2020年10月9日7時13分に東京新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
日本原子力研究開発機構は七日夜、東海村の原子力科学研究所(原科研)にある核融合炉物理実験棟(FNS棟)の消火栓ポンプ室で火災があり、請負会社の四十代の男性作業員が顔と両腕に軽いやけどを負ったと発表した。
現場は放射線管理区域外で、作業員らの被ばくや放射性物質の漏えいなどはなかった。
原科研によると、七日午後四時半ごろ、消火栓の定期点検を終えた作業員ら五人が、消火水槽に小さな穴が開いているのを発見。
補修シートを貼り付けるため、有機溶剤のクリーナーでさびの油分を除去し、ヒートガンで熱風を当てて乾燥させていたところ、小規模な爆発が起きた。
溶剤が揮発したガスが室内にたまり、熱風で異常燃焼を起こしたとみられる。
東海消防署が午後六時ごろ、鎮火を確認した。
有機溶剤を使った室内でヒートガンを用いるのは、作業手順として認められていなかった。
県庁で記者会見した原科研工務第一課の山本マネージャーは、火災発生について謝罪した上で、「原因を突き止め、こうしたことが二度と起こらないよう適切な対策を取る」と述べた。
今回、原科研から立地・周辺自治体への第一報は大幅に遅れた。
原子力安全協定に基づく各自治体への通報時刻は、県が午後六時十七分、東海村が六時十六分、那珂市が六時二十六分、ひたちなか市が六時三十二分、常陸太田市が六時三十分、日立市が六時三十三分。
最も遅い日立市は爆発から約二時間後だった。
原科研によると、火や煙、臭いがなかったため、当初は火災と認識せず、消防署が現場で火災と判断するまで各自治体に通報していなかった。
県の高田原子力安全対策監は、県庁での記者会見で「若干遅い。早急に通報するよう指導する」と苦言。
日立市も、担当者が電話で第一報を受けた際に注意したという。
FNS棟では一九八一年から、加速した重水素をトリチウム(三重水素)に当てて核融合反応を起こし、それに伴い発生する中性子を使って核融合炉開発に必要な構造材などの特性を調べる実験をしてきた。
原科研の核融合研究は、二〇一六年に発足した量子科学技術研究開発機構の那珂核融合研究所(那珂市)に移管。
FNS棟は同年で使用を終えており、二〇年度中に原子力規制委員会に廃止措置を申請予定だ。
https://www.tokyo-np.co.jp/article/60713?rct=ibaraki
10月8日7時0分にNHK茨城からは、油分除去用のスプレーを吹き付けた後に熱風をあてたなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
原子力機構と県によりますと、40代の男性の作業員が水槽についた油をとるために引火性のガスを含むスプレーを吹き付けたあと、熱風をあてたところ、火災が起きたということです。
消火の必要はなくおさまったということですが、この作業員は顔と両腕に軽いやけどをしました。
本来は、熱風で乾かしたあとにスプレーをかけることになっていたということです。
また、機構は当初、火や煙が出なかったと判断し、ただちに地元の消防に通報せず、通報したのはおよそ50分後でした。
https://www3.nhk.or.jp/lnews/mito/20201008/1070010959.html
10月7日付で研究所のHPには、補修個所に洗浄液を吹き付け、ヒートガンで乾燥させていたなど、事故の状況が以下のように掲載されていた。
1. 状況
16時30分頃 FNS棟消火栓ポンプ室において、屋内消火栓の定期点検終了後、消火栓呼水槽にピンホールを発見。
補修のために補修シートを貼付するために補修部にパーツクリーナー液(引火性ガス)を吹き付け、錆を脱脂させた。
ヒートガンを用いて塗布面を乾燥させていたところ、小規模な爆発(滞留したガスの異常燃焼)が発生し、熱波により請負作業員1名が負傷した。
負傷者は出血なし、意識あり。
17時19分頃 負傷者を村内の病院に運んだが、当該病院の判断を受けて東海消防署に連絡し、救急車による搬送を依頼した。(119番通報)別の病院に搬送。
17時52分頃 公設消防車1台(3名)入構。
18時00分頃 公設消防により「鎮火」が確認された。
18時05分頃 公設消防により「火災」と判断された。
18時08分頃 病院に到着。
19時35分頃 負傷者処置終了。顔及び両腕火傷(軽傷)。
https://www.jaea.go.jp/02/press2020/p20100701/
(ブログ者コメント)
〇静電気の可能性なきにしもあらずだが、熱風が着火源になった
とすれば珍しい事例だ。
〇ネットで調べたところ、600℃といった高温に設定できるヒートガンもあるという
今回爆発したのは揮発した有機溶剤だったのか?
それとも噴射剤としてのLPG?だったのか?
