2021年4月14日17時38分にNHK香川から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
無理な横断などによる踏切事故を防止しようと、ことでん=高松琴平電気鉄道が設置した看板が、その独特なデザインから、インターネット上などで話題を呼んでいます。
ことでん=高松琴平電気鉄道は、高松市の片原町駅など3か所の踏切に、踏切事故の防止を呼びかける新たな看板を設置しています。
この看板は、たて60センチ、横80センチ程度で、オレンジ色の下地に、全身が白い人物が、ハードルのように遮断器の棒をまたいだり、背面跳びのように飛び越えようとしている様子が描かれています。
車掌として勤務する吉川さんがデザインを考案したもので、まずは道行く人の目を引くようなデザインにしようと考えたということです。
この独特なデザインはインターネット上などで話題を呼んでいます。
デザインを考案した吉川さんは、「車掌の仕事をしていて、電車が通過する直前などに無理に横断していく人が多かったので、無理な横断を誇張した表現を考えました。このような横断のしかたは危ないので、是非やめていただき、安全に踏切を横断してもらいたいです」と話していました。
https://www3.nhk.or.jp/lnews/takamatsu/20210414/8030009777.html
2021年4月14日20時12分にYAHOOニュース(沖縄テレビ)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
14日未明、那覇市の地下トンネルの工事現場で産業事故が発生し、作業員の男性が頭蓋骨を骨折する重傷。
嘉数記者『事故はこのあたりの地下トンネルの建設中に発生しました』
警察によると14日午前0時20分頃、那覇市赤嶺のトンネル工事現場で外壁を固める凝固剤を注入するための管が何らかの原因で破裂し、その破片が近くで作業していた男性の頭に直撃したという。
男性はヘルメットを着用していたが、頭蓋骨骨折の重傷で現在も治療を続けている。
警察は、男性と一緒に作業にあたっていた同僚などから話を聞くなどして、事故の原因を詳しく調べている。
https://news.yahoo.co.jp/articles/6a2bb76b33fd25bbdffb0d5fcf94bf6481311028
4月15日7時0分に沖縄タイムスからは、土砂にパイプを差し込んで注入していたという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
14日午前0時半ごろ、那覇市赤嶺のトンネル工事現場で、「凝固剤が破裂し、男性が顔面を負傷した」と現場の作業員から119番通報があった。
作業員の男性(32)=糸満市=が頭蓋骨を折る重傷を負い、意識のない状態で本島南部の病院に搬送された。
豊見城署と那覇市消防本部によると、トンネルを延ばす工事中、土砂にパイプを差し込み、凝固剤を注入していたところ、何らかの原因でパイプが破裂したという。
https://www.okinawatimes.co.jp/articles/-/738304
2021年4月13日16時20分にNHK兵庫から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
横断歩道を渡る際、歩行者が走ってくる車の運転手に目で合図を送ることで、交通事故を減らそうという取り組みが、今月から県内で始まりました。
兵庫県警によりますと、ことしに入り、3月末までに交通事故で亡くなった人は26人で、12人が道路を横断中にはねられ、このうちの4人は、横断歩道を渡っていて事故に巻き込まれました。
こうした交通事故を減らそうと、兵庫県警では、横断歩道を渡る際、歩行者には手をあげるとともに走ってくる車に顔を向けて目で合図を送り、運転手に気づいてもらおうという取り組みを今月から始めました。
12日に神戸市のJR垂水駅前で啓発活動が行われ、信号機のない横断歩道の前で、警察官やボランティア10人が通りかかった人にチラシを配り、「横断歩道を渡る時は手をあげるとともに運転手への合図も忘れずに」と声をかけていました。
垂水警察署の大成交通課長は、「歩行者の存在に気づかないドライバーもいるので、道路を歩くときはアイコンタクトをお願いしたい。また、運転手には『歩行者最優先』という意識を持ってもらえるよう活動を続けていきたい」と話していました。
【横断歩道 合図(アイズ)運動】
兵庫県警では、歩行者からドライバーに目で合図を送るこの取り組みを、英語で「目」を意味する「アイズ」とかけて、「横断歩道合図(アイズ)運動」と呼んでいます。
兵庫県警によりますと、去年11月1日からことし1月末までの間、三田市を管轄する三田警察署が歩行者やドライバーに目で合図をするよう呼びかけました。
その結果、三田市内では、歩行者のいる信号のない横断歩道で車が一時停止する割合は、呼びかけ前が54.0%だったのに対し、呼びかけ後は68.9%と効果が見られたということです。
このため今年度から、県内のそれぞれの警察署で、歩行者やドライバーに対し「横断歩道 合図(アイズ)運動」に取り組むよう呼びかけています。
【毎月11日は「横断歩道おもいやりの日」】
県と兵庫県警では、後を絶たない横断歩道の事故をなくそうと、今年度から毎月11日を「横断歩道おもいやりの日」と定め、その日の前後に交通事故防止の啓発活動を行います。
平成30年1月、西宮市で横断歩道を渡っていた5歳の男の子が乗用車にはねられて死亡する交通事故が起き、兵庫県警は横断歩道を人が渡ろうとしている場合、その直前で一時停止をしない車を「横断歩行者等妨害」として取締りを強化してきました。
兵庫県警によりますと、その違反件数は平成29年にはおよそ3900件でしたが、平成30年以降は毎年およそ1万2000件から1万5000件あまりとなっています。
こうしたなか、ルール通り横断歩道の前で止まる車の割合も増えていることが、JAF・日本自動車連盟の調査で明らかになっています。
調査は毎年8月、歩行者がいる信号機のない横断歩道の前でどのくらいの車が一時停止するか調べるもので、兵庫県では平成30年は11.1%でしたが、おととしは43.2%、去年は57.1%と年々、改善しています。
また、去年の結果は全国の平均を35.8ポイント上回り、全国で2番目に高くなりました。
ただ、それでも半数近いドライバーは一時停止をしていないことや、県内では横断中の事故が後をたたないことから、県と兵庫県警は今年度から毎月11日を「横断歩道おもいやりの日」と定めました。
横断歩道の白線の形を「11」という数字に見立てたということで、その日の前後に県内の自治体や警察署で、「横断歩道 合図(アイズ)運動」への取り組みや、安全運転に関する啓発活動を行うことにしています。
※以下は音声のみの情報。
警察では、歩行者と運転手の目と目があうことで、互いに注意しあえるなど、コミュニケーションがとれた結果、効果がみられたのではないかとみています。
https://www3.nhk.or.jp/lnews/kobe/20210413/2020012871.html
(ブログ者コメント)
関連情報調査結果、数年前から同じ活動に取り組んでいる市町村が複数あった。
一方、短時間でアイコンタクトをとるのは無理という意見を発信している団体もあった。
思うに、スピードを出して走っている車とアイコンタクトをとっても、車は急には停まれない。
要は、タイミング&以心伝心・・・といったところではないだろうか?
2021年4月13日7時0分に福井新聞から下記趣旨の記事が、飛散したタイヤなどの写真付きでネット配信されていた。
北陸電力送配電(本社富山市)は4月12日、福井県敦賀市内で同日行っていた配電線工事中にクレーン車が誤って送電線に接近、電流が流れた影響でタイヤ部分が破裂、飛散し、周辺の民家と倉庫計3軒の窓ガラスや外壁が破損するなどの被害が出たと発表した。
住民や作業員にけがはなかった。
このトラブルにより、関西電力美浜原発など6件に供給していた特別高圧、高圧の電気が約15秒間停電した。
北陸電力送配電によると、同日午前9時45分ごろ、敦賀市中で配電線の電柱の建て替え工事に当たっていたクレーン車がアームを伸ばした際、高さ約21メートルにあった電圧7万7千ボルトの送電線に接近、地面に電気が漏れる「地絡」が起きた。
この影響で、クレーン車の直径約1・2メートルのタイヤ4本のうち3本が破裂。
ホイールを固定する直径約60センチの金属製リング3本が吹き飛び、最大で約30メートル離れた場所に飛散したという。
近くの倉庫外壁のトタンと窓ガラスが損壊し、NTTの電柱が折れた。
さらに周辺の民家2軒の窓ガラスや外壁、軽乗用車にも被害が出た。
作業員6人は無事だった。
同社は、「地元の皆さまや関係者に大変なご迷惑をかけ、深くおわびする。再発防止に努める」とコメントした。
https://www.fukuishimbun.co.jp/articles/-/1296869
4月13日7時9分に読売新聞からも同趣旨の記事が、送電線に接触した状態のクレーン車の写真付きでネット配信されていた。
北陸電力送配電は12日、福井県敦賀市中の配電線の工事現場で同日午前9時45分頃、クレーン車が誤って送電線に接近し、電流が地面に放電されるトラブルがあったと発表した。
同社などによると、けが人はなかったが、衝撃でクレーン車のタイヤ三つが飛散。
建物の外壁が壊れるなどしたという。
近くの男性(82)は、「大きな爆発音が数回して、自宅が揺れた」と話した。
トラブルの影響で、関西電力は12日、定期検査中の美浜原発3号機(美浜町)で外部からの一部の送電線で電気が一時受けられなくなったと発表した。
https://www.yomiuri.co.jp/national/20210413-OYT1T50077/
(ブログ者コメント)
運転席にいた人が無事だったのは分かるが、他の5人の作業員の方、よくぞ側撃雷も飛散したタイヤの直撃も受けなかったものだ。
それにしても、近くの家が揺れるほどの衝撃。
運転席にいた人はどんな感じだったのだろうか?
