2022年8月10日0時51分に中日新聞から下記趣旨の記事が、ビルと落下場所の位置関係説明図やビルの写真付きでネット配信されていた。
竹中工務店は9日、名古屋市中区栄4で施工する中日ビルの建て替え現場で8日午前9時ごろ、30階部分(地上140メートル)から重さ5キロの鉄板の断片が落下し、歩道に跳ね返った後、歩行者の男性の足に当たったと発表した。
男性は軽傷。
市は10日、同社に対し、安全対策について報告するよう指示する。
同社名古屋支店によると、作業員がビル30階部分で鉄骨柱の溶接中、使用した鉄板の余分な部分を切断した際、縦11センチ、幅25センチ、厚さ2・2センチの断片を誤って落下させた。
断片は落下事故防止用のネットを突き破って24階部分のひさしに当たった弾みで、ビルが面する久屋大通の車道(3車線)を跳び越え、向かい側の久屋大通公園沿いの歩道まで達した。
断片がかかとに当たった男性は病院には行かなかった。
同支店の橋本総務グループ長は、「溶接作業でミスがあった。負傷された方の一日も早い回復をお祈り申し上げる。安全対策の強化、徹底を図っていく」と話した。
中日ビルの建て替え現場では7月26日、隣接する歩道が陥没する事故があった。
工事を発注した中部日本ビルディングの後藤取締役企画局長は、「竹中工務店に対し、再度の作業点検と安全確認を徹底して再発防止に努めるよう厳重に申し入れた」と述べた。
https://www.chunichi.co.jp/article/523832
8月9日20時34分にYAHOOニュース(共同通信)からは、切断で高熱になっていた鉄板が落下防止ネットを溶かして突き破ったなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
竹中工務店によると、8日午前9時ごろ、30階で鉄骨の柱をつなぎ合わせる作業で、柱同士を固定するため間に挟んでいた鉄板の不要部分を切断した際、切り取った長さ25センチ、幅11センチの板が落下した。
地面で跳ね返り、男性のかかとに接触した。
下には落下防止用ネットが張られていたが、鉄板は切断作業で高熱となっていたため、ネットを溶かして突き破ったという。
https://news.yahoo.co.jp/articles/50153627c79381f5b36b692d25e963141dfed2c0
8月9日20時34分にYAHOOニュース(CBCテレビ)からは、落下した鉄板の重さは5kgだった、2週間前には近くの歩道が陥没していたなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
8日午前9時ごろ、名古屋市中区栄で建設中の中日ビルで、高さ140メートルの30階部分から、鉄製のプレートが落ちました。
プレートは、鉄骨の柱の溶接工事に使われるもので、縦25センチ、横11センチで、厚さは22ミリ、重さは5キロもありました。
プレートは歩道に落ちた後、近くを歩いていた男性のかかとに当たりました。
男性は軽いけがをしました。
(歩行者) :
「ぞっとしますね。朝9時、みんな出勤途中で大変でしたね」
「怖いですね。そこ穴が開きましたよね、この間」
2週間前の7月26日には、中日ビル西側の歩道が陥没しています。
地下の掘削工事中に土砂がビルの敷地内に流れ込み、陥没が起きたとみられています。
このときは陥没の約1時間前に、通行止めにしていたことで、けが人はいませんでした。
https://news.yahoo.co.jp/articles/f2af8ab07ad08b0f8eac9d0c2a0081c3964dbd3e
※2週間前の陥没トラブルについては下記記事参照。(写真と陥没場所の位置図付き)
(7月28日 5時6分 中日新聞)
名古屋市は二十七日、同市中区栄四の久屋大通東側で二十六日午後五時ごろ、歩道が陥没する事故が起きたと発表した。
けが人はいない。
陥没は幅四・三メートル、長さ八・六メートル、深さ三・六メートルにわたって発生。
隣接する土地で建設が進む中日ビルの工事関係者が市に連絡した。
中日ビルの建設場所では地下の掘削が進んでおり、市の担当者は「歩道地下の土が掘削部分に流れ込み陥没が起きた可能性が考えられる」と説明した。
中日ビルの工事発注元の中部日本ビルディングによると、陥没前に地下で異常を感知したため、歩道の通行止め措置を実施。
その後に陥没が起きた。
現場周辺では陥没箇所をフェンスで囲い、歩行者が通れるスペースを確保したが、当面の間、同ビル南側の車道を通行止めとしている。
事故を受け、中日ビルを施工する竹中工務店名古屋支店の橋本総務グループ長は取材に、「掘削した地下に土砂が流入したため、原因は弊社の工事と考えられる。ご迷惑をおかけしおわび申し上げる。再発防止策に努める」と話した。
中部日本ビルディングの市村取締役は取材に、「詳しい原因の解明と的確な対応を施工者に求めたい」と述べた。
https://www.chunichi.co.jp/article/516126
※同じ現場で8月12日、再び出水トラブルが起きている。
(8月13日5時6分 中日新聞)
十二日午前六時ごろ、名古屋・栄の中日ビルの建て替え工事現場で、地下水が漏れているのを点検中の作業員が確認した後、三〜五立方メートルの土砂が地下の作業場に流入した。
けが人はいなかった。
周囲の道路への影響は確認されていないが、施工主の竹中工務店は安全確保のため、隣接する歩道の通行を規制した。
同社によると、現場は七月二十六日に歩道が陥没した地点から北に十メートルほど離れた地点。
同社は陥没事故の後、今回の区域も含めて遮水壁などで地下水の漏水を防ぐ措置を取ったばかりだった。
市は同社に原因を調査し、再発防止策を講じるよう指示した。
同社名古屋支店の橋本総務グループ長は、「遮水壁に弱い部分があったとみられる。ご迷惑を掛け、心よりおわび申し上げる」と話した。
https://www.chunichi.co.jp/article/525758
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。