2023年9月15日に掲載した元記事がブログ運営会社の字数制限に抵触しましたので、ここに新情報を第2報修正2として掲載します。
第1報は下記参照。
https://anzendaiichi.blog.shinobi.jp/Entry/13427/
(2023年10月15日 修正2 ;追記)
2023年10月6日8時0分にYAHOOニュース(北海道放送)からは、規制中のコースを走っていた別車両のカメラ映像によれば警備員や先導バイクは規制する様子を見せなかったという下記趣旨の記事が、複数枚の写真付きでネット配信されていた。
・・・
協会の説明に疑問を抱き、憤る選手からの情報提供で取材をすすめると、事故車両とは別の車も通行規制中のコースを走行していたことがわかりました。
その車は、車窓からの風景などを撮るカメラを載せていて(ドライブレコーダーとは別)、映像を検証すると、協会側の警備などが“ずさん”と言わざるを得ない実態が明らかになりました。
その車の男性によりますと、まず、コースの入口前に立つ警備員と通行規制時前に言葉を交わしましたが、特に詳しい説明がなく、止められた認識もなかったので、コースに向かうと、2人目の警備員もスルー…。
ドライバーの目につく看板なども見当たりません。
次に、コース内の警備員、その次の警備員は、既に通行規制に入っていたと思われるのに、2人ともスルー…。ここでも、通行規制が一目でわかる看板などはありませんでした。
やがて、車は、レース中の選手を先導する何台ものバイクとすれ違いますが、皆、右手を上げて、左側に寄るようなジェスチャーをしただけだったので、男性は「走行するな」の指示までとは思わず、走行を続けたといいます。
また、立ち止まったり、引き返してきたりして、停止を求めたバイクはありませんでした。
そして、道路わきに駐車していた事故車両の横を通過…。
これでは、走行していた車を見て、事故車両の男性が「通行規制が終わり、もう走行してもいい」などと思い込んでしまった可能性が否定できません。
さらに、映像には、追い越しをかけたわけではないのに、猛スピードもあってか、センターラインからはみ出したり、センターライン上を走ったりする自転車が相次ぎ、セイフティーネットとして、反対車線の通行規制が必要だったことが伺えます。
しかし、その通行規制が“ずさん”だとしたら…。
出場していた選手は、一連の映像を見て「ガードマンは全く役割を果たしていない。先導のバイクも手を振って通り過ぎるだけ。運営側、協会に事故の責任があるのは明らか。はみ出した選手の過失が大きいとされるのは、同じ選手として納得できない」と憤ります。
・・・
https://news.yahoo.co.jp/articles/4675fb8d3a81f809b95f7e75b28f90d425c9d755
(2023年11月2日 修正3 ;追記)
2023年10月30日19時34分にYAHOOニュース(北海道放送)からは、死亡した選手のいた集団と前の集団は2㎞ほど離れていた、事故を起した車はコース内を複数回往復していたなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
事故から1か月あまり。
29日、有識者などを交えて初めて開かれた安全対策検討会で、大会の主催団体が明らかにしたことが。 “空白”の区間。
事故現場からおよそ1.7キロ手前にあるタイム計測ポイント。
ここを第3集団が通過したのは午前11時34分。
そして第4集団にいた五十嵐さんは、11時35分40秒ごろ通過しました。
2つの集団の距離は縮まらず、事故当時は推定でおよそ2分間、距離にしておよそ2キロにわたって、五十嵐さんの前方に先導車両がいない「空白の区間」があったというのです。
さらに、規制がかけられる前、事故を起こした車がコース内を複数回、往復する様子を大会関係者が目撃。
危険回避のため、警備員は自転車と同じ方向の車線に移ったうえ、コースから出るよう運転手に伝えました。
車は、誘導された方向に移動したということですが、事故直前の別の車のカメラの映像には、自転車と反対方向の車線に停まっている様子が。
事故車両はどこかでUターンして、再び自転車の反対車線を走り、事故を起こしたとみられます。
https://news.yahoo.co.jp/articles/2be3ce8e59cd6873c629f6702e7ba14f53a4bea9
2023年10月5日20時50分に毎日新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
神奈川県鎌倉市のJR東海道線で8月、電車が線路脇の電柱と衝突した事故で、JR東日本は5日、電柱の根元部分のひびから雨水が入って内部の鉄筋の腐食が進み、折れて線路側に傾いたことが原因と発表した。
渡利副社長は記者会見で、「多くのお客さまにご迷惑をおかけしたことを改めて深くおわび申し上げる」と謝罪した。
JR東によると、1980年の設置後、何らかの原因でひびが発生。
架線の引っ張る力で割れ目が開いたままの状態となり、雨水が内部に入り込んだ。
その結果、鉄筋の腐食が徐々に進んで10本中4本が破断するなどし、最終的に線路側に傾いて電車と衝突したと推定した。
昨年5月にこの電柱を検査した際、異常は確認されなかった。
再発防止策として、ひび割れ検査や設計方法を見直すほか、同種電柱の補強工事を実施することを決めた。
JR東はこれまで、設置状況などが似た電柱約8700本を点検。
このうち特に類似する99本を重点的に管理することとし、追加点検で千葉県内と東京都内の計2本にひびを確認した。
既に補強しており、残りも2カ月程度で順次補強する。
けがを申告した乗客が7人に上ったことも明らかにした。
(共同)
https://mainichi.jp/articles/20231005/k00/00m/040/299000c
10月5日18時28分に読売新聞からは、昨年5月の目視点検で細かいヒビ割れを見逃していた可能性ありなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
JR東によると、ひび割れができた時期や原因は不明。
同社では3年に1回、目視で電柱の定期点検を実施しており、今回倒れた電柱は昨年5月に点検していたが、ひび割れは確認できていなかった。
細かいひび割れは目視ではわかりにくく、見逃していた可能性があり、同社はひび割れを見つけやすいよう、水などを吹き付けるなど点検方法を見直す。
事故は8月5日夜に発生。
小田原発横浜行き臨時電車が大船駅構内を走行中に電柱に衝突し、運転士1人と乗客7人がけがをしたほか、乗客12人が熱中症の症状など体調不良を訴えた。
https://www.yomiuri.co.jp/national/20231005-OYT1T50250/
10月5日15時38分に産経新聞からは、一時的に大きな荷重が加わり、根元に微小なヒビ割れが発生していた、ヒビ割れが閉じない可能性がある99本を重点管理柱に定めたなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
JR東によると、折れたコンクリート製の電柱は、何らかの原因で一時的に大きな荷重が加わり、根本に微小なひび割れが発生していた。
ひび割れは荷重がなくなると閉じるが、折れた電柱は常時荷重が加わっていたため、ひび割れが閉じない状態が続いていた。
ひび割れから雨水が浸入し、柱内部の鉄筋が腐食しやすくなったとみられ、鉄筋10本のうち3本が破断していた。
さらにもう1本の鉄筋も腐食が進展していた。
その結果、電柱が折れ、線路側に傾いたと推定している。
JR東は対策として、ひび割れの閉じない可能性のあるコンクリート製の電柱99本を「重点管理柱」と定め、今後、補強工事などを実施する。
https://www.sankei.com/article/20231005-AHQHZ2H3WRKBRLVEQ5JKW4WEH4/
(2024年11月29日 修正1 ;追記)
2024年11月28日13時21分に朝日新聞からは、調査報告書が公表された、倒れた電柱は走行中の電車の数m先に突然現れた、電柱の直撃を受けた車両は天井部が先につぶれて衝撃を吸収する構造を取り入れていたため被害軽減に寄与した可能性ありなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
あわや電柱が客席部を直撃するところだったことが、国の運輸安運輸安全委員会が28日に公表した調査報告書で明らかになった。
事故は昨年8月5日夜に発生。
乗客約1500人を乗せた小田原発横浜行きの臨時列車(15両編成)に倒れてきた電柱が衝突し、運転士1人と乗客4人の計5人が打撲などの軽傷を負った。
調査報告書で明らかになった運転士の証言などによると、走行中、2~3メートル前方に電柱が突如現れ、先頭車両前面の左脇部分に衝突した。
1両目に座っていた乗客は、衝撃の際、火花が飛んできて背中に当たり、軽いやけどを負った。
車内は一時白く煙ったという。
運転士や乗客が乗っていた1両目は、天井部が先につぶれて衝撃を吸収するクラッシャブルゾーンと呼ばれる構造を採り入れており、報告書では、クラッシャブルゾーンが「被害軽減に一定程度寄与した可能性がある」と指摘している。
報告書によると、電柱を支える10本の鉄筋がいずれも事故後に折れており、断面がさびていたという。
腐食の状況などから、このうち3本は事故発生前に折れてから「相当の時間が経過した」とし、もう1本も事故発生前には亀裂ができていたとしている。
電柱は架線を引き留めるため常に一定方向に強い力がかかる構造で、風速40メートルの風圧下では設計上の許容値を超える力がかかっていた。
風や地震などの影響で電柱にひび割れが発生し、割れ目が閉じない状態が続くなかで雨水などが入ったため、鉄筋が腐食したとしている。