2020年8月14日に掲載した第2報がブログ運営会社の字数制限に抵触しましたので、ここに新情報を第3報修正3として掲載します。
第2報は下記参照。
https://anzendaiichi.blog.shinobi.jp/Entry/10910/
(2021年4月18日 修正3 ;追記)
2021年4月9日18時41分にNHK福島からは、ガス管施工会社と法定点検の委託を受けた保安機関が県から注意を受けたという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
福島県は、業務上過失致死傷の疑いで捜査を進めている警察から関係資料が返還されたことを受けて、去年12月、ガス管を設置した「I石油」と店のガス設備の法定点検を委託されていた保安機関の「郡山LPガス保安管理センター」を立ち入り検査しました。
その結果、ガス管がコンクリートの床と接していて国の基準に適合していなかったとして、「I石油」を文書で注意しました。
また、「郡山LPガス保安管理センター」に対しては、4年に1回と定められているガス設備の法定点検の周期を守っていなかったとして、文書で厳重注意しました。
I石油と郡山LPガス保安管理センターは、NHKの取材に対し、いずれも「コメントできない」としています。
https://www3.nhk.or.jp/lnews/fukushima/20210409/6050014109.html
4月11日9時15分に朝日新聞からは、法定点検は4年を超えて行われていたという、同趣旨の記事がネット配信されていた。
県によると、昨年12月の立ち入り検査で、設備の点検が、4年を超えて行われていたことが確認された。
(ブログ者コメント)
〇LPG配管を床に接して敷設するなど、素人か?と感じたので、I石油がどのような会社か調べてみたところ、タウンページに「ガス器具、ガソリンスタンド、薪炭、燃料店」と書かれている程度の情報しか得られなかった。
https://itp.ne.jp/info/074824616000000899/
〇一方、郡山LPガス保安管理センターについて調べたところ、福島県LPガス協会所属の、販売店から委託されてガスの法定点検を行っている組織だった。
https://fukushimalpg.or.jp/customer/security_center.html
その位置づけはLPガス保安業務ガイド(経産省他)の下図参照。
https://www.lpgpro.go.jp/guest/text1/pdf/H22_2010/2_2_2010.pdf
ただ公的組織ではなく、プロパンガス・住宅設備機器の販売会社が運営していた模様。
https://sunenergy.jp/customer/center/
〇センターが行う法定点検に「配管が床に接していないこと」という項目は入っていなかったのだろうか?と思い、調べてみたところ、LPガス保安業務ガイド(経産省他)には下記が掲載されているだけで、当該項目は入っていなかった。
しかしながら、「塗装等が損傷していないこと」を確認するのに、配管が床に接していたのでは、配管の下側が確認できない。
その意味で、点検すべき項目の一部を点検していなかった、ということになりそうな気がした。
P28)
【点検項目】
7.バルブ・集合装置・供給管・配管及びガス栓の欠陥
【判定基準】
①バルブ・集合装置・ 供給管・配管及び ガス栓に使用上
支障のある腐しょく、割れ等の欠陥がなければ「良」
【解説等】
調整器から末端ガス栓まで。
1 使用上支障のある腐食、割れ等の欠陥がないこと。
2 金属部分にいちじるしい腐食のないもの。
3 ひび割れ、損傷のないもの。
P29)
【点検項目】
8.バルブ・集合装置・供給管および配管の腐食防止
措置
【判定基準】
①バルブ、集合装置、供給管及び配管には腐しょく
を防止する措置が講じてあれば「良」
【解説等】
1 白ガス管の亜鉛メッキ及び塗装等が損傷していない
こと。
(2021年7月31日 修正4 ;追記)
2021年7月28日12時10分にYAHOOニュース(福島民友)からは、事故が起きて1年、事故で顔面を粉砕骨折するなどした女性の事故当時の状況や現状などが、下記趣旨でネット配信されていた。
事故は、30日で発生から1年を迎える。
顔を粉砕骨折するなどの重傷を負った同市の女性(47)が初めて報道機関の取材に応じ、「事故で一生背負っていかなければならない体と心の傷を負った。今でも闘っている被害者を置き去りにしないでほしい」と語った。
4度の手術を経験し、現在も治療を続ける女性は、日々、事故と向き合っている。
事故に巻き込まれたのは、自宅敷地にある美容室が開店して約1年たち、軌道に乗り始めたころだ。
昨年7月30日、女性は長男を高校に車で送り届けた後、現場近くの銀行の現金自動預払機(ATM)コーナーに立ち寄った。
ポーチから現金を取り出そうとしたところで記憶が途切れた。
「爆発音も聞いていないし、爆風も感じていない。
痛みを感じる余裕すらなかった」。
道路を挟んで向かいの店で爆発が起き、爆風で2メートル先の壁まで吹き飛ばされた。
女性は病院に搬送され、9時間に及ぶ手術を受けた。
爆風で顔の右側は引き裂かれ、顔の骨も粉々に折れていた。
歯も歯茎ごと飛ばされた。
顔の神経は6本断裂し、手術で回復したのは4本のみ。
今もまひが残る。
事故後の記憶があるのは3日後。
集中治療室のベッドの上にいた。
声が出せなかったため、当時中学生の次男と筆談でやりとりし、自分の身に起きたことを知った。
「僕はお母さんが爆発事故に巻き込まれたと聞いた瞬間、絶望的でした」とのメッセージに、痛み止めなどの影響で意識もうろうとしながら、「おかぁ頑張るよ」と必死で返した。
一般病棟に移った後も、顔の感覚はなく、水を飲むのにも一苦労だった。
当たり前にできていたことができなくなったことが怖かった。
「なんで生き残ったんだろう」。
現実が受け入れられず、そう思うこともあった。
初めて自分の顔を見たのは8月中旬。
夫や医師らに見守られながら鏡をのぞくと、かつての自分の顔とはかけ離れた見覚えのない顔が映っていた。
涙があふれた。
しかし、一度現実を受け入れてからは、気持ちが切り替わった。
「家に帰って子どもたちに会いたい。仕事もしたい」。
懸命な治療とリハビリにより、9月30日に退院した。
美容室は11月に再開。
「お客さまが次々に来店してくれた。感謝の気持ちでいっぱいだった」。
しかし、今年に入ってからも2回手術をし、そのたびに数カ月間の休店を強いられた。
「お客さまに迷惑を掛け、心苦しい」と胸の内を明かす。
治療費は基金から支払われているが、いつまで支払われるかは不透明で、不安な日々は続く。
今でも顔の痛みやしびれに悩まされ、事故の記憶がよみがえることもある。
「元の体と奪われた時間を返してほしい」と、心情を吐露する。
1年間、関係者が直接謝りに来ることはなかった。
「私や家族は、今も恐怖や痛みと闘っていることを忘れないでほしい」。
平穏な日常が奪われたことへの悔しさは、消えることはない。
【責任所在不明、補償進まず】
爆発事故のあった周辺では、住宅や店舗の復旧はほぼ終えているが、責任の所在が分かっていないことから、被害を受けた人や建物に対する補償は依然として不透明な状態が続いている。
「しゃぶしゃぶ温野菜」をチェーン展開するレインズインターナショナル(横浜市)と店舗を運営する高島屋商店(いわき市)は、事故後、責任の所在が判明するまでの暫定措置として被害対応基金を設立した。
レインズインターナショナルによると、基金は2億円まで増額したという。
事故から1年を迎えるのを前に、同社は「被害者に対しては、設立した基金を通して補償を継続してまいります」とコメントした。
事故について、郡山署は引き続き、業務上過失致死傷の疑いで捜査している。
https://news.yahoo.co.jp/articles/c359c849caac190048bbf55edacf7454e9fc3302
7月30日11時13分にYAHOOニュース(朝日新聞)からは、周辺では建物232棟が被害を受け、車両などを含め損害額は12億円だったなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
昨年7月に起きたガス爆発事故から、30日で1年となった。
20人が死傷した事故の原因について県警が捜査を続けているが、原因究明や責任の所在をはっきりさせるのは時間がかかりそうだ。
郡山消防本部によると、周辺の建物232棟が被害を受けた。
車両57台などを含めた損害額は約12億2600万円にのぼる。
現在、現場はドラッグストアの建設予定地となっている。
周囲の建物も多くは修理され再建されているが、事故の責任と補償については現在も明確になっていない。
現場に隣接する通信設備会社「N社」は、4階建て本社や倉庫など5棟が被害を受けた。
社有車約20台や倉庫内の在庫商品を含め、損害は約2億円にのぼる。
全て保険でまかなったといい、担当者は事故の補償について「警察の捜査が続いているので、見守っている状況だ」と話す。
近くに住んでいた男性(64)は、木造2階建て一軒家が全壊した。
妻と長男とともに避難所や市営住宅に避難していたが、保険と店の親会社などが設立した基金で約3千万円を捻出し、昨年12月に自宅を再建できた。
