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                                                       本ブログでは、産業現場などで最近起きた事故、過去に起きた事故のフォロー報道などの情報を提供しています。  それは、そういった情報が皆さんの職場の安全を考える上でのヒントにでもなればと考えているからであり、また、明日は我が身と気を引き締めることで事故防止が図れるかもしれない・・・・そのように思っているからです。  本ブログは、都度の閲覧以外、ラフな事例データーベースとして使っていただくことも可能です。        一方、安全担当者は環境も担当していることが多いと思いますので、あわせて環境問題に関する情報も提供するようにしています。       (旧タイトル;産業安全と事故防止について考える)
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202311221143分にYAHOOニュース(FNN PRIME)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

寒くなってきたこの季節に活躍するのが“ストーブ”。

その燃料となる灯油を保管する「灯油缶(灯油用ポリタンク)」も本格的に使い始めるようになる。

 【画像】灯油缶はベランダなどでの保管は避ける…廃棄の目安がこちら

そんな「灯油缶」の使い方について、ポリ袋「アイラップ」の公式X(旧Twitter)アカウント(@i_wrap_officialが注意喚起の投稿した。

なお、アイラップを製造する岩谷マテリアル株式会社(東京・中央区)は、「灯油用ポリエチレンかん(灯油缶)」も取り扱っている。

そんな関係があって、今回、「アイラップ」の公式アカウントが投稿したという。

#拡散希望RTお願いします

 

【灯油缶 の交換時期は【5年】を目安にして下さい…!

投稿によると、灯油缶の交換目安は5年。

保管する場所や環境で変わるが、プラスチック製であることから、経年劣化が必ず起こるという。

そのため、今のタイミングで自宅や実家の灯油缶をチェックしてほしいとのことだ。

この投稿には「交換時期が5年とは知りませんでした」「さっそく買い替えたいと思います」「ポリタンク一生物かと思ってたわ!」という驚きの声が多く寄せられている。

 

【日光や雨風が性能低下の原因に】

投稿では「日本ポリエチレンブロー製品工業会」の資料を添付し、「灯油かんの取り扱い注意事項」を紹介。

灯油専用のため灯油以外には使用しない、火災事故防止のため変質した灯油は入れないことを前提に、「灯油を入れる前」「入れた後」のチェック項目を3つずつ記載している。

使用する際にチェックしてほしい。

 

【灯油を入れる前のチェック】

・灯油かんの中が空で乾いている。
・キャップの内側にパッキンが付いている。
・灯油かんの容量を確認する。

【灯油を入れた後のチェック】

・キャップを必ずしっかりと締める。
・灯油かんから直接暖房器具等に給油しない。
・引火防止の為、灯油かんは火器から2m以上離す。

他にも、適した保管方法として、直射日光を避けた日陰の場所などで2段積みはしない方法を推奨している。

日光だけでなく、雨・風も性能低下につながるとのことで、ベランダや屋外での保管は避けてほしいとしている。

なお廃棄の目安としては、“ひび割れ・色あせ”などがあるかどうかとのことだ。

ちなみに交換目安の5年は、灯油缶の側面に記載された製造年月から確認できるという。

円の中央にある2桁の数字が「製造年(西暦)」、円の中央にある矢印の先が差している数字が「製造月」となる。

 

【目に見える破損はなくても経年劣化は進んでいる】

投稿には「知らなかった」との声もあるが、これらの反響をどう感じているのか?

岩谷マテリアルに話を聞いてみた。

Q.なぜ灯油缶の注意喚起をSNSに投稿したの?

A.ここ最近、比較的暖かい日が続いておりましたが、急に気温が下がり、灯油の使用が増えると判断されたのと、実際にSNS上でも投稿(湯たんぽなどの話題)が目立ってきたからです。
商品を供給する立場として、事故やけがの発生に対する注意喚起も行なう必要があると思っており、交換を促す案内は毎年行なっております。

Q.「知らなかった」とのコメントがあるが、どう感じている?

A.協会の啓発活動やメディアでの報道も増えていますが、まだまだ認識が進んでいない現状に改めて気づかされました。
灯油をご使用されるご家庭も多い中、取扱が乱雑でない限りは、目に見えて破損することの少ないのが灯油缶です。
しかし、現実には様々な要因で経年劣化が進んでいきます。
灯油販売店で劣化しているであろう灯油缶を手に持って並んでいるのを見かけると、思わず声をかけてしまいそうになります。
今回の投稿をきっかけに記事で取り上げていただくことで、さらに灯油缶の交換に関する認識が広まれば嬉しいです。

岩谷マテリアルによると、生産開始前と生産期半ばの毎年2回の性能試験(漏れ、落下破損、内圧など)を合格した灯油缶にだけ、日本ポリエチレンブロー製品工業会が推奨ラベルを発行しているという。

交換の際には、このラベル付きの製品を選ぶとよいとのことだ。

担当者は「安全安心な灯油缶を使用され、事故のないよう冬をお過ごしください」と話していた。

冬を安心・安全に過ごすためにも、いま一度チェックする必要があるのではないだろうか。

特に「5年の交換目安」を知らなかったという人はなおさらのことだろう。

https://news.yahoo.co.jp/articles/cdbd0847ec9b52f487c42326ca650baa45874871

 

(ブログ者コメント)

〇そういえば、わが家の灯油缶2ケは買ってから大分経つ。
そこで調べたところ、古いほうはなんと1983年製、新しいほうでも2010年製だった。
両者ともに屋内保管していたので、ほとんど色褪せしておらず、底に若干の擦り傷はあるものの、それ以外、見た目は何ともないので、まだまだ使えそうだ。



しかし、いくらなんでも40年前の製品を使い続けるわけにもいかないと思い、古いほうはすぐに買い替えた。

ちなみに、買いに行ったホームセンターの灯油缶売り場には「使用目安5年」というポップが表示されていた。
さすが大手。
情報はちゃんと把握し、対応も早いのだ。

13年前のは、もう少し頑張ってみる。

 

〇これまで本ブログでは数多くの安全情報を紹介してきたが、「#拡散希望」と書かれていた記事は初めて。
安全に関する情報は、こうあってほしいものだ。

 

 

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自己紹介:
化学関係の工場で約20年、安全基準の制定、安全活動の推進、事故原因の究明と再発防止策立案などを担当しました。
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。

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