運輸安全委は、電柱の根本に生じたひび割れから雨水が浸入し、鉄筋が腐食したため電柱が倒れたと結論づけた。
電柱の定期検査は2022年5月に行われていたが、目視での確認だったことから、「検査で横ひび割れが発生していたが発見できなかった可能性がある」と指摘した。
JR東日本は事故後、再発防止策として折れた電柱と同様に、架線を引き留めるために一定方向に強い力がかかる構造の電柱100本を「重点管理柱」に指定。
強度の高い鋼管柱への交換や補強などを今年9月までに終えているという。
https://www.asahi.com/articles/ASSCX1CSTSCXUTIL023M.html?iref=pc_national_$PAGE_TYPE_EN_list_n
11月28日10時0分にYAHOOニュース(TBS NEWS )からは、電柱は衝突3分半前に電車とぶつかる角度まで傾いた、根元のヒビ割れは線路に敷かれた小石に隠れた部分にあったなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
傾いた電柱は事故発生前に風や地震などの影響で、架線から一時的に強い力で引っ張られ、電柱の根元部分にひび割れが起きていました。
そのひびから雨水が入り電柱の中の鉄筋が腐食したため、10本ある鉄筋のうち3本が折れたほか、1本の腐食が進んだ結果、衝突するおよそ3分半前に電柱が電車とぶつかる角度にまで傾いたということです。
また根元部分のひび割れは、線路に敷かれている小さな石に隠れた部分にあり、事故のおよそ1年2か月前に行われた定期検査では、発見できなかったとしています。
運輸安全委員会は、▼電柱の補強や建て替えなどの実施、▼検査方法の見直しなどの再発防止策が必要だとしています。
https://news.yahoo.co.jp/articles/e4ca6a9be0bbee9daaaa74cb7121a6f936ea9612
2023年10月5日15時58分にYAHOOニュース(茨城新聞)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
5日午前10時15分ごろ、茨城県取手市桑原のビール工場で、商品を保管する倉庫の屋根で太陽光パネルの点検作業をしていた神奈川県相模原市中央区、会社員、男性(62)が、採光用の半透明屋根板を踏み抜き、約8.8メートル下のアスファルトの地面に落下、搬送先の病院で死亡が確認された。
県警取手署で事故原因を調べている。
同署によると、男性は、点検を委託された電気設備会社の社員で、現場責任者として午前8時半から3人で作業していた。
倉庫内にいたビール工場の従業員が「バキッ」との音に気付き、男性が転落するのを発見。
屋根の作業員を通じて119番通報した。
https://news.yahoo.co.jp/articles/790130075bad64bee9ce011cbeeddd10b8229170
(ブログ者コメント)
報道内容と下記グーグルアースの画面から推定すると、太陽光パネル群の左横に並んでいる白っぽい長方形のものが採光用の屋根板かもしれない。
2023年10月5日17時8分にYAHOOニュース(rkb)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
陸上自衛隊霧島演習場(宮崎県えびの市)で、訓練中にけん銃の部品が破損し、トリチウムガスが漏れたことがわかった。
警察が発表した。
人体などへの影響はないという。
ガス漏れが起きたのは霧島演習場。
4日午後4時ごろ、自動式けん銃を使った訓練の最中に照準部品が損傷。
損傷した部位から放射性同位元素のトリチウムのガスが漏洩したという。
福岡県警機動隊の男性がけん銃を腰に付けていたところ、落下した。
警察によると、けん銃の照準部品には暗所でも照準することができるようにトリチウム(0.666ギガベクレル)のガスが使用されている。
資源エネルギー庁のホームページによると、「トリチウムの出す放射線は、ベータ(β)線という放射線。人が体の外にあるトリチウムからβ線を受けたとしても、皮膚で止まり、「外部被ばく」はトリチウムではほとんど発生しない」とされている。
警察も、人体や環境への影響はないと話している。
福岡県警では2018年にも訓練場で隊員がけん銃を破損し、トリチウムガスが漏洩する事故が起きている。
この時は、当時の小川洋知事が放射性同位元素等規制法に基づき、原子力規制委員会に報告した。
再発防止策について「放射性同位元素等が含まれない部品等に交換する方向で検討中」としていた。
4日の事故についても原子力規制委員会に報告を済ませ、「再発防止策を検討したい」とコメントしている。
https://news.yahoo.co.jp/articles/528879aae7cdcd5103902a28a45e9938ac9c1b19
(ブログ者コメント)
2018年の事故については本ブログでも紹介スミ。
2023年10月4日18時55分にFNN PRIME(テレビ愛媛)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
伊予市内にある県の研究施設で4日正午過ぎに火事があり、実験をしていた男性職員が顔をやけどする重傷を負いました。
火元はアルコールランプと見られます。
火事があったのは伊予市森にある県栽培資源研究所で、4日午後0時40分後頃に「建物の2階で爆発が起こった」と施設の職員から消防に通報がありました。
火はすぐに消し止められたものの、41歳の男性主任研究員が顔にやけどし、松山市内の病院に運ばれました。
重傷ということです。
研究所によりますと、この男性研究員がアルコールランプを使い、魚の組織標本を作る実験をしていたところ、ほかの実験器具に燃え移ったということです。
爆発ではないとしています。
県栽培資源研究所・加藤所長:
「重大な責任を感じております。県の施設ですし、非常に申し訳なく思っています」
警察や消防が詳しい状況を調べています。
また研究所は改めて職員に対し、器具や火器を取り扱う際の安全対策を指導し、再発防止に努めるとしています。
https://www.fnn.jp/articles/-/595712
10月4日18時18分に毎日新聞からは、ランプが倒れてエタノールが漏れたなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
4日午後0時40分ごろ、愛媛県伊予市の県農林水産研究所水産研究センターの栽培資源研究所で、職員から「エタノールが爆発した」と119番があった。
男性職員(41)が顔などにやけどを負い、病院に運ばれた。
命に別条はない。
県警伊予署や研究所によると、男性職員は2階の研究室で、アルコールランプを使用し、魚の組織を観察するための標本を1人で作製していた。
ランプが倒れてエタノールが漏れ、引火した可能性があるという。
(共同)
https://mainichi.jp/articles/20231004/k00/00m/040/191000c
2023年10月5日8時9分にNHK千葉から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
3日午後、千葉県館山市で市から依頼を受けてスズメバチの駆除を行っていた専門業者の50代の作業員がハチに刺され、死亡しました。
館山市や業者によりますと、3日午後2時前、市から依頼を受けた業者の50代の男性作業員が、館山市洲宮の茂名川沿いの土手でオオスズメバチの巣の駆除作業を行っていたところ、着用していた防護服の上からハチに刺されたということです。
男性はその際、耳と背中の2か所を刺されたと話していたということですが、その後、意識を失って救急搬送され、およそ2時間後に市内の病院で死亡しました。
業者によりますと、駆除の作業の前に川を渡る必要があったため、防護服の上から胸まである胴長を履いていたということで、防護服が突っ張った状態になり、服の上から針が届きやすくなっていた可能性があるということです。
今回の事故を受け、館山市は、工事などを含めた市からの発注業務にあたる業者に対して、安全確保や安全点検の徹底を求めることにしています。
https://www3.nhk.or.jp/lnews/chiba/20231005/1080021978.html
10月5日付でNHK千葉からは、普段は防護服と体の間に隙間があるので針が防護服を突き抜けても体には刺さらないなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
・・・
キャラ:
「防護服の上から!何かいつもと違う状況はあったの?」
記者:
「この日、駆除をすることになっていたスズメバチの巣は、川の対岸の土手にあったので、川を渡る必要があったそうだよ。
そのため作業員は、防護服の上から「胴長」と呼ばれる、胸の高さまである長靴を履いていたんだ。」
キャラ:
「ふだんは胴長は履く必要がないよね。でも、防護服の上から履いていたのに、それが原因になったの?」
記者:
「業者の話では、胴長を履いていたことで、防護服を引っ張ってしまった可能性があるということなんだ。
ふだんは防護服と体の間に隙間があって、もし針が防護服を突き抜けても体に刺さらないようになってるんだけど、隙間が小さくなって、スズメバチの針が体まで届きやすくなっていた可能性がある、と話していたよ。」
https://www.nhk.or.jp/shutoken/chiba/article/016/31/
(ブログ者コメント)
〇ブログ者がしばしば訪れる公園でも、散歩している人を何回か見かけたエリアがオオスズメバチ出現で立入禁止になっていた。
1週間ほど前には表示されていなかったのに・・・。
その間、誰かが刺されたということだろうか?