「時間のかかる裁判にならず、基金で迅速に援助してもらい助かった」と話す一方で、「再発防止のためにも事故原因を早く究明し、責任者には謝罪してほしい」と訴える。
レインズインターナショナルによると、被災者からの住宅や車両、家財道具などの被害、回復相談は延べ約600件。
同社などが設立した郡山事故被害対応基金から「加害者が負担すべき金額を加害者に代わって立て替えている」という。
郡山市は今年2月、責任があると思われる関係6者に対して総額約550万円の損害賠償を請求。
賠償の意向などについて、6者と書面でのやり取りが続いているという。
https://news.yahoo.co.jp/articles/dd582765a71bdbe7e005890c6791f1e88b5ce8b4
(2021年9月3日 修正5 追記)
2021年9月2日21時7分に産経新聞からは、運営会社や工事業者などが書類送検されたという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
福島県警は2日、業務上過失致死傷容疑で、当時の店運営会社社長やガス工事業者、点検機関の担当者ら4人を書類送検した。
捜査関係者への取材で分かった。
書類送検容疑は平成18年の店建設時、工事業者が国の基準に違反して湿気に弱いタイプのガス管を調理場のコンクリートの床にじかに設置。
運営会社の管理が不適切だった上、点検機関が問題ないと判断、配管が腐食し穴から漏れたガスに着火、爆発させて20人を死傷させたとしている。
爆発直前に店に入り死亡した内装工事の責任者、古川さん=当時(50)=にも事故につながる過失があったとして、業務上過失傷害容疑で書類送検した。
https://www.sankei.com/article/20210902-5GYWDZWOPJMVJMSI6SPWJMB4LU/
9月2日23時27分にYAHOOニュース(時事ドットコム)からは、死亡した男性は爆発との関係が否定できないとして書類送検されたという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
・・・・改装工事を担当していた男性が死亡した。
県警は、男性も爆発との関係が否定できないとして、業務上過失傷害の疑いで書類送検した。
https://news.yahoo.co.jp/articles/a7839ab7fd6bb86c6ee2ca2c8eedbcde31cdcd09
(2023年3月24日 修正6 ;追記)
2023年3月21日9時1分にYAHOOニュース(福島民友)からは、消防の事故報告書にはスイッチを入れた瞬間に引火した可能性が高いが物的証拠がないので特定はできなかったと記されているなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
郡山消防署は20日までに火災調査報告書をまとめ、床に露出した状態で設置されたガス管が腐食しLPガスが店内に漏れ出した可能性が高いとした上で、「(爆発で死亡した)改修工事業者の男性が照明器具、換気扇、エアコンなどのスイッチを入れるなどし、充満したガスに引火、爆発した」と判定した。
発火源については、たばこ、放火、静電気などの可能性は低いと判定。
一方で、照明器具、換気扇、エアコンについては、男性がスイッチを入れて通電した瞬間に引火した可能性が高いという。
ただ、いずれも物的根拠がなく、特定はできなかった。
また、爆発の被害が広範囲に及んだ原因は、「爆発が起こった建物の気密性が高く、圧力が高まったため」と推定されるという。
郡山消防署は21年3月に報告書をまとめたが、福島県警が捜査中のため、不開示としている。
郡山市が店の運営元の高島屋商店などに損害賠償を求めた訴訟で、原告側が同報告書を証拠として地裁郡山支部に提出。
福島民友新聞社が同支部に開示請求し、内容が判明した。
https://news.yahoo.co.jp/articles/235427569c110d539ebfbc3d8016dcf3e83d65c1
(2023年4月2日 修正7 追記)
2023年3月31日18時16分にNHK福島からは、書類送検されていた5人は全員不起訴になったなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
警察は、ちゅう房のガス管に腐食による亀裂や穴が生じ、そこから漏れたプロパンガスに引火したとして、おととし9月、いずれも当時の、店の運営会社の社長とガス管を設置した会社や点検をした保安機関の担当者、それに死亡した男性のあわせて5人を業務上過失致死傷の疑いで書類送検していました。
福島地方検察庁は、平成18年の店舗建設時に国の基準に沿わない形でガス管を設置しながら腐食を防ぐ措置をとらずに放置した過失や、法定点検を委託された保安機関が腐食を見落とすなどした過失、それに、店の運営会社が日常的な点検や安全管理を徹底しなかった過失などを捜査した結果、「認定することが困難と判断した」などとして、31日、5人全員を不起訴にしました。
https://www3.nhk.or.jp/lnews/fukushima/20230331/6050022248.html
4月1日8時9分にYAHOOニュース(福島民友)からは、改装業者の男性は死亡しているので不起訴処分になったなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
5人のうち4人は嫌疑不十分で不起訴とし、死亡した改装工事業者の男性は容疑者死亡で不起訴処分とした。
福島地検は、ガス管の管理状況をはじめ、業者によるガス管の腐食防止措置の状況、点検業者がガス管の腐食部分を見落としたかどうかなどを捜査していた。
事故後、経済産業省がまとめた調査報告書では、調理場のシンク下のコンクリートの床面に設置されていたガス管が腐食し、亀裂部分からガスが漏えいしたと指摘していた。
郡山消防署がまとめた調査報告書では「(死亡した)改装工事業者の男性が照明器具、換気扇、エアコンなどのスイッチを入れるなどしてガスに引火、爆発した」と判定している。
https://news.yahoo.co.jp/articles/857df1d01da715d019c76095738fe84281fb15a2
4月1日9時53分にYAHOOニュース(福島民友)からは、内装業者の男性は改装を行うことをガス会社に伝えていなかったなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
地検によると、2006年の新築工事の際、工事業者が腐食防止措置をせず、ガス管を調理場の床に直接設置。
点検機関が管の腐食を見逃し、店側の管理も不十分だったため、ガス漏れにつながったとみられる。
死亡した内装業者の男性は改装工事を行うことをガス会社に伝えておらず、店内で何らかの方法で電気火花を発生させ、ガスに引火したとみられる。
https://news.yahoo.co.jp/articles/50af2738a5d1011a5ea717ae33e567b541e2ea80
2021年4月12日11時24分に朝日新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
滋賀県多賀町四手(しで)の南四手川付近で11日午後2時15分ごろ、山菜採りをしていた70代の女性2人が猟犬2匹に襲われた。
県警彦根署によると、ハンター5人が害獣駆除に使っていた猟犬で、女性2人とも足などをかまれて大けがという。
署は業務上過失傷害の疑いでハンターから事情を聴いている。
現場は山間部で、5人は町の委託を受け、猟犬3匹で鹿やイノシシの駆除をしていた。
猟犬を山林に放ち、けものが山から出てきたところを猟銃で狙っていたという。
猟犬は5人のうちの1人が飼っていた。
最初に1人が2匹に襲われ、助けに入ったもう1人もかまれたという。
1人は右足など、もう1人は両腕と両足を負傷して入院中。
ハンターの1人が119番通報した。
「人をかんだのは初めて」と話しているという。
https://www.asahi.com/articles/ASP4D3QMXP4DPTJB003.html
(ブログ者コメント)
シカなどと間違われて誤射された事例は本ブログでも何件か紹介しているが、猟犬に襲われた事例が報道されるのは珍しい。
2021年4月10日7時30分にYAHOOニュース(くるまのニュース)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
【窒素ガスの効果は? 最近耳にしない理由とは】
一時期、クルマのタイヤに窒素ガスを入れると「空気が抜けにくい」といわれ流行しました。
最近は、耳にすることが少なくなってしまったタイヤへの窒素ガス充填ですが、本当に効果はあるのでしょうか。
窒素ガスをタイヤに充填した場合の効果について紹介する前に、通常の空気と窒素ガスの違いについて理解しておきましょう。
小中学校の理科や科学の授業内容にもありますが、空気を構成する成分は窒素(N2)が約78%、酸素(O2)が約20%、そのほかにアルゴン(Ar)や二酸化炭素(CO2)などです。
このように、通常の空気にも窒素は多く含まれています。
それなら窒素ガスを入れてもあまり違いがないのではないか、という声もあるかもしれません。
