2022年9月28日5時41分にYAHOOニュース(東洋経済)から、『激増する「不起訴の理由が不明」記事が大問題な訳』というタイトルで、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
長文につき、一部のみ抜粋して紹介する。
「検察は不起訴の理由を明らかにしていない」
そんな決まり文句の付いた記事が激増している。
不起訴になれば、公開の刑事裁判は開かれず、事件処理はそこで終わってしまう。
殺人などの凶悪犯罪であっても、容疑者が不起訴になれば、(検察審査会への申し立てなどがない限り)事件捜査の実相は水面下に潜ってしまうのだ。
不起訴の理由は“謎”――。
そんな状況が広がっていいのだろうか。
【「嫌疑なし」と「起訴猶予」は天と地ほどの差】
不起訴には主に、「嫌疑なし」「嫌疑不十分」「起訴猶予」という3種類がある。
「嫌疑なし」は文字どおり、犯罪の容疑そのものがなかったという判断だ。
捜査機関が集めた証拠には犯罪を証明するものがなかった。
容疑者は無実であり、捜査が間違っていた可能性がある。
「嫌疑不十分」は、裁判で有罪を立証する証拠を十分に集められなかったケースなどを指す。
「起訴猶予」は、証拠に基づいて有罪を立証することは十分に可能だが、検察官の判断で起訴しないことを指す。
罪の軽重や容疑者の境遇、被害弁済、示談成立などを考慮して、検察官はこの判断を下す。
同じ不起訴であっても、「嫌疑なし」と「起訴猶予」には、天と地ほどの差がある。
したがって、不起訴が3種類にどれに該当するのかは、事件関係者だけでなく、地域住民らにとっても重大な関心事だ。
それにもかかわらず、不起訴に関する最近のニュースは、この3つの区分すら明らかになっていない。
・・・
【近年は事件処理の7割が不起訴】
日本の刑法犯は現在、毎年のように史上最少を更新している。
警察庁のデータによると、2021年の認知件数は約56万8000件で、前年比7.5%減。
戦後最少の更新は7年連続だった。
2022年の上期も前年同期比0.8%減。
これも戦後最少で、上期としては20年連続の減少だった。
・・・
【見えてきた4つの重要ポイント】
いかがだろうか。
大雑把な内容を知るための表ではあるが、いくつかの重要なポイントは見えてくる。
整理すると、「不起訴理由が不明」の記事には次のような傾向がある。
①凶悪事件(殺人、強盗、放火、強姦)でも不起訴理由が不明のものが結構ある
②警察官や教職員などの公務員、マスコミ関係者が目立つ
③地方版での掲載が多い
④文字数は100文字前後という「ベタ記事」が多い
凶悪事件が多かったり(①)、公務員やマスコミ関係者の記事が目立ったり(②)するのは、逮捕段階での記事が多いためだ。
地方版の記事が多い(③)のは、そもそも当初からニュースバリューが低いと判断され、初報が地方版にしか掲載されていないためと思われる。
・・・
【理由の公表を拒む検察、突破できない報道機関】
それにしても、なぜ、これほどまでに「不起訴の理由は不明」という記事が増えてきたのか。
考えうるのは、不起訴理由の公表を拒む検察の姿勢と、それを突破できない報道機関の弱体化だろう。
2年前の2020年7月、読売新聞島根県版と山陰中央新報に興味深い記事が載っている。
ベタ扱い程度の小さな記事だ。
新しい検事正の着任を機に松江地検が方針を変え、不起訴の理由を原則として公表しない姿勢に転じたという内容である。
両紙の記事を一部引用しよう。
・・・
【現場の記者たちはどう対応しているのか】
では、不起訴の理由を説明しない検察に対し、記者たちは現場でどう対応しているのだろうか。
検察側の対応に大した疑問も持たず、「わかりました」とだけ言って、すごすごと引き下がっているのだろうか。
不起訴の理由を取材することは、事実関係の確認だ。
「調査報道」といったレベルの話ではなく、“玄関取材”に類するものだ。
しかし、こうした基本的な事実さえ取材できないのだとしたら、取材力の劣化も極まったというほかはない。
・・・
【地方支局の取材記者を減らしている全国メディア】
熊本地検の場合、次席検事は週2回、庁舎内で記者と対応する。
次席検事に直接質問できる貴重な取材機会であるにもかかわらず、その場に現れない社も珍しくないそうだ。
とくに全国メディアの支局記者に、その傾向が強いという。
全国メディアは、地方支局の取材記者をどんどん減らしている。
記者数人で県政や市政、事件事故、教育、文化、経済などをフルカバーし、広い県下を走り回るケースも少なくない。
不起訴の理由を明らかにしない検察に対して粘り強く取材をかける体力は、とくに地方においては相当に失われている。
検察は、「なぜ不起訴か」を開示する法的義務を負っていない。
報道機関に不起訴理由を説明していた過去の振る舞いは、言ってしまえば、「便宜供与」「行政サービス」の枠内だったにすぎない。
報道機関側は、その枠組みの上であぐらをかき、不起訴理由を公開させる制度を作り上げることができなかった。
もの言わぬ姿勢を強める検察、取材力の劣化で基本的事実さえ把握できなくなってきた報道機関。
その狭間で、「嫌疑なし」(事実上の無実)と「起訴猶予」(犯罪行為は認められる)の区別すら不明の“謎の不起訴”は今後も増え続けるだろう。
https://news.yahoo.co.jp/articles/b3357fe1f4681b8202a5d27272cf35ef02dcfe57
(ブログ者コメント)
本ブログでも、しばしば紹介してきた「検察は不起訴の理由を明らかにしていません」というフレーズ。
民間会社であれば、何らかの決断をした場合、その理由や根拠を明らかにすることが求められるというのに、より大きな責任を負った組織が、こんなんでいいのだろうか?
2022年9月28日20時51分にYAHOOニュース(日テレNEWS24)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
静岡県では、28日現在も台風15号による被害の影響が続いていますが、ネット上では新手のデマ画像が出回り、問題になっています。
◇静岡の断水は今も
◇AI悪用で“デマ画像”
◇人の目で見分けられる?
以上の3つのポイントについて詳しくお伝えします。
【静岡市清水区の断水 約3万4600世帯で復旧も…「飲み水」としてはまだ使えず】
台風15号は記録的な大雨により、土砂崩れや浸水など静岡県に大きな被害をもたらしました。
静岡市清水区では大規模な断水被害が発生して、28日で5日目となりました。
土砂や流木が詰まり、断水の原因となった興津川の取水口では、自衛隊による撤去作業が夜中も続けられました。
静岡県と静岡市は、復旧費用を国が支援する「激甚災害」への指定などを求めています。
28日現在の断水の状況と今後の見通しですが、静岡市によると、清水区で断水被害があったのは約6万3000世帯です。
そのうちの半数以上にあたる約3万4600世帯では、28日までに生活用水が使えるようになりました。
ただし、これは「飲み水」としては使用できず、トイレや洗濯など「最低限の生活用水」に限られています。
飲み水が利用できる目安は早くて29日からとなっていて、すべての地区で断水が解消するまでには、あと4日かかる見通しとなっています。
【拡散された「洪水画像」…実はAIが生成】
こうした中、インターネット上で新手の悪質なデマが流れました。
26日、ツイッターに「ドローンで撮影された静岡県の水害。マジで悲惨すぎる…」という文言とともに投稿された画像では、町全体が水没していたり、住宅が流されたりしています。
投稿されると1万件以上の「いいね」や「リツイート」があり、かなり拡散されましたが、実はまったくの虚偽、「デマ画像」でした。
ネット上でも批判されて、その日のうちに本人もデマと認めて謝罪する事態になりました。
このデマ画像は、よく見るとおかしなところがいくつかありました。
ITジャーナリストの篠原修司さんとチェックしたところ、まず3枚とも共通しているのが、「電柱がどこにもない」ことです。
さらに、1枚目の写真には、家の中から木が生えているような状態になっている住宅も写っていました。
また、2枚目の写真では、中央部分は波が立っていて“濁流”になっていますが、そのすぐ手前、写真の下部分は水面が急に穏やかになっています。
篠原さんは、「水の流れが不自然だ」と指摘しました。
驚いたことに、この3枚はただの合成写真ではなく、投稿者によると“AI(=人工知能)を悪用する形で合成したニセモノ”だということです。
投稿者は、あるソフトを使って、英語で「flood(洪水) damage(被害) Shizuoka(静岡)」というキーワードを入力しました。
そして、この言葉だけで生成されたのが、これら3つのデマ画像だったということです。
つまり、元からある写真を人間が加工して作ったのではなく、AIが入力されたキーワードから「架空」の洪水の画像を作り出したというものでした。
国や県もこのデマ投稿を把握していて、静岡県の危機情報課の担当者も「大雨被害とは関係ない。デマ画像を流すのはやめてほしい。ツイートを見た人も冷静に対応してほしい」と呼びかけています。
また、松野官房長官も28日の会見で、「事実に基づかない不確実な情報が掲載されていた」、「今回の件を含めて、社会的混乱を防止することは重要だ」と述べ、問題視しています。
【「デマ画像」拡散で過去にも逮捕者も…プロでも見破るのが難しく】
これまでも、災害時に拡散したデマ画像が大きな問題になったことがあります。
2016年の熊本地震の際は、「地震のせいで動物園からライオン放たれた」という文言とともにライオンの写真が投稿され、デマを投稿した男が偽計業務妨害の疑いで逮捕されるという事態になりました。
この時のライオンの画像は、南アフリカで過去に起きた実際の写真を悪用したもので、いわばインターネットから「拾ってきた画像」でした。
ただ、今回の事例は、投稿者が「AIに作らせた」という点で、新手のデマ画像です。
専門家の篠原さんも、「今後も、こうしたデマ画像が出てくることが予想される」と言っていまして、AIの技術が発達しているので、不自然さのない画像は作ることができ、プロの篠原さんでも見破るのが難しいといいます。
【情報を拡散する前に…「出どころの確認」「デマなどの指摘」のチェックを】
私たちにできることは何かというと、「衝撃的な画像、特に怒りを思い起こさせるような画像や、許せないと思うような画像には気をつけてほしい」ということです。
このような画像に出くわすと、人はなかなか冷静な判断ができなくなってしまうということです。
また、大切なこととしては、拡散する前に「一度立ち止まってみる」ことです。
ITジャーナリストの篠原さんは、「情報や画像の出どころはきちんとしているものなのかどうか」、「デマなどの指摘はないか」ということをしっかりと確認することが重要だと話していました。
デマ画像をめぐる技術は日々進化していて、専門家でもなかなか見抜けないほどイタチごっこの世界となっています。
中でも、災害の最中のデマ画像の拡散は、二次災害や救助活動の混乱につながりかねず、場合によっては人命に関わる可能性もあります。
どういう人が投稿している画像なのか、安易に拡散する前にひと呼吸おいて冷静になってみることも大切です。
(2022年9月28日午後4時半ごろ放送 news every. 「知りたいッ!」より)
https://news.yahoo.co.jp/articles/2d0b14ca0e8062ec02f1fadf954f05bed0a7f123
10月1日11時58分にYAHOOニュース(ABEMA TIMES)からは、フェイク画像投稿者は謝罪したものの挑発するようなコメントも追加投稿した、識者は社会からの反応を得たいがための行動が容易にできるようになったことが背景にあると解説しているなど、と下記趣旨の記事がネット配信されていた。
静岡県を中心に大きな被害を引き起こした台風15号。
SNSには各地の被害状況を報じる画像や動画が掲載された。
そんな中、「ドローンで撮影された静岡県の水害。マジで悲惨すぎる…」のコメントとともに、川が氾濫し、街が泥水に沈んでいる画像が投稿された。
この投稿に、現地の被害を心配する声が寄せられたが、実はAIで作られたフェイク画像だった。
よく見ると、影や地形などに不審な点がいくつもある。