機種や成分などの詳細は不明だが、いずれにせよ、熱風が着火源だったとすれば、ヒートガンの熱風によって発火点以上に熱せられ・・・といった可能性が考えられる。
2020年10月7日17時40分にYAHOOニュース(茨城新聞)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
7日午前9時40分ごろ、ひたちなか市高野の廃棄物リサイクル会社で、社員の男性(35)が脱着式コンテナ車のコンテナをアームで引き上げる作業中、コンテナがアームから外れて滑り落ち、別の作業中にその先を通り掛かった東海村、同社員、男性(39)を直撃した。
男性は病院に搬送されたが、死亡が確認された。
ひたちなか署が事故の経緯や原因を調べている。
同署によると、コンテナは長さ約6.3メートル、高さ約2.1メートル、幅約2.1メートルで重さ約4トン。
https://news.yahoo.co.jp/articles/21d6b5ea2d176d99ad309ace119e5a1acd7ab065
2020年10月6日19時10分にNHK静岡から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
生態系への影響が懸念されている「マイクロプラスチック」の対策として期待されそうです。
浜松市の自動車メーカー、スズキは「マイクロプラスチック」を船外機の中で回収する装置を開発し6日、浜名湖で実験の様子が公開されました。
大きさ5ミリ以下の「マイクロプラスチック」。
海に流出したプラスチックごみが波の力や紫外線で小さくなったもので、魚などが飲み込むなど、近年、生態系への影響が懸念されています。
環境省などによりますと、プラスチックごみは世界全体で年間で少なくとも800万トンに上ると試算されています。
そして、このまま対策を講じなければ、30年後の2050年には、海に生息する魚の総重量を上回る規模にまで増えるとして警鐘を鳴らしています。
対策が急がれる中、浜松市に本社がある自動車メーカーのスズキが製造する船外機の内蔵装置でマイクロプラスチックを回収する技術開発に成功しました。
スズキは、関連の研究をこの数年間、進めてきたということで、6日、湖西市の浜名湖で実際に船を走らせて性能を確かめる実験が行われ、その様子が公開されました。
装置は、モーターを冷却するために水を循環させるシステムの排水口の部分に取り付けてあるフィルターでマイクロプラスチックを回収する構造。
6日の実験でも、藻や砂とともにマイクロプラスチックと見られる破片が回収されました。
スズキは、こうした実験を今後も国内やアジア各国で行って、来年中の商品化を目指したいとしています。
スズキマリン事業本部長の大澤常務は、「フィルターで集められたごみの処理に手間はかかるが、それ以外は通常の船外機と取り扱いは変わらない。商品化によって海をきれいにしたい」と話しています。
https://www3.nhk.or.jp/lnews/shizuoka/20201006/3030008753.html
2020年10月6日17時10分に福井新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
福井県福井市の足羽三山をねぐらにするカラスのふん害に、豊地区の住民らが苦しめられている。
市は2017年度から3年間、市街地の電線に群がるカラスをタカを使って追い払う実験を行ったが、効果が続かなかった。
本年度は他の自治体で効果があったカラスの鳴き声による追い払い実験を9月に始め、住民も市も「電線に止まらずにねぐらに帰ってくれれば」と効果を期待する。
日が暮れた午後6時半ごろ。ファストフード店やコンビニ、消防署が並ぶ花堂中1~2丁目のフェニックス通りの上空を見上げていると、黒い影が電線に集まってきた。
30~40羽の群れが数カ所、100羽はあろうかという大きな群れもある。
市有害鳥獣対策室の職員が、肩に担いだスピーカーを群れに向けてカラスの鳴き声を流したところ、黒い影は次々と電線を飛び立っていった。
市の調査によると、足羽山、八幡山、兎越(おさごえ)山の足羽三山をねぐらとするカラスは減少傾向にある。
09年は最大で1日約6500羽いたが、12年は約3700羽、15年は約3千羽に減った。
八幡山に3基設けている捕獲おりにかかるカラスも17年度778羽、18年度659羽、19年度555羽と減っている。
それでも、豊地区のフェニックス通り沿いを中心に、ねぐらに戻る前に市街地の電線に群がるカラスによるふん害は続いている。
自治会長の一人は、「最近は夜遅くまで電線にとどまり、電線の下の歩道は白いふんの山だ」と嘆き、「市は効果のある対策をしてほしい」と話す。
市が9月から毎週金曜に始めた新対策は、敵に襲われてパニックになり、仲間に危険を知らせるカラスの鳴き声をスピーカーで流して追い払う。
鳴き声でコミュニケーションするカラスの習性に目を付けた宇都宮市の企業が開発した。
県内では、あわら市が19年12月~20年1月に計4日間、住宅地で実証実験を行った。
同市鳥獣害対策室は、「実験後は住宅地にほとんどカラスが集まらなくなった」と効果を語る。
福井市豊地区のフェニックス通りでは、市職員がカラスに感づかれないよう、物陰に隠れて鳴き声を流している。
同様のふん害の相談が寄せられている松本地区の幾久南交差点周辺でも実施。
12月まで週1回程度続け、効果を確認する予定だ。
市有害鳥獣対策室は、「集まっている場所が危険だと認識させ、早くねぐらに帰るよう仕向けていきたい」と話している。
https://www.fukuishimbun.co.jp/articles/-/1179478
(ブログ者コメント)
「宇都宮市の企業が開発した」と報じられている件、今年4月に本ブログで紹介した「クロウラボ」社ではないかと思われる。
2020年10月8日7時13分にYAHOOニュース(THE ANSWER)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
【イタリア人選手ワッケルマンら2選手にフェンスが直撃】
自転車のジロ・デ・イタリア第4ステージでまさかの悲劇が起きた。
低空飛行するヘリコプターによって吹き飛ばされたフェンスがイタリア人選手を直撃。
重傷を負ってしまったという。
英公共放送「BBC」が報じている。
選手にとっては悲劇というしかない。
英公共放送「BBC」が「ジロ・デ・イタリアの出場選手が“ヘリコプターがフェンスを道路へ吹き動かした”あと、複数の怪我を負い病院へ」との見出しで報じている。
現地時間6日、シチリア島最終日となった第4ステージ、ラスト800メートル地点だった。
ヘリコプターの風圧により、沿道との間を仕切るフェンスが吹き飛ばされた。
そして、ヴィーニザブ・KTMのルカ・ワッケルマンとエティエンネ・ファンエンペルを直撃してしまったのだ。
記事では「オランダ人のファンエンペルはレースに戻ることができたが、彼の同僚は運が悪かった」と報じ、チームの責任者アンドレア・チトラッカが地元局「RA12」に話した言葉を伝えている。
「ワッケルマンは病院へ送られた。彼はほとんど意識がなかった。ヘリコプターの飛行高度が低すぎて、風でフェンスを吹き上げてしまった。彼が骨盤を折ったかどうか定かではない。フェンスは適切に固定されていなかった」
【ワッケルマンはレースからリタイアすることに】
また「BBC」によると、チームはレース後にワッケルマンが鼻骨骨折と背骨の負傷の可能性があるとして、レースからのリタイアを発表したという。
アクシデントがつきものの自転車レースだが、今回はあまりに不運な事故だった。
なお第4ステージはアルノー・デマール(フランス)がスプリント勝負後の写真判定の末、ステージ優勝を飾っている。
https://news.yahoo.co.jp/articles/5c2a78951ee3425713481102e6ef7d44d11483ad
2020年10月5日16時0分に朝日新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
歯周病菌が体内に侵入し、認知症の原因物質が脳に蓄積して記憶障害が起きる仕組みを九州大などの研究チームが解明した。
歯周病と認知症の関連は近年注目を集めており、認知症対策につながる発見という。
認知症の7割を占めるアルツハイマー病は、「アミロイドベータ(Aβ)」などの異常なたんぱく質が長年、少しずつ脳に蓄積し、発症や症状の進行につながるとされる。
近年、歯周病の原因菌やその毒素が血管を通じて体内に侵入することで、Aβが体内でつくられ、脳に蓄積することが解明されてきたが、蓄積の仕組みは詳しく分かっていなかった。
九大や北京理工大(中国)などの研究チームは、マウスの腹の内部に3週間、歯周病菌を直接投与して感染させ、正常なマウスと比較した。
その結果、歯周病菌に感染したマウスの脳血管の表面では、Aβを脳内に運ぶ「受容体」と呼ばれるたんぱく質の数が約2倍に増えていた。
脳細胞へのAβの蓄積量も10倍に増えた。
暗い部屋に入れば電気ショックを受けることを学ばせた記憶実験では、正常なマウスは5分間、明るい部屋にとどまり続けたが、感染マウスは約3分で暗い部屋に入ってしまい、記憶力低下が裏付けられた。
一方、Aβを運ぶ受容体の働きを阻害する薬剤を使えば、感染した細胞内を通るAβの量を4割減らせることも確認できたという。
チームの武洲(たけひろ)・九大准教授(脳神経科学)は、「歯周病菌が、異常なたんぱく質が脳に蓄積することを加速させてしまうことが明らかになった。歯周病の治療や予防で、認知症の発症や進行を遅らせることができる可能性がある」と話す。
https://www.asahi.com/articles/ASNB544G9NB5TIPE003.html
(ブログ者コメント)
調べたところ、数多くの関連情報が以前からネットに掲載されていた。
以下は、その1つ。
この報道によれば、最初に指摘されたのは2013年ということだ。
(2019年12月2日 TBSラジオ)
日本人の8割は、歯周病とも言われているんですが、実は、歯を失う原因で一番多いのが、この「歯周病」で、虫歯より多い状況です。
こうした中、近年、歯周病が認知症の原因の1つになっているのではないか、という研究結果が発表され、注目を集めています。
★歯周病とは?
