2024年2月28日に掲載した元記事がブログ運営会社の字数制限に抵触しましたので、ここに新情報を第4報修正7として掲載します。
元記事の第3報は下記参照。
https://anzendaiichi.blog.shinobi.jp/Entry/13726/
(2025年1月11日 修正7 ;追記)
(ブログ者コメント)
今回の情報と関連あるかどうかは不明だが、修正4追記時に、救急車や消防車両約100台が制限区域外で待機を余儀なくされていたという情報を紹介している。
以下は新情報。
2025年1月2日19時58分にNHK首都圏からは、医療関係者を緊急参集させる目安となるアラートレベルを国交省が決定したのは事故から44分後だったなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
事故は、旅客機の乗客乗員379人全員が脱出して「奇跡」とも言われましたが、医療関係者がどの程度、緊急参集するかの目安となる「アラートレベル」を国土交通省が決定するまでに40分あまりかかるなど、初動に多くの課題があったことがわかりました。
事故の初動対応についてNHKが取材したところ、医療関係者がどの程度、緊急参集するかの目安となる「アラートレベル」を国土交通省が決定したのは事故が起きた午後5時47分から44分後の午後6時31分だったことがわかりました。
「アラートレベル」は空港近くの10の病院と医師会に示す羽田独自の取り組みで、けが人の状況に応じて「レッド」と「オレンジ」の2段階あり、去年の事故の際は原則、全員参集の「レッド」と決定されました。
国土交通省によりますと、病院などに参集を求めるメールを出したあと、レベルについても空港から病院などに電話で伝えることになっていましたが、決定が遅くなったこともあって連絡よりも先に医師から問い合わせが相次いだということです。
国土交通省は決定が遅れた理由について、けが人の状況の把握に時間がかかったことが影響したとしています。
このため、けが人の状況に応じてレベルを決定するとしていたのを改め、脱出用スライドの使用の有無などで決めることにしたということです。
https://www3.nhk.or.jp/shutoken-news/20250102/1000112704.html
(2025年1月19日 修正8 ;追記)
2025年1月19日5時0分に読売新聞からは、機長が簡素化して復唱した実際のやりとりや、それ以外にも基本動作からの逸脱が繰り返されていたなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
運航中の機長と副操縦士は、主に操縦を行う「PF(パイロット・フライング)」と管制官との交信など操縦以外を担う「PM(同モニタリング)」を分担する。
海保によると、昨年1月の事故当時、海保の航空機運用規程は管制官とPMの交信内容について、「交信終了後、PFは簡素に復唱等して内容を(PMと)相互に確認する」と定めていた。
事故ではC滑走路への進入直前、交信を担った副操縦士(当時41歳、死亡)が「滑走路手前の停止位置C5まで走行。ナンバーワン、ありがとう」と管制官に英語で復唱した。
これを受け、PFの海保機長(40)は、離陸順1番の情報提供にあたる「ナンバーワン」と口にし、続けて「C5、問題なしね」と復唱確認した。
しかし、「滑走路手前の停止位置まで走行」という管制指示を声に出して確認せず、副操縦士も完全な復唱確認を求めないまま「問題なしです」と返答。
海保機は滑走路に誤進入した。
海保は事故を受け、昨年7月末、運用規程から「簡素に復唱等」という文言を削除し、「管制指示の内容を声に出して確認を行う」と改めた。
中でも滑走路への進入・接近時や離陸時には、指示が「滑走路進入可」と「手前で待機」のいずれなのか、文言を声に出して相互確認するよう特記した。
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一方、海保機内ではC滑走路への誤進入時以外にも、基本動作からの逸脱が繰り返されていた。
運輸安全委員会が音声記録から再現した「操縦室内の様子」によると、管制官から
〈1〉B滑走路の横断許可
〈2〉A滑走路の横断許可とその後の走行指示
〈3〉誘導路C末端のC滑走路手前停止位置への走行指示
を受けて副操縦士が復唱した際、機長は必要な復唱確認をせず、副操縦士もそれを指摘しなかった。
ほかにも、操縦室内での離陸打ち合わせを途中で打ち切るなどしており、ある民間パイロットは「終始一貫して、基本動作にルーズな印象は否めない」と話した。
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https://www.yomiuri.co.jp/national/20250119-OYT1T50004/
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。