投稿者は、画像生成AIで自ら作ったフェイク画像と認めた上で、「偽情報を発信してしまい、申し訳ありませんでした」と謝罪するも、「騙されて拡散した人、ばーか!」「ろくに確かめもせず、パッと見て信じ込んじゃってね」と挑発するようなコメントを投稿し、ネット上では批判の声が上がっている。
こうした画像の拡散を受けて27日、松野官房長官は会見でこう話していた。
「被災地の住民等の適切な判断と行動を助けるうえで、流言飛語等による社会的混乱を防止することは重要であると認識をしています。政府としても正確な情報を広く発信をするとともに、インターネット等で流れる事実に基づかない情報について、注意喚起するよう呼び掛けて参りたいと考えております」
これを受けて、ニュース番組『ABEMAヒルズ』コメンテーターで、慶応義塾大学特任准教授の若新雄純氏は、次のように持論を展開した。
「(今回の件は)イタズラの延長線上にある話。
人間は面倒な生き物で、社会からの反応が無いと無気力になったり、寂しくなったりする。
だけど、そういった反応はみんなに等しく機会があるわけではなく、その格差のようなものは広がっている気がする。
リレーの選手に選ばれるのも一部だし、みんなの前で発表できるような機会も均等じゃない。
だから、一部のやんちゃなヤツらは、教室の入口に黒板消しを挟むようなイタズラをしてきた。
本当は、みんな誰かに反応してもらいたい気持ちがある。
今回の件も、その一種だったのではないかと思う。
誰でも簡単に家から匿名で社会に対してのイタズラができるようになって、それに誰かがひっかることで、“自分は社会にちょっとした影響を与えた”と思えてしまう。
時には、ユーモアとしてのイタズラも社会には必要だが、人に迷惑や困惑を与える限度を知らないとまずいし、どれくらいのことをするとどんな反応がかえってくるのかという受け身も学んでおかないと、イタズラがイタズラですまなくなる」
(『ABEMAヒルズ』より)
https://news.yahoo.co.jp/articles/346da07cb3f2c8387e88f9b20e87fe027d803805
10月3日15時0分に読売新聞からは、読売新聞の取材に対し投稿者は軽い気持ちで投稿した、こんなに多くの人が信じるとは思わなかったなどと述べたという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
デマを発信した人物が読売新聞の取材に応じ、経緯を明かした。
投稿者は東京都在住。
匿名を条件に取材に応じた。
証言によると、使ったのは英国に拠点を置くAI開発企業の無料ツール。
AIに約20億枚の画像を学習させたもので、利用者がキーワードを入力するだけで画像を作ることができる。
今年8月の公開以降、精度の高さが話題になっていた。
投稿者は当初、食べ物の画像を作って遊んでいたが、台風15号のニュースを見て、災害の画像でも試してみようと思ったという。
26日、英語で「洪水被害」「静岡」と入力すると、1分程度で4枚の画像ができた。
明らかに不自然だった1枚を除いた3枚を投稿。
理由は、「『見た人がだまされたら面白いな』という軽い気持ちだった」と言う。
その上で、「画像を拡大してよく見れば偽物だと分かると思った。こんなに多くの人が信じるとは思わなかった」と振り返った。
台風15号では静岡市で大規模な断水が起き、多くの人が被害を受けた。
投稿者は「ウソは良くないとは分かっていたが、自制する力がなかった。『いいね』やリツイートされてうれしい気持ちもあった。被災者や信じた人に申し訳ない」と述べた。
デマで混乱を起こせば、偽計業務妨害罪に問われる可能性がある。
2016年の熊本地震では、無関係の画像を使って「動物園からライオンが逃げ出した」という虚偽の投稿をした男が、偽計業務妨害容疑で逮捕されている。
投稿者は、「責任を問われても仕方がない。ちょっとした出来心でやっても、大きな問題になる。私の失敗から、多くの人に怖さを分かってほしい」と話した。
技術の進化によって、精巧な偽画像が出回るリスクは高まっている。
・・・
https://www.yomiuri.co.jp/national/20221003-OYT1T50154/
2022年9月28日6時4分にYAHOOニュース(上毛新聞)から、下記趣旨の記事がふわふわドームの写真付きでネット配信されていた。
県立金山総合公園ぐんまこどもの国(群馬県太田市長手町)の遊具「ふわふわドーム」で子どもの事故が短期間に相次いでいるとして、県は27日、第三者による事故検証委員会を立ち上げる方針を明らかにした。
少なくとも8、9の両月に2人が重傷を負っており、県都市計画課は「事態を重く受け止め、事故原因の究明と再発防止策を検討する」としている。
同課によると、ふわふわドームは空気を入れて膨らませた二つの山の上で、子どもが飛び跳ねて遊ぶ遊具。
縦約16メートル、横約11メートル、山が最も高い場所は約1.5メートル。
1993年度に設置された。
9月10日以降は利用停止としている。
8月16日に4歳、9月10日に7歳の子どもがいずれも左肘を骨折し、全治4カ月の重傷を負った。
2人とも飛び跳ねて遊んでいた際にバランスを崩して転倒したとみられる。
けがをした子どもの母親は上毛新聞の取材に、「ドームの硬い部分にぶつかって肘を骨折した。真実を知りたい。子どもが安全に遊べる環境を整えてほしい」と話した。
この2件以外にも複数の保護者らから「ふわふわドームで遊んで子どもがけがをした」といった申告が相次いで寄せられたという。
事故検証委は11月ごろに1回目の会合を開き、来年3月ごろをめどに最終報告書を公表する予定。
工学、安全、医学、教育・保健、法律の専門家ら5人程度で構成する。
同課は「管理責任を感じている。事故原因を詳しく調べる」としている。
https://news.yahoo.co.jp/articles/ddb929be2afb83886148aca9ae792536ae4fc6e4
9月27日21時2分にYAHOOニュース(群馬テレビ)からは、高い所でバランスを崩し、低くなっている部分に肘を強くついたなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
今年8月から9月にかけて、群馬県太田市のぐんまこどもの国に設置された遊具で子ども2人が骨折する事故が発生しました。
県では事故原因の究明や再発防止策の検討のため、事故検証委員会を設置します。
県によりますと、今年8月16日と9月10日に太田市の県立金山総合公園ぐんまこどもの国にあるトランポリン型の遊具「ふわふわドーム」で4歳と7歳の子どもが左ひじを骨折する事故がありました。
骨折した子どもはドームの高いところでバランスを崩し、低くなっている部分にひじを強くついたということです。
県では、短期間に同様の事故が発生したことを受け、事故検証委員会を設置することを決めました。
委員には法律、教育・保険、医学などの専門家などから5人程度を選任する予定です。
委員会では、事故の発生原因の究明や再発防止策を検討します。
1回目の委員会は今年11月頃を目途に開催し、来年3月頃に最終報告書を公表予定だということです。
なお、ぐんまこどもの国のふわふわドームは当面の間、使用が禁止されます。
https://news.yahoo.co.jp/articles/6a37c28479924f6db88fe8d20072402a72d60f52
(ブログ者コメント)
関連情報調査結果、「国営みちのく公園(宮城県)」に設置されたふわふわドームで事故が何件か発生したため、管理者である東北地方整備局が全国の国営公園対象に調査したところ、平成15年度、16年度に全国で40件、うち22件は「みちのく公園」で起きていた、という報文?が見つかった。
ただ、当時の調査対象は国営公園だけ。
県立公園には情報が届いていなかったのかもしれない。
しかしメーカーからは情報が届いていてしかるべきだと思うのだが・・・。
以下は、年月不詳だが、当該報文。
『国営みちのく公園における「ふわふわドーム(空気膜構造遊具 」の安全対策』
(東北地方整備局 国営みちのく杜の湖畔公園事務所 工務課)
1. はじめに
国営みちのく杜の湖畔公園には年間約60万人が訪れる。
公園内には様々な施設 があり、その中でも「わらすこ広場」の「ふわふわドーム(みちのく公園における 遊具名:ジャンピングドーナツ 」は子供たちの最大の人気スポットであるが、子供たちが集中するため事故も起こりやすい。
多くの公園でも導入されているこの空気膜構造遊具「ふわふわドーム」における明確な安全対策基準が無い課題に対して、みちのく公園では老朽化に伴う修繕工事 (膜の張替え)を行う機会に事故が起こりにくい遊具へと改善すべく、全国国営公園における「ふわふわドーム」の事故を調査し、独自の視点から構造基準及び管理 運営方法について分析し、安全対策基準を設定し、施工を行うとともに、春から夏の繁忙期に運用を行い 従前に比べて重大事故発生件数ゼロをという成果を上げた
・・・
2.課題
「ふわふわドーム」は現在日本全国に数十基余り設置され、いずれも人気の高い遊具として賑わっているが、骨折などの重大事故が少なからず発生している。
一方、安全対策基準が存在しないため、各公園において安全対策はまちまちであり、その統一した安全対策基準の策定は日本公園施設業協会においても解決すべき課題となっている。
みちのく公園においても、平成11年4月に供用開始したジャンピングドーナツにおいて 骨折などの事故が発生している。
3.2事故の状況
各国営公園におけるふわふわドームの設置状況と発生事故件数
・平成15年度、16年度(10月ま で)に「ふわふわドーム」に おいて発生し、骨折、裂傷、 捻挫等の負傷を負った事故は 40件。
うち、みちのくが22件 で最多。
・・・
3.3事故と構造諸元との関係
事故と構造との関係を探るため、事故発生件数と膜の構造(高さ、最大斜度、張り具合)については各国営公園について調査した。
・サンプル数が少ないものの、事故と構造諸元との間に相関関係が見られた。
・2.7m以上の遊具で30件(40件中、以下同じ)が発生。
最大斜度37.9°以上の遊具で29件が発生。
・張り具合0.9キロパスカル以上の遊具で34件が発生。
本調査の結果を踏まえ、事故が軽減される構造として最大高さ2.7m以下、最大斜度37°未満、張り具合400パスカル以上~900パスカル以下が望ましい結果となった。
3.4各国営公園における運営上の対策
各公園で様々な利用上のルールを定め、入園者に伝えている。
・ 「濡れているときは使用禁止」 「靴を脱いで遊ぶ」 「手荷物やとがったものは持たない」などが各公園に共通。
・ 「遊具別又は部分により対象年齢を分ける」「混雑時の大人等利用制限」が事故防止に効果を発揮している(自由回答による 。)
・その他安全対策としては、スタッフの巡回や混雑時の常駐、案内サインの工夫、CCTVを活用した監視、保護者用のベンチの設置、入口の制限等。
・案内サインの工夫としては、子ども用としてわかりやすい図解のものが設置されている。
・・・
https://www.mlit.go.jp/chosahokoku/h17giken/program/kadai/pdf/ippan/bos2-06.pdf
(2023年6月17日 修正1 ;追記)
2023年6月15日20時32分にYAHOOニュース(群馬テレビ)からは、遊具に起因する事故とは考えにくいとする報告書が公表されたなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
去年、群馬県太田市にある「ぐんまこどもの国」の遊具で相次いだ子どもの事故について、「遊具に起因する事故とは考えにくい」などとする検証委員会による報告書が15日、公表されました。
県は再発防止策を取った上で、遊具の使用を再開することにしています。
太田市の「県立金山総合公園ぐんまこどもの国」に設置された遊具「ふわふわドーム」では、遊んでいた子どもが骨折する事故が去年8月と9月にそれぞれ1件発生しました。
県は、事故が相次いだことを受け、第三者による検証委員会を立ち上げ、原因の究明と再発防止策の検討を進め今月15日、報告書が公表されました。
報告書では、構造的に問題がなく、日常点検や定期点検も適切に実施していたことなどから、「遊具に起因する事故とは考えにくい」としました。
