年9月27日9時0分にYAHOOニュース(FRIDAY DIGITAL)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
「凄まじい豪雨の中で女性の悲鳴が聞こえたんです。声の方向を見ると、マンホールから激しく水が吹き上がっていました。高さは15mほどあったでしょうか。水の勢いでマンホールのフタも吹っ飛んでいました」(目撃した歩行者)
9階の高さまで水が吹き出して……大阪市で起こった「エアハンマー現象」写真
8月21日、東京のJR新宿駅前でマンホールから下水が吹き出した。
都は毎時75㎜の雨に耐えられる施設整備を進めているが、当日は隣接する港区付近に記録的短時間大雨情報を発表。
設計上限をはるかに超えたため、行き場を失った水が一気に吹き出したとみられる。
東京都下水道局の担当者が説明する。
「短時間に下水道管に大量の雨水が流れ込むと、水位が一気に上がり空気圧が急上昇する『エアハンマー現象』が起きます。
当日は5ヵ所でマンホールのフタのズレや舗装の隆起(りゅうき)が起きました」
エアハンマー現象では、瞬間的に6tもの圧力が生じる。
新宿では、6mほどの高さまで吹き飛ばされた重さ約60㎏のマンホールのフタが落下してきたのだ。
同様の現象は全国で起きている。
’21年7月に被害を受けた、東大阪市在住の田中さんが振り返る。
「ゲリラ豪雨の最中に『ボン! ボン!』と大きな音が聞こえたんです。
自宅マンションから外を見ると、マンホールから9階の私の部屋の高さぐらいまで水が吹き上がっていました。
大量のガレキも吹き飛ばされ、私の車にぶつかり、廃車にせざるをえませんでした」
巨大台風やゲリラ豪雨の増加により、エアハンマー現象の発生リスクは増えている。
『日本グラウンドマンホール工業会』の大石氏が警鐘を鳴らす。
「下水道用のマンホールは全国に約1600万基あり、過去23年間で集中豪雨からフタが飛ばされる事故は106件起きています。
’91年以降に製造されたフタには安全機能が付いていますが、それがない古いタイプも600万基近くあるんです」
古いフタが残っている以上、大雨の際はマンホールに近づかないことが重要だ。
『FRIDAY』9月27日・10月4日合併号より
https://news.yahoo.co.jp/articles/e0ad633daa3ac62762fa8503956523ee4db72d86
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。