歯周病は、歯周病菌が炎症を引き起こす感染症で、それは、歯の磨き残しがきっかけで発症します。
歯の磨き方がきちっとできていないと歯垢が出来てしまい、その中にある歯周病菌が活動を始める。
そして、歯と歯茎の境目で細菌が増殖し、炎症が起きる、というわけです。
歯周病菌は空気を嫌う性質があり、歯肉と歯の間に入り込みます。
そして、歯の面に沿って奥へ奥へともぐりこんでいき、歯茎に炎症を起こす病気です。
★歯周病と歯肉炎の違い
・・・・・
★歯周病がもたらす全身病とは?
・・・・・
★歯周病と認知症の関係とは?
認知症の原因となる病気はいくつもありますが、もっとも患者が多いのがアルツハイマー病です。
短期記憶などをつかさどる脳の海馬などを中心に、大脳全体に萎縮がおこる病気です。
このアルツハイマー病と歯周病の関係について、最初に指摘されたのは2013年です。
海外の研究でアルツハイマー病の患者の脳から、歯周病の原因菌であるジンジバリスキン、略して「Pg菌」が見つかったことがきっかけになりました。
その結果、歯周病菌を投与して作った歯周病のマウスは、そうでないマウスに比べて認知機能が低下したり、脳内にアルツハイマー病特有の炎症やアルツハイマー病の患者の脳に見られるシミが認められたという報告が相次いで出てきました。
★脳にシミができる?
この脳のシミですが、正式名称も「老人斑」ということで、あまりいい響きではないのですが、アルツハイマー病の原因は、脳内に「アミロイドβ(ベータ)」というたんぱく質のゴミがたまることだと考えられていますが、これがたまってできるのが「老人斑」です。
つまり、歯周病菌がこの老人斑を増やすことに関与していたのです。
さらに脳の中を調べると、歯周病菌がつくりだす毒素も増加していたことがわかったのです。
毒素が強くなることによって、脳の炎症も強くなり、本来は外からの敵に対して攻撃するはずの免疫細胞が異常に活性化してしまって、脳の神経細胞を攻撃し、神経伝達にも異常がおきていた。
つまり、歯周病菌がアルツハイマー病を増悪させていることがわかったのです。
これは動物実験でのことでしたが、今年の1月にはアメリカの研究で人間でも同じことが確認されました。
ほかにも、アルツハイマー病と歯周病との関連性を示す研究があります。
例えば、歯周病の原因菌によって作られる、口臭の原因となっている「酪酸」という物質。
この酪酸を健康なラットの歯肉に注射したところ、脳内の各部位で酸化ストレスが上昇しました。
なかでも、記憶をつかさどる「海馬」でのストレスが顕著だったそうです。
酸化ストレスのために、細胞や組織が悪影響を受け、認知機能が低下するのではないか、という可能性は十分考えられるところです。
このように歯周病と認知症=特にアルツハイマー病との関連は研究が進んでいて、今後、対策なども出てくるでしょう。
それを待つのではなく、今から対策を始めておくべきです。
歯周病は、歯肉炎の段階であれば正しいブラッシングで健康な状態に戻せます。
しかし、歯周炎になってしまうと専門的な治療が必要になってしまいます。
歯肉より上はその人自身の責任、歯肉より下は歯科医の責任。
歯周病の予防・治療・改善には、歯周病専門の歯科医と2人3脚で歩むのが重要ポイントです。
https://www.tbsradio.jp/434328
2020年10月5日16時27分にRKKから、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
5日午前、山鹿市で改修中の寺院の楼門が落下し、作業員2人が下敷きになり、うち一人が意識不明の重体です。
警察などによりますと、5日午前10時ごろ、山鹿市鹿央町のZ寺で作業員2人が楼門の下敷きになりました。
2人は駆け付けた消防に救助されましたが、菊池市隈府の会社員坂田さん(男性、66歳))が頭の骨を折るなどして意識不明の重体、もう一人の61歳の男性も首の骨を折る重傷です。
当時、現場では楼門の土台の木材を交換するため、楼門をジャッキアップする作業を4人で行っていたということで、警察は楼門のバランスが崩れたとみて、当時の状況を調べています。
https://rkk.jp/news/index.php?id=NS003202010051626030111
10月6日20時54分にYAHOOニュース(くまもと県民テレビ)からは、シロアリ対策の改修工事をしていたなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
5日、山鹿市の寺で改修中の楼門が倒れ、作業員1人が意識不明の重体となっている事故。
当時何があったのか、現場を取材した。
Z寺・佐々木住職:
「びっくりした。雷みたいなものすごい大きな音だった」
事故があったのは山鹿市鹿央町のZ寺。
5日午前10時ごろ、シロアリ対策のため改修作業をしようと柱をジャッキアップしていたところ、高さ5メートルほどの木造の楼門が倒れた。
楼門のそばで菊池市の会社員、坂田さんが心肺停止の状態で見つかった。
坂田さんは頭蓋骨を陥没骨折しており、現在も意識不明の重体。
近所の人:
「下敷きになった男性が見えた。だからすぐ救急車に電話して、挟まれてるから、体は見えているけれど顔が見えない、うめいているって消防に言った」
坂田さんと作業していた男性は楼門の下敷きになったが、他の作業員に救助された。
男性は首の骨を折るなどの重傷だが、意識はあるという。
近所の人:
「楼門が建つ階段は小学生の登校班の集合場所になっている」
「4年半前の熊本地震の頃から左に少し傾いていた。下も少し腐れていた、あれを少し切ってつなげようとしたのでは」
4人体制で柱などを替える工事をしていて、警察や熊本労働局が工事の手法や安全対策が十分だったのかなど、詳しい状況を調べている。
https://news.yahoo.co.jp/articles/da812ed8c6f9bd5d755ee1c45e4a1a8f90b995f6
2020年10月4日18時57分に北海道新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
4日午前1時ごろ、オホーツク管内美幌町報徳、B組合連合会のでんぷん工場で同町元町、作業員平谷さん(男性、36歳)が原料の水溶液が入ったタンクの底に沈んでいるのを同僚が発見し、119番した。
平谷さんは病院に搬送されたが、間もなく死亡した。
美幌署によると、平谷さんは当時、1人でタンク(縦、横、高さ各4メートル)を点検しており、戻るのが遅いため同僚が様子を見に行ったという。
発見当時、タンク上部にある出入り口のふた(約60センチ四方)が開き、タンク内の攪拌(かくはん)装置も作動していた。
同署は転落した可能性もあるとみて調べている。
https://www.hokkaido-np.co.jp/article/467109/
10月4日12時0分にYAHOOニュース(STV)からは、タンク内には溶かしたでんぷんが入っていたなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
午前1時ごろ、作業員の平谷さん36歳が溶かしたでんぷんが入ったタンクの中に沈んでいるのを同僚の男性が発見しました。