また、再発防止策として、遊具の利用方法に関する注意喚起や事故に備えた監視対策の強化などが提言されました。
県は報告書を受け、注意喚起を促す看板や監視カメラを設置するなどの再発防止策を実施した上で、遊具の使用を再開することを決めました。
これから再発防止策を実施するため、再開時期は未定としています。
https://news.yahoo.co.jp/articles/55f47fd2b0559fbc1cf201b6be8c4a5f3afb0345
(2023年6月30日 修正2 ;追記)
2023年6月26日11時17分にNHK群馬からは、報告書には事故が続く背景として子どもの運動能力低下なども考えられるなどと記されているなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
この事故を受けて県は、法律や工学、安全などの分野の専門家6人でつくる検証委員会を設置し、今月、報告書を公表しました。
この中で「ふわふわドーム」について、「構造的に問題がなく、点検も適切に実施されているため、事故が発生すると予見しうる状況ではなかった」などとして「遊具に起因する事故とは考えにくい」と結論づけました。
そのうえで背景として、子どもの運動能力の低下や利用者の低年齢化、大人による監視、注意喚起のしかたなどをあげ、さまざまな要因が影響したと考えられるとしています。
そして、再発防止に向けて、利用上のリスクや適正な利用、それに大人の監視を周知する内容に看板を見直すことや、見守りの協力を周囲の大人にも求めて見守りスペースを新たに設置することなどを提言しています。
今後の対応について、県都市整備課は「去年の9月中旬から『ふわふわドーム』の使用は中止しているが、遊具自体が事故の原因ではないということなので、設置は継続していく。提言書にある再発防止策を講じたうえで利用を再開したい」としています。
https://www3.nhk.or.jp/lnews/maebashi/20230626/1060014715.html
2022年9月28日17時32分にNHK滋賀から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
28日午後1時ごろ、守山市三宅町にある「D塗料滋賀工場」で、この工場に務める20代の男性作業員が塗料を作る筒状の機械に上半身が巻き込まれているのを、近くで作業していた同僚が見つけました。
男性は意識不明の状態で病院に運ばれましたが、およそ1時間後に死亡しました。
警察によりますと、この筒状の機械は高さおよそ80センチ、直径90センチの容器に、塗料の原料をかくはんするための回転する部品が上から備え付けられていて、男性は容器と部品の間に挟まれたとみられるということです。
男性は1人で作業していたということで、警察が当時の状況や事故の原因を詳しく調べています。
https://www3.nhk.or.jp/lnews/otsu/20220928/2060011694.html
(2022年12月26日 修正1 ;追記)
2022年12月24日19時26分に読売新聞からは、回転軸に腕を巻き込まれて槽に落ちたなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。(新情報に基づき、タイトルも修正した)
滋賀県守山市の「D塗料」(本店・大阪府豊中市)滋賀工場で男性作業員(当時23歳)が死亡する事故があり、大津労働基準監督署は22日、同社と安全管理を担当する工場の男性次長(61)を労働安全衛生法違反の疑いで地検に書類送検した。
発表によると、作業員は9月28日、塗料の原料を混ぜる機械を使用中、回転軸に腕を巻き込まれ、槽(直径約1メートル、高さ約80センチ)に落ちて死亡。
回転軸の危険部分には覆いを付けるなどの安全対策が必要なのに、同社などは措置を講じなかった疑い。
https://www.yomiuri.co.jp/national/20221223-OYT1T50402/
2022年9月28日17時36分にYAHOOニュース(CBCテレビ)から、下記趣旨の記事が複数枚の写真付きでネット配信されていた。
28日朝早く、愛知県豊田市の東名高速道路・豊田ジャンクションでガスボンベを積んだトラックなど3台が炎上し、1人が死亡し2人がけがをしました。
【写真を見る】東名高速にガスボンベが散乱し爆発 積載のトラックなど3台が衝突事故 1人が死亡2人けが 愛知
豊田市の東名高速道路から立ち上る黒い煙、すると大きな爆発音とともに 激しく燃え上がる炎。
取材班が現場に向かう最中にも黒い煙が立ち上り続けます。
そして現場に到着し、間もなくすると、再び大きな爆発音とともに立ち上る激しい炎が…。
爆発に至る詳細はこうです。
28日午前5時45分ごろ、豊田市鴛鴨町の東名高速道路豊田ジャンクションで「車の積み荷が燃えている」と10トントラックの運転手の男性から110番通報がありました。
男性のトラックには大量のガスボンベが積まれていて、それが荷崩れを起こし燃えているというのです。
高速道路上には火が付いたガスボンベがあちこちに。
(近所に住む人) :
「ドンっと家が揺れた感じだったので、それが2、3回して目が覚めて、外に出たら火が見えた。火は10メートルくらい上がっていた」
警察などによりますと、10トントラックに積まれていたのはLPガスのボンベ約120本。
それが荷崩れを起こし道路に散乱、ボンベのなかには液状のガスが入っていました。
愛知県の消防保安課に取材すると、ボンベが落下した衝撃で液状のガスが漏れて気体へと変わり引火した可能性も考えられます。
渋滞で前方にいた2トントラックと、さらにその前にいた大型トレーラーの合わせて3台が燃えました。
現在、警察などが詳しい爆発の原因を調べています。
燃えた3台の車両の火は約3時間後に消し止められました。
この爆発炎上事故で1人が死亡、50代の男性2人が病院に運ばれました。
警察に通報したガスボンベを積んでいたトラックの前の2トントラックの運転手と現在、連絡がとれていないということで、警察が身元の確認を進めています。
https://news.yahoo.co.jp/articles/ff68d139a6142aa10ce4be56355a1ae07fcf34c1
9月28日16時21分にYAHOOニュース(メーテレ)からは、3kmほど離れている家でもすごい爆発音が聞こえたなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
28日、午前5時45分ごろ、豊田市の東名高速・豊田ジャンクション付近で、トラック2台とトレーラーあわせて3台が炎上しました。
警察などによりますと、トラックの荷台に積まれていた、約120本のガスボンベが道路に散乱。
ガスボンベのガスに何らかの原因で火が付き、前を走っていた別のトラックとトレーラーに引火した可能性があるとみられています。
この事故で、1人が死亡、2人がけがをしました。
ガスボンベを積んだトラックの前を走っていた別のトラックの運転手と連絡が取れていないということです。
早朝に起きた目の覚めるような爆発音は、広い範囲に鳴り響きました。
「自宅は3キロくらい離れているが、それでもすごい爆発音が聞こえた。まるで花火が上がったかのような音」(爆発音を聞いた人)
「長い間ボンボンという音が鳴っていた。振動はあった。1台ではない幅の炎が見えた」(炎上の様子を見た人)
https://news.yahoo.co.jp/articles/e83e8bdbf26934b346156b1664882d4db1b06a3c
9月29日6時15分にYAHOOニュース(テレビ朝日)からは、死傷したのは追突された側の3人だった、追突したトラックの運転手は逮捕されたという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
事故では、2トントラックの運転手とみられる男性1人が死亡し、助手席の男性(54)とトレーラーの運転手の男性(52)の2人がやけどを負う軽傷です。
警察は29日朝、ガスボンベを積んだトラックを運転していた愛知県の会社員・浅井容疑者(29)を過失運転致死傷の疑いで逮捕しました。
https://news.yahoo.co.jp/articles/073361d0b7f488057074cec650c7beca9c0014eb
9月29日18時38分にYAHOOニュース(CBCテレビ)からは、ボンベと運転席の間に隙間があった、積み方にマニュアルはなく運転手任せだった、急ブレーキをかけてボンベが崩れたなど、下記趣旨の記事が複数枚の写真付きでネット配信されていた。
警察は29日、浅井容疑者の勤務先を家宅捜索。
会社関係者によりますと、浅井容疑者らは検査のために預かっていたボンベを返却するため、静岡県に向かう途中だったということです。
なぜ、ガスボンベは道路に落下したのでしょうか。
捜査関係者によりますと、浅井容疑者は荷台に立てられたガスボンベと運転席側の壁との間に「隙間があった」と話していて、積み方に問題があったものとみられます。
当時、トラックの前を走る2台は渋滞で止まっていて、浅井容疑者は「急ブレーキをかけた」という趣旨の供述もしているということで、止まろうとした際に積んでいたガスボンベが崩れたとみられます。
この会社では普段、荷台のガスボンベはベルトで固定しているということですが、積み方にマニュアルはなく運転手に任せていて、警察が当時の状況を詳しく調べています。
https://news.yahoo.co.jp/articles/6cb38626936646ec54bcbdb097e454f0083dd7ab
9月29日18時45分にNHK東海からは、ボンベは落下した直後に出火し爆発していたという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
警察によりますと、トラックはおよそ120本のガスボンベを愛知県から静岡県に運搬中だったとみられていますが、浅井容疑者は調べに対し容疑を認め、「止まりきれないと思い急ブレーキをかけた。ボンベの積み方が甘かったかもしれない」という趣旨の供述をしているということです。
https://www3.nhk.or.jp/tokai-news/20220929/3000025111.html
9月29日17時46分にYAHOOニュース(東海テレビ)からは、落下時にキャップが外れてバルブが折れた可能性もゼロではないなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
調べに対し、浅井容疑者は次のように供述しているといいます。
<浅井渉容疑者> :
「止まり切れないと思って急ブレーキを踏んだ。ボンベの間に隙間があって、積み方が甘かったかもしれない」
それでは、なぜ落下したガスボンベに火がついたのでしょうか。
プロパンガスを扱う名古屋の会社「安井」で話を聞きました。(※事故を起こした会社とは無関係です)
安井の担当者:
「まず、そんなことが起きるのかなというのが最初の印象ですね。通常考えれば、火の気のないところですので」
トラックに積まれていた物と同じタイプのガスボンベ。
厚さはおよそ3センチもあり、強い衝撃が加わっても破裂することは考えにくいといいます。
安井の担当者:
「簡単に言えば、このまま倒しても何ら問題はない。地震に強い、災害に強いと言われています」
比較的弱いバルブの部分には、保護するためキャップがついていますが…。
安井の担当者:
「運搬等の際は必ずキャップを使用しまして、バルブを保護する形になっております。あくまで推測でしかないんですけれども、(落下で)キャップが外れてバルブが折れてしまう可能性はゼロではないのかなと」
警察は、ボンベの積載方法に問題があった可能性もあるとみて、詳しく調べています。
https://news.yahoo.co.jp/articles/491f72b5dca22a6415e98a8e51e813903e4e4eab
9月28日のメーテレ映像2枚目には、左方向に向けて飛んでいくボンベが映っている。
また7枚目の映像は、右側のファイアボールが消えかかった時に左側で上ったファイアボール。
(2023年6月24日 修正1 ;追記)
