2013年11月16日19時5分にNHK熊本から、また11月16日の本日ニュースとしてテレビ熊本から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
16日午前9時45分ごろ、菊陽町武蔵ヶ丘北の住宅街の町道で、地中に敷設されているLPガスのガス管を取り替えるため、小型のショベルカーが道路を掘削していたところ、誤って直径およそ3cmのガス管を破損した。
この事故で、ショベルカーを運転していた土木作業員の男性(65)が漏れたガスを吸い込んで意識不明の重体となり、熊本市内の病院で手当てを受けていたが、およそ7時間後の午後5時すぎ、死亡した。
警察によると、当時、現場では10人が作業をしていて、男性は、ガス管の破損した部分を濡れたタオルで押さえていたという。
警察は、男性が、このとき漏れたガスを吸ったのではないかとみて、さらに詳しい状況を調べている。
出典URL
http://www.nhk.or.jp/lnews/kumamoto/5003110941.html?t=1384636578560
一方、2013年11月17日付で朝日新聞熊本全県版(聞蔵)からは、若干ニュアンスの異なる下記趣旨の記事がネット配信されていた。(上の記事と重なる部分は転載省略)
病院に運ばれたが、午後5時過ぎに低酸素性脳症で死亡した。
重機で道路を掘削していたところ、誤って管を切断。ガス漏れを防ごうと掘った穴に入り、酸欠になったらしい。
管は直径3cmで、地下約1mに埋設されていた。
(ブログ者コメント)
ブログ者にとってLPGは窒息性のガスというイメージが強いので、朝日新聞の記事のほうが正しいような気がする。
ただ、kis-netには、LPGの成分の一つであるプロパンに関し、「高濃度で中枢神経に影響がある」と書かれてあるので、「吸い込んで重体となり死亡」というNHKの記事どおりだったのかもしれない。
http://www.k-erc.pref.kanagawa.jp/kisnet/menu.asp
(2014年1月25日 修正1 ;追記)
2014年1月24日18時45分にNHK熊本から、酸欠で死亡していたなど、下記旨の記事がネット配信されていた。よって、タイトルも修正した。
菊池労基署は、工事の安全管理が不十分だったとして、工事を請け負った熊本市東区の会社と現場の責任者を書類送検した。
書類送検されたのは、熊本市東区沼山津の建設会社「T社」と、現場責任者をつとめていた32歳のこの会社の役員。
LPガスは通常は中毒を起こさないが、同署の調べでは、男性はガスを大量に吸い込んだため、酸素が不足する低酸素症になったとみられている。
工事はガスを通しながら行われていたため、ショベルカーの使用は禁じられている状況だったが、現場責任者の会社役員は、危険を認識しながら漫然と作業を進めていたという。
この会社役員は調べに対して容疑を認め、「申し訳ないことをしました」と供述しているという。
出典URL
http://www.nhk.or.jp/lnews/kumamoto/5004735031.html?t=1390594568815
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。