平谷さんは事故直前に、機械の不具合を確認するため、1人で見回りに行ったということです。
タンクの大きさは深さ4メートル、幅4メートルほどで、警察は平谷さんが誤ってタンクに落ちたものとみて調べています。
https://news.yahoo.co.jp/articles/82debc15f63855a452fe376b7ff31514d2a58ead
10月4日9時0分にNHK北海道からは、タンクを動かす機械の一部にアラートが出たため確認しに行ったなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
夜勤中にタンクを動かす機械の一部に不具合を知らせるアラートが出たため、居室を離れ、タンクを確認しに行ったということです。
このタンクは縦・横・深さがいずれも4メートルあり、中には飼料の原料となる液体が入っていたということです。
https://www3.nhk.or.jp/sapporo-news/20201004/7000025346.html
2020年10月4日8時35分に福島民友から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
3日午前11時10分ごろ、白河市の作業所で、「男性がもみの下敷きになった」と男性の同僚から119番通報があった。
白河署によると、この会社に勤める石川町、会社役員、男性(56)が大量のもみの下敷きになり、死亡が確認された。
男性は1人でもみを玄米にする作業をしていたという。
もみに埋もれた状態で見つかった。
同署が労災事故とみて原因を調べている。
https://www.minyu-net.com/news/news/FM20201004-543365.php
2020年10月3日19時47分にNHK神奈川から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
3日午前10時すぎ、缶やびん、それにプラスチックなどの資源物を処理する海老名市の施設で、市から業務委託を受けた組合の職員、鈴木さん(男性、71歳)がプラスチックを圧縮する機械にはさまれ、死亡しました。
警察によりますと、事故当時は休憩時間中で、鈴木さんはふだん安全のために閉じられた機械の窓を開けて、ほかの作業員とともに何らかの作業をしていたところ、機械に上半身をはさまれたということです。
警察は、一緒に作業をしていた人から話を聞くなどして、事故の詳しい状況や原因を調べています。
https://www3.nhk.or.jp/lnews/yokohama/20201003/1050011739.html
2020年10月2日21時44分に山陽新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
津山市教委は2日、市立鶴山中(同市山北)で硫化水素を発生させる理科の実験後に2年生の男女9人が体調不良を訴えたと発表した。
保健室で学校医の診察を受け、同日中に全員が授業に戻った。
市教委と同中によると、1時間目に2年生32人が理科室で硫化鉄に塩酸を加える実験を実施。
試験管を持っていた生徒の椅子を他の生徒が揺らして液体がこぼれ、周囲にいた7人が授業後に胸のむかつきや頭痛を訴えた。
試験管の口の上を手であおいで臭いを確認する指示が伝わらず、試験管に鼻を近づけた2人も不調を訴えた。
実験は50代の男性教諭が指導し、窓を開けて換気扇を回していたという。
同中は「体調を崩した生徒や保護者に深くおわびする。二度と同じことが起きないよう安全管理を徹底する」としている。
https://www.sanyonews.jp/article/1057906/ アカスミ
(ブログ者コメント)
硫化水素発生実験中の体調不良事例は、特段のものでない限り、紹介を割愛している。
しかし今回は、昨年、なんと同じ津山市の別の中学でも同種事例が発生していたということで、紹介することにした。
それにしても、同じ市で2年連続で同種事故が起きたというのに、報道ではその点について触れられていない。
なぜだろうか?
(2019年5月15日 18:15 KSB)
岡山県津山市の中学校で、理科の授業中に女子生徒10人が体調不良を訴え、そのうち9人が病院に運ばれました。
午前10時30分ごろ、津山市の北陵中学校で、2年生の理科の実験中に女子生徒10人が体調不良を訴えました。
そのうち9人が病院に運ばれ、1人がトイレで吐くなどの症状がありましたが、いずれも軽症だということです。
授業は31人が受けていて、硫化水素を発生させる実験をしていました。
中学校によりますと、窓は開けていて、直接臭いをかがないよう指導していたということです。
津山市教育委員会は今後、学校への聞き取りをしながら原因を調べるとしています。
https://www.ksb.co.jp/newsweb/index/13469
(2019年5月15日 日テレNEWS24)
悪ふざけをしていた生徒はいなかったという。
https://www.news24.jp/articles/2019/05/15/07436728.html
2020年10月2日17時58分にNHK徳島から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
2日午前10時ごろ、徳島市川内町の四国横断自動車道の工事現場で、トラックに積み込み作業中の長さ3.5メートル、重さおよそ700キロの鋼材2本が落下し、荷台で作業していた大阪市西成区の湯川さん(男性、47歳)に直撃しました。
湯川さんは鋼材とともに荷台から1メートルあまり落下して鋼材の下敷きになり、病院に搬送されましたが、およそ1時間後に死亡が確認されました。
警察によりますと湯川さんは、2日朝から同僚と3人で使い終わった鋼材をフォークリフトで持ち上げてトラックの荷台に積み込む作業をしていて、湯川さんは荷台の上で誘導を行っていたということです。
現場は徳島自動車道と吉野川の間に位置する四国横断自動車道の橋の工事現場で、警察は鋼材が落下した原因や作業の安全管理に問題がなかったかなどを調べています。
工事を発注した西日本高速道路は、「お亡くなりになられた作業員の方のご冥福をお祈りするとともに、ご遺族に対して心よりお悔やみ申し上げます。捜査に全面的に協力するとともに今回の事故について原因究明に全力をあげ、再発防止に取り組んでまいります」とコメントしています。
https://www3.nhk.or.jp/lnews/tokushima/20201002/8020009020.html
10月3日0時5分に徳島新聞からは、積み上げられた鋼材の上に積もうとした2本が落下したなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
2日午前10時ごろ、徳島市川内町富久の宮島江湖川に架かる四国横断自動車道の橋の工事現場で、鋼材を大型トラックの荷台に積み込んでいた大阪市の男性会社員(47)が、荷台から落ちて鋼材の下敷きになった。
男性は市内の病院に運ばれたが、全身を強く打ち、約1時間後に重症頭部外傷で死亡した。