2023年6月22日11時25分に読売新聞からは、急ブレーキをかけた際にロープが切れた、ボンベを荷台の前方に寄せて摘んだりする安全対策も怠っていたなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
ボンベを運搬する際の安全対策が不十分だったとして、県警は22日、トラックを運転していた同県常滑市の会社員の男(30)と、勤務先の同市のガス販売会社を、高圧ガス保安法違反容疑で名古屋地検に書類送検した。
容疑を認めているという。
発表によると、男と同社はガスボンベをトラックの荷台に積む際、ロープで確実に固定したり、荷台の前方に寄せて積んだりするなどの安全対策を怠った疑い。
捜査関係者によると、男が急ブレーキをかけた際にロープが切れ、ボンベが落下したとみられる。
https://www.yomiuri.co.jp/national/20230622-OYT1T50088/
6月22日11時34分にYAHOOニュース(東海テレビ)からは、固定ベルトの締め付けが緩かったなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
警察は22日、ボンベを運ぶ際に安全措置を怠ったとして、運搬していたトラックの男性運転手(30)と勤務先の常滑市の会社を高圧ガス保安法違反の疑いで書類送検しました。
男性と会社は、いずれも容疑を認めています。
警察によりますと、ガスボンベを荷台の後方に積んでいたことや、固定するベルトの締め付けが緩く、急ブレーキをかけたはずみでベルトが切れたことが落下の原因だということです。
https://news.yahoo.co.jp/articles/dbcb5cf6d820f2fa6e5d856bf99d296be9afa1c1
2022年9月18日付で静岡新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
27日午後2時ごろ、浜松市天竜区水窪町山住の県道389号の土砂崩れ現場で、台風15号の復旧作業をしていた男性2人が崖下に転落した。
2人はドクターヘリで運ばれたが、搬送先の病院で同町地頭方の建設作業員の男性(50)の死亡が確認された。
同市の同僚男性(54)は全身を強く打ち重傷。
天竜署などによると、現場は4人で県道に流れ出た土砂の撤去作業中だった。
死亡した男性と同僚男性がガードレール下に積もった土砂をシャベルで除去しようとした際、排水管から大量の水が噴き出し、約20メートル下まで転落したという。
斜面の地下水を流す排水管に詰まった土砂を取り除いたところ、一気にあふれ出た水に押し流されたとみられる。
同署は労災事故とみて調べている。
https://www.at-s.com/news/article/shizuoka/1129337.html
9月27日21時30分にYAHOOニュース(静岡朝日テレビ)からは、水に流されて斜面を滑落したという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
27日午後、静岡県浜松市で台風15号の影響で排水管にたまった土砂を撤去していた作業員2人が水に流される事故があり、50歳の男性作業員が死亡しました。
事故があったのは浜松市天竜区で、27日午後2時10分ごろ、「土砂の撤去作業をしていた男性2人がけがをした」と消防に通報がありました。
このうち、浜松市天竜区の50歳の建設作業員の男性が死亡、浜松市の建設作業員の男性(54)が重傷を負いました。
警察などによりますと、男性作業員らは排水管にたまっていた土砂を撤去していましたが、排水管からあふれだした水に流され、斜面を20メートルほど滑落したということです。
当時、現場には4人がいたということです。
https://news.yahoo.co.jp/articles/6eee1b51e47db9a1009f0237aaa0e70612510f53
2022年9月24日13時3分にYAHOOニュース(ライターからの寄稿文?)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
ネコやイヌを飼っている人は多い。
イヌは飼い主をめったに噛まないが、ネコはよく飼い主を噛んだり引っ掻いたりする。
人獣共通感染症の危険性があるため、ネコによる噛み傷、引っ掻き傷には要注意だ。
【人獣共通感染症の危険性】
ネコにひどく噛まれたことをネットで報告した後、急死した方が話題になっている。
原因がネコによる噛み傷と断定はできないが、イヌやネコに噛まれたり引っ掻かれたりする事故は多い。
ネコによる人身事故での死亡例は、少なくとも行政(環境省)が把握している限り、この10年間、報告はない(※1)。
だが、ネコに噛まれたり引っ掻かれたりした事故は報告されないだけで、かなりの数になると考えられている。
ペットや家畜と暮らし始めたり、野生動物と触れ合ったりすると、それまでかからなかった感染症にかかる危険性がある。
それが人獣共通感染症だ。
ネコもヒトに感染する細菌やウイルスを持っているが、危険な感染症としては、
狂犬病(病原体は狂犬病ウイルス、ネコからも感染する)、
パスツレラ症(パスツレラ・ムルトシダというグラム陰性菌)、
カプノサイトファーガ・カニモルサス感染症(グラム陰性桿菌)、
コリネバクテリウム・ウルセランス感染症(グラム陰性桿菌)、
リステリア症(リステリア・モノサイトゲネスというグラム陰性桿菌)、
サルモネラ症(サルモネラ菌というグラム陰性桿菌)、
トキソプラズマ症(トキソプラズマ原虫という単細胞の微生物)、
重症熱性血小板減少症候群(SFTSウイルス)、
そして猫ひっかき病(バルトネラ・ヘンセレというグラム陰性桿菌)
などがある。
【死亡例もあるネコによる感染症】
この中で怖いのはカプノサイトファーガ・カニモルサス感染症だ。
この感染症は、イヌやネコに噛まれたり引っ掻かれたりして発症し、重症化すると敗血症になって死亡した例もある(感染した人が亡くなる致死率は約30%、※2)。
最後の猫ひっかき病は噛まれても感染するが、報告され始めた頃は原因病原体がわからなかった。
1990年代になって、ようやくバルトネラ・ヘンセレというグラム陰性桿菌によるものと判明した感染症だ(※3)。
また、これら以外の細菌やウイルスにも要注意だ。
黄色ブドウ球菌や緑膿菌といった、普段は悪さをしない常在菌が、免疫力が下がっていると日和見感染症になって危険になる。
人獣共通感染症と共通するのは、糖尿病、免疫不全、高齢といった、免疫力の低い人の発症リスクが大きくなる点だ。
【注射針のようなネコの歯と爪】
イヌはめったに引っ掻かないが、噛まれると、その鋭く大きな歯と強い力で傷口も大きく重傷になるケースが多い。
一方、ネコの場合、歯や爪は鋭いものの、それほど大きくないため、傷口も小さく出血も多くはないが、ちょうど皮下注射のようにネコの唾液や細菌などを傷の奥へ送り込む。
そのため、ネコに引っ掻かれたり噛まれたりし、傷口が小さいから出血も止まったしと油断していると危険だ。
ネコによる小さな傷口はふさがれやすく、ネコから感染する細菌の多くは嫌気性といって酸素を必要とせずに生息できるため、こうした細菌が傷の奥深くで増えやすい環境になる。
特に、ネコによる事故では手や手首、上腕など、薄く敏感な組織におおわれる部分に傷を負うことが多いので、ネコの歯や爪が深部に届き、感染症を重症化する危険性がある。
【これからの季節は特に要注意】
ネコなどによる感染症では、多くの患者が事故が起きて24時間から48時間以内に、患部が赤く腫れたり激しい痛みにおそわれ、化膿してくることも多い。
傷を受けてからなるべく早く、遅くとも48時間以内に医療機関を受診し、消毒や抗生物質の投与などを受けると重症化しない可能性が高い。
こうした細菌やウイルスの多くは、ヒトも動物もまだ効果的なワクチンは開発されていないが、抗生物質などの一般的な抗菌薬での治療が行われれば、ほとんどが軽症で治る。
感染していても、イヌやネコなどに症状がはっきりと出ない人獣共通感染症も多い。
ただ、様子がおかしくなることもあるので、ペットを日常的によく観察することが重要だ。
異常を感じたら獣医師の診断を受けるようにしたい。
ネコは気まぐれで、機嫌良さそうにしていても、急に引っ掻いたり噛みついてくることがあるし、手荒に扱えば飼い主にも猛烈に反撃してくる。
ペットに触れた後は手指衛生に気をつけ、ほかで負った自分の傷口などをペットに舐めさせたりしないようにしたい。
また、イヌやネコの爪は定期的によく切っておき、ノミの駆除や予防をこまめにしておくことが必要だ。
よく手を舐めるネコの場合、口の中の細菌が爪に付着することもある。
ネコによる感染症には季節性があり、暑くなる頃から冬にかけて感染例が増える(※4)。
これは、感染を媒介するノミなどが増える季節からと考えられているので、外をよく出歩くネコの場合、ノミの駆除を入念にしたい。
また、完全室内飼いのネコも飼い主が外部から細菌やウイルスを持ち込む危険性があるし、家屋に侵入したゴキブリなどを捕獲したり口に入れたりしているかもしれないので要注意だ。
※1:環境省「動物愛護管理行政事務提要」
※2:鈴木道雄、「イヌ・ネコ咬傷・掻傷とCapnocytophaga canimorsus感染症」、モダンメディア、第56巻、第4号、2010
※3-1:Matthew J. Dolan, et al., "Syndrome of Rochalimaea henselae Adennitis Suggesting Cat Scratch Disease" Annals of Internal Medicine, Vol.118, No.5, 1, March, 1993
※3-2:Mary Jane dalton, et al., "Use of Bartonella Antigens for Serologic Diagnosis of Cat-scratch Disease at a National Referral Center" JAMA Internal Medicine, Vol.155(15), 1670-1676, 7, August, 1995
※4:Masato Tsukahara, "Cat scratch disease in Japan" Journal of Infection and Chemotherapy, Vol.8, Issue4, 321-325, 2002
いしだまさひこ:
医科学修士(MMSc)。
近代映画社から独立後ネットメディア編集長、紙媒体の商業誌編集長などを経験。
横浜市立大学大学院医学研究科博士課程在学中。
日本医学ジャーナリスト協会会員。
サイエンス系の単著に『恐竜大接近』(集英社、監修:小畠郁生)、『遺伝子・ゲノム最前線』(扶桑社、監修:和田昭允)、『ロボット・テクノロジーよ、日本を救え』(ポプラ社)など、人文系単著に『季節の実用語』(アカシック)、『おんな城主 井伊直虎』(アスペクト)など、出版プロデュースに『料理の鉄人』(扶桑社)、『お化け屋敷で科学する!』(扶桑社)、『新型タバコの本当のリスク』(著者:田淵貴大)などがある。
https://news.yahoo.co.jp/byline/ishidamasahiko/20220924-00316518
2022年9月24日9時1分にYAHOOニュース(NPO法人代表の寄稿文?)から、『台風でも、出勤しなければならない? 台風にからむ労働問題への「対処法」を解説』というタイトルで、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
巨大台風がたびたび発生し、相次いで日本列島を襲っている。
台風の規模は、これまで私たちが経験したことのないほど強力なものが多くなっており、これからも各地に大きな被害をもたらす恐れがある。
今回の相次ぐ台風は、たまたま連休期間を襲っており、今のところ、出勤などで大きな混乱はみられていない。
それでも、休日に稼働する職場は少なくなく、台風は労働問題を引き起している。
台風で問題となる労働問題は、主に次の3点だ。
①台風で危険があるのに就労を命じられる(出勤命令は拒否できるか?)
②台風が原因でケガをする(その場合賠償を請求できるか?)
③台風で休業になる(その場合の休業補償がどうなるのか?)