しかし、通常の空気と窒素ガスには「窒素のほうが分子の動きが遅い」「空気のほうが多くの水分を含んでいる」という違いがあるのです。
このふたつの違いが、窒素ガスをタイヤに充填するメリットとなるのです。
まず、分子の動きが遅い気体は、動きが速い気体に比べ物質を通り抜けにくいです。
タイヤに充填された気体は、エアバルブからはもちろん、タイヤの表面などからも徐々に抜けていきますが、分子の動きが遅い窒素のほうがタイヤから抜けにくいことになります。
気体に含まれた水分は温まると体積が大きくなり、冷えると小さくなるというように、温度によって体積が変化。
そのため、水分をほとんど含まない窒素ガスをタイヤに入れたほうが、空気を入れるよりも変化が少なくて済むのです。
では、空気と窒素ガスでは、どれくらいの差があるのでしょうか。
タイヤメーカーの担当者は、次のように説明しています。
「通常の空気は1か月でタイヤ全体の3%から5%程度抜けていき、窒素ガスはその1/3から1/2程度となります」
なお、窒素ガスでも定期的な空気圧(内圧)チェックは必要ですが、内圧の数値は通常の空気と同じ数値で問題ないといいます。
また、窒素ガスの充填について、ガソリンスタンドのスタッフは次のように説明しています。
「当店では、かつて窒素ガスの充填サービスを1本500円でおこなっていましたが、現在では従来の空気充填のみとなっています。
サービス開始当初は、物珍しさなどもあり、窒素ガスを入れる人もいましたが、実際に乗られた後はなかなかそのメリットを体感しづらいという人もいました。
その後、利用者数の減少もあり、サービスを中止しています。
近隣のガソリンスタンドやカー用品店では窒素ガスの充填が可能な場所もあるようですが、窒素ガスサービスをやめた場所もあり、全体的には減っている印象です」
【窒素ガス、元々は航空機で使用されていた?】
タイヤに窒素ガスを充填するという考えは、自動車の世界から誕生したわけではありません。
航空機のタイヤでは古くから窒素ガスが使用されていました。
そこには、航空機のタイヤならではの事情が存在します。
まず、航空機のタイヤは離着陸時には300km/h以上の摩擦熱に耐えながら、上空ではマイナス50度という低温に晒されるという、非常に激しい温度変化のなかで使われます。
そのため充填する気体は、温度変化があっても体積が変化しづらい気体である必要があるのです。
また、航空機のタイヤは摩擦した表面を張り替えて続けて使用する「リトレッド」をおこなっています。
タイヤの構造材に使用されている金属やホイールを長持ちさせるために、錆の原因となる酸素が含まれている空気の使用は避ける必要があります。
そして、もし事故が発生した場合に、酸素がないと火元とならないという安全面の理由もあるのです。
内圧の管理が一般的な使用方法よりもシビアな世界であるモータースポーツでは、窒素ガスが使われていることが多くあります。
しかし、近年では窒素ガスだけでなく、内圧変化の原因となる水分を取り除いた乾燥空気を使用する場合もあるようです。
また、近年ではモータースポーツの世界だけではなく、日産「GT-R」などの高性能市販車でも、ノーマル状態で窒素ガスが使用されていることが増えてきました。
クルマの性能が進化し、タイヤに求められる性能が高くなってきたことが要因だといえます。
窒素ガスは、タイヤの空気を抜けづらくしたいと思う人よりも、安定してタイヤの性能を引き出したいと思う人にオススメといえるかもしれません。
https://news.yahoo.co.jp/articles/0e9e8315c24a2b0acb97c091fe11e8508c15331c?page=1
2021年4月10日18時22分にYAHOOニュース(テレビ西日本)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
10日午後、福岡市で看板の撤去作業をしていたクレーン車が風にあおられ横転する事故がありました。
警察によりますと10日午後3時すぎ、福岡市東区塩浜のドラッグストアで、駐車場に設置していた、およそ10メートルの看板を撤去していたクレーン車が強風にあおられ横転し、隣接するスーパーに倒れました。
この事故で、クレーン車を操縦していた30代の男性が足に軽いけがをしましたが、買い物客などにけがはありませんでした。
警察が事故の状況を詳しく調べています。
https://news.yahoo.co.jp/articles/130f6e173a0e1082de22be293804a8499e3e00f2
(ブログ者コメント)
福岡市の10日の最大風速は8.6m(14:30)で、そう強い風とも思えない。。
https://tenki.jp/past/2021/04/10/amedas/9/43/wind.html
瞬間的な突風ということだったのだろうか?
それとも・・・。
2021年4月11日1時37分にNHK北海道から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
10日午後2時前、札幌市清田区北野7条の住宅で、「息子が倒れている」と、この家に住む家族から消防に通報がありました。
駆け付けた消防が、住宅の敷地内に倒れていたこの家に住む凱音くん(3歳)を病院に搬送しましたが、頭部を強く打つなどしていて、およそ1時間後に死亡しました。
警察によりますと、家族が目を離した隙に、窓の近くに置いてあった、折りたたまれた布団にのぼって窓を開け、およそ10メートル下の地面に誤って転落したとみられるということです。
窓には、転落防止の棒が取り付けられていましたが、子どもが通り抜けられるすき間があったということで、警察が事故の状況について調べています。
https://www3.nhk.or.jp/sapporo-news/20210411/7000032810.html
4月10日20時46分に日テレNEWS24からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
「3歳の男の子が3階から転落した」と家族から消防に通報がありました。
目撃者「急にがしゃんと音がして頭からいったのか、正面から血がすごい出ていて、動けなくなっている状態だった」
https://www.news24.jp/articles/2021/04/10/07854223.html
4月11日9時32分にYAHOOニュース(北海道文化放送)からは、男の子が布団によじ登っている姿が目撃されていたなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
警察によりますと、男の子が転落した3階の部屋には窓のそばに布団が積まれていて、事故直前に男の子が布団によじ登っている姿が目撃されていました。
窓は地面から約6.2メートルの高さとみられていて、警察は家族から事情を聞くなどして、男の子が転落した原因を調べています。
https://news.yahoo.co.jp/articles/f9581cd55e81bd6ec0fd4fef0c9777f6051dea94
(ブログ者コメント)
映像によれば、押して開けるタイプの窓だった模様。
布団によじ登っているのを見たが、まさか窓を開けるとは思ってもみなかった・・・ということだったのかもしれない。
2021年4月10日19時46分にYAHOOニュース(沖縄タイムス)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
9日午前11時ごろ、名護市瀬嵩の食品加工施設で圧力釜から材料が吹き出し、10代と40代の男性従業員がやけどを負った。
2人は病院に搬送されたが、命に別条はない。
名護署が詳しい事故原因を調べている。
同署や市消防本部によると、男性従業員(19)が圧力釜から材料を取り出そうとした際、何らかの原因でふたが突然開き、中の材料が飛び出た。
男性従業員は顔面や上半身に、近くにいた男性従業員(43)も顔や背中などにやけどを負った。
https://news.yahoo.co.jp/articles/880c1b00d00595ea1a89ef6d99b3ed27713fa3dc
2021年4月8日19時13分にYAHOOニュース(中国放送)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
先月31日、広島・福山市の国道2号で歩道が陥没した事故を受け、8日、専門家が原因究明のための現地調査を行いました。
調査を行ったのは、地盤工学を専門とする広島工業大学の森脇武夫教授です。
先月31日、福山市神島町で国道2号の歩道が深さ最大1.2mほど陥没する事故がありました。
事故のあった現場付近には川が流れていて、去年から排水ポンプ場の整備に関連した浸水対策工事が行われていました。
事故直前には、深さおよそ13メートルの立て坑の工事が行われ、土や地下水が流入するのを防ぐため、薬液を地面から注入する作業が進められていたということですが、8日の調査では、薬液を注入した跡が見られない箇所があったことが確認されました。
このため、陥没した原因は、「地下水位の影響で掘削した穴に横から土砂が流れ込んだ」と推定。
今後も詳しい調査を進めるとしています。
https://news.yahoo.co.jp/articles/e65f66d8f06e29325a19c852145ee13b5086c7b1