〇保護具を普段と違う状態で着用していて事故に遭った事例としては下記がある。
『2014年5月1日 茨城県神栖市の鹿島石油で接岸中のタンカーからロープを受け取る作業中に海に転落して死亡、水に濡れると開く浮輪を着けていたがカッパ着用で開かなかった?』
https://anzendaiichi.blog.shinobi.jp/Entry/3879/
2023年10月2日14時42分にNHK和歌山から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
おととし10月、和歌山市の紀の川にかかる水管橋と呼ばれる送水用の橋の一部が崩落し、1週間にわたって市内の4割にあたるおよそ6万戸が断水しました。
新たな部品は、こうした断水を防ごうと、市の企業局が、大阪の水道設備メーカーや京都の金属メーカーと共同で開発したものです。
市の企業局によりますと、この部品は、送水管同士をつなげる部分に蛇腹状のステンレス製の筒で覆い、大地震などで管の接続部分が破損しても断水が起きないようにするということです。
実際の水道管で行った実験では、管の接続部分が20センチ伸びたり、10センチ縮んだり、さらには、水が通る管の中心が5センチずれても、水漏れが起きなかったとしています。
市の企業局は、この設備の特許を出願していて、来月から試験的に市内の「六十谷水管橋(むそた すいかんきょう)」に設置することにしています。
和歌山市の瀬崎・公営企業管理者は、「市民のみなさんに大変なご迷惑をかけた水管橋の事故からあすで2年。この経験を決して無駄にしないために、官民連携で取り組んだこの製品が、安全で安心な水道供給の一助になってほしい」としています。
https://www3.nhk.or.jp/lnews/wakayama/20231002/2040015947.html
10月2日20時0分に産経新聞からは、名称はカバージョイントなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
和歌山市で令和3年10月3日に発生した「六十谷水管橋」(上水道送水管)の崩落を受け、市は2日、水道管の接合部分をカバーする新たな「カバージョイント」を共同開発したと発表した。
縦横に伸縮する機能を備え、地震などで接合部が外れても柔軟にカバーするという。
市は11月中~下旬ごろに同水管橋に設置して耐久性などについて調査し、結果を受けて活用を進めるという。
紀の川にかかる六十谷水管橋(全長約550メートル)崩落では水道管が破断し、約6万世帯(13万8千人)が約1週間にわたって断水した。
市企業局は崩落を受け、安定給水に向けた水道インフラの維持管理強化を検討。
耐震性や劣化の診断、水道管の複線化などを行ってきた。
令和4年9月からは、大成機工(大阪市)、日本ニューロン(京都府精華町)と共同で、水道管の接合部破損を防ぐ装備を開発してきた。
新たな装備となるカバージョイント(直径90センチ、長さ69センチ)は、蛇腹のように大小の凹凸が設けられたステンレス製のパイプ。
通常時より20センチ伸び、10センチ縮む。
水道管接合部の中心同士が5センチずれたとしても破損せず、漏水を防ぐ。
震度6の地震にも対応が可能で、既設の接合部分のカバーにかぶせて設置するため、施工時に断水することはないとしている。
11月に六十谷水管橋の1カ所に取り付けて約1年間、耐久性などをチェック。
十分な効果が確認された場合、今後は2カ所以上での設置を検討する。
和歌山市役所で共同記者会見した市企業局の瀬崎・公営企業管理者は「崩落の経験を無駄にしないとの思いで、維持管理態勢の強化に努めてきた。(カバージョイントの)開発は上水道の安定につながる」、大成機工の中村社長は「インフラの老朽化防止、整備の一助になれば」、日本ニューロンの岩本社長も「想定外を無くし、国土強靭(きょうじん)化の一助に」と話した。
https://www.sankei.com/article/20231002-QZ7Y7RUBKFNXBF3LFASERRO4Z4/
(ブログ者コメント)
水道橋の崩落事故については本ブログでも紹介スミ。
2023年10月2日16時21分にYAHOOニュース(HTB)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
北見市の公園に雷が落ち8人がけがをして病院に運ばれた事故で、2日午後、気象台が現地を確認しました。
鈴木記者;
「雷が落ちた木は、折れる危険性があることなどから、市が撤去しました。
公園は広々としていて、避難できるような安全な建物などはありません。
いくつも高い木が並んでいます。」
1日午後3時半すぎ、北見市とん田東町の常盤公園の木に雷が落ちました。
公園は北見北斗高校の伝統行事「強行遠足」のゴール地点で、校長などの学校関係者や保護者ら8人がけがをしましたが、いずれも軽傷です。
2日は、午後2時ごろから網走地方気象台の職員が現地を訪れ、雷が落ちた木の周辺などを確認しました。
網走地方気象台の職員;
「どこにでも起きる現象だと思っているので、今回は常盤公園に落ちてしまった」
落雷があった1日午後3時半ごろの北見市は活発な雨雲が通過し、雷注意報が出ていました。
けがをした人たちは木から2、3m離れた場所にいて、学校側は雷が落ちる前、「雷が危険なため木から離れるよう呼びかけていた」ということです。
https://news.yahoo.co.jp/articles/6a33db732108701ea53740304bb5c16c9bc0f498
10月1日18時16分にNHK NEWS WEBからは、午後3時すぎに強い雨が降り出したので生徒たちを休憩ポイントで休ませ、雷が鳴り始めたことで行事を中止したなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
現場の公園は、1日に実施されていた北見北斗高校の伝統行事で、生徒たちが長距離を走る「強行遠足」のゴールになっていて、高校によりますと、当時は教師や保護者などが待機していたということです。
行事では、全日制と定時制の生徒あわせておよそ640人が、最長で71キロのコースを走っていましたが、午後3時すぎに強い雨が降り出したことから、生徒たちを途中の休憩ポイントで休ませ、雷が鳴り始めたことを受けて行事を中止したということで、生徒にけが人はいませんでした。
気象台によりますと、1日の北海道は寒冷前線が通過した影響で大気の状態が非常に不安定だったということで、警察は当時の詳しい状況を調べています。
北見北斗高校の中西副校長は、「急激な雨だったので、まず生徒たちを給水ポイントに避難させた。『雷は木に落ちるので離れてください』という注意喚起をしていた中で起きた事故で、非常に残念です」と話していました。
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20231001/k10014212491000.html
10月2日16時39分にYAHOOニュース(HTB)からは、けがをした校長は足から電気が伝わってくるような間隔もあったと話しているなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
・・・
依田アナウンサー)
どんな状況だったのでしょうか
鈴木記者)
はい。
こちらの切り株木の部分からおよそ2、3メートル離れたところにいた校長先生保護者の方、そして運営のボランティアの方など8人が手足のしびれや耳の聞こえに違和感を感じたそうなんです。
そして、この8人のうち、5人が救急搬送されました。
搬送された方の中には一時意識がもうろうとした方もいたそうです。
学校によりますと、その方は元々設置していた救護用のテントに運ばれまして、待機していたボランティアの医師が応急処置をしたことによって、意識を取り戻したということでした。
8人がけがを負いましたが、命に別条はありません。
そして、けがをした人の中には、北斗高校の校長もいたわけですけれども、校長は足から電気が伝わってくるような感覚もあったと話していたということです。
落雷はどこにでも起こりうる現象です。
https://www.htb.co.jp/news/archives_22773.html
(2023年10月16日 修正1 ;追記)
2023年10月14日14時55分にYAHOOニュース(北海道新聞)からは、電撃を受けた人の体験談など、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
被害者2人が衝撃の瞬間をあらためて振り返った。
事故現場の常盤公園は当時、北見北斗高の「強行遠足」のゴール地点で、職員や保護者、同校卒業生らがいた。
急な悪天候となり、落雷を避けるため、公園内の木々からは大勢が離れたり、テント内に入ったりしていたという。
「真っ白な光が広がったのと同時に、ドンという衝撃が来た」。
運営を手伝っていた40代男性は脚を中心に強いしびれを感じ、「落雷だ」と直感したという。
その直後、周囲に3人が倒れているのに気が付き、意識がもうろうとしていた女性に駆け寄った。
男性は「自分で気づいていなかったが、左目が充血していた。腹部と脚部にあざのようなものもできた」。
搬送されて「雷撃傷」と診断された。
病院に1泊して心電図も6時間測定し、異常がないことを確認した。
「まさか雷に打たれるとは。命があって良かった」と安堵(あんど)した。
【死んだと思った】
別の40代男性は「『ズバーン』という音が響き、顔の左側にレモンのような鮮やかな黄色の光が見えた」。
体が吹き飛ばされたような感覚で、地面にあおむけに倒れていた。
「正直、死んだと思った」。
近くで倒れていた人を抱えて運んだが、「その場面は記憶が飛んでいる。当日はずっとボーッとした感覚になった」と振り返る。
雷の衝撃からか、顔の左側に切り傷があったという。
男性は搬送されなかったが、「周囲の人には『体に電気が走ったのが見えた』と言われた。木から数メートル離れていたので助かったのかもしれない。高校生にも被害がなくて本当に良かった」と話した。
https://news.yahoo.co.jp/articles/1aa55bbebd90c15fa6608307a7d7e6ec2d971d8f
2023年10月11時40分にYAHOOニュース(関西テレビ)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
1日午後1時半ごろ、泉大津市西港町で、「川の上の橋が崩れて3名が落下した」と、消防に通報がありました。
消防によると、水路の上に敷かれたコンクリートが崩落し、通行人の24歳と65歳の女性2人と、助けようとした男性2人の合わせて4人が、およそ2メートル下に転落しました。
このうち、女性2人が救急車で運ばれましたが軽傷です。
男性1人も軽いけがをしました。
女性2人は、だんじり祭りの見物中で、場所を移動するために、現場を通って事故に遭ったということです。
この通路を管理している泉大津市によると、40年ほど前から設置されていたとみられ、崩落の原因は老朽化とみられます。
市内に同様の通路がおよそ20か所あり、市は緊急点検を行う方針です。
https://news.yahoo.co.jp/articles/1eaa78d636e76fa8d08403be4515cdbe0604a0a3
10月2日15時53分にNHK関西からは、コンクリート板3枚が崩落した、これまで点検は行われていなかったなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
市が管理する歩道の一部が崩れ、歩いていた女性2人が2メートル下の排水路に転落しました。
また、近くにいて助けようとした男性2人も水路に転落しました。
現場は、縦1メートル、横2メートル余り、厚さ10センチの板状のコンクリートを排水路の上に敷き詰めた生活道路になっていて、このうち3枚分のコンクリートが突然崩れたということです。
市によりますと、崩れたコンクリートはおよそ40年前に設置され、これまで点検などは行われていなかったということです。
https://www3.nhk.or.jp/kansai-news/20231002/2000078369.html
2023年9月30日0時30分に毎日新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
国立感染症研究所は29日、職員が8月に腸チフスを発症した問題を巡り、感染研の実験室内でチフス菌に感染したと結論づける安全監視委員会の報告書を公表した。
職員は20年以上病原体を扱うベテランだといい、報告書は「そのような者が無意識のうちに発症した事実は極めて深刻だ」と指摘した。
職員は回復しつつあるが、今も入院中。
委員会は外部有識者らで構成され、問題発覚後、感染研に立ち入り調査した。
報告書によると、実験で扱った菌と、職員から検出された菌をゲノム解析したところ、極めて似ていることが判明した。
感染した原因は特定できなかったが、施設が原因の可能性は低く、菌の取り扱いや防護具の着脱、手指消毒などの運用面に問題があったとした。
感染研は、実験室の使用方法を緊急点検し、マニュアルを見直すなどの対策を講じる。
感染研によると、職員は8月2日、最後にチフス菌を扱い、11日に発熱などの症状で医療機関を受診した。
他の職員や家族らの感染は確認されていない。
(共同)
https://mainichi.jp/articles/20230930/k00/00m/040/001000c
9月29日19時28分にNHK NEWS WEBからは、チフス菌などを扱うレベルの実験室は監査対象になっていないなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
国立感染症研究所は29日に、感染の経路などを調査した結果を発表しました。
それによりますと、研究者から検出されたチフス菌と、研究所で取り扱っていたチフス菌の遺伝子を比較した結果などから、感染は実験室内で起きたとみられるとしています。
感染した原因は特定できなかったとしていますが、
▽感染を防ぐための防護服の脱着や除染についてのマニュアルが作成されていなかったことや、
▽病原体を取り扱う区域と、それ以外の区域が明確に分けられていなかったことなどが、
感染につながったと考えられるとしています。
チフス菌などを扱うレベルの実験室は、研究所自身や外部による監査の対象となっていないということで、研究所は、実験室での病原体の扱い方について緊急の点検を行うとともに、実験室の使用マニュアルを作成するなどして、再発防止を図ることにしています。
国立感染症研究所の脇田所長は、「感染研の近隣住民をはじめ、国民からの信頼を損ないかねない極めて重大な事故である。病原体等を取り扱うすべての職員が、再発防止策の迅速な実施に最大限努力する」とコメントしています。
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20230929/k10014211291000.html
(ブログ者コメント)
〇「チフス菌などを扱うレベルの実験室は、研究所自身や外部による監査の対象となっていない」という報道、最も危険な場所こそ監査が必要ではないかと思い、どういうことか?どんな理由からか?調べてみたが、これといった情報は見つからなかった。
〇この報道に接し、武漢のウイルス研究所を思い起こしたのはブログ者だけだろうか?