中でも、①危険を伴う業務命令については、命の問題にもつながりかねない。
労働者、使用者双方に注意喚起を促すためにも、喫緊に必要な知識を提供しておきたい。
【会社は、労働者を危険にさらす命令を発してはならない】
労働者は、労使双方の合意によって締結される労働契約に基づいて、会社から業務命令を受け、働いている。
台風の中での出勤命令も、労働契約に基づく業務命令にあたる。
実は、この労働契約の締結においては、あえて明文化されておらずとも、当然守るべきさまざまな義務が労使双方に発生する。
その中でも、とりわけ重要であるのが、使用者側の「安全配慮義務」である。
安全が守られてない状態では、労働者は安心して働くことすらできない。
そのため、労働契約では、使用者側は労働者が安全な環境の下で働けるように配慮する義務を当然に負っている。
この義務の存在は、労働契約法第5条でも確認されている。
「使用者は労働契約に伴い、労働者がその生命、身体等の安全を確保しつつ労働することができるよう、必要な配慮をするものとする」
また、労働安全衛生法第3条も、労働者の安全を守るために危険を防止する措置を取ることを次の通り求めている。
「事業者は、単にこの法律で定める労働災害の防止のための最低基準を守るだけでなく、快適な職場環境の実現と労働条件の改善を通じて職場における労働者の安全と健康を確保するようにしなければならない。
また、事業者は、国が実施する労働災害の防止に関する施策に協力するようにしなければならない」
危険な台風が通過する際には、気象庁がかならず身の安全を確保するように注意喚起をするだろう。
危険が明らかな中で会社は、労働者の安全を守る措置を取る義務を負っている。
そのため、安全の確保されない業務命令は違法である可能性があり、その場合、労働者にはそれに従う義務が、労働契約上、存在しないと考えられる。
ただし現状では、災害時の出勤拒否権が明確に認められているわけではない。
具体的にどのような場合に出勤の拒否ができるのかは、今後、裁判例の積み重ねによって明確になっていくことが見込まれている。
災害が多発する中で、国の側から明確な基準を示すなど、政策的対応も必要である(なお、後述するように特定の危険な業務についてはすでに明確に禁止事項が存在する)。
とはいえ現状でも、明らかに危険な状況下での出勤命令を拒否したことを理由に査定を引き下げたり、実際にけがなどをした場合(この点は後述)、使用者は賠償責任を問われる可能性がある点は強調しておきたい。
【悪天候下で禁止された業務】
次に、特定の危険な業務においては、悪天候で危険を伴う業務がそもそも禁止されているものも存在する。
労働安全衛生法は、「強風、大雨、大雪等の悪天候」下でクレーン作業や高所作業を禁止している。
台風前後の強風・大雨も含め、こうした作業に従事するよう命じられた場合は拒否して問題ない。
悪天候の定義は、厚労省の通達で次の通り決められている。
強風:10 分間の平均風速 10m/s 以上
大雨:一回の降雨量 50mm 以上
大雪:一回の降雪量 25cm 以上
中震:震度 4 以上
(昭和34年2月18日「基発第101号」)
禁止されている業務は、具体的には「高さが2m以上の箇所で行う作業」、「クレーンに係る作業」などの業務だ。
規定は多岐にわたるため、ここでは列挙できない。
下記のサイトから具体的な業務を参照してほしい。
同時に、使用者側が講じるべき安全対策も列挙されている。
参考:神奈川労働局「降雨及び強風等による労働災害防止の徹底について」
ここに挙げられている業務に該当する業務に従事するように命じられた場合には、身を守るために断っても、法的に問題はない(なお、業務命令の拒否がトラブルに発展する場合には、この記事の最後にある窓口への相談を検討してもらいたい)。
【労働災害の場合は、労災保険を使ったうえで損害賠償を請求できる】
次に、不幸にして台風による労働災害が起き、負傷したときには、労災保険が適用される。
労災保険では、治療費全額、休業4日目以降の休業補償、後遺障害が残った時の障害給付などを受けることができる。
会社が危険回避義務を果たさずにケガに至った場合には、さらに会社に対し労災保険給付で補償されない分の損害賠償を追加で請求することもできる。
労働災害と労災保険・損害賠償請求については、以下の記事で詳細に論じたので、詳しくはこちらを合わせてお読みいただきたい。
【仕事が休業になった場合の休業補償も請求できる】
台風で休業になった場合には、休業補償を請求できる場合がある。
労働基準法26条や民法536条は、会社都合による休業があった場合に労働者が休業補償を受ける権利を規定しているが、天変地異など不可抗力によるものはその例外とされる。
しかし、テレワークも一般化している現在、テレワークで仕事を与えられるにもかかわらず休業になってしまった場合は、法的にも休業補償の対象になりえるだろう。
また、厚労省は相次ぐ集中豪雨や台風などを受け、昨年、「自然災害時の事業運営における労働基準法や労働契約法の取扱いなどに関するQ&A」を公表しており、その中で次の通り、「労働者の保護」を会社に促している。
「被災により、事業の休止などを余儀なくされた場合において、労働者を休業させるときには、労使がよく話し合って労働者の不利益を回避するように努力することが大切であるとともに、休業を余儀なくされた場合の支援策も活用し、労働者の保護を図るようお願いいたします」
このように、災害を労使で協力しながら乗り越えることは、道義的にも求められることであろう。
いずれにしても、災害時の出勤や休業補償については、労使で話し合うことが重要である。
あらかじめルールを会社との交渉で明確にしておくことも、トラブル回避のためには役立つだろう。
社内に健全な労働組合が存在しない場合には、労働者側は社外の労働組合に加入しルール形成を求めることも一つの手段になるだろう。
■無料労働相談窓口
電話:03-6699-9359
(平日17時~21時 日祝13時~17時 水曜・土曜日定休)
E-mail:soudan@npoposse.jp
公式LINE ID:@613gckxw
*筆者が代表を務めるNPO法人。
訓練を受けたスタッフが労働法・労働契約法など各種の法律や、労働組合・行政等の専門機関の「使い方」をサポートします。
https://news.yahoo.co.jp/byline/konnoharuki/20220924-00316419
2022年9月24日17時27分にNHK滋賀から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
24日午前10時すぎ、米原市甲津原のレジャー施設で開かれていた車のドリフト走行のイベントで、コースの周囲に設置されたコンクリートブロックに、走行中の車が衝突しました。
警察によりますと、車は、ドリフト走行で右カーブを曲がろうとしたところで、車体後部がブロックに衝突したということで、そのはずみで観客の男性2人がけがをして病院に搬送されました。
2人のうち21歳の男性は、衝突して倒れたブロックに足を挟まれ、足の指の骨を折る大けがをしたほか、46歳の男性は、衝突に驚いて転んだ際、持っていたカメラであごを切る軽いけがをしました。
ドライバーにけがはありませんでした。
当時、イベントには160人あまりが参加していたということです。
警察は、現場検証を行うとともに群馬県のイベント主催者からも話を聞き、当時の詳しい状況を調べています。
https://www3.nhk.or.jp/lnews/otsu/20220924/2060011662.html
9月24日14時30分に京都新聞からは、高さ70cm奥行き50cmのブロックが倒れて足を挟まれるなどしたなど、下記趣旨の記事が3枚の写真付きでネット配信されていた。
24日午前10時10分ごろ、滋賀県米原市甲津原のGスノー奥伊吹の駐車場で開かれた車のイベントで、乗用車がコンクリートブロックに衝突し、近くにいた観客の男性2人が重軽傷を負った。
米原署によると、愛知県清須市の専門学校生の男性(21)が右足指などを骨折する重傷で、静岡市駿河区の男性(46)があごを切る軽傷を負った。
乗用車を運転していた埼玉県熊谷市の男性(34)にけがはなかった。
同署によると、乗用車は駐車場に設けられたコースでタイヤを滑らせながら走る「ドリフト」でカーブを曲がった際にコンクリートブロック(幅2メートル、高さ70センチ、奥行き50センチ)に衝突。
衝撃でブロックが倒れ、近くで見学していた専門学校生が脚を挟まれ、静岡市の男性は転倒してけがを負った。
https://www.kyoto-np.co.jp/articles/-/886669
9月24日18時36分にYAHOOニュース(ABCニュース)からは、山道を巡るコースでテスト走行していたなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
午前10時すぎ、米原市甲津原のスキー場「Gスノー奥伊吹」で、モータースポーツのイベントでテスト走行中の車が、カーブを曲がり切れずに高さ70センチのコンクリートブロックに衝突しました。
ブロックは倒れ、近くで車を見物していた21歳の男性が右足の甲を骨折するなど重傷、別の男性(46)も軽傷です。
警察などによりますと、イベントはスキー場の敷地内の山道をめぐるコースで、参加者が車を横滑りさせながら走る「ドリフト走行」を競うものでした。
https://news.yahoo.co.jp/articles/9fd4418823530872b9c2cb364b02b4419c5e33d0
9月24日21時25分にYAHOOニュース(関西テレビ)からは、イベント本番前だったなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
午前10時半ごろ、滋賀県米原市のスキー場の駐車場を使ったモータースポーツイベント会場で、走行していた車が防護用のコンクリート製のブロックに衝突しました。
ブロックは衝撃で倒れ、近くにいた見物客2人にあたりました。
1人は足の指と甲を骨折する重傷です。
警察によると、イベント本番前に34歳の男性が、車を滑らせる「ドリフト走行」をした際、車の後部がブロックにあたったということです。
この事故でイベントは中止になりました。
https://news.yahoo.co.jp/articles/7aec8f0843d63ed38d67b93cda8631a1ec8f46b6
9月24日22時2分にYAHOOニュース(日テレNEWS24)からは、足の指5本が折れる重傷だったという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
警察によりますと、ドリフト走行をしていた車が右カーブを曲がり切れずに進路左側のコンクリートブロックに衝突し、衝撃で、横2メートル、高さ70センチのブロックの一つが観客側に倒れました。
この事故で、観客の男性1人が右足の指5本が折れる重傷、もう1人が顔にすり傷を負いました。
https://news.yahoo.co.jp/articles/db1eb79b871ac2dc0a0e1ab69e3ef6ded79e3bb6
9月24日18時25分にYAHOOニュース(びわ湖放送)からは、警察は見物客の近くを走る演出があったとみているなど、下記趣旨の記事がスキー場の大まかな場所を示す地図付きでネット配信されていた。
事故が起きたイベントは群馬県の企業の主催でしたが、あえて見物客の近くを走るようあおるような演出があったとして、警察が事故原因をしらべています。
https://news.yahoo.co.jp/articles/7999ff91de8be8de7036851f7d8ce9f684636c3f
(ブログ者コメント)
事故が起きたからかもしれないが、当該ブロックは、まるで将棋のコマを立てているかのように見える。
勢いよく車が衝突すれば、いかにも倒れそうな感じ。
主催者側は、まさかコンクリートブロックが倒れるとは、思ってもみなかったのかもしれない。
それとも、軽い接触だけを想定して設置された?
2022年9月23日付で労働新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
福岡中央労働基準監督署は、運転中の車両系建設機械に接触する危険のある箇所に労働者を立ち入らせたとして、建設業のK産業㈱(福岡県福岡市)と同社代表取締役を労働安全衛生法第20条(事業者の講ずべき措置等)違反の疑いで福岡地検に書類送検した。
福岡市博多区の8階建てマンション解体工事現場において、同社の労働者がドラグ・ショベルのキャタピラーに左足を轢かれて切断する労働災害が発生している。
労災は令和3年9月2日に起こった。
被災者が同現場でゴミ拾い作業をしていたところ、別の同社労働者がドラグ・ショベルをバッグさせてきた。
同労基署によると、被災者は慌てて逃げようとしたが、凹凸の多い現場であったため、途中で引っかかり転んでしまったという。
同社は、バリケードを設置して危険箇所への労働者の立入りを防止する、誘導者を配置する、などの危険防止の措置を講じていなかった疑い。
災害発生当時、同社はドラグ・ショベルのバケット部分を杭状のブレーカ・ユニットに交換し、コンクリートを粉砕する用途で使用させていた。
https://www.rodo.co.jp/column/137169/
2022年9月22日11時31分にYAHOOニュース(東北放送)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
様々な疑問を深堀りする「tbcNEWSDIG」です。
仙台市内のとある場所、わき道から県道に出るポイントがあるのですが、ここで問題になるのがウインカー。
どちらに出すか?なのです。
【「ウインカー」問題、調べてみた】
小出記者:
「仙台市青葉区の山手町です。
私の後ろの道路は、この先で県道にぶつかりますが、その際にある問題が起こるんです」
その問題とは…、ウインカーです。
車やバイクがこのわき道から県道に出る際に、ウインカーをどちらに出すのが正しいのでしょうか。
9月7日午後、およそ1時間にわたって現地を通行する車を確認してみました。
右のウインカーを出して県道にへ出て行く車もいれば、あっ!市営バスも右です。
こちらの車は…、左のウインカーを出しています。
しかし、圧倒的に多かったのは…?
小出記者:
「ウインカーは右を出しています。
次の車も右です。
また右ですね。
ほとんどの車が右を出しています」
この道をよく通るという男性も、このように語ります。
男性:
「合流するというイメージで右です」
調査した場所を図でみると、確かに合流するよう場所に見えます。
およそ1時間の調査結果はこうなりました。
左にウインカーを出した車が6台、これに対して右は57台と、圧倒的に右が多くなりました。
果たしてどちらが正しいのか?