4月8日19時22分にYAHOOニュース(広島ホームテレビ)からは、排水管設置工事で縦穴掘削中に土砂が流出したなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
2021年3月31日に歩道が陥没した福山市の国道2号で、現地調査が行われました。
福山市神島町の国道2号下り線は、3月31日、歩道が陥没した影響で、10時間半にわたり通行止めとなりました。
現場では、県が西日本豪雨で被害にあった排水管を設置する工事を行っていて、縦穴の掘削中に土砂が流出しその後、歩道が陥没したということです。
調査を行った広島工業大学の森脇教授は、工事の地盤改良が不完全だったため土砂が流れ出たことが原因ではないかとしています。
広島工業大学の森脇武夫教授「2度とこういうことが起こらないように、細心の注意を払って工事を進めていただきたい。」と注文を付けました。
広島県は再発防止の対策と安全性を確認したうえで工事を再開したい考えです。
https://news.yahoo.co.jp/articles/6e3de5e7589c7d468d3b65d0f98d31d9a8556a91
2021年4月8日17時19分にNHK NEWS WEBから下記趣旨の記事が、リードディフーザーのイメージ図付きでネット配信されていた。
芳香成分を含む液に木製の棒などを浸して香りを楽しむ「リードディフューザー」と呼ばれる液体芳香剤を子どもが誤飲する事故が相次いでいるとして、国民生活センターは、子どもの手が届く場所では使わないことなど、注意を呼びかけています。
「リードディフューザー」は、ガラス瓶などのボトルに入れた芳香成分を含む液に木製の棒などを浸して使う液体芳香剤で、市販のもののほか、手作りすることもでき、利用が広がっています。
国民生活センターによりますと、去年11月、1歳の男の子がトイレに置いてあった「リードディフューザー」の液を飲んでしまい、「化学性肺炎」と診断され、肺の一部に空洞のようなものができるなど、長期の入院や通院が必要になったケースが報告されているということです。
同じように、ふたがあいた状態で使用する形式のものを含む液体芳香剤に関しては、3歳以下の子どもの事故情報が、去年12月までのおよそ10年間に、医療機関から31件報告されていて、2歳の女の子が誤飲しておう吐や脱力症状が出たケースや、0歳の男の子が頭から浴びてしまい顔が腫れたケースなどがあったということです。
国民生活センターは、液体芳香剤を誤飲すると、含まれている成分によっては意識障害や肺炎をひきおこすおそれもあるとして、子どもの手の届く場所では使わないよう呼びかけています。
また、万が一誤飲した場合は、すぐに医療機関などに相談してほしいとしています。
子どもが誤飲したときなどの問い合わせ先の情報です。
▽救急安心センター「#7119」
▽子ども医療電話相談「#8000」
▽日本中毒情報センター「072-727-2499」
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20210408/k10012963161000.html
4月8日18時28分に朝日新聞からは、きれいなボトルや長い棒が子供の興味を引き付ける傾向があるなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
センターに寄せられた医師からの情報によると、男児は昨年11月、トイレにあったリードディフューザーを誤飲し、激しいせきや嘔吐(おうと)、40度の発熱といった症状が出た。
化学性肺炎を起こし、肺の一部が空洞になっていたという。
男児は現在も通院しているという。
同センターによると、リードディフューザーは開口部が大きく空いているものが多く、きれいなボトルや長い棒が子どもの興味を引きつける傾向があるとして、乳幼児の手や目が届かないところで使用してほしいと呼びかけている。
消費者庁と国民生活センターが全国30病院に呼びかけ、消費生活上の事故情報を集めている「医療機関ネットワーク」によると、2010年12月からの10年間で、3歳以下の乳幼児に関する、リードディフューザーも含めた液体芳香剤に関する事故情報が31件。
うち、誤飲・誤嚥(ごえん)が28件で、年齢別では1歳児が最も多く15件だった。
https://www.asahi.com/articles/ASP48628LP48UCLV01R.html
※以下は国民生活センターからの注意喚起文書の一部。
で紹介する。
(2021年4月8日付)
「液体芳香剤の誤飲事故等に注意!-乳幼児がリードディフューザーの液を誤飲して入院する事故が発生-」
・・・・・
【液体芳香剤及びリードディフューザーとは】
液体芳香剤は、開封して使用を開始すると、芳香成分等が溶解した液が徐々に揮散し、液がなくなるまでの数カ月程度持続するものです。
主流は、ろ紙、不織布、スポンジ、竹ひご等の一端を芳香成分を含む液に浸して吸い上げさせ、徐々に周囲に芳香成分が拡散するものです。
その中で、リードスティックにより芳香成分を拡散する商品が、リードディフューザーと呼ばれています。
リードスティックの本数や太さなどにより、香り立ちの強さを調整できるのが特徴です。
さまざまな香りをうたった商品がありますが、芳香成分を含む液には、水や10%前後のエタノールを含有し、植物抽出物や数%の有機酸、10~20%程度の界面活性剤を配合しているタイプや、香料や精油を溶剤(30~70%程度のイソパラフィン系などの炭化水素類やグリコールエーテル類等を含むもの)で希釈した、揮発性の低い液体のタイプなどがあります。
エタノール、炭化水素類、グリコールエーテル類はいずれも、粘膜の刺激作用、中枢神経の抑制作用があるとされているもので、これらの成分を含む芳香剤の液が目に入ると、痛みや充血、誤飲すると悪心(おしん)、嘔吐(おうと)のほか、量が多い場合は意識障害などが起こる可能性があります。
また、誤えんすると肺炎につながる可能性もあります。
・・・・・
http://www.kokusen.go.jp/news/data/n-20210408_2.html
2021年4月8日10時13分に毎日新聞から下記趣旨の記事が、道路に開いた大きな穴の写真付きでネット配信されていた。
山口県美祢市内の道路や農地で陥没が相次いでいる。
県や市によると、市内では2020年度に計11カ所の陥没を確認し、このうち5カ所は同市伊佐町だった。
県などは、周辺地域の地中に陥没につながる空洞が無いかを調べているが、原因の特定には至っていない。
20年4月下旬、同市伊佐町伊佐の70代女性は、自宅前の市道に幅約50センチの穴が開いているのを見つけた。
穴は夜までに幅1メートル以上にまで広がったといい、「近所では、この1、2年で陥没が相次いでおり、不安だ」と振り返る。
県や市によると、20年度に確認した11カ所の内訳は、道路1カ所、河川2カ所、農地7カ所、空き地1カ所。
それ以前に確認した分は、19年度6カ所、18年度4カ所、17年度1カ所で、20年度の多さは目立つ。
市は埋め戻し工事を実施したが、財政上の制約や私有地であることなどの理由で、多くの陥没箇所で原因究明のための掘削工事ができていない。
一方、県と市は市内の県道や市道でレーダーを使った調査を実施し、異常を検知した19カ所のうち15カ所を掘削して空洞が無いことを確認した。
7日には、残り4カ所がある同市美東町赤の県道に直径約5センチ、深さ約20~40センチの穴を開け、小型カメラで内部を調べた。
今後、空洞の有無を特定していくという。
鍾乳洞調査が専門の村上崇史・市文化財保護課特別専門員(44)によると、日本最大級のカルスト台地、秋吉台(同市)周辺は石灰質の岩盤で水に浸食されやすく、他の岩盤と比べて格段に陥没が起きやすいと説明。
その上で「近年の集中豪雨で岩盤上の地中に水の通りが増え、陥没が続く一因になった可能性がある」と指摘した。
https://mainichi.jp/articles/20210408/k00/00m/040/040000c
1ケ月ほど前、3月11日6時0分に山口新聞からは、地中探査レーダー機を使った調査風景の写真付きで、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
美祢市伊佐町伊佐の市道や農地などで、地面の陥没が相次いでいる。
市は、周辺の地下に空洞がないかを確認する調査を始めた。
市建設課によると、2020年1月以降、田んぼ4カ所や市道、宅地の計6カ所で陥没したとの連絡が市民からあった。
陥没は伊佐町伊佐で集中的に発生しており、穴は大きいもので幅約4メートル、深さ2~4メートルだった。
原因は不明で、他に陥没の恐れがある危険箇所がないかを見極める・・・
(以下は有料)
https://www.minato-yamaguchi.co.jp/yama/e-yama/articles/23251
(2021年4月22日 修正1 ;追記)
2021年4月20日10時16分にNHK山口からは、地下に空洞の恐れありとされた13カ所を緊急調査した結果、新たな空洞は見つからなかったなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