徳島板野署によると、男性はトラックの荷台に上がり、鋼材(長さ約3・5メートル、重さ約700キロ)を積み込むフォークリフトを誘導していた。
荷台には鋼材が約1メートルの高さに積み上げられており、その上に積もうとした2本が落下し、共に地上に落ちた。
https://www.topics.or.jp/articles/-/427613
(2021年2月23日 修正1 ;追記)
2021年2月22日20時52分にNHK徳島からは、計画を定めず作業させたとして工事担当の課長らが書類送検されたという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
去年10月、徳島市川内町の四国横断自動車道の工事現場で、トラックに積み込み作業中の鋼材2本が落下し、荷台で作業をしていた47歳の男性作業員に直撃し、男性は1メートル余り落下して鋼材の下敷きになり、死亡しました。
徳島労働基準監督署によりますと、男性作業員の勤めていた美馬市に本社を置くT重機建設運輸は、今回事故が起きた作業にあたり、フォークリフトの種類や能力、荷の種類および形状などに適応した作業計画をあらかじめ定めずに、フォークリフトでトラックに鉄骨を積み込む作業を行わせていた疑いがあるということです。
このため徳島労働基準監督署は、22日、この会社と工事を担当していた課長を労働安全衛生法違反の疑いで、徳島地方検察庁に書類送検しました。
T重機建設運輸は、「通達事項が正式に来ていないため内容を把握出来ておらず現段階ではコメントを差し控えさせていただきます」としています。
https://www3.nhk.or.jp/lnews/tokushima/20210222/8020010224.html
2020年10月2日5時0分に神奈川新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
1日午後7時5分ごろから同45分ごろにかけて、横須賀市の東部で「薬品のような臭いがする」などと同市消防局、横須賀、浦賀署に計18件異臭の通報があった。
三浦半島の異臭騒ぎは6月以降5回目。
異臭の原因を調査するため、同局は空気を採取する準備をしていたが、通報があった場所に到着した時にはすでに臭いは消えており、採取できなかったという。
横浜市南部でも同日、異臭がするとの通報が相次いだ。
同市消防局によると、午後6時から同7時ごろにかけ、「異臭がする」などと複数件の通報があった。
戸塚署によると、同市戸塚区上矢部地区などの住民から「プラスチックの臭いがする」などと通報があった。
原因は不明という。
https://www.kanaloco.jp/news/social/article-253277.html
10月1日20時32分にNHK神奈川からは、ゴムが焼けたような臭いとかガス臭いという通報だったなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
1日午後6時20分ごろ、横浜市中区で「ゴムが焼けたような臭いがする」と通報があったほか、午後7時ごろまでの30分ほどの間に南区や港南区、戸塚区などでも異臭を訴える通報が相次ぎました。
また、午後7時過ぎには横須賀市の消防に「市内でガスくさい臭いがする」という通報があり、消防によりますと、こうした通報は午後8時までに横浜市と横須賀市で合わせて10件余り寄せられたということです。
いずれも消防隊が現場に着いたときには臭いは確認できず、原因はわかっていないということで、気分が悪くなるなどして搬送された人もいませんでした。
https://www3.nhk.or.jp/lnews/yokohama/20201001/1050011725.html
10月2日10時24分にNHK神奈川からは、速やかなサンプリングのため5つの消防署に空気採取機材を配備したなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
神奈川県横須賀市など広い範囲で「異臭がする」という通報が相次いでいることを受けて、神奈川県は、空気を採取するための専用の機材を配備して本格的な原因の調査に乗り出しました。
横須賀市消防局によりますと、ことし6月、横須賀市や三浦市の住民から「ゴムが焼けたような臭いがする」などと、異臭を訴える通報が200件ほど寄せられました。
その後、7月から先月にかけて月に1度のペースで横須賀市や三浦市で通報があり、1日夜も横浜市や横須賀市で通報が相次ぎました。
いずれも消防などが現場に駆けつけた時には臭いは消えていて、原因は特定できていません。
このため神奈川県は、本格的に原因を調べる必要があるとして、警察や消防、それに海上保安庁などと連携して調査に乗り出すことになりました。
具体的には、横須賀市と三浦市にある合わせて5つの消防署に専用の機材を配備し、通報があった場合、消防隊員が現地の空気を採取して県の施設で詳しく分析するということです。
神奈川県は「異臭がする地域や時間は毎回違うので、素早く現場に駆けつけるのは難しいが、何とかサンプルを採って原因を特定し、住民の不安を解消したい」としています。
https://www3.nhk.or.jp/lnews/yokohama/20201002/1050011726.html
10月2日20時20分に神奈川新聞からは、小泉環境相も協力の意向を示したなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
小泉進次郎環境相(衆院11区)は2日の記者会見で、三浦半島で原因不明の異臭騒ぎが相次いでいることについて「私も関心を持っている。県や消防が調査に乗り出すなら、環境省として協力できることがあればやる」と述べ、国として原因解明に協力を惜しまない考えを示した。
異臭騒ぎを巡っては、1日夜にも横浜、横須賀両市で「薬品のような匂いがする」などといった内容の通報が県警や消防に相次いだ。
これを含め、横須賀市と三浦市では同様のケースが6月以降5回起きている。
今後、県が原因を調査することにしている。
https://www.kanaloco.jp/news/government/article-254508.html
10月3日23時57分に神奈川新聞からは、3日にも横浜市内で異臭騒ぎがあったという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
3日午後5時ごろから夜にかけて、横浜市内で「ゴムが焦げたような臭いがする」といった通報が市消防局や市内の警察署に相次いだ。
通報は中区のほか、神奈川、港北区などでもあり、神奈川新聞社の調べで20件を超えた。
同局や山手署などによると、有害物質は検知されておらず、異臭の原因は不明という。
同市南部では1日にも異臭の通報が相次いだ。
県内では6月以降、横須賀市や三浦市でも原因不明の異臭が発生している。
https://www.kanaloco.jp/news/social/article-255676.html
(ブログ者コメント)
小泉氏のコメントは、環境大臣としての発言だろうか?