宮城県警に話を聞きました。
【ポイントは“交差点”か否か!正解は「左」でした】
小出記者:
「ここは、トンネルを抜けてきた道に入っていく側道ですよね。
今見ていても右にウインカーを出す車が多いが、ここはウインカーをどう出すのが正しいのですか?」
県警交通規制課 高橋次長:
「左に出すのが正解です。
よくあるのは、高速道路とかのように合流するイメージで出している人が多いと思う」
判断のポイントは交差点なのかどうかです。
一時停止や停止線がある場合は「交差点」にあたるので左折に該当し、左にウインカーを出さなけれないけません。
Qこの交差点はどう考えたらわかりやすいですか?
高橋次長:
「(県道と交わる)道路の角度がきついので、これが角度が緩いと考えると、北に行く場合は左折のウインカーを出しますよね?
角度はきついが、左に出すのが正解」
仮に、十字路や丁字路のようなわかりやすい形ではなく、合流のような道路の形であっても、交差点の場合はウインカーを「左」に出すのが正解です。
一方で、高速道路などで本線へ合流するための加速車線がある場合は、あくまで車線変更とみなされるため、「右」にウインカーを出します。
今回の交差点でウインカーを右に出すと、ある誤解を生む可能性もありました。
県警交通規制課 高橋次長:
「こちらで右のウインカーを出してしまうと、後続車が『反対方向いけるのでは?』と誤解して逆走する可能性があるので、左のウインカーを出してもらいたい」
実際のルールとドライバーの認識に差がある現状が、今回の取材でわかりました。
似たような「交差点」は他にもありますので、通る際は注意が必要です。
https://news.yahoo.co.jp/articles/e695a1f95c8d7ac1bbe9a8f711f37cf3b0b61fb9
2022年9月22日19時4分にYAHOOニュース(新潟放送)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
22日の午後、新潟市万代エリアのマンション建設現場で鉄パイプが落下する事故があり、作業員4人がけがをしました。
鉄パイプは歩道上にも落ち、一時、騒然となりました。
無造作に転がる鉄パイプと、あちこちでえぐれた道路が衝撃の大きさを物語っています。
60メートルほどの高さからおよそ100本の鉄パイプが落ちたとみられ、多くの人が行き交う歩道に落下したものもありました。
【記者リポート】:
「目撃した人の話によりますと、この上のクレーンから鉄パイプが20から30本落下。そのうちの数本はこの大通りのセンターライン近くまで転がってきたということです」
事故があったのは、新潟市中央区万代5丁目のマンション建設現場です。
警察によりますと、近くにある交番の警察官が22日午後1時45分ごろに物が落下した金属音を聞き、事故に気付きました。
建設現場の屋上部分から100本の鉄パイプの束2つを降ろそうとしていたところ、60メートルほどの高さで1つの束が落下したということです。
このうちおよそ半分は建物の途中の18階に落ち、その階にいた作業員3人の肩や背中に当たりました。
残りの半分のうち、40本ほどは敷地内の地上に落下。
10本ほどが歩道に落ちて、作業員の頭にヘルメット越しに当たったということです。
4人はいずれも男性で、意識はあり、命に別状はないということです。
【目撃した人】:
「ワイヤーが切れた時に、ばちんと音がして、そこで見上げたら、バラバラと鉄パイプが落ちてきてね…」
歩道を歩いていて巻き込まれた人はいませんでした。
鉄パイプは長さおよそ1.5メートル、直径5センチほどでした。
警察は落下の原因について調べています。
https://news.yahoo.co.jp/articles/01e4ff34f88e98ac28d7bce02842a9e75b613f49
9月22日19時33分にYAHOOニュース(テレビ新潟)からは、4人は軽傷だった、落ちたパイプはコンクリートを固める工程で使われていたなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
【リポート】:
「工事現場から鉄パイプが落ちる事故が起きたということです。こちらにはその鉄パイプでしょうか一本落ちています。道路を見ますと落ちた衝撃でしょうか、くぼみのように穴が開いているのが見えます」
22日午後1時47分ごろ、マンションの19階、地上60メートルの高さから100本の鉄パイプが落下しました。
このうち50本ほどが18階に落ち、3人の作業員がけがをしました。
また、10本ほどは歩道に落ち、そこにいた作業員1人もけがをしましたが、4人はそれぞれ軽傷で、命に別条はないということです。
〈近くにいた人は〉 :
「車がぶつかってきたんじゃないか、そんなすごい衝撃音がしましたね。イヤホンしていたんですけどイヤホンしていてもわかるくらいの衝撃音」
鉄パイプは直径が5センチほどで長さは約1.5メートル、コンクリートを固める工程で使われていて、事故当時はクレーンで地上に降ろす作業をしていたということです。
警察は何らかの理由でクレーンのバランスが崩れたとみて、事故の原因を調べています。
https://news.yahoo.co.jp/articles/7459ccef9dad269f5963172770db7a1980f4e630
2022年9月21日10時54分にNHK関西から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
大阪・河内長野市など全国にあるトランポリンの施設で骨折などの大けがが相次いでいるとして、消費者庁は利用者に対して
▼経験が少ない人は宙返りなどの危険な行為はやめるほか、
▼監視員が十分に監視しているかを確認することなど、
注意喚起を行いました。
消費者庁によりますと、2020年12月から先月(8月)末までの間に、トランポリンの施設を利用中に落下したり転倒したりするといった事故が22件起きています。
中には
▼前方宙返りをして隣のトランポリンに落下し、脳震とうを起こしたり、
▼後方宙返りをして腰から落下して、腰椎を圧迫骨折したりする
ケースが報告されているということです。
消費者庁は
▼経験が少ない人は宙返りなどの危険な行為はやめるほか、
▼監視員が十分に監視をしているかを確認することなど、注意を呼びかけています。
また、22件の事故のうち14件が、大阪・河内長野市にある「TパークBIGSTAGE(ビッグステージ)河内長野店」で起きていることから、消費者庁は、この施設が事故防止の取り組みが不十分だったなどとして、消費者安全法に基づき、名前を公表して注意喚起をしました。
これについて、施設の運営会社は、「厳粛に受け止めています。けがの発生防止のため、具体的な対策を講じてまいります」などとしています。
https://www3.nhk.or.jp/kansai-news/20220921/2000066576.html
9月20日18時8分に朝日新聞からは、消費者庁が利用者に聞き取り調査したところ事前に宙返り禁止などの説明を受けたり途中で注意された記憶がある人は少なかったなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
トランポリンで遊んでいる最中にけがをする事故が短期間で多数報告されているとして、消費者庁は20日、消費者安全法に基づき、大阪府河内長野市の遊戯施設「TパークBIGSTAGE河内長野店」の施設名を公表し、注意喚起をした。
消費者庁によると、2021年12月~22年8月、利用者が宙返りをしたり、高く飛びすぎたりして手や腰から落下するなどし、骨折などのけがをした例が14件確認された。
同庁が同種の事故について注意喚起した20年12月以降、消防などから通知を受けた事故は全国で計22件で、この施設の事故が約6割を占めた。
消費者庁の調査に対し、同店は宙返りなどの禁止事項を設け、係員による監視などの対策をしていると説明したが、利用者への聞き取りでは、宙返りが禁止されていると事前に説明を受けたり、途中で監視員に注意されたりしたと記憶している人は少なかったという。
同庁は、「禁止事項を利用者に認識させて守らせるまでは至っておらず、常時の安全監視が十分なされていないことがうかがわれる」と指摘。
事故防止に向けた取り組みが十分でなく、今後も類似の事故が起こる可能性があると判断した。
同店の運営会社は取材に対し、「宙返りは自己責任で行ってもらうというスタンスだった。5月以降は厳しく注意を呼びかけている」と話している。
消費者庁は、トランポリンパークと呼ばれる同種の施設を利用する際の注意点として、いきなり高く跳んだり、宙返りをしたりするなどの危険な技はやめることや、監視員が配置されているか確認することなどを挙げている。
https://www.asahi.com/articles/ASQ9N5TWXQ9NUTFL00J.html
9月21日19時37分にYAHOOニュース(関西テレビ)からは、店名を公表された施設で取材当日、危険な遊び方をしていて注意されたという利用者が2人いたなど、下記趣旨の記事が施設や注意喚起貼り紙の複数枚写真付きでネット配信されていた。
大阪のトランポリン施設で事故が相次いでいるとして、消費者庁が注意喚起しました。
事故を防ぐための対策は取られていたのか、施設を取材しました。
【全国で報告されたトランポリン事故の6割を占める大阪の施設】
消費者庁が事故防止の取り組みが不十分だとして施設名を公表したのは、大阪府の「TパークBIG STAGE 河内長野店」です。
2020年12月からの1年8カ月で、利用者が脳震とうや骨折などのけがをする事例が14件確認されたということです。
全国で報告されていたトランポリン施設での事故は22件で、この施設での事故がおよそ6割を占めました。
施設を訪れてみると…
【記者リポート】:
「こちらのトランポリン施設ですが、事故が多発していることを受け、注意喚起の紙が至るところに貼られています」
貼り紙には、「空中回転技は禁止」の文字が。
事故が相次いだことから、2022年5月、宙返りは経験者以外禁止になりました。
運営会社によると、スタッフによる声掛けや、どのような事故が何件起きたかを知らせる貼り紙など、事故を防ぐ対策はオープン当初から行っていたといいます。
【利用客】:
「(前は)宙返りはできてたんですけど。
さっきしたときに危なかったんで、やめとこうかなって。
(Q:ストップもらった?)