山口県は、美祢市内の道路や田んぼなどで陥没が相次いで確認されたことを受けて、先月、緊急の調査を行い、県道などの13か所の地下で空洞が生じている可能性があることが分かりました。
このため、県は、今月7日から、道路のアスファルトに穴をあけて陥没につながる空洞がないか確認を進め、15日までにすべての調査を終えて分析していました。
県は、19日、調査結果を発表し、それによりますと、いずれの調査か所でも、陥没につながる新たな空洞は確認されなかったということです。
このうち3か所では、地中から石灰岩が見つかっていて、県は、地下に電磁波を出す装置を使って状況を確認する中で、石灰岩の亀裂で生じた溝が装置に反応したのではないかとみています。
県は、今回の調査か所については、安全が確認されたとしたうえで、「今後も道路の安全確保と適切な維持管理に努めたい」と話しています。
https://www3.nhk.or.jp/lnews/yamaguchi/20210420/4060009344.html
2021年4月8日6時47分にYAHOOニュースから「知ってますか? マスクをしたまま水に転落したら呼吸ができない」というタイトルの記事(水難学会会長の寄稿文?)が、写真や解説図付きでネット配信されていた。
マスクをしたまま水に転落したら、場合によっては呼吸ができません。
そして、すぐに沈み溺れます。
なぜでしょうか。
これからアウトドア活動が盛んになるシーズン、万が一の水難事故に備え、知っておきたい緊急行動があります。
【実験画像】
飛沫を防ぐためによく常用しているマスクで実証実験をしました。
図1ではマスクの端が顔面に密着するウレタン製タイプを装着しました。
プールサイドで立ち、ここから勢いよく落水しました。
転落直後に背浮きになりましたが、それを諦めてすぐに立ってしまいました。
背浮きができた時間は数秒です。
図2ではマスクの端に顔面との間に隙間ができる不織布タイプを装着しました。
こちらでは、しばらく安定した背浮きをすることができました。
ただ、マスクを通しての呼吸はできるものの、抵抗が高くて、かなりしづらいのです。
この2つの図に写っている被験者は、背浮きのスペシャリストです。
水難学会にて、ういてまて教室のプログラムを考案し、すべての実技について様々な実証実験を行って安全性を確認してきました。
当然、安全対策を十分にとった上で一連の実験を行っています。
そんな本人でも、顔面に密着するタイプのマスクを装着したら、背浮きをすることができませんでした。
聞くと「呼吸が全くできないよ」との答えが返ってきました。
呼吸しようとすると、水が口の中に入ってきて、水中で呼吸するような(無理です)状況になってしまいました。
【マスクの中で何が起こったのか】
落水後にすぐにマスクが水を吸うのと同時に、水が顔とマスクの間に入ります。
ウレタンマスクは吸水性が抜群で、さらにマスクの端が顔面と密着するので、図3に示すように息を吸おうとすると、マスクと顔面との間にとどまった水を吸い、さらにマスクが鼻や口に密着して、マスクに吸収された水をも吸うことになります。
つまり、水中で水を吸い込むのと同じことになります。
ましてや、鼻から容赦なく水が入るので、淡水であれば鼻が痛くてたまりません。
そのため、背浮きを長く行うことも、呼吸をすることもできないのです。
そうなると、苦しさと鼻の痛さに耐えかねて立ち上がることになります。
それがもし、足のつかない池とか川だと、背浮きの達者であっても、溺れます。
一方、不織布マスクのように、マスクの端に顔面との間に隙間ができるのであれば、マスクの端から水が流れ出すために、マスクと顔面との間に水はたまりにくくなります。
呼吸の時に、口や鼻に濡れたマスクが完全密着しないので、背浮きを続けることができます。
ただ、それでも、濡れると水の膜が不織布の目にはある程度張るので、これが空気の流れを妨げます。
従って、背浮きはできても呼吸はしづらくなります。
【マスクをしたまま落水したら、どうする?】
背浮きの状態になったら、すぐにマスクを口と鼻から外します。
その方法は2つあります。
図4左はアゴにずらす方法です。
右手でも左手でも、マスクの下端をつまみ、アゴに向かってズリ下ろせば、すぐに呼吸をすることができます。
一方、図4右はマスク全体を引っ張って耳かけを耳から強制的に外す方法です。
いずれも緊急行動なので、もたもたすることはできません。
「なんでもいいから外す」と覚えておいて、最も外しやすい方法で外してください。
【マスクを外す練習はプールですべきか?】
絶対にやめてください。
ういてまて教室では、図3のような姿勢で、背浮きで救助を待つ方法を学びます。
しかしながら、マスクをしたまま水に入るのは絶対にやめてください。
ういてまて教室ではマスクを必ず外して入水してください。
マスクは、水泳では最も大切だとされる、呼吸の確保を妨げます。
マスクをしたまま入水することなど、これまでの人類の歴史でも流石に経験したことがなく、確立された安全管理の仕方がありませんし、正しい指導方法もありません。
【練習なしで本番を迎えたらどうするか。】
そのため、水辺で釣りをするなど、水に落ちる可能性の高い活動をする時には、救命胴衣の着用がこれまで以上に求められます。
図5は管理された上で立ち入りの許可された港の防波堤釣り場でのワンシーンです。
ここではマスク着用ばかりでなく、救命胴衣の着用も求められており、入場者はそれらをきちんと守っています。
救命胴衣を着用していても、落水したら、緊急行動としてマスクを外します。
ただ、救命胴衣の浮力のおかげで、落ち着いてマスクを外すことができます。
膨張式救命胴衣の場合には、自動膨張式でなければなりません。
手動膨張式では、膨張させる手間とマスクを外す手間と、緊急時に2つを確実に操作することは水の中では厳しいですし、そもそも、同時にマスクを外すような緊急行動を想定せずに開発されています。
散歩中に水に落ちるなど、救命胴衣を着用してなかったら、図4を思い出し、とにかくマスクを外し、背浮きになって救助を待っていてください。
【さいごに】
マスクを着用したまま落水する状況はたくさんあります。
子供同士で水辺で遊んでいたり、親子で釣りに出かけていたり、あるいは洪水や津波災害での避難中もそれにあたります。
プール授業やプール開放で、マスクをしていることを忘れて飛び込んでしまうことも考えられます。
「そんなばかな」というかもしれませんが、本稿で実証試験を行った被験者は、プールに入る前にマスクをしていることを忘れてシャワーを浴びました。
水辺でのマスク着用。
これまで人類が経験したことのないことです。
マスクの着用がすっかり定着した今年の水のシーズンでは、かなり真剣に注意して行動しなければなりません。
https://news.yahoo.co.jp/byline/saitohidetoshi/20210408-00231450/
2021年4月7日19時32分にNHK新潟から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
後を絶たない用水路事故の防止に向けて有効な対策を調査している水難学会の委員会が初めて対策に乗り出し、7日、新潟市内の用水路で転落防止用のネットを設置しました。
水難学会は、用水路事故を防ごうと、昨年度、企業と連携して有効な対策を調べる専門の委員会を設置していて、7日は、委員会に所属する水難事故の専門家や、転落防止用ネットの製造メーカーの担当者などが新潟市西区寺地の用水路を訪れました。
現場は、住宅街の近くにある幅約4メートル、深さ約3メートルの大きな用水路の合流地点で、すでにガードレールが設置されているものの、子どもが入ることができるほどの隙間があり、地元から対策を求める声が上がっていました。
作業員は、はじめに用水路のへりのコンクリートの部分に金属製のくぎを打ち込んだあと、用水路を覆うように転落防止用のネットをフックで固定しました。
ネットは、転落した人が自力ではい上がれるように斜めに張られていて、人が落下した際、その重さや衝撃に耐えられるか、専門家が安全性を確かめる試験を行いました。
水難学会が安全性を評価した対策が実際に施工されるのは、今回が初めてです。
全国各地で相次ぐ用水路への転落事故を防ぐためには、ガードレールなどの柵やふたといった、いわゆるハード対策が有効ですが、多額の費用がかかるほか、農作業の妨げになるなどの理由で住民から反対の声が上がることもあります。
このため、転落防止用のネットや樹脂製のポール、それに蓄光材など、比較的費用が安く簡易的に設置できる対策を含め、状況に応じた対策を進めることが課題となっています。
斎藤秀俊会長は、「今後も学会として客観的な視点で対策の検証を続け、修正すべき点を提案しながらより効果的な対策につなげ、住民が安心して暮らせるようにしていきたい」と話していました。
https://www3.nhk.or.jp/lnews/toyama/20210407/3060007080.html
4月8日20時32分にYAHOOニュース(新潟総合テレビ)からは、ネットは緊急時には取り外しが可能だなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
本格的な農作業シーズンを前に、用水路への転落事故を防ごうと、県内で初めて転落防止ネットを設置する実験が始まりました。
7日、新潟市西区の用水路に設置されたのは、転落を防止するためのネットです。