それとも、神奈川11区選出の代議士としての発言だろうか?
どうでもいいことだが、ちょっと気になった。
2020年10月1日19時19分にYAHOOニュース(新潟総合テレビ)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
大きく壁が崩れ舞い上がる粉じん。
近くにいた警察官も慌ててその場を離れます。
これは1日午後2時ごろ、長岡市呉服町で解体作業中のビルの壁が倒壊した瞬間を撮影した映像です。
【記者リポート】
「建物が倒壊した現場です。建物の壁や足場が道路側に崩れていて、道路脇に停めてあったトラックを押しつぶすような状態になっています」
倒壊したのは、解体作業中だった鉄筋コンクリート5階建てのビル。
警察などによりますと、作業員が午後の工事に向けて準備をしていたところ、道路側に面した3~4階部分にあたる壁と足場が崩れたということです。
【作業員】
「本当は内側に倒すはずだったが、外側に倒れた」
現場には11人の作業員がいましたが、けが人はいませんでした。
【目撃者】
「普段から工事の音はしていたけど、それとはちょっと違うなと感じるくらい大きい音がした。岩というか建物がガタガタと崩れる音だった」
あわや大惨事となるところだった今回の事故。
建物の前の市道は約150mにわたって現在通行止めとなりました。
https://news.yahoo.co.jp/articles/7ee51aed606881169aec258ba6a6cfa126c530c0
(ブログ者コメント)
以下は、映像の4コマ。
2020年10月1日20時4分に日本経済新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
1日午前11時半ごろ、兵庫県加古川市尾上町池田の繊維会社「O社」(大阪)加古川工場で「タンクが爆発して火災になっている」と工場関係者から119番があった。
加古川署によると、工場従業員の藤原さん(男性、53)=同県姫路市=が死亡し、男性従業員(34)が軽傷を負った。
署は、工場が安全管理を怠った可能性もあるとみて、業務上過失致死容疑で調べている。
署によると、藤原さんが工場2階でタンクを電動のこぎりで解体し、配管を切断する作業中に事故が起きた。
タンクや配管には引火性の二硫化炭素が残っていたとみられるが、約10年間使われておらず、入っていない前提で作業していたという。
工場では更地にするための解体作業をしていた。
加古川工場関係者によると、二硫化炭素はレーヨンを作る際の原料として使っていた。
現場は山陽電鉄尾上の松駅から南に約600メートルで、付近に住宅街がある。
〔共同〕
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO64498010R01C20A0AC8Z00/
10月1日18時45分に神戸新聞からは、軽傷を負った従業員は音を聞いて駆け付けた人だったなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
1日午前11時半ごろ、兵庫県加古川市尾上町池田の繊維メーカー「O社」加古川工場で爆発音がし、けが人が出ていると同社の男性社員から119番があった。
工場内で社員の男性(53)が背中にやけどを負うなどして倒れており、その後死亡した。
加古川署や同市消防本部によると、同工場は鉄筋コンクリート4階建て。
男性は当時、1人で2階に設置されているタンクの解体作業中だった。
電動のこぎりで配管を切断する際、爆発が起きたとみられる。
タンクには、有毒で気化すると引火しやすい二硫化炭素が入っていた可能性があるが、約10年間未使用だったため、入っていない前提で作業していたという。
音を聞いて現場に駆け付けた別の男性社員(34)も、喉に痛みを訴えて搬送されたが、軽傷のもよう。
https://www.kobe-np.co.jp/news/jiken/202010/0013747471.shtml
2020年9月30日19時9分にYAHOOニュース(FNN PRIME)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
“人の脳を食らう生物”の存在を知っているだろうか。
9月8日、アメリカ南部テキサス州で、6歳の少年が死亡した。
病気でも交通事故でもない、突然の死。
原因不明の中、少年の母親が語った経緯に、多くの人が震え上がった。
死亡した少年の母親
「金曜日に嘔吐(おうと)と頭痛が止まらなくなって、病気になっただけだと思っていました。病院でCTスキャンを撮ったら、脳が膨らんでいるのが写っていた。摘出した髄液を検査した結果を見た医師によると、これらの症状は、おそらく“アメーバ”が原因だと言われました」
少年の命を奪ったのは、「ネグレリア・フォーレリ」というアメーバ。
湖・川・温泉などの淡水でよく見られ、人の鼻から侵入し、脳を破壊。
ほぼ100%の確率で死に至るという、“人食いアメーバ”と呼ばれる、おそろしい生物。
地元メディアによれば、少年は、この人食いアメーバに、公園の噴水か自宅のホースの水から感染したとみられている。
少年が住んでいた市は、災害宣言を発令。
住民に水道水を沸騰させて使用するよう呼びかけ、水道局が消毒作業を続けている。
身近な場所での感染。
日本にも人食いアメーバは存在するのか。
病原性アメーバの研究をしている弘前大学大学院 保健学研究科・山内可南子氏は、「日本国内でもネグリア・フォーレリは生息しています。1996年に、25歳の女性が佐賀県で発症されて、だいたい10日前後で亡くなられています」と話した。
日本にもいた、“人食いアメーバ”。
塩素に弱いため、日本の浄水レベルであれば心配ないというが...。
山内可南子氏
「これから、どんどん温暖化が進む中では、少し注意しないといけない感染症」
特に免疫力が弱い子どもや高齢者の感染が多いということで、なるべく沼や池などには近づかないよう注意が必要という。
https://news.yahoo.co.jp/articles/66d4ed11f870a20b0d9382457c19a4cd7f491214
9月29日16時26分にTBS NEWSからは、過去に米国では100人以上が感染して死亡したなど、同趣旨の記事がネット配信されていた。
また、これら以外にも以前から数多くの情報がネット上に掲載されていた。
アメリカ南部・テキサス州で6歳の少年が死亡したのは、「脳を食べるアメーバ」に感染したのが原因だったことがわかりました。
テキサス州、レイク・ジャクソン市で今月8日に死亡した6歳の少年。
「ネグレリア・フォーレリ」と呼ばれるアメーバに感染していたことが分かり、市当局が調べたところ、少年の自宅のホースなど3か所から検出されました。
このアメーバ、川や湖などで繁殖し、ヒトの体内には鼻から入って脳に到達するとされ、CDC=疾病対策センターは過去に100人以上が感染し死亡した「脳を食べるアメーバ」と紹介しています。
これを受けテキサス州知事は27日、周辺地域に災害宣言を出し、地元当局は水道水を煮沸、消毒するよう呼び掛けています。
https://news.tbs.co.jp/newseye/tbs_newseye4089806.html