2023年9月29日8時3分に東京新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
茨城県日立市は28日、定例記者会見を開き、台風13号に伴う豪雨による市内の被害状況を報告した。
市役所近くを流れる数沢川と平沢川の合流部の越水で、市役所地下の電源設備が浸水したことについて、市側は「庁舎設計時、溢水(いっすい)することは想定していなかった」と説明した。
会見で小川春樹市長は、水害を受け、「専門家による調査・検証で、恒久的な対策を講じたい」と述べた。
9月補正予算では本庁舎の復旧事業に2億7090万円を計上した。
市役所の本庁舎は2017年に完成。
梶山副市長の説明によると、建設前に市民の意見を聴く懇話会で、近くの川の水があふれることを懸念する意見が出ていた。
梶山副市長は「街づくりやアクセスの観点から、最終的にこの選択をした」と、現在の場所に建てた理由を説明した。
また、約70年間で両河川が越水した記録がなかったことや、数沢川を暗渠(あんきょ)(地下水路)化する際に川の容量を1・3倍に拡張したことから、梶山副市長は「あふれる心配はないだろうと当時は考えた」などと釈明した。
市は、このほか、今回の豪雨で、市内67河川のうち中小規模の河川を中心に39河川で水があふれたと報告。
治水対策のため、新たに流域治水基本計画を策定することを決めた。
https://www.tokyo-np.co.jp/article/280478
ちょっと前、9月23日11時0分にYAHOOニュース(毎日新聞)からは、建設準備段階から浸水危険性は何度も指摘されていた、過去に88ミリの雨が降っても氾濫しなかったことを浸水しない根拠の一つにしていたが93ミリの雨で浸水したなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
台風13号に伴う記録的な豪雨で8日、茨城県の日立市役所西側を流れる数沢川が氾濫した。
東日本大震災を契機に、「災害に備える防災拠点」として2017年に建設されたばかりの新庁舎の地下階は120センチの高さまで浸水。
受電設備と非常用発電機が水につかり、一時機能不全になった。
惨状を目の当たりにした小川春樹市長は「想定外の出来事だ」と語ったが、建設準備の段階から、その危険性は何度も指摘されていた。
新庁舎は12年2月の市議会全員協議会で吉成明市長(当時)が、旧庁舎西側の駐車場に建設すると表明した。
複数の候補地から
①自然災害に対する安全性が確保できること
②市の中核的な場所に位置していること
③既存の市有地を活用できること
などの条件に基づいて選定された。
旧庁舎での業務を継続しながら建設用地を確保するため、敷地内を流れる数沢川は流路を付け替えた上で暗渠(あんきょ)(地下水路)化されることになった。
市は新庁舎建設に向け、12年5月から16年11月まで「市民懇話会」を計11回開き、学識経験者や各種団体の代表、市民公募委員など、15人から意見を聞き取った。
震災が庁舎建て替えのきっかけとなったこともあり、耐震性などに多くの時間が割かれた。
一方で、メンバーからは数沢川について懸念の声が複数上がっていた。
市ホームページに掲載された会議録によると、
「近年の雨量は異常。新庁舎の後ろを流れている川からの冠水の心配はないのか」、
「流木が詰まってあふれることも考えられるのでは」
などと指摘している。
市側は数沢川について、1999年10月27日に市役所で観測された1時間当たり88ミリの雨でも氾濫しなかったデータを根拠に、「十分な排水能力がある」としつつ、河川の付け替えに伴い改修する考えを示した。
改修は流域に1時間当たり約50ミリの雨が降り、1秒当たり約40トンの水が流れ込むと想定。
深さ3・3メートル、幅4メートルだった川の断面は、コンクリート製の高さ3メートル、幅5メートルに広げられた。
13年3月、コンペにより新庁舎の原案が選定され、受電設備などが地下に置かれる全体像が明らかになった。
同年7月の懇話会では、メンバーが改めて「(地下階で)冠水などの対策は十分取られているのか」と問いただしている。
市は地下階に雨水貯留槽を設け、ポンプで排出する仕組みを整備した。
しかし、こうした対策は機能しなかった。
市内は観測史上最多となる1時間93ミリの降水を記録し、数沢川は暗渠の入り口手前で氾濫した。
大量の水が流れ込んだ地下の雨水貯留槽はあふれ、受電設備などが浸水、ポンプは動かなくなった。
小川市長は、「職員総出で水を防いでいたが、地下の方は防ぎようがなかった」とうなだれた。
新庁舎建設決定の経緯を知る市の元幹部は、死者・行方不明者31人の被害を出した1947年のカスリーン台風と今回の水害を重ね合わせる。
カスリーン台風では、市役所北側を流れる宮田川の橋に流木などが詰まって氾濫、日立鉱山の社宅などを押し流した。
元幹部は、「暗渠にしたことで流木などが詰まった可能性がある。開渠だったら、水があふれても1カ所で集中することはなく、庁舎の浸水は避けられたかもしれない」と指摘する。
市では原因を調査し、川の改修や排水機能の増強など対応策を検討する。
◇かつては数沢川が流れ込む「弁天池」
日立市役所の敷地は、かつて、数沢川が流れ込む「弁天池」だった。
1939(昭和14)年に日立町と助川町が合併した際、両町の境界付近に近かったこの池を埋め立てて庁舎を建設することが決まった。
79年に市郷土博物館が発行した広報紙で、当時を知る住民が思い出を振り返っている。
それによると、農業用水を目的としたため池で、ほとりに弁天様がまつられていたことから「弁天のため」と呼ばれていたという。
「大水増しもたびたびありました」、「夜中に大雨が降って、畳がもちあがってきて、大水増しに気づいたことがありました。このときは、ため池は満水となり、私の家は床上浸水で、牛たちの腹まで水につかりました」とあり、大雨の際の調整池の役割を果たしていたことがうかがえる。
弁天様は「助川下町弁財天」のことだと思われる。
池が埋め立てられた後も市役所敷地内にあったが2013年、新庁舎建設のため、市役所南側に移転している。
https://news.yahoo.co.jp/articles/55260ce2841d4799a4e58876f7e7fd9787f3f790
9月29日9時39分に毎日新聞からは、3月に作成したハザードマップでは浸水想定区域に入っていたが対策は今後の検討課題としていたなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
市は28日、新庁舎建設の際、西側を流れる数沢川、平沢川の氾濫を想定した対策をしていなかったと認めた。
市は新庁舎建設に向け、2012~16年に「市民懇話会」を計11回開き、学識経験者や各種団体の代表、市民公募委員などから意見を聞き取った。
この中で、複数のメンバーが川からあふれる水が地下に流れ込むことについて懸念を表明していた。
総務部長時代、事務局の一員として第1、3~5回の懇話会に出席した梶山副市長が、当時の認識を定例記者会見で説明。
旧庁舎時代から70年間氾濫の記録がなかったことから、「雨水が地下に流れ込む想定はしていたが、川があふれることは考えていなかった」、「(懇話会で懸念の)意見もあったが河川改修により安全性を確認した」と振り返った。
また、3月に作成した内水ハザードマップで市役所周辺が浸水想定区域に入っていたが、対策については「今後の検討課題という段階だった」と話した。
https://mainichi.jp/articles/20230929/k00/00m/040/049000c
2023年9月29日15時41分にNHK東海から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
29日午前10時40分ごろ、名古屋市南区大同町の大同特殊鋼の星崎工場で「薬品が漏れたようだ」と消防に通報がありました。
警察によりますと、20代と40代の男性2人が屋外で作業をしていたところ、薬品が顔にかかり、やけどをして病院に搬送されましたが、命に別状はないということです。
このほかに、けが人や体調不良を訴える人はいませんでした。
大同特殊鋼によりますと、現場の星崎工場は1937年に建設され、現在はステンレス鋼のほか、チタン合金などの高機能材料の生産を行う拠点だということです。
また、作業員にかかった薬品は、皮膚に接触すると有毒な「フッ化水素酸」だということです。
警察は2人から話を聞くなどして、当時の詳しい状況を調べています。
https://www3.nhk.or.jp/tokai-news/20230929/3000031984.html
9月29日18時28分にNHK東海からは、ポンプ取り換え後の試運転?時に水で薄められた薬品がかかったが防護服を着用していたので軽症で済んだなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
警察や会社によりますと、屋外で従業員3人が工場内に薬品を供給するポンプの取り替え工事を行い、正常に作動するかどうかを確認した際に、20代と40代の男性2人の顔に水で薄められた薬品がかかり、病院に搬送されたということです。
薬品は、皮膚に接触すると有毒な「フッ化水素酸」でしたが、従業員はいずれも防護服などを着用していて軽傷でした。
大同特殊鋼は「多大なご迷惑とご心配をおかけし深くおわび申し上げます。原因を究明し、適切な対策を講じてまいります」とコメントしています。
https://www3.nhk.or.jp/tokai-news/20230929/3000031986.html
2023年9月29日18時55分にYAHOOニュース(福島テレビ)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
<事故から一日 園は臨時休業>
9月28日、東北サファリパークでは、飼育員がライオンに襲われ、その後、死亡する事故が発生。
事故から一日、事故を受けて臨時休業となった園に、労働基準監督署が入り調査を行った。
<園の説明から見えた”違い”>
「ライオンの飼育」という安全管理に細心の注意が払われているはずの場所で、事故はどうしておきてしまったのか?