ストップもらいました。
けがしたらおもろなくなるからな、その日1日」
「僕ら、かばんを持ち込んで跳んでたんですけど、『やめてください。ロッカーに入れてください』と言われたので、きっちりされてると思いました。
正直…自己責任ですね」
運営会社は、「事実を重く受け止め、対策を強化していく」とコメントしています。
【トランポリン事故 施設の責任どこまで?】
施設では従来から、貼り紙やスタッフによる声掛けで注意喚起を行っていました。
経験者以外の“宙返りの練習”は、2022年5月までは許可していましたが、これについて運営会社は、「制限をかけ事故を防げた部分はあったと思う」としています。
現在は、明らかに経験者と分かる場合のみ許可していて、少しでも危ないと思った人にはすぐに「やめてください」と声を掛けるよう徹底しているということです。
こういった中で事故が起こった場合、施設の責任はどこまで問われるのか、菊地幸夫弁護士に聞きます。
【菊地弁護士】:
「完全に事故を防ぐことは無理ですよね。
例えば、指導員がすぐ近くにつくような体制であったり。
一定の危険がある営利事業だと、施設側には『利用客の安全を配慮する』義務がある。
一方、利用客の自己責任の面もあります。
仮に事故が起きて損害が発生すると、全額賠償ではなく、利用客の落ち度の分が引かれると思います」
(関西テレビ「報道ランナー」2022年9月21日放送)
https://news.yahoo.co.jp/articles/962ff0812636f72469199cef29c5d0ad2dd89a2d
2022年9月21日19時16分にYAHOOニュース(;PRESIDENT Online)から、『なぜ通園バスの置き去り事故は繰り返されるのか…「安全装置」で完全解決できると考えてはいけない』というタイトルで、下記趣旨の記事(千葉商科大学教授の寄稿文?)がネット配信されていた。
【安全装置の設置義務化は早急に進めるべきだが…】
静岡県牧之原市の認定こども園で3歳の園児が送迎バス内に置き去りにされ死亡した。
昨年7月に福岡県中間市の保育園で5歳の園児が同様に送迎バスに取り残されて熱中症で亡くなり、大きなニュースになったばかり。
保育園・幼稚園関係者は危機感を持ってそれを聞いたはずだが、残念ながら、その教訓は生かされなかった。
政府は事態を重く見て、送迎バスを持つ全国の幼稚園・保育所などを点検し、安全管理マニュアルの策定する「緊急対策」を10月中にもまとめる方針を示している。
それでも、マニュアルに沿って実際に行動するのは人間。
ヒューマンエラー(人為ミス)をゼロにすることは難しい。
そこで、多くのメディアや識者からあがっているのが、人感センサーなど安全装置の設置義務付けだ。
今回のようにミスがいくつも重なったとしても、子どもの命を救う事ができる仕組みを構築すべきだ、というわけだ。
実際、欧米などでは自動車にそうしたセンサーを取り付ける動きが広がっており、米国などでは標準装備として義務化する方向に動いている。
日本に輸入する欧州車などの一部には、すでに置き去り防止のセンサーが装備されている車種もある。
そうした安全装置の送迎バスへの設置義務化は早急に進めるべきだろう。
【ヒューマンエラーは機械で100%解決できる問題ではない】
だが、そうした安全装置を付ければ100%死亡事故が防げるわけではない。
あくまで機械だから、故障することはあり得る。
定期的なメンテナンスやチェックも重要だが、それを担うのも人間だ。
センサーの設置を義務付けても、そのスイッチをオフにしてしまうことだってあり得る。
毎年夏になると、送迎バスではなく、駐車場に止めた自家用車の中に置き去りにされ熱中症になる子供の話が報じられる。
その多くが、買い物やパチンコに夢中になった母親が、車に待たせた(置き去りにした)子供のことをすっかり忘れたために起きる。
あるいは「これぐらいの時間ならば大丈夫だろう」と“意図的に”置き去りにしている。
こうした場合、仮にセンサーが付いていても、装置の設定スイッチをオフにするに違いない。
輸入車のカーディーラーによると、この装置が付いていると、コンビニで買い物をする時に、載せているペットが動くだけで作動してしまう。
これを避けるために機能をオフにしている人も少なくないという。
今後、日本でもセンサーによる安全装置が標準装備になっていくに違いないが、それでヒューマンエラーがなくなるわけではないのだ。
送迎専用のバスならば、スイッチをオフにすることはないだろうが、機械のことだから、誤作動することはあり得る。
誤作動を嫌ってスイッチを切る運転手が出てくるかもしれないのだ。
【鉄道現場には“指差喚呼”という動作がある】
では、どうやったら事故は防げるか。
基本的には、人為ミスを防ぐために「訓練」することだろう。
日本の鉄道現場には、「指差喚呼(しさかんこ)」と呼ばれる安全確認の動作がある。
運転手や車掌が青信号を指差しながら「信号よし!」と大きな声を出す、あの仕草である。
明治時代に始まったとされるが、今日まで国内の鉄道では当たり前の安全確認法になっている。
それは、自動列車停止装置などの安全装置が当たり前になった今でも変わらない。
この指差喚呼、日本特有の慣行だそうだが、鉄道現場だけでなく、製造業の工場や工事現場などでも幅広く使われている。
たとえ相方がいなくても大きな声を出すことで、自分自身の注意力が喚起される。
しかも、この「指差喚呼」を新人教育などで、徹底的に叩き込む。
「身体に覚えさせる」わけだ。
列車を走らせる前には必ず声を出して安全を確認するという動作を「ルーティーン」化する。
いくら綿密なマニュアルを作っても、それが現場で実践されなければ意味がない。
実践させるためには、繰り返し「訓練」する事が重要だ。
バスを止めて子供を下ろしたら、残っている子供はいないか、椅子の下を指差しながら、「座席よし」といった具合に大きな声で確認する。
一見、単純な作業でも、安全確認としては大きな効果を上げるはずだ。
【マニュアルを守ることが目的になってはいけない】
センサーなどの安全装置や、マニュアルは重要には違いない。
だが、ともすると、センサーがあるから確認を怠っても問題は起きないという「機械任せ」の油断が生じる。
マニュアル通りに作業を行っていたのに事故になった、と首を捻ることにもなりかねない。
「最後は自分の責任だ」と運転手自身が肝に銘じることこそが重要なのだ。
実は、そうした「現場の責任感」が強いことが、欧米の企業経営者から称賛されてきた。
「日本企業の強さは『ゲンバ』だ」と、破綻の淵に追い込まれた日産自動車に乗り込んだ当時のカルロス・ゴーンは舌を巻いたものだ。
そのゲンバの強さは、細かいマニュアルが整備されていたからできたわけではなく、現場を預かる一人ひとりが問題点や危険性を察知して対処、改善することができたからだ。
その後、経営効率化の中で、欧米流の経営スタイルから入ってきたマニュアル重視の姿勢に対して、古くからの現場の職人の多くが「最近はマニュアル人間ばかりになった」と批判していた。
仕事の最終目的はより良い製品を作ることであって、マニュアルを遵守していれば良い、というものではない。
それが「現場の責任」というものだった。
【日本の製造業で「現場力」が失われている】
最近、日本の製造業の工場などで「現場が崩壊寸前だ」という声を聞くようになった。
コスト削減優先の中で、数年しか働けない技能実習生に現場を任せるところが増えてきた。
現場にベテラン作業員がいても、高齢化でいつまで勤められるか分からない、と言う。
どんどんマニュアル化、機械化して、熟練のベテランは姿を消しつつある。
つまり、現場で責任感をもって仕事をこなす人の力が落ちているというのだ。
現場のいわば“プロ”が減って、「リスク(危険)」を捉える力も落ちている。
リスクというのは、予想外の事から起きる。
すべてマニュアルに書いてあるわけではない。
かつては、現場で経験を積んでいる中で、様々なリスクに直面し、自ら解決策や善処方法を会得したものだが、最近は「想定外」に直面した結果、対応が後手に回るケースが少なくない。
こういうことが起きれば、こんな事態が生じるかもしれない、という、現場ならではの「想像力」が欠落するようになっているのだ。
【このままでは不幸な事故は繰り返される】
通園バスを日々運転していれば、降りる際に子供がいたずらで椅子の下に隠れているようなことに遭遇するだろう。
万が一、椅子の下にいて炎天下で放置されればどうなるか、車内の温度は何度ぐらいになるか、リスクに対する「想像力」が働けば、自ら「指差喚呼」して、子供が残っていないことを確認するに違いない。
漫然と仕事をこなしているから事故は起きる。
残念ながら、今の学校教育では、そうした「想像力」を養うような授業が行われていないのだろう。
マニュアル的な知識習得が優先され、A=Bといった答えだけを求める教育が行われている。
どんな事にも「リスク」があり、一方で「ベネフィット(利益)」を得ようとすればリスクをゼロにすることはできない。
つまり、ベネフィットを得るためにどうやってリスクを最小化するかという、まさに「現場」で経験的に積み上げられてきた知恵が失われていっているのではないか。
相次いだ通園バス置き去り問題は、日本の「現場力」の弱体化を示しているように見える。
だとすると、マニュアル化や機械化をいくら進めても、不幸な事故は形を変えて起き続けるに違いない。
磯山 友幸(いそやま・ともゆき)
経済ジャーナリスト 千葉商科大学教授。
1962年生まれ。
早稲田大学政治経済学部卒業。
日本経済新聞で証券部記者、同部次長、チューリヒ支局長、フランクフルト支局長、「日経ビジネス」副編集長・編集委員などを務め、2011年に退社、独立。
著書に『国際会計基準戦争 完結編』(日経BP社)、共著に『株主の反乱』(日本経済新聞社)などがある。
https://news.yahoo.co.jp/articles/c39a6be00c8ebca64fdd51827b35ddfe07c6acac
2022年9月20日21時58分に毎日新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
20日午後2時45分ごろ、石川県白山市の金沢工業大やつかほリサーチキャンパスにある地域防災環境科学研究所で、耐震実験用の土壁が倒れ、男性教授(64)と、25歳と22歳の女子学生の計3人が足を挟まれるなどのけがをした。
地元消防によると、このうち学生(25)は重傷という。
大学や地元消防によると、現場は住宅の耐震実験などを行う施設で、土壁は幅2メートル弱、高さ3メートル弱、重さ約400キロ。
9枚を立てて並べていたところ、8枚がドミノ倒しになったという。
大学の説明では、当時現場にいたのは建築学部建築学科の学生4人と教授の計5人。
木枠内に土などを塗り込んで作った土壁に機械で力を加え、壊れる状況を調べる実験の準備中だったとみられる。
通常は天井からつるしたクレーンを使って壁を動かし、参加者はヘルメットを着用することになっている。
当時の状況は確認中といい、大学広報課は「実験中の事故はあってはならないことで、安全管理が徹底されていたかを調べ、再発防止に努めたい」とコメントした。
(共同)
https://mainichi.jp/articles/20220920/k00/00m/040/273000c
9月21日12時31分にYAHOOニュース(北陸放送)からは、土壁の耐震性を調べる実験の準備中だった、クレーンで吊り上げる準備をしていたなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
消防によりますと、実験室には9枚の土壁がおよそ80センチの間隔で立てられていて、両脇の3か所は一辺が5センチほどの角材でビス止めされていたということです。
その際、最も端の1枚を男性教授がクレーンを使ってひもをかけ吊り上げる準備をしていたところ、他の8枚の土壁がドミノ倒しになったということです。
事故当時は土壁の耐震性を調べる実験の準備作業中で、警察は業務上過失傷害の疑いも視野に調べを進めています。
https://news.yahoo.co.jp/articles/c4ebdd4a9fff22d0969c470a08306027a8ca5eda
2022年9月21日19時1分にYAHOOニュース(北陸放送)からは、同趣旨の記事が解説図付きでネット配信されていた。
事故があったのは石川・白山市八束穂の金沢工業大学やつかほリサーチキャンパスの実験室で、20日午後2時45分ごろ、実験に使う土壁を移動させる作業をしていた際、9枚のうち8枚が次々とドミノ倒しになり、女子学生2人と教授が下敷きになりました。
この事故で女子学生(25)が頭を強く打つなどして大けがをし、女子学生(22)と男性教授(64)が足などにけがをしました。
いずれも命に別状はありませんでした。
大学や消防の情報をもとに事故当時の状況を説明します。
土壁を側面から見た図です。
当時、実験室にあった土壁は9枚で、厚さ約10センチ、土壁の間隔は約80センチでした。
倒れた土壁には木の枠がついていて、一番端の壁はクレーンからロープをかけ固定されていたほか、壁の側面は一辺5センチほどの角材でつなぎねじ止めされていました。
その後、実験で使うため一番端の固定していた土壁を移動させようと、教授と1人の女子学生がねじを外していたところ土壁が次々と倒れ、下敷きになったということです。
大学は事故当時の状況について、教授と女子学生のうち1人は壁の外側に、もう一人の女子学生は反対側にいたため正確な位置は分かっていないと説明しています。
一方、実際に救助活動に当たった消防隊員によりますと、女子学生は2人とも壁と壁の間に入っていたと近くにいた学生から聞いたということです。
1枚およそ400キロもの壁がなぜ次々と倒れたのか、安全面での問題はなかったのか、大学は事故調査委員会を設置し詳しい原因を調べています。
https://newsdig.tbs.co.jp/articles/mro/159694?display=1
9月22日5時1分にYAHOOニュース(北國新聞)からは、外側の1枚をクレーンで吊った後、ネジを外そうとしていた、学内規則に反し、ヘルメットと作業服を着用していなかったなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