2020年9月30日16時0分に熊本日日新聞から、下記趣旨の記事が虫の写真付きでネット配信されていた。
体液が皮膚に付くとやけどのように腫れることがある「アオバアリガタハネカクシ」。
「やけど虫」とも呼ばれるこの昆虫を見たという投稿が、熊本日日新聞社の「SNSこちら編集局」に複数寄せられた。
専門家は「見つけても触らず、体液が付いたら慌てず、水で洗い流して」と呼び掛けている。
「アオバ-」は体長5~6ミリほどで、赤と青みがかった黒のコントラストが特徴。
体の節々から出す体液に有毒物質「ペデリン」を含み、皮膚に触れると水ぶくれができてただれ、かゆみや痛みを伴う。
熊本博物館(熊本市中央区)で動物を担当する清水学芸員によると、水田のあぜ道や水辺など、湿った場所に生息。
目撃情報では「家の中にいた」「玄関先で見た」ということだが、「アオバ-」は明かりに向かって飛ぶ習性があり、小さくてちょっとした窓の隙間もすり抜けられるため、水辺が近い住宅に入ってくる場合もあるという。
熊本市の江津湖など身近な水辺にもすんでいる「アオバ-」。
清水学芸員は「10月ごろまでは注意してほしい」と話している
https://this.kiji.is/683931618874524769?c=39546741839462401
(ブログ者コメント)
ネットで調べたところ、数多くの情報がヒットした。
以下は、その中の一つ。
たまたま熊本県と同じ九州の福岡県の新聞の情報だが、この虫は日本全土に生息している由。
(2020年8月31日14時53分 西日本新聞;炎症状況の写真付き)
「庭で花火をした後、太ももに発疹ができてひどく痛みます」。
福岡県直方市の女性(40)から、西日本新聞社「あなたの特命取材班」にそんな声が届いた。
普通の虫刺されとは違うという。
コロナ禍の夏、庭やキャンプ場など野外で3密を避けながらレジャーを楽しむ人は少なくない。
謎の炎症の正体は-。
女性は8月初旬、子ども4人と一緒に庭で花火をした。
翌日、右太ももに10センチほど線を引いたように発疹や水ぶくれのような跡ができた。
「やけどのような激しい痛みが数日続き、動くのもつらかった」。
花火によるやけどや、虫に刺されたような記憶はない。
皮膚科を受診すると、線状皮膚炎と診断された。
炎症を引き起こした「犯人」は「アオバアリガタハネカクシ」という昆虫だった。
◆ ◆
「体液が付くとやけどのような炎症を起こすため、『やけど虫』とも呼ばれています」と話すのは、九州大学総合研究博物館の丸山宗利准教授(昆虫学)。
体長は0・6~0・7センチ程度。
日本全域に生息し、特に平野部の水田などで5月ごろから秋にかけて多く見られる。
夜は光に集まる習性があり、小さな体で隙間から家屋に入り込むことも。
特徴は毒成分「ペデリン」が体液に含まれていること。
天敵の小鳥などに食べられないためだが、これが人間の皮膚に触れると炎症を引き起こす。
体から払いのける際につぶしてしまうことが多く、顔や首など皮膚の柔らかい部分ほど症状が現れやすいという。
日本に2500種ほどいるハネカクシの仲間の多くは人体に無害。
一部のアリガタハネカクシの仲間に有害な体液があり、特に身近な場所に出るアオバアリガタハネカクシの被害に遭うケースが目立つそうだ。
死骸でも体液が残っている可能性があり、素手で触るのは避けた方がいいのだとか。
「目に入れば失明の可能性もある。体液が付いたらすぐ水で洗い流して、医療機関を受診して」と丸山准教授は勧める。
◆ ◆
夏休みは終わったが、子どもたちにとって昆虫採集の季節はまだ続く。
野外で調査活動を行うことが多い丸山准教授によると、服装は長袖、長ズボンが基本という。
「森の中では長靴を忘れずに。首にも必ずタオルを巻きます」
アオバアリガタハネカクシ以外にも、有毒の虫や植物は少なくない。
子どもに人気のカブトムシやクワガタが集まる木の周りには、樹液に引き寄せられたスズメバチがいる可能性も。
足元の茂みには猛毒のマムシが隠れていることもある。
丸山准教授は、「何かあったときのために最寄りの医療機関を確認し、常に大人と一緒に行動することが重要です」と話した。
https://www.nishinippon.co.jp/item/n/639650/
2020年10月1日7時14分にmsnニュース(山形新聞)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
鶴岡市教育委員会は30日、同市豊浦中の給食に出された瓶入り牛乳1本に異物が混入していたと発表した。
体長約5センチの小動物の死骸で、ネズミとみられる。
開封前に発見し、生徒が牛乳を口にすることはなかった。
県庄内保健所が製造業者に職員を派遣し、原因を調べている。
市教委によると、3年の生徒が同日午後0時50分ごろ、200ミリリットル入りの瓶の中に浮いている黒い異物に気付き、教員に伝えた。
連絡を受けて駆け付けた業者は瓶が未開封であることを確認。
ふたを開けて中を確かめると、小動物の死骸が見つかった。
干からびた状態だったとみられる。
牛乳は業者が直接学校に納入している。
学校は異物発見後すぐ、牛乳を飲まないよう校内放送で連絡。
他に異物の混入はなかった。
生徒と教員計10人が全部か一部を飲んでいた。
市教委の聞き取りに、業者は製造過程で混入した可能性を認め、原因として瓶の保管体制や製造中の目視確認の不十分さが考えられるとした。
布川教育長らが同日夜に記者会見し、経緯を説明した。
この業者は同校を含む豊浦地区と温海地域の小中計5校に納入しており、市教委は当面、各校での牛乳の提供を見合わせる。
一方、市総務部は契約上、衛生管理の条項に抵触する可能性があるとして「保健所の調査結果を踏まえて厳正に対応する」としている。
10月1日14時20分に日テレNEWS24からは、この日は学校だけで622本納入されていたなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
納入業者から30日、豊浦中を含めて市内の小・中学校5校で、あわせて622本が納入されたほか、鶴岡市内の旅館とホテル4施設に納入されていた。
https://www.news24.jp/nnn/news88710594.html
10月2日8時18分に山形新聞からは、瓶の数が足りなかったので蓋なし段ボール箱で保管していた予備の瓶も使った、業者は廃業するなど、下記趣旨の記事が段ボール箱の写真付きでネット配信されていた。
使用された瓶は封のない箱で保管されていたことが1日、製造業者への取材で分かった。
隙間からネズミが入り込み、死骸は洗浄作業でも除去されなかった。
製造したA酪農協業組合(同市)は不十分な管理を陳謝し、廃業する考えを示した。
同組合によると、異物混入が見つかった牛乳は9月29日に製造した。
通常は回収瓶を再利用しているが、この日は数が足りず、予備の瓶を充当した。
3年ほど前に購入し、倉庫兼車庫で保管していた。
予備の瓶は上面のない段ボール箱に入っており、箱の上に段ボール紙を載せてふたにしていた。
隙間からネズミが入り、中で干からびたとみられる。
瓶は全て牛乳を充填(じゅうてん)する前に機械で洗浄・消毒しているが、死骸は除去されなかった。
工程は3人で担当し、瓶に触れたり、目視したりする機会は複数回あったが、気付かなかった。
今野代表理事は、「児童生徒、保護者の皆さんに大変申し訳ない」と陳謝。