東北サファリパークの説明から、普段との状況の違いが見えてきた。
東北サファリパーク・熊久保B副社長:
「通常であれば、人間側の扉を開けて夜のエサをあげて扉を閉めて、動物側の扉を開けて動物が中に入ってくるという手順」
<通常の手順>
2017年に福島テレビが取材した映像に、事故がおきた檻と同じタイプものが撮影されていた。
東北サファリパークは、扉を開け閉めして飼育員と動物が接触しないよう対応してきたという。
エサやりや掃除を行う場合、ライオンを檻の外に出し、戻ってこないよう扉を閉め、それから飼育員の作業スペースとの間にある扉を開けて飼育員が檻の中に入り作業を行う。
作業を終えて飼育員が檻の外に出たら、作業スペースに通じる扉を閉めてから、ライオンを檻の中に入れるという手順。
<閉めるべき扉が開いたまま>
しかし事故があった日は、飼育員の作業スペースとの間にある扉が開いた状態のままライオンを檻の中に入れてしまい、檻の入口付近で加藤さんが襲われたという。
熊久保B副社長によると、「何かの手違いで閉まっていなかったか、閉めていなかった。開けた状態ではライオンが当然入ってくる。カメラで見ると、入ってきた瞬間に扉が閉まっていないことに本人が気付いたようだった。本人はすぐに閉めに行ったようだが、ライオンの方が速くて、そのまま中に」と状況を説明した。
<閉め忘れた可能性>
警察は、監視カメラの映像や従業員への聞き取りなどから、飼育員が扉を閉め忘れた可能性があると見て捜査を進めている。
熊久保B副社長は、「このような事故が二度とおこらないように、会社としても全力を挙げて、調査とそして今後の改善をしていきたい」と話した。
<原因究明が事故防止に>
29日の午後には、ライオンなどの飼育について許認可権を持つ福島県の動物愛護センターも現場に入り、施設に問題は無かったか確認を行った。
事故の再発防止へ、原因の解明が進められる。
https://news.yahoo.co.jp/articles/61b01b8dd4597731392ee8b248eae777fbee0aaa
10月1日9時27分に毎日新聞からは、ライオンを檻7の扉から檻6に収納しようとしていたなど、下記趣旨の記事が檻ナンバー記載の解説図付きでネット配信されていた。
同園によると、9月28日午後3時22分、ライオン担当の加藤さんは八つあるオリのうち、「檻(おり)6」にエサを入れていた。
この時、何らかの理由で「檻6」の飼育員用の扉が閉められていなかった。
同23分に隣の「檻7」の展示場側の扉からライオンを「檻6」に収容しようとした際、加藤さんは「檻6」の飼育員用の扉が開いていることに気が付き、閉めようとしたが、間に合わずに襲われた。
https://mainichi.jp/articles/20231001/k00/00m/040/036000c
9月30日18時15分にYAHOOニュース(福島中央テレビ)からは、扉を閉め忘れたことに1分40秒後に気付いたなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
サファリパークが発表した経過報告によりますと、加藤さんは午後3時22分にライオンの檻にエサを置き、ライオンと飼育員を隔てる扉を閉めずに別の檻に移りました。
その1分40秒後、開いたままになっていた扉に気付き、閉めに戻るとライオンに引きずり込まれたということです。
また他の飼育員が異変に気付きましたが、その檻に入ることができず、加藤さんとライオンを引き離すのに10分余りかかったこともわかりました。
https://news.yahoo.co.jp/articles/b907cc440782e3923d929ef08fc4f788bb46ddbc
9月30日12時5分にYAHOOニュース(福島テレビ)からは、マニュアルに反し閉めたことの指さし確認をしていなかったなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
立ち入り調査をした福島県によると、施設のマニュアルでは飼育員側の鉄格子の扉が閉められていることを「指さし」で確認することが明記されていた。
警察では監視カメラの映像などから、加藤さんが扉を閉め忘れたうえ、安全確認をしていなかったとみて詳しく調べている。
https://news.yahoo.co.jp/articles/1049434b3b8d60fdb443a2056d1dda23105cdca4
9月29日9時43分にYAHOOニュース(FNN PRIME;福島テレビ)からは、現場には監視役もいたが襲われるまで気付いていなかったという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
当時は監視役として、別の従業員1人も飼育員の作業スペースにいたが、加藤さんが襲われて声をあげるまで異変に気付いていなかった。
https://news.yahoo.co.jp/articles/7c6e672486153f608ba4c710fb55bac128780fd5
9月29日21時46分にYAHOOニュース(朝日新聞)からは、別の飼育員と2人で誘導用の餌をやっていたなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
熊久保副社長によると、加藤さんは入社27年のベテラン飼育員。
ライオンなど猛獣の担当で、事故時は放し飼いのライオンを寝床のおりの中に入れる閉園作業の最中だった。
別の飼育員と2人で誘導用のえさをやっていたという。
監視カメラの映像には、おりの外にいた加藤さんが飼育員用の鉄格子の扉が開いていることに気づき、急いで閉めようとしたが間に合わず、ライオンにおりの中に引きずり込まれる様子が映っていたという。
扉は飼育員がロープを引っ張って手動で開閉する仕組みだった。
https://news.yahoo.co.jp/articles/a047fc8b1e96c475b32120ad477ed373b3615463
10月1日11時7分に読売新聞からは、補助監視役の飼育員は獣舎の出入り口にいたなど、下記趣旨の記事が補助監視役などの位置関係解説図付きでネット配信されていた。
獣舎内にはライオンのおりが八つ並んでおり、加藤さんは奥から3番目のおりにえさを入れて通路に出た。
その際、通路とおりの間の落とし戸が閉まっていなかったのが、監視カメラの映像で確認できたという。
ライオンのいる展示スペースとおりの間の戸が開けられ、ライオンがおりに入った。
その後すぐ、加藤さんは落とし戸が閉まっていないと気づいたのか、問題のおりに近づいた。
その瞬間、ライオンに引きずり込まれ、おりの中で襲われた。
作業開始から3分ほどの間の出来事だった。
獣舎には加藤さんの作業を補助監視する飼育員もいたが、獣舎の出入り口付近におり、落とし戸が開いているのに気づいたのとほぼ同時に、加藤さんが襲われたという。
https://www.yomiuri.co.jp/national/20230930-OYT1T50198/
9月29日6時15分にYAHOOニュース(NEWSポストSEVEN)からは、東北サファリは那須サファリと運営会社が同じであり、同グループでの同種事故は5回目など、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
・・・
実は過去に「東北サファリパーク」および同じ会社が運営する「那須サファリパーク」でも、同様の事故が複数回発生している。
動物専門学校の関係者が語る。
「『東北サファリパーク』さんは那須や岩手でもサファリパークを運営していますが、那須では1997年と2000年に飼育員がライオンに襲われ負傷する事故が発生しています。
また、直近ですと2022年1月に収容し忘れたトラが従業員3人を襲い、重傷を負わせる事故が起きています。
また『東北サファリ』では1989年に、同園の当時19歳の女性飼育員がトラに右腕を噛まれ、肘から先を食いちぎられる事故が発生しています。
今回の件で、同グループで起きた事故は5回目ということになります」
『那須サファリ』では、1997年の事故を教訓に「マニュアル」が制定されているが、2000年の事故でその「マニュアル」に基づく教育が徹底されていなかったことが発覚し、問題となっていた。
さらに2022年の事故では、再発防止のため現地調査にあたった「日本動物園水族館協会」によって、従業員らが業務マニュアルの手順にない時間外労働を強いられていたことも判明している。
前出の関係者が続ける。
「これまでのケースを見ると、同グループで起きた事故で被害にあった方の多くが10代や20代の若い飼育員たちです。
キャリアの浅い飼育員にじゅうぶんな安全教育を行わないまま、そして時間外労働を強いるなどの劣悪な労働環境なども事故が起きる本質的な要因になっているのではないかと、関係者のあいだでは指摘されてきました」
地元紙記者は“同園ならでは”の事情を明かす。
「現在、『東北サファリ』は創業家の熊久保A氏が二代目社長として運営にあたっています。
ご自身はレーシングドライバーとしても有名な方で、『東北サファリ』の真横で『エビスサーキット』という自動車レース場も経営しています。
というのも、創業者である彼の父親が多角経営を進めた結果、事業を複数抱えており、熊久保A氏はそれらの多くを引き継ぎました。
彼は『サファリパーク』事業のほか、さまざまな施設のオーナーでもあるのです。
安全管理の点で、こうした運営体制にも問題点がなかったのか、再検証するタイミングなのかもしれません」
https://news.yahoo.co.jp/articles/0bb8e9a39e42320104c64f01a84df74e91547a26?page=1
(ブログ者コメント)
本ブログでは2022年1月、那須サファリでの同種事故に関し、京都市動物園では過去の事故の反省からダブルチェックなどの対策をとっているという報道を紹介している。
https://anzendaiichi.blog.shinobi.jp/Entry/12219/
(2023年11月1日 修正1 ;追記)