県内では、去年までの10年間で34人が、用水路に転落するなどして死亡していて、今回初めて水難学会と県がネットを設置する実証実験を開始しました。
【記者リポート】
「実験の行われるところは、新興住宅地と農地の境界線と
なっているようなところで、こうしたところの多くは
安全対策の工事が追いついていないということです」
子どももすぐ横を通る用水路。
ネットは柵や蓋などと違い、価格が安いほか、緊急時の取り外しが可能で、この日は作業員がネットの上に乗って耐久性なども確認しました。
【水難学会 斎藤秀俊 会長】
「安全を守る。それから(農業の)作業性を向上させる
といったところ、そこを追求していきたい」
実験は1年ほどかけて行い、報告書にまとめられます。
https://news.yahoo.co.jp/articles/3a226e4d9a24741b750fd19ed032633338b94663
2021年4月7日18時39分にNHK千葉から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
7日午前10時過ぎ、館山市伊戸の沖合およそ1キロの海上でパトロール業務をしていた保安部の館山分室所属の巡視艇「ふさかぜ」の船長から「定置網に絡まり、動けなくなった」と連絡がありました。
調べたところ、設置されていた網が巡視艇のスクリューに絡まっていたため、定置網を所有する水産会社が手配した潜水士が取り外し、およそ4時間半後の午後2時半過ぎに巡視艇は自力で港に戻ったということです。
巡視艇の船長ら4人にけがはなく、油の流出や巡視艇への浸水もなかったということです。
千葉海上保安部によりますと、航行中は巡視艇が監視を行って定置網を避ける必要があるということで、保安部では当時の状況を調べるとともに、何らかの原因で定置網を見落とした業務上過失往来妨害の疑いもあるとみて、船長らから事情を聴くことにしています。
当時現場海域の天候は晴れで、見通しも良好だったということです。
安尾千葉海上保安部長は「海上安全を確保すべき巡視艇が事故を起こしたことは誠に遺憾であり、事実関係を調査して厳正に対応するとともに再発防止に努めます」としています。
https://www3.nhk.or.jp/lnews/chiba/20210407/1080014176.html
(ブログ者コメント)
民間の船ならいざしらず、海保の巡視船がこのような事故を起こすのは珍しいと思い、紹介する。
2021年4月6日19時33分にNHK香川から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
基準を超える有害物質を含む水を海に流出させたとして、小豆島海上保安署は6日、小豆島町で化学薬品を製造する会社と2人の役員を、水質汚濁防止法違反の疑いで書類送検しました。
書類送検されたのは、小豆島町で化学薬品を製造する「U工業所」と、この会社のいずれも代表取締役で、70代の会長と50代の社長兼工場長の2人です。
小豆島海上保安署によりますと、会社は、去年12月からことし1月にかけて、4回ほどにわたって会社近くに設置した排水口から、基準を超える有害物質を含む水を海に流していたとして、水質汚濁防止法違反の疑いがもたれています。
海上保安署が排水口周辺の水を採取した結果、いずれも最大で、ヒ素が基準値を27倍余り上回る、1リットル当たり2.75ミリグラム、亜鉛が、基準値を1600倍ほど上回る3330ミリグラムなどが検出されたということです。
海上保安署によりますと、この会社では「亜ヒ酸液」や硝酸化合物を製造する過程で、作業員が身につけるエプロンや手袋を洗浄する際、適切な措置をせずに、有害物質を含む水を排水口に流していたということで、小豆島海上保安署の調べに対し、容疑を認めているということです。
https://www3.nhk.or.jp/lnews/takamatsu/20210406/8030009715.html
2021年4月6日19時2分に日テレNEWS24(西日本放送)からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
調べに対し2人は、「薬品がついたエプロンなどを工場の外で洗っていた」、「少なくとも10年前からやっていた」と、容疑を認めているということです。
https://www.news24.jp/nnn/news111ojfll3cndhtfk65n.html
(ブログ者コメント)
内部通報だったのか?
周辺海域の定期検査だったのか?
それとも・・・。
調べてみたが、発覚理由について書かれた報道は見つからなかった。
2021年4月6日付で労働新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
東京・中央労働基準監督署は、危険対策を怠ったとして、元請である鹿島建設㈱(東京都港区)と同社施工管理担当者を労働安全衛生法第31条(注文者の講ずべき措置)違反、2次下請であるA社(東京都江戸川区)と同社現場リーダーを同法第20条(事業者の講ずべき措置等)違反で東京地検に書類送検した。
同現場リーダーが乗っていたローリングタワーが転倒し、脊髄損傷のケガを負っている。
労働災害は令和元年8月22日、東京都千代田区内の商業ビル新築工事現場で発生した。
同現場リーダーが高さ約4メートルのローリングタワーを使用して外壁パネルを取り付けていたところ、ローリングタワーごと転倒した。
通常は突っ張り棒のような補強材を天井との間に挟むが、災害時は効率のために取り外したまま作業していた。
元請と下請は、ともに作業時の点検を怠った疑い。
同労基署によると、元請は違反の理由として、「下請がやっておけば良いと思った」と話しているという。
https://www.rodo.co.jp/column/103857/
(ブログ者コメント)
下図のような構造物がローリングタワーと呼ばれている。
2020年7月12日に掲載した元記事がブログ運営会社の字数制限に抵触しましたので、ここに新情報を第2報修正3として掲載します。
第1報(2/2)は下記参照。
https://anzendaiichi.blog.shinobi.jp/Entry/10844/
(2021年4月12日 修正3 ;追記)
2021年4月5日19時36分にNHK静岡から、事故報告書が公表されたという下記趣旨の解説記事がネット配信されていた。
火災から9か月。
メーカーが火災のあとに設けた専門家による事故調査委員会は3日、記者会見して、とりまとめた報告書の内容を説明しました。
爆発的に燃え広がった原因や必要な再発防止策にどのような見解が示されたのか、詳しくお伝えします。
火災が発生したのは去年7月5日の深夜1時すぎ。
吉田町川尻にある倉庫と工場が併設された「レック静岡第二工場」で発生しました。
消防や警察が駆けつけた時点では、建物内は白い煙が漂う程度でした。
そこに消防隊員3人と警察官1人が火元を探すために入っていきました。
午前2時7分ごろ、1階の工場と倉庫を隔てる防火シャッターの工場側から爆風と爆発音がして一気に燃え広がり、倉庫の2階に上っていた4人が取り残されたんです。
(防火シャッター)
警察などによりますと、この防火シャッターが大きく壊れていたことから、この付近で何らかの原因で爆発が起きたと考えられています。
(アナウンサー)
その燃え広がりについて、メーカーの事故調査委員会は今回の報告書ではどのような見解を示したか。
(武友記者)
この中では、「開いた防火シャッターから新鮮な酸素が入り込み、爆発を起こした可能性が高い」という見解を示しています。
こちらは、現場の模式図です。
火元は、工場側にあった粉末や液体の洗剤を袋に充てんする機械の周辺が激しく燃焼していたことから、このあたりから火が出たと考えられています。
事故調は、この付近で発生した可燃性ガスにシャッターの開口部を通って一気に流入してきた酸素が入り込み、「気相爆発」という現象が起きた可能性があるとしているんです。
(アナウンサー)
防火シャッターは、爆発の前に開いていた、ということなんでしょうか。
(武友記者)
発生直後、消防は記者会見で、「工場側の爆発によりシャッターが突き破られ燃え広がった」という見解を示していました。
今回、事故調は誰がシャッターを開けたのかなどその経緯については「情報がない」としながらも、現場の状況から見て「気相爆発」が起きたという見解を示したんです。
(アナウンサー)
火災の原因についてはどういう見解だったか。
(武友記者)
事故調は、原因の特定には至らなかったとしました。
ただ、2つの可能性を挙げています。
1つ目は、分電盤などの機器が発熱して発火した可能性です。
発生を裏付ける証拠は得られなかったものの、当時、通電状態にあり、「漏電した可能性はある」としました。
2つ目は、工場や倉庫に保管していた「過炭酸ナトリウム」が水分と反応し、発熱した可能性です。
メーカーでは、洗濯槽クリーナーなどの製品を作っていましたが、原料は、下請けの2つの会社から加工した状態の「過炭酸ナトリウム」を仕入れていました。
このうち1社の原料について、事故調は水と反応して発熱する可能性があると指摘しました。
(アナウンサー)
「過炭酸ナトリウムは、あまり聞き慣れない」。
(武友)
過炭酸ナトリウムが水などと反応すると発熱します。
原料に過炭酸ナトリウムがどのくらい含まれているのかによって「危険物」となり、消防庁が保管方法などを規制しています。
