2021年1月9日12時15分にYAHOOニュース(北海道文化放送)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
北海道中標津町の路上で、除雪作業をしていた24歳の男性が、除雪機に手を巻き込まれて負傷する事故がありました。
事故があったのは1月9日午前7時ごろ、中標津町東16条南6丁目の歩道です。
除雪作業をしていた男性が除雪機に不具合が出たため、詰まっているものを取り除こうと扉を開け、手を差し込んだところ、動いていた刃に指を巻き込まれました。
男性は手袋をしていましたが薬指を切断したほか、中指と小指もケガをしました。
男性は除雪作業を請け負う会社で働いていて、業務中の事故だったということです。
北海道は急速に発達した低気圧の影響で各地で大雪となっていて、中標津町は8日時点で平年の倍の58センチの積雪を記録していました。
https://news.yahoo.co.jp/articles/1474e9c416b2194909f5822e3018ca7cfc87244c
(ブログ者コメント)
9日前後は記録に残るほどのドカ雪で、他市でも除雪機使用中の巻き込まれ・下敷き事故が多発していた。
『除雪機での事故が相次ぐ』
(1月10日8時38分 NHK富山)
射水市消防本部によりますと10日午前6時ごろ、射水市三ケにある福祉施設の敷地内で除雪作業をしていた42歳の男性が除雪機に右手を巻き込まれ、中指を切断する大けがをしたということです。
意識はあるということです。
県内では除雪作業中の事故が相次いでいて、9日も、射水市の県道で除雪作業にあたっていた24歳の男性が右手の指を巻き込まれる大けがをしています。
https://www3.nhk.or.jp/lnews/toyama/20210110/3060006342.html
『新潟の除雪中死亡は4人に 上越で87歳女性が除雪機に足巻き込まれる』
(1月11日 19時10分 毎日新聞)
上越地方を中心に記録的な雪になっている新潟県で、10日午後から11日までに除雪中に4人が死亡した。
いずれも1人で作業中だった。
2メートル超の積雪がある上越市では、頸城区の無職の女性(87)が10日午後5時半ごろ、手押し式の除雪機に足を巻き込まれ、出血性ショックで死亡した。
新潟市秋葉区の農業の男性(84)や三条市の無職の男性(66)、同市の会社員の男性(64)も、屋根の雪下ろし中の転落や、落雪に巻き込まれるなどして死亡した。
https://mainichi.jp/articles/20210111/k00/00m/040/118000c
『除雪機に上半身を巻き込まれ70代男性が重傷 北海道深川市』
(1月12日21時5分 YAHOOニュース;北海道放送)
12日午後0時半すぎ、深川市深川町で、自分の所有する牧場の除雪作業をしていた西原さん(男性、70歳)が、除雪機のドリル上の羽根=オーガに、上半身を巻き込まれました。
西原さんは、左腕を骨折するなどの重傷です。
西原さんは午前10時から除雪作業をしていましたが、近くで、別の作業をしていた西原さんの息子が、西原さんの「オーイ」という呼びかけで事故に気付き、消防に通報したということです。
警察は、事故の原因を調べています。
深川では、先月も69歳の男性が除雪機の下敷きになる事故があり、男性は死亡しています。
https://news.yahoo.co.jp/articles/c7179bb7dc8cf84b2c944b74c633e183906afac1
一方、今月3日には柏崎市で、除雪機使用中の父親が目を離した隙に9歳男児が巻き込まれて死亡している。(本ブログ紹介スミ)
結構多い除雪機使用中の事故。
そこで、一冬でどの程度、除雪機関連の事故が起きているものか調べたところ、2018年11月~2019年3月までの間、北国の12道県で54件、その前の2017年度には98件起きていたということだった。(昨冬の情報は見つからなかった)
『除雪機の事故に注意 昨冬54件、ひかれて死亡も』
(2019年11月13日 18時59分 朝日新聞)
降雪が本格化するのを前に、消費者庁は13日、手押し式除雪機の安全な使用を呼びかけた。
昨冬は54件の事故が発生。
除雪機の安全装置を固定して働かないようにするのはやめるよう求めている。
除雪機による事故は昨年11月から今年3月、北海道、青森、岩手、秋田、山形、福島、新潟、富山、石川、福井、長野、鳥取の12道県で54件あり、2人が死亡、22人が重傷を負った。
投雪口に手を入れてけがをしたり、除雪機にひかれて死亡したりした例があった。
2017年度には98件の事故が発生。
8人が死亡、51人が重傷を負った。
除雪機には手を離すと自動で停止する安全装置がついているが、作業しやすいよう、ひもで縛るなどして固定する人がいる。
そのため安全装置が働かずに事故につながった例もあった。
同庁は、
▽定期点検を行い、安全装置が正常に動くか確認する
▽エンジンをかけたまま投雪口などに手を近づけないようにし、雪が詰まった場合はエンジンを止めて雪かき棒を使う
▽移動中や収納中、後進時にも気をつける
などの注意も呼びかけている。
https://www.asahi.com/articles/ASMCF5R8HMCFUTFL00L.html
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。