2023年10月29日9時49分にYAHOOニュース(福島民報)からは、エサは格子の隙間から与える、落とし戸に色を塗って開閉状況を確認しやすくするなどの対策をとり、10月28日に営業を再開したという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
動物園「東北サファリパーク」は28日、営業を再開した。
同園によると、県に提出した再発防止計画で餌を格子の隙間から差し入れるようにするなど作業手順を改善した。
おりと飼育員通路の間にある落とし戸に色を塗って開閉の状況を確認しやすくした。
扉の開閉を確認するチェックシートを作り、従業員に確実に施錠するよう指導した。
https://news.yahoo.co.jp/articles/5610e1f11d8aec027aac1bef147c607667bcb0c6
10月29日9時29分に読売新聞からは、再開前日には県動物愛護センターの調査を受けたなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
施設では事故を受け、ライオンにえさをやる際には、おりの中に入らず、通路から鉄格子の隙間を通してえさを入れるように手順を見直した。
27日には県動物愛護センターが同施設を調査。
えさのやり方を実演してもらい、作業時間が大幅に増えるなどの問題が生じないかを確認した。
https://www.yomiuri.co.jp/national/20231028-OYT1T50173/
2023年9月27日12時30分にYAHOOニュース(毎日新聞)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
今年3月、三重県亀山市辺法寺町の東名阪自動車道でトラックなど5台が絡み、3人が死亡した多重事故で、119番を受信した亀山市消防本部は、通報した男性が通信指令員と通話中、後続車にはねられて死亡したとして、事故現場にいる通報者の安全確認を対応の手順書に明記したと発表した。
通報中の事故防止策の一環として、桜井義之亀山市長が26日の記者会見で明らかにした。
事故は3月27日午前2時25分ごろ発生した。
この男性は中型トラックの運転手で、軽ワゴン車に追突事故を起こしたとして車外で119番していたところ、後続の大型トラックにはねられた。
亀山市消防本部によると、通信指令員は事故の状況などを聞き取り、軽ワゴンに乗っていた2人の救護を依頼した。
一方、背後で大きな音がするなどの異常を察知しなかったためとして、男性に避難や安全確保を促すことはなかった。
桜井市長は26日の記者会見で、「対応に問題はなかった」としつつ、「3人が事故で死亡したことは遺憾。教訓を踏まえ業務を充実・強化する」と述べた。
再発防止策として、手順書に安全確認を盛り込み、対応訓練や研修でも周知する。
ただ、確認の義務付けはしないといい、亀山市消防本部は「対応手順をマニュアル化すると、指令員が想定外の事態に対応できないおそれがあるため」とした。
総務省消防庁によると、119番の通報者に対して、安全確認を指示する規定はなく、県内の各消防の対応もさまざまだ。
伊勢道が通る津市消防本部は、二次被害防止のため、通報者の安全確認を対応マニュアルに以前から明記している。
松阪市と伊勢市の消防本部は明文化はしていないが、一般道からの通報も含めて、まず通報者の安全確認を行うよう通信指令員に指導しているという。
消防庁は通報者の安全確保に関する全国調査を行い、今年度中に再発防止策をまとめる。
関西大の永田尚三教授(消防行政)は、「消防は地域間格差が激しく、対応に差が出やすい側面がある。全国で明文化すべきだ」と指摘した。
事故を巡っては、県警が事故現場で実況見分を行い、男性を含む4台の運転手4人が前方への注意義務を怠った可能性があるとして、自動車運転処罰法違反(過失致死傷)などの容疑で捜査している。
https://news.yahoo.co.jp/articles/5f72883429dd93da9dd91cc293efdc8a87c3a506
9月23日8時40分にYAHOOニュース(読売新聞)からは、8分間にわたる消防との通話中、消防は一度も安全な場所への退避を促していなかったなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
【応急手当て・確認を次々要請】
三重県亀山市で3月に起きた東名阪道多重事故で、119番した男性が8分間に及ぶ消防との通話中、後続車にはねられ死亡した。
遺族に今夏、開示された通信記録によると、消防の通信指令員はこの間、高速道路上にいる男性に負傷者の応急手当てなどを次々と要請。
路肩など安全な場所への退避は促していなかった。
【全国調査実施】
総務省消防庁によると、119番の通報者に対し、安全確保を必ず指示すると定めた統一ルールはない。
同庁は、この事故を重くみて、8月下旬、全国の消防本部を通じて同種事例の有無を確認する調査に乗り出した。
「通信指令員が安全確保指示をしなかったことにより、通報者が後続車にひかれた」ケースについて、事故になりかねなかったヒヤリ・ハット事例を含めて収集し、今年度中に共有して再発防止を図る考えだ。
事故で亡くなったのは大阪市平野区の運転手角田さん(当時53歳)。
走行車線で中型トラックを運転中、前方を時速約30キロで走り、さらに減速した軽ワゴン車に追突し、車を降りて携帯電話で119番した。
亀山市が遺族に開示した通信記録によると、市消防本部の通信指令員は角田さんの無事を確認後、軽ワゴン車に乗っていた2人の様子を見るよう求めた。
2人が頭から出血していると聞くと、「止血してほしいんですけど」と要請。
2人の氏名の聞き取りやガソリン漏れのチェック、車種や色の確認など、次々と指示や質問をしていた。
【通話8分間】
8分間の通話中、指令員が角田さんに車線上からの退避を促すことはなかった。
通話の終盤、角田さんが負傷者2人に「(車を)出たら危ないです」と注意する場面でも、指令員は車のナンバーを質問。
その直後、通話は「もしもし。もしもし」という指令員の呼びかけで途切れた。
三重県警は、この時点で、後続の大型トラックに角田さんがはねられたとみている。
通信記録を情報公開請求した角田さんの妻(51)は、「亀山消防には『通話中の口調は冷静そうだった』と説明されたが、動転していたはず。『あなたは安全な場所にいますか』の一言があれば、あの人は生きていたかもしれない」と訴えた。
関西大の永田尚三教授(消防行政)は、「事故を起こした以上、救護義務を果たす必要があるが、今回は通報者は119番した時点で最低限の義務は果たしている」と指摘している。
亀山市消防本部は事故後、通信指令業務のマニュアルに、通報者自身の安全確認を追記したとしている。
◆東名阪道多重事故
3月27日午前2時過ぎ、上り線の走行車線で、停止寸前だった軽ワゴン車に中型トラックが追突、さらに大型トラックが突っ込んだ。
中型トラックを降りて、119番していた角田さんが死亡し、軽ワゴンの2人が負傷。
大型トラックの積み荷が散乱した下り線でも追突事故が起き、2人が死亡、3人が負傷した。
https://news.yahoo.co.jp/articles/381b73abe61f73e6a87a8f91a5fd1d69f4969595
9月28日8時0分にYAHOOニュース(伊勢新聞)からは、三重県の全消防本部は現場通報者の安全確保を促すよう手順書に明記するという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
一見勝之三重県知事は27日の定例記者会見で、亀山市の東名阪自動車道で通報者を含む3人が死亡した多重事故を受け、通報者の安全確保に関する規定を手順書に明記するよう、市町の消防に求める考えを示した。
県によると、県内では9つの消防本部が、現場で119番をした人の安全を確認したり、安全の確保を促したりする項目を手順書に記載している。
残る6つの消防本部では、同様の項目を盛り込んでいない。
一見知事の指示を受けた防災対策部は、消防に指導や助言ができると定めた消防組織法に基づき、全ての消防本部に明文化を求める方針。
県消防学校には、カリキュラムに盛り込むよう、既に指示した。
一見知事は会見で、手順書に具体的な対応が記されていないことによる「現場への負担」に懸念を示した上で、「明文化することで、通信司令員が対応に迷わないようにすることが大事」と述べた。
一方、亀山市消防本部による通報者への対応が適切だったかどうかを問われた一見知事は、「詳細については警察が捜査している。私の方から具体的なコメントは控えたい」と述べるにとどめた。
https://news.yahoo.co.jp/articles/50de4f025a2ad24fcf59a10244e5bbad65a47e48
2023年9月27日16時23分にTBS NEWS(東北放送)から、下記趣旨の記事が複数枚の写真付きでネット配信されていた。
27日午後0時20分頃、丸森町内の鉄塔の建設工事現場で、岩盤を砕く発破作業を行なっていたところ、爆風で飛ばされた石が、27歳の男性作業員の額に当たりました。
男性はドクターヘリで仙台市内の病院に運ばれましたが、消防によりますと、救急隊員の問いかけに対し答えないなど、意識がはっきりとしない状態だということです。
工事を発注した東北電力ネットワークによりますと、現場では、送電線の鉄塔を建設するため、基礎の掘削作業を行っていたということです。
また、警察によりますと、当時、現場では7~8人が作業にあたっていたということです。
警察では、爆風が想定より大きかったとみて調べています。
https://newsdig.tbs.co.jp/articles/-/745510?display=1
9月27日19時27分にYAHOOニュース(仙台放送)からは、岩盤を爆破し地面に穴を開ける作業をしていたなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
岩盤爆破の作業中に、男性作業員がけがをした。