メーカーは、安全な配合量の原料を仕入れていたとしていますが、火災のあと、消防庁がメーカーの製品を調べた結果、2つの製品が「危険物」に判定されました。
メーカーは、3日の記者会見で、この製品の原料は国内の商社を通じて、韓国の会社から仕入れていたもので「『非危険物』の判定を得ていた」と説明しました。
メーカーは今後、検証を続けていくとしています。
(アナウンサー)
火災のあとに「危険物」と判明したんですね。
メーカーの管理体制は十分だったのでしょうか。
(武友記者)
事故調査委員会で委員長を務めた東京大学の田村昌三名誉教授は次のように指摘しています。
(田村昌三名誉教授)。
「過炭酸ナトリウムの危険性を把握し、どのような条件で化学反応が起きるのか、十分な知識と知見を持っていなかった。今後は社内に安全性を検証する専門組織を設け、物質の定期的な検査を実施し危険性を把握すべきだ」。
(武友記者)
事故調査委員会は「メーカーがこれまで、安全性を確保するための内部体制を構築しておらず、過炭酸ナトリウムの潜在的な危険性に十分な知識と知見を持っていなかった」と指摘しました。
さらに、電気設備に関する安全管理体制の不十分さも指摘しました。
(アナウンサー)
4人が亡くなった凄惨な火災でした。
しっかりした再発防止策が求められる。
(武友記者)
社会的責任がある事業者として、安全管理の意識をもつことの重大さが改めて示された火災だったと思う。
警察と消防は検証を続けており、引き続き取材してお伝えしていく。
https://www3.nhk.or.jp/lnews/shizuoka/20210405/3030011036.html
4月5日20時53分にYAHOOニュース(テレビ静岡)からは、防火シャッターが開いた原因のいくつかの可能性について、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
午前1時29分。
火災警報を受け警備会社が到着すると、防火シャッターが下がり始めていました。
1時46分現場に消防が到着。
煙が漂う中亡くなった4人は2階の確認に向かいます。
2時7分。
爆発音とともに爆風が押し寄せました。
会社側火災事故調査委員会・土橋律委員「この火災の場合、爆発的燃焼がかなり特異なものでございます。特に段ボールの場合は、いったん酸素不足で火が消えても、また小さな扉を開けて空気を流入させると再燃すると。防火シャッターが開いて外側の空気が入り込んで、気相の爆発を起こしたというのが一番可能性が高い」
委員会は、可燃性のガスに新たな空気が流れ込んで起こる「気相爆発」の可能性を指摘しました。
ではなぜ、閉まったはずの防火シャッターが開いたのか?
記者「東側シャッターや主要階段が開いているのは消防隊員が開けた可能性があるのか」
会社側火災事故調査委員会・土橋律委員「シャッターが誰が開けたのか、勝手に開いたのか、いろんな情報が全く入ってきませんので、開いたとすれば、これ(気相爆発)が起こるその可能性は高いと」
現場に駆けつけた社員は、消防隊員からシャッターを開けるよう指示されたが開け方がわからなかったと話していて、静岡市消防局は「出火原因や当時の隊員の活動については、現在事故調査委員会で検証中なのでお答えできません」としています。
https://news.yahoo.co.jp/articles/b2c23c381fccc11d33be94bc692c7e5818c59548
(ブログ者コメント)
報告書中のポイントと感じた記述は下記。
P37)火災は、7月4日18時から7月5日午前1時15分の間に発生しているが、時間は特定できていない。
午前1時15分 1階南側工場の自動火災報知設備受信機で火災を感知、警備会社にて火災警報を受信した。
午前1時34分 警備会社担当隊員は外に退避しながら消防通報を実施。
消防より、退避して到着する消防の誘導をするよう指示あり。
P38)午前1時43分 2階南側倉庫の状況。炎はなく煙が漂っている。火災報知器が鳴っている。(写真付き)
午前1時48分 消防隊が現場到着。
P39)午前1時49分 2階南側倉庫の状況。炎はなく白煙が漂っている。火災報知器が鳴っている。(写真付き)
P40)午前1時59分 2階南側倉庫の状況。消防隊が2階倉庫内部を移動している。2階の煙濃度が上昇している。(写真付き)
P41)午前2時4分 2階南側倉庫の状況。消防隊員が「照明がほしい」と発声。炎はないが煙の濃度が濃くなっている。 消防隊が2階南側倉庫内を移動していることから、2階の防火シャッターは下りていない。
P43)午前2時7分 「バーン」という爆発音とともに爆風が発生する。
煙と熱気が噴き出てきたため、消防隊は緊急脱出を行う。
1階にいた隊員は屋外に退出、2階に状況確認に行った隊員と警察官は取り残される。
消防無線にて爆発音爆風という形の中で無線が入る。
P71)4.4.5 過炭酸ナトリウム組成物の発熱・発火の検討
発火源に関する化学的要因の内、可能性のある化学物質として過炭酸ナトリウム(以下 SPC という)の熱反応特性について検討した。
SPC は酸化性物質であり、それ自身で発火、燃焼燃することはないが、支燃性があり、単独では通常の取り扱い条件で安定であるが、熱や反応を促進する物質との接触によって自己分解するといった化学的特性を有する物質である。
・・・
SPC の化学的特性を踏まえ、工場内に存置していたSPCが何らかの要因により分解した可能性を検討するため、当事故調査委員会では、SPCに水を添加し、その後の熱的挙動を調べるために示差走査熱量計(DSC)および暴走反応測定装置(ARC)による検討を行った。
・・・
以上、熱的挙動の検討から、A 社製 SPC、B 社製 SPC に加水された場合には、発熱反応が生じる可能性が確認できたが、製品 SPC( SPC31.5w/w%の洗濯槽クリーナー)については発熱反応の促進は確認できなかった。
P73)本試験結果により、SPC の発熱開始温度は、A 社製、B 社製ともに水分の影響を受ける結果となった。
特に B 社製 SPC の ARC 測定結果に基づく解析では、断熱状態において 24 時間以内に発熱分解する温度(ADT24)と 25kg 缶で 1 週間以内に自己加速分解開始する温度(SADT)がともに13℃となり、火災時工場内温度は 24℃であったことから、工場内に存置したSPCは発熱分解した可能性を否定することはできない。
2021年4月6日10時41分に長崎新聞から下記趣旨の記事が、事故前のクレーンの写真付きでネット配信されていた。
4日午後6時ごろ、長崎県松浦市志佐町の電源開発(Jパワー)松浦火力発電所と九州電力松浦発電所が共同使用している岸壁で、石炭を陸揚げするクレーン(揚炭機)のアーム部分が折れ、アームに設置されていた運転席室ごと約30メートル落下。
運転席には業務委託している西九州共同港湾(松浦市)の男性作業員2人が乗っており、頭や顔などに重軽傷を負った。
Jパワーによると、揚炭機は4基あり、同日午後2時半ごろから1基で石炭の搬出作業をしていたが、風が強くなったため作業を中止。
アームはその後に折れたという。
松浦署が原因を調べている。
https://this.kiji.is/751982228384694272?c=39546741839462401
4月5日12時20分にYAHOOニュース(テレビ長崎)からは、やや詳しい2人の負傷度合いなどが下記趣旨でネット配信されていた。
警察によりますと、24歳と19歳の男性2人は、4日、クレーンのオぺーレーション室で岸壁に係留している船から石炭を取り出す作業をしていました。
作業終了後の午後6時ごろ、クレーンのアームが折れ、地上約30メートルの高さからオペレーション室ごと落下したということです。
2人は、頭などを打ち病院に搬送されていて、19歳の男性は意識があり、命に別条はないということですが、24歳の男性は緊急手術が行われたということです。
https://news.yahoo.co.jp/articles/0f99d5a050186d589064567719e6ad5e1adf5056
4月5日付で長崎文化放送からは、クレーンを定位置に戻した直後にアームが折れたなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
九州電力によりますと、強風のため作業を一時中断し、クレーンを定位置に戻した直後にアームが折れました。
折れたクレーンは1988年の11月に据え付け、その後、2010年11月に一部の改良工事をしました。
港にはほかにも同様のクレーンが3基あり、詳しい原因が分かるまで使用しないということです。
https://www.ncctv.co.jp/news/87777.html
2021年12月24日に経産省から、台風19号通過時の強風でギャロッピング現象が発生し、応力集中部である溶接部付近に亀裂が入ったらしいという九州電力の説明資料が公表されていた。
https://www.meti.go.jp/shingikai/sankoshin/hoan_shohi/denryoku_anzen/denki_setsubi/pdf/014_03_01.pdf
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。