2022年9月15日18時9分にNHK石川から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
突発的に潮の流れが速くなる「急潮」と呼ばれる現象で、福井県越前町では定置網が破損する被害が広がっていて、漁獲量にも影響が出ています。
「急潮」は、台風や低気圧の通過後などに沿岸部の潮の流れが突発的に速くなる現象です。
この影響で、福井県越前町の米ノ漁港では、7月中旬に沿岸に仕掛けた定置網が破損したり、網を固定するロープが切れたりする被害が相次ぎました。
漁港の定置網組合は、予備の網を使って漁を再開していますが、8月までの水揚げ量は去年の3割ほどにまで落ち込み、15日に予定していた漁も潮の流れが速いため中止となりました。
また、越前町の小樟漁港では、急潮によって定置網全体が壊れ、8月中旬以降はまったく漁に出られていません。
年内の漁の再開は難しく、漁港の関係者は来年春の再開を目指して、網を固定する土のうの準備に追われていました。
小樟定置網組合の榎太船頭は、「35年ほど船に乗っているが、こんなことは初めてだ。台風なら備えができるが、急潮はいつ来るかわからず、対策の取りようがない」と話していました。
越前町漁業協同組合によりますと、両港あわせた復旧の費用は少なくとも2億円を超える見通しだということで、漁獲量の減少は避けられない状況となっています。
https://www3.nhk.or.jp/lnews/kanazawa/20220915/3020012760.html
(ブログ者コメント)
ネット調査結果、「急潮」現象は福井県に限らず、全国各地でみられる現象。
海保からも急潮情報が出されていた。
以下は福井県を含む日本海側の例。
(2022年9月29日 修正1 ;追記)
2022年9月27日16時7分にNHK福井からは、日本海の暖流が例年より速いことに台風14号も重なって急潮がたびたび発生している、県も復旧支援を検討するという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
突発的に潮の流れが速くなる「急潮」と呼ばれる現象で沿岸部の定置網漁に被害が広がっている問題で、県内の漁業団体は県に対し、復旧費用の補助などの支援を要望しました。
「急潮」は、台風や低気圧の通過後などに沿岸部の潮の流れが突発的に速くなる現象です。
県内の沿岸部では、ことしの夏以降、日本海の暖流が例年よりも速いことに加え、9月中旬の台風14号も重なって急潮がたびたび発生していて、沿岸に仕掛けた定置網が破損したり、網を固定するロープが切れたりする被害が広がっています。
このため、福井県定置漁業協会の坂下会長理事らが27日、県庁を訪れ、急潮によって破損した定置網のロープやうきなどを復旧する費用の補助や、突発的な急潮を予測するための海流研究の推進などを県に求めました。
要望書を受け取った櫻本副知事は、「台風14号の被害も含めて実態の把握を急ぎたい。今回の急潮は海中の自然災害と呼べるもので、台風や大雨による被害と同様に、復旧に向けた支援を検討したい」と応じていました。
要望のあと、坂下会長理事は、「漁具が傷んで水揚げもなく収入源がない状態で、復旧もすべて自己負担となると定置網漁をやめてしまう漁業者も出かねない。地場産業を守っていくために、県や国の支援をお願いしたい」と話していました。
https://www3.nhk.or.jp/lnews/fukui/20220927/3050012588.html
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。