27日午後0時20分ごろ、宮城・丸森町で、鉄塔を建てるため、岩盤を爆発させ地面に穴を開ける作業をしていた20代の男性作業員に、爆風で飛んできた石がぶつかり、けがをした。
消防によると、男性作業員は意識がもうろうとして、会話ができない状態で、仙台市内の病院にドクターヘリで運ばれたという。
事故当時、現場ではこの男性を含む7~8人が作業をしていたが、想定よりも大きな爆風が生じ、男性が飛ばされた石に当たったという。
警察は、現場の安全管理に問題がなかったかなど、事故当時の状況を調べている。
https://news.yahoo.co.jp/articles/f50a09803c8a3cc1ad6043f778a5c455fe398908
9月27日15時25分にYAHOOニュース(ミヤギテレビ)からは、作業員は避難していたが想定より大きかった爆風で吹き飛ばされたなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
警察と消防によると、27日午後0時20分ころ、現場作業員から「発破作業をしていた人が吹き飛ばされた」と119番通報がありました。
鉄塔の建設に伴う岩盤を爆破する作業で、発破作業の際に飛んできたものが27歳の男性作業員に直撃し、病院に搬送された。
警察によると、作業員は避難していたものの、想定より爆風が大きかったとみられている。
https://news.yahoo.co.jp/articles/bf2dea4606f040eb96c81a1959ec9c647d01dab8
2023年9月26日20時22分にYAHOOニュース(テレビ静岡)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
2022年9月、台風15号で停電した排水処理施設で男性が死亡した事故をめぐり、静岡市が責任を認め、遺族1人に約2200万円の賠償金を支払う方針を固めたことがわかりました。
2022年9月24日、静岡市葵区平野にある市の排水処理施設で、管理を委託されていた70代の男性が水に浮かんだ状態で見つかり、病院で死亡が確認されました。
当時、この施設は台風15号で停電し、自家発電機を使って排水処理をしていて、男性は静岡市から頼まれ、燃料を補充しようとしていました。
関係者によりますと、その後の調査で、男性の死因は一酸化炭素中毒で、発電機の老朽化が燃料の不完全燃焼につながり施設内に一酸化炭素が充満していたことがわかりました。
市は施設の維持管理を怠った責任があるとして、法律に基づき、遺族側と協議を行なった結果、遺族1人に賠償金2200万円あまりを支払うことで合意しました。
市は賠償金の支払いに関する議案を、市議会9月定例会に提出する方針です。
https://news.yahoo.co.jp/articles/95879e4967f8db07fee4db9292c40362323c6563
※事故当時、2022年9月25日14時32分に読売新聞からは、冠水した地下室内に浮かんでいたなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
24日午後7時半頃、静岡市葵区平野の農業集落排水処理施設で、近くの農業男性(71)が膝くらいの高さまで冠水した地下室でうつぶせで浮かんでいるのが見つかり、死亡が確認された。
静岡中央署の発表によると、男性は台風15号の影響で施設が停電したため、自家発電用の燃料を補給しようと施設に入り、何らかの原因で倒れたとみられ、同署が詳しい状況を調べている。
https://www.yomiuri.co.jp/national/20220925-OYT1T50132/
(2023年10月12日 修正1 ;追記)
2023年10月10日19時48分にYAHOOニュース(静岡放送)からは、マフラーに腐食で穴が開いていた、マフラーの腐食有無は点検項目に入っていなかった、CO中毒で倒れ顔が水に浸かって溺死したなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。(新情報に基づき、タイトルも修正した)
静岡市は責任を認め、遺族側に約3,250万円の賠償金を支払うと発表しました。
市の説明によりますと、この施設の非常用ポンプのマフラーには、腐食によって穴が開いていました。
ここから漏れ出した一酸化炭素が地下室に充満、男性は一酸化炭素中毒で倒れた際に部屋にたまった水に顔が浸かり、溺死したということです。
<難波市長> :
「マフラーの腐食については(点検の)項目として書かれておりません」
難波市長は、市が施設の維持管理を怠ったとして、男性の遺族2人に対し、賠償金あわせて3,250万円あまりを支払うことで合意し、議案を9月定例会に上程すると発表しました。
静岡市は、市内にある同様の排水処理施設11のうち、5か所でポンプの腐食を確認していて、今後は業者による点検の項目を増やすなど、再発防止に努めるとしています。
https://news.yahoo.co.jp/articles/f92b23581ea4531cf06f26de4dc7aa1f3feaee35
10月10日16時43分にNHK静岡からは、点検でマフラーの穴を見つけられなかったことが死亡につながったなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
警察が詳しく調べた結果、排水ポンプのエンジンのマフラーに老朽化で穴が開いていたことから一酸化炭素が漏れて、男性が中毒を起こし、冠水した床に倒れ溺れたということです。
このため市は、点検でマフラーの穴を見つけられず、施設の管理の不備が男性の死亡につながったとして、遺族側と協議した結果、3252万円あまりの賠償金を支払うことで合意したということです。
https://www3.nhk.or.jp/lnews/shizuoka/20231010/3030021810.html
2023年9月26日8時26分に読売新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
NITE(=製品評価技術基盤機構)が、バランスボールの破裂による事故に注意を呼びかけました。
バランスボールの破裂による事故を再現した映像では、カッターナイフで傷をつけたバランスボールに人形を何度もバウンドさせると、およそ1時間後、大きな音を立てて破裂しました。
2021年に滋賀県で起きた事故では、50代の男性が背骨を折る大ケガをしたということです。
原因は、バランスボールの表面についた傷が、空気の入れすぎや使用する際の圧力によって徐々に拡大したこととみられています。
NITEによりますと、過去3年間でバランスボールの破裂による重傷事故は4件発生しているということです。
NITEは、説明書に書かれている最大空気圧を超えないようにしたり、傷やヒビがある状態で使ったりしないように注意を呼びかけています。
https://news.ntv.co.jp/category/society/4e120cc55204485d9b218ad70829a69d
9月26日15時2分にTBS NEWSからは、過度な負荷がかかると破裂することがある、空気を抜いて保管中に表面が劣化し破裂の恐れが強まるなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
大きな音を立てて破裂するバランスボール。
過度な負荷がかかると破裂することがあるとして、NITE=製品評価技術基盤機構が注意を呼びかけています。
NITEによりますと、亀裂が入ったボールが破裂して重傷を負った事故が、2021年以降、4件報告されているということです。
また、空気を抜いて保管している間に表面が劣化し、破裂の恐れが高まることから、NITEは、久しぶりに使う際は傷がないかなど表面の状態を確かめてから使うよう、注意を呼び掛けています。
https://newsdig.tbs.co.jp/articles/-/743165?display=1
9月26日16時57分にYAHOOニュース(FNN PRIME)からは、体重160kgの番組スタッフが乗っても全く破れそうになかったなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
バランスボールでの事故に、注意を呼びかけている。
予期せぬ事故に注意を呼びかけるために、26日に公開された動画。
成人男性に見立てた人形がバランスボールの上で体を弾ませていると、突然、バランスボールが破裂。
ボールは、下から割れ目が広がるように破れた。
腹筋や体幹など全身の筋肉を鍛えられるバランスボール。
ボールに全体重をかけることも可能で、体重160kgの番組スタッフが乗っても、まったく破れそうにない。
しかし、実験を行ったNITE(製品評価技術基盤機構)によると、2021年、50代の男性がバランスボールで運動をしていたところ、突然ボールが破裂し、体が落下。
背骨を圧迫骨折する重傷を負ったという。
ボールに小さな傷がついていることに気づかず使用していた場合、このように破裂してしまうこともあるという。
NITEは、このような事故を防ぐため、バランスボールを使用する際には、傷やひびなどがないか確認すること、また、空気の入れすぎによる破裂を防ぐため、説明書などに書かれた直径になっているかを確認するよう呼びかけている。
https://news.yahoo.co.jp/articles/f67256224f45b0d1fef8d86d40aa26cd345e632f
2023年9月26日7時0分にYAHOOニュース(withnews)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
飲食店で漂白剤の入った水が提供され、客が中毒を起こしたことがニュースになりました。
誤って中毒を起こす物質を食べたり飲んだりしてしまったとき、どのように対応をするべきでしょうか。
専門家を取材しました。
【イラスト解説】食べたり飲んだり以外の危険な“中毒” 命にかかわる一酸化炭素、対処法は?