県庄内保健所からは原因の究明と改善まで営業自粛の指導を受けたとする一方、「信用回復は難しく、廃業する」と語った。
スーパーなどに出荷した紙パック製品の回収も進めている。
同組合は1955年の設立で、旧温海町時代から学校給食に牛乳を納めてきた。
庄内地域で給食用に瓶の牛乳を提供しているのは同組合だけだった。
https://www.yamagata-np.jp/news/202010/02/kj_2020100200024.php
2020年9月30日18時30分にYAHOOニュース(関西テレビ)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
30日朝、大阪メトロ「天王寺駅」で3歳の男の子がエスカレーターに手首を挟まれる事故がありました。
男の子は約20分後に救出されましたが、手首にケガをしました。
【記者リポート】
「男の子はJRと大阪メトロを結ぶ、こちらのエスカレーターで転び、手を挟みました」
午前9時50分ごろ、大阪メトロ「天王寺駅」で「男の子がエスカレーターに挟まっている」と通りかかった人から消防に通報がありました。
消防などによると、3歳の男の子が母親と歩いていたところ、駅の下りエスカレーターに乗りこむ際に転倒し、右手首がステップと側面部分との間に挟まれたということです。
エスカレーターは自動的に緊急停止し、男の子は約20分後に救出されました。
男の子は右手首にけがをして病院で治療を受けています。
大阪メトロによると、事故があったエスカレーターのステップと側面部分との間には3.5ミリほどの隙間しかなく、欠損や不具合などもないということで、事故が起きた原因を詳しく調べる方針です。
https://news.yahoo.co.jp/articles/79eb516d1b78d530e59d8fbb6b865714b223126c
9月30日12時4分にYAHOOニュース(読売テレビ)からは、通常は2mmの隙間で、駆け下りようとして転倒したなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
現場は、JR天王寺駅と大阪メトロ天王寺駅を結ぶ下りエスカレーターで、消防などによると、午前9時50分ごろ、「子供が挟まれて動けない」と119番通報があった。
挟まれたのは3歳の男の子で、駆け下りようとして転倒し、通常は2ミリの隙間に、右手の手先から腕にかけて挟まれたという。
エスカレーターは自動で止まり、男の子は約30分後に助け出された。
けがの程度はわかっていないが、意識はあり、命に別条はないという。
https://news.yahoo.co.jp/articles/a9c9aa5394abd92f60f6a556bb95cf84b0c95528
9月30日13時4分に産経新聞からは踏み段脇の隙間に挟まったなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
大阪府警天王寺署や大阪メトロによると、男児は下りエスカレーターに乗った直後にバランスを崩して転倒し、右手が踏み段脇の隙間に挟まった。
エレベーターは直後に緊急停止。
男児は右の手首まで挟まっていたが、出血などはなかったという。
https://www.sankei.com/affairs/news/200930/afr2009300010-n1.html
(ブログ者コメント)
以下は、関西テレビ映像の2コマ。
2020年9月29日23時47分に毎日新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
29日午後4時50分ごろ、神戸市東灘区住吉本町1の4階建てビルの高さ16メートル付近から金属製のパイプ(重さ約14キロ、長さ約3・7メートル)が落下し、路上を歩いていた近くの無職の女性(44)と医師の男性(70)に当たった。
女性は頸椎(けいつい)を折るなどの重傷、男性は右手の指に軽傷を負った。
兵庫県警東灘署が業務上過失傷害容疑で調べている。
署によると、ビルの外壁の点検のため、作業員6人で足場を組む工事をしていた。
4本のパイプを束にして、つり上げていた際に、フックが外れて落ちたとみられる。
https://mainichi.jp/articles/20200929/k00/00m/040/330000c
9月30日0時43分に朝日新聞からは、パイプは足場に当たりながら落ちたという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
4階建てビルの外壁点検工事をしていた作業員らが、足場用のパイプ数本を地上から屋上につり上げていたところ、1本が地上16メートル付近から足場に当たりながら落ちたという。
https://www.asahi.com/articles/ASN9Z02YVN9YPIHB02H.html
9月30日17時18分にNHK兵庫からは、手作業で屋上に移そうとしたパイプが落下した、女性は首の骨折ではなく首の捻挫だったなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
29日夕方、神戸市東灘区住吉本町のビルの外壁工事の現場で金属製のパイプ1本が落下して、近くを歩いていた男女2人がけがをしました。
警察によりますと、落下したパイプは鉄製で、長さはおよそ3.7メートル、重さがおよそ14キロあり、当時、一部7階建てビルの4階の屋上付近で、足場を組み立てるため作業員が機械を操作して、パイプを複数本ずつ引き上げていたということです。
その後の調べで、作業員が地面から引き上げたパイプを手作業でビルの屋上に移そうとした際、そのうちの1本が落下したことが警察への取材で分かりました。
30日、警察は労働基準監督署と合同で現場に入り、業務上過失傷害の疑いで、当時の作業手順や安全管理に問題がなかったかなど、当時の状況を詳しく調べています。
警察は29日夜、けがをした2人のうち44歳の女性について、病院でのX線検査をもとに首の骨を折る大けがをしたと説明していましたが、精密検査の結果、首のねんざだったと発表しました。
【現場近くの飲食店の女性“すごい音”】
現場近くの飲食店の女性は、パイプが落下したときのことについて、「『ガシャーン』というすごい音がして『危ない』という声も聞こえてきました。これまで工事の作業で物が落ちてくることはありませんでした」と話していました。
【建設会社“防止に努める”】
工事を請け負う神戸市の建設会社によりますと、9月23日から足場を組み立てる作業を行っていたということです。
29日、現場では作業員や警備員13人が作業をしていて、このうち作業員2人が屋上と地上に分かれて機械でパイプを引き上げていたということです。
建設会社はNHKの取材に対し、「けがをされた方には丁寧に対応するとともに、工事の作業手順を見直して事故が起きないよう再発防止に努める」としています。
https://www3.nhk.or.jp/lnews/kobe/20200930/2020010034.html
(ブログ者コメント)
以下は、NHK映像の2コマ。
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。