【漂白剤の入った水が客に…】
9月初旬、東京都内の飲食店で、漂白剤の入った水を客に提供、飲んだ客が中毒を起こしたことがニュースになりました。
飲食店の運営会社の発表によれば、水に入っていたのは次亜塩素酸ナトリウムという化学物質でした。
中毒の原因になるような物質を摂取してしまったとき、どのように対応をするべきでしょうか。
主に家庭などで事故が起きた場合、公益財団法人日本中毒情報センターは、公式サイトの「中毒事故が起こったら(家庭でできること、やってはいけないこと)」で、「まず、何を飲んだのか、何を吸ったのか、中毒の原因物質を確認」するべきとしています。
これは、医療機関を受診する場合や同センターの運営する「中毒110番」(※)に相談する場合にも、必要な情報です。
※一般(非医療関係者)専用、電話で365日24時間対応。
利用料は無料。
化学物質や動植物の毒などによって起こる急性中毒について、実際に事故が発生している場合に限り情報提供。
大阪中毒110番 :072-727-2499
つくば中毒110番:029-852-9999
中毒事故が発生するところを見ていなかった場合、「散らかっている空き瓶や空き箱など、周囲の状況から原因物質を特定しなければならないこともあります」、「残っている量から飲んだ量を推定することも重要なポイントです」。
意識があり、呼吸も脈拍も異常がない場合に、応急処置を行います。
もし意識がない、けいれんを起こしているなど、重篤な症状がある場合は、「直ちに救急車を呼びます」と呼びかけています。
【吐かせてはいけないものも】
食べたり、飲んだりした場合の応急処置は、摂取した物質によってその方法が異なります。
同センターは、「中毒110番にご相談ください」とした上で、次のように説明しています。
まず、「慌てずに、口の中に残っているものがあれば取り除き、口をすすいで、うがいをします」
「難しい場合は濡れガーゼで拭き取ります」。
なお、「家庭で吐かせることは勧められていません」と注意喚起しています。
「吐物が気管に入ってしまうことがあり危険」だからです。
「特に吐かせることで症状が悪化する危険性のあるものの場合は絶対に吐かせてはいけません」とします。
吐かせることで症状が悪化する危険性のあるものとは、
「石油製品(灯油、マニキュア、除光液、液体の殺虫剤など)」
「容器に『酸性』または『アルカリ性』と書かれている製品(漂白剤、トイレ用洗浄剤、換気扇用洗浄剤など)」
「防虫剤の樟脳(しょうのう)、なめくじ駆除剤など」
が挙げられています。
石油製品は、もし気管に入れば肺炎を起こし、酸・アルカリは食道から胃にかけての損傷をよりひどくしてしまうことがあり、防虫剤等はけいれんを起こす可能性がある、ということです。
【何も飲ませてはいけない場合】
「刺激性があったり、炎症を起こしたりする危険性があるものの場合は、牛乳または水を飲ませます」と同センター。
これは、「誤飲したものを薄めて、粘膜への刺激を和らげる」ため。
「飲ませる量が多いと吐いてしまうので、無理なく飲める量にとどめます。
(多くても小児では120mL、成人では240mLを超えない)」
同センターが牛乳または水を飲ませた方がいいものの例として挙げるのは、
「容器に『酸性』または『アルカリ性』と書かれている製品(漂白剤、トイレ用洗浄剤、換気扇用洗浄剤など)」
「界面活性剤を含んでいる製品(洗濯用洗剤、台所用洗剤、シャンプー、石けんなど)」
「石灰乾燥剤、除湿剤」
など。
その他のものの場合は、「飲ませることで症状を悪化させる恐れがあるものもありますので、何も飲ませないようにします」。
牛乳や水を飲ませることで症状を悪化させる恐れがあるものの例は、
「石油製品(灯油、マニキュア、除光液、液体の殺虫剤など)」。
「吐きやすくなり、吐いたものが気管に入ると肺炎を起こす」
「牛乳に含まれる脂肪に溶けて、体内に吸収されやすくなる」
ため。
「たばこ、たばこの吸殻」も、「たばこ葉からニコチンが水分に溶け出し、体内に吸収されやすくなる」ためNG。
「防虫剤(パラジクロルベンゼン、ナフタリン、樟脳(しょうのう))」も、「牛乳に含まれる脂肪に溶けて、体内に吸収されやすくなる」ため、牛乳はNG。
水はどちらでもないということでした。
【外食時にできることはある?】
では、外食など家庭の外で、このような異変を感じた場合、どう対応すればいいのでしょうか。
中毒を専門にする、国際医療福祉大学成田病院救急科講師で医師の千葉拓世さんを取材しました。
千葉さんは、家庭のように原因を検索することが難しいシーンで起きた以上、「あまりできることはないというのが正直なところ」だとします。
「『おかしい』と思ったら、それ以上は食べたり飲んだりしない、口をすすぐ、無理に吐こうとするなどしない、ぐらいかと思います。
中毒情報センターの情報発信からもわかるように、原因物質によって対応は異なりますし、何が原因かわからない場合には対応は難しいです。
症状があれば、病院を受診するようにしてください」
家庭の中で中毒を防ぐための対策としては、
「何が毒になるのかを認識する」
「危険なものは子供の手の届かない鍵のかかる棚にしまう」
「もともとの容器にしまう(農薬を飲料用ペットボトルに入れたりしない)」
「食べ物と食べ物でないものを同じ棚に片づけない」
「子どもの前で薬を飲むことを避ける」
ことを紹介します。
また、中毒センターについて、その存在や電話番号を知っておくことも大事だとしました。
ちなみに牛乳については、飲ませるとかえって状態を悪化させる原因物質もあるため、千葉さんとしては「あまり積極的に勧めるものではない」とのこと。
原因も対策もさまざまであるため、あらかじめ相談先などの知識を身につけておくことが、一番の予防になりそうです。
https://news.yahoo.co.jp/articles/a48783eb87badd676efbbab77b0745c82075ded9
2023年9月26日21時32分にYAHOOニュース(STV)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
26日、北海道栗山町の馬鈴しょ集出荷貯蔵センターで、作業をしていたアルバイト従業員の男性(64)が死亡する事故がありました。
午後1時ごろ、男性がジャガイモを移動させるアームとベルトコンベアに上半身を挟まれている状態を同僚が見つけて、消防に通報しました。
男性は心肺停止の状態で発見され、搬送先の病院で死亡が確認されました。
警察によりますと、アームは袋詰めされたジャガイモをベルトコンベアに移動させる構造で、センサーでジャガイモに反応する仕組みだということです。
男性は当時、ジャガイモを搬送する作業をしていて、警察はアームのセンサーが誤って男性に反応した可能性もあるみて、事故の原因を調べています。
https://news.yahoo.co.jp/articles/ed605e898b59c86a3e7e0b41197abd55fa841aa6
2023年9月27日6時7分にYAHOOニュース(日テレNEWS24)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
東京・国分寺市のイタリアンレストランで、ランチタイム中にガス爆発が起き、客と店員がケガをしました。
なぜ、爆発は起きたのか。
店長が語った“理由”は…。
26日、東京・国分寺市のレストランで爆発事故が起きました。
大きな窓が全て割れ、白いカーテンが風で揺れていました。
そばにはガラスの破片も落ちていて、入り口のガラス戸にもヒビが入り、テープで補強されていました。
ランチ営業中に起きた爆発事故。
食事をしていた男性客と女性店員の2人がケガをする事態となりました。
事故が起きる前のレストランの外観の画像では、大きなガラス窓がありましたが、窓ガラスはなくなってしまい、建物の周りにも規制線が張られ、そのすぐ横にはガラスの破片が集められていました。
爆発事故があった現場は、国分寺市にあるJR西国分寺駅のすぐそば。
飲食店などが並ぶエリアにあるイタリアンレストランです。
近隣の店は、そのときの“音”を聞いていました。
近隣の店の店長 :
「爆風というか爆音というか、すごい『ドン!』という低音で鈍い音だった。
いつもと違う音がしたので。聞いたことがないような」
「ぱっと見たときに『あれ違うな?』『あれ?どうしたんだ?』ってなって。
窓ガラスが全部ない状態で、『あれっ?』って」
爆発から約30分後に撮影された写真には、割れた窓から消防隊員が頭を出しているところが写り、見下ろす先には、粉々になってしまった窓ガラスが散乱していました。
――消防隊の方も何人かいた?
写真を撮影した人 :
「そうですね、結構いらした」
「脇のほうにずっと緊急車両が止まってて、ガラスがぐちゃぐちゃの状態で落ちていた。
かなり細かく割れていたので、水がまいてありますけど、ここの辺りずっと破片が飛び散っていた」
「けっこう年配のおじいさんが、救急車のストレッチャーに、寝ていたというか、座っていたというか」
写真を撮影した人も、過去に訪れたことがあるというレストラン。
近所でも評判が良かったといいます。
なぜランチタイム中に、爆発が起きたのでしょうか?
警視庁によると、厨房でカセットボンベのガス抜きをしていたという50代の店長。
カセットボンベ1本に小さな穴を開け、処分していたとみられています。
警視庁に対し店長は、「ガス抜きをしていて10秒後くらいに、麺をゆでる機械の種火から、胸のあたりまで炎があがって、直後にガラスが割れた」と話しているといいます。
換気扇は回っていたといいますが、ガスがたまり、厨房の火に引火して爆発したとみられています。
当時、店には店長、店員、客のあわせて3人がいて、男性客は手に軽いケガ、女性店員は体の痛みを訴え、全身打撲と診断されました。
『news zero』の取材に対し、レストランの店長は「ガスボンベ1本で、ここまでの爆発になるとは思わなかった」と話しています。
ガスボンベの“ガス抜き”について専門家はどう見るのか。
元東京消防庁・坂口隆夫氏 :
「まず原則は、ガス抜きは極力しない。
最後までガスを使い切るというのが原則なんです。
ガス抜きというのは、危険性が伴うので、推奨はしていません。
使い切るということが一番重要なんです」
(9月26日放送『news zero』より)
https://news.yahoo.co.jp/articles/5cf02e2fd4076e2e8ce4a357037768332558a433
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。