金沢工大の大澤学長は21日、野々市市の同大扇が丘キャンパスで会見し、後藤教授や学生が学内の規則に反してヘルメットや作業服を着用していなかったと説明した。
教員らで事故調査委員会を設置し、原因究明を進める。
大澤学長は会見の冒頭、事故とけが人の発生を陳謝した。
同大の説明では、1枚当たり高さ2・8メートル、重さ約400キロ(推定)の土壁9枚は、側面同士を木材でつないで倒れないようになっていた。
事故が起きたのは後藤教授が外側の1枚を移動させるため、クレーンで吊った後、木材のねじを外そうとした時で、ほかの土壁8枚が突然倒れてきたという。
学生の1人は全身を土壁に挟まれて頭などを強く打ち、もう1人の学生は足を挟まれた。
後藤教授は土壁に当たって飛ばされた。
大澤学長は「命は別条がないと聞いている」と述べた。
同大は学内規則「安全指針」で実験に適した服装を定めている。
巨大な土壁を扱う今回の実験では、ヘルメットと作業服、安全靴を着けることが義務付けられているが、実際にはヘルメットと作業服は着用していなかった。
安全靴は不明という。
事故調査委は安全衛生委員長や教員らを中心に設けた。
設備や実験の手順などを検証する。
原因の特定までは、現場となった構造実験室での実験を見合わせる。
https://news.yahoo.co.jp/articles/0359ed85f6d627e5822d49d5df9c8ff1ccdd28fe
2023年3月18日5時1分にYAHOOニュース(北國新聞)からは、クレーン操作をしていた教授は無資格だったなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
金沢労働基準監督署は17日、無資格でクレーンを運転したとして、労働安全衛生法違反の疑いで、教授と法人としての大学を金沢地検に書類送致した。
書類送検容疑は昨年9月20日午後、白山市八束穂(やつかほ)2丁目の大学実験室で、教授が資格を持たず、必要な教育を受けていないのに、クレーンで土壁をつり上げる作業をした疑い。
大学は教授に安全のための教育をしなかった疑いがある。
金沢工大などによると、当時、教授らは高さ3メートル弱、幅2メートル弱の土壁(1枚約400キロ)を9枚立てて並べていた。
教授がクレーンで1枚を運ぼうとした際、8枚がドミノ倒しになり、3人が下敷きになって頭や足を挟まれるなどした。
金沢工大は「書類送検の事実を確認できていないのでコメントできない」としている。
https://news.yahoo.co.jp/articles/728de091ec63d772c7bd8039ea036110526fc29d
2022年9月20日14時14分にYAHOOニュース(静岡放送)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
9月20日午前、JR東静岡駅(静岡市葵区)で、台風後の設備確認をしていた50代の男性作業員が線路上に落下し、死亡する事故がありました。
この影響で、東海道線はJR静岡駅と富士駅の間で3時間にわたり、運転を見合わせました。
JR東海などによりますと、20日午前9時半前、JR東静岡駅の駅舎の外側にある作業用のデッキから作業員がおよそ10メートル下の線路上に転落しました。
転落したのはメンテナンス会社の会社員の男性(59)で、運ばれた先の病院で死亡が確認されました。
男性は台風が去った後に設備に問題がないか、確認作業を行っていて、デッキの床面に使われているグレーチングのゆがみを発見し、状況を見に行った最中だったということです。
男性が転落した線路上には、グレーチングの床面1枚も落下していて、警察は男性が抜けた床から何らかの理由で転落したものとみて調べを進めています。
この事故の影響で、東海道線は静岡駅と富士駅の間で約3時間にわたり、運転を見合わせました。
https://news.yahoo.co.jp/articles/2ee7616fd9749231a1e76eaacfbb984e72d032e3
9月20日18時27分にYAHOOニュース(テレビ静岡)からは、ヘルメットはかぶっていたが転落防止用のハーネスは着けていなかったなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
台風の後の安全点検で事故が起きています。
20日午前、静岡市にあるJR東静岡駅でメンテナンス作業にあたっていた男性作業員が線路上に転落し、死亡しました。
台風の雨が残るJR東静岡駅前には、20日午前 大勢の救急隊員の姿がありました。
救急車で運ばれていくのは、駅でメンテナンス作業にあたっていた男性です。
午前9時半頃、東静岡駅の構内で作業員が転落する事故がありました。
警察によりますと、転落したのは清水区の59歳の会社員で、搬送先の病院で死亡が確認されました。
男性は駅の外壁にはがれた部分や不具合がないか点検していて、約10mの高さから転落したということです。
竹下記者:
「作業をしていた男性は、あちらの足場の穴から転落したものとみられています」
ヘルメットをかぶっていましたが、転落防止用のハーネスはつけていない状態で、足場の穴から落下した可能性があるということです。
この事故の影響で、東海道線は静岡・富士間が3時間余り運転を見合わせ、JR東海によりますと、部分運休を含め上下線で84本が運休、10本に遅れが出て、約1万4730人に影響が出たということです。
https://news.yahoo.co.jp/articles/d9b314748e85122fe52cd7c8660af09fe4b810ce
2022年9月20日21時51分にYAHOOニュース(神奈川新聞)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
横浜市は20日、旭区内でごみ収集車が回収し忘れた車輪止めに乗り上げ、反動で車輪止めが飛び、近くを歩いていた30代女性にぶつかる事故があったと発表した。
女性は右足のすねを骨折する重傷を負った。
市資源循環局業務課によると、同日午前8時半ごろ、同区二俣川2丁目のごみ集積場所で回収作業を終えた収集車が右後輪の車輪止めを回収しないまま発進。
乗り上げた反動でプラスチック製の車輪止め(重さ2~3キロ)がはじき飛び、女性の足にぶつかった。
委託業者「Tシステム」の60代の男性運転手と男性助手の2人で作業しており、本来は運転手が回収する役割だったという。
https://news.yahoo.co.jp/articles/56df7b26e03a3c4c1e6c65f3c9125fe0c13366a6
2022年9月20日11時56分にYAHOOニュース(STV)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
札幌市内の住宅街近くの工事現場で、病院建設工事で使われていた大型のクレーンが折れ、一部が落下する事故がありました。
(林記者):
「札幌市の工事現場です。クレーンが下に落下しています。そして鉄骨が押しつぶされているのがわかります」
作業事故があったのは、札幌市中央区北7条西27丁目付近の病院建設の工事現場です。
警察によりますと、固定していたワイヤーから外すのを忘れたままクレーンを動かしたところ、一部が折れて落下したということです。
折れた部分は工事現場の敷地内に落下し、けが人はいませんでした。
建設会社は事故の原因を詳しく調べるとしています。
https://news.yahoo.co.jp/articles/017a13b53b70d968c036ecb9f5411512c9ff774a
9月20日19時44分にYAHOOニュース(北海道文化放送)からは、台風接近に伴いアームをワイヤーで固定していたなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
9月20日朝、札幌市中央区の建設工事現場で、大型クレーンのアームが落下する事故がありました。
重さは2.5トンもあります。
幸い、ケガをした人はいませんでした。
小出昌範ディレクター:
「クレーンの根本部分がぐにゃりと曲がり、クレーンの先端が下に落ちている。鉄の杭が曲がっていて衝撃の大きさがわかります」
20日午前8時すぎ、札幌市中央区北7条西27丁目の建設工事現場で、高さ29メートルの場所で固定されていた大型クレーンのアームが落下しました。
重さは2.5トンもあります。
目撃した人:
「どっしゃーんです。あれよあれよとスローモーション見ている感じで倒れた。ここは通学路でもあるし住宅街なので"不幸中の幸い"というか…」
近くに住む人:
「ドンという音がした。テレビつけていても聞こえる音だからけっこう音がした。まさかと…」
現場では病院の新設工事が行われていました。
建設会社では台風14号の接近に伴い、アームが動かないようワイヤーで固定していたといいます。
その後、誤ってワイヤーを張ったままクレーンを操作したため、アームがはずれ落下したと会社側は警察に説明しています。
https://news.yahoo.co.jp/articles/43f330632a797d38aa6b312d5c73ea86496813f2
2022年9月19日15時30分に朝日新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
仙台市青葉区本町2丁目のホテル「Mガーデンホテル仙台」で18日午後11時半ごろ、宿泊客から「20分くらい前から、横揺れと建物がきしむ音がする」と119番通報があった。
市消防局と仙台中央署によると、宿泊客約370人は19日午前0時ごろ、階段を使って避難を始め、路上や近くのホテルで待機。
約2時間後、安全が確認されたため、順次、客室に戻った。
避難中に宿泊客1人が転倒して腰をけがし、病院に搬送されたという。
千葉県市川市の会社員男性(30)は12階で就寝中だったが、揺れに気づいた妻(29)から「地震だよ」と声をかけられ、目を覚ました。
異音も断続的にきこえ、「川を小舟で下っているような感じだった。気持ち悪くて寝られる状況ではなかった」と振り返る。
館内放送に従って避難し、他の宿泊客も混乱した様子はなかったが、「ビルが折れるんじゃないかと怖かった」と語る。
横浜市の会社員女性(54)は夕食を終えて夫(57)とホテルに戻ると、周辺に警察の規制線が張られていた。
「何が起こっているのか分からず、ぼうぜんとした」。
一度、近くのホテルに移動し、19日午前2時半ごろに戻ったが、「いつまた揺れるのか分からず、疲れた」と話した。
同ホテルは揺れと異音の原因について、「強風による建物の揺れを低減する制振装置が誤作動した」と説明。
装置を19日午前0時半ごろに停止したところ、揺れは収まったといい、「お客様に多大なるご迷惑とご心配をおかけし、心よりおわび申し上げます」とコメントした。
https://www.asahi.com/articles/ASQ9M4HWWQ9MUNHB006.html
9月19日18時11分に河北新報からは、建物は18階建て、約40ある系列ホテルでも同様の制振装置を使っていないか確認するなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
18日午後11時半ごろ、仙台市青葉区のMガーデンホテル仙台で、宿泊客から異常音がすると119番があった。
前後して建物が複数回にわたって揺れ、宿泊客ら約380人が屋外に避難、40代女性が転んでけがをした。
ホテルの運営会社は「制振装置が揺れを感知していない状態で作動し、逆に建物を揺らしてしまった」として、誤作動の原因を調べている。
19日午前3時ごろ、ホテルは安全に問題がないとして、宿泊客をホテル内に戻した。
運営会社は、国内外に約40ある系列ホテルでも、同様の制振装置を使っていないか確認する。
ホテルの入る建物は18階建て。
7〜17階に客室224室が入る。
https://kahoku.news/articles/knp2022091901000422.html
2022年9月18日22時29分にNHK鹿児島から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
18日午後2時すぎ、鹿児島市高麗町のマンションの建設工事現場で「クレーンが折れて落ちそうになっている」と近くの住民から通報がありました。
この現場では19階建てのマンションの建設工事が進められていて、現在はクレーンを最上階に近い部分に持ち上げて作業が行われていました。
通常は、クレーンの腕の部分が立ち上がった状態となっていますが、NHKが撮影した映像では、折れ曲がり垂れ下がっているような状態が確認できます。
現場は鹿児島中心部のマンションなどが建ち並ぶ住宅地で、消防が落下した場合に被害が出る可能性のある住民に避難を呼びかけています。
今のところけが人はおらず、今後、建設業者が対応を検討することにしています。
鹿児島市ではきょう午前から暴風域に入っていて、午前10時前には43.5メートルの最大瞬間風速が観測されていました。
https://www3.nhk.or.jp/lnews/kagoshima/20220918/5050020498.html
9月18日18時23分に朝日新聞からも同趣旨の記事が、折れ曲がった部分のアップ写真付きでネット配信されていた。、
鹿児島市高麗町で18日午後2時半ごろ、マンションの建設工事現場でクレーンが折れて落ちそうになっていると通行人から119番通報があった。
市消防局によると、建設中の建物の最上階付近に設置されているクレーンが強風にあおられ、折れ曲がったとみられる。
落下する恐れがあることから、消防や警察が周辺の17棟の住民に避難を呼びかけている。
業者のウェブサイトによると、マンションは19階建て。
ホテルや病院などが立地する再開発エリアの一角にある。
https://www.asahi.com/articles/ASQ9L639TQ9LTLTB00R.html
(ブログ者コメント)
〇この日の19時ごろ、台風14号が935hPaという非常に強い勢力のまま鹿児島市付近に上陸した。
風の強さについて、記事では最大瞬間風速45.5m/sとあるが、進路予想図には65m/sと記されている。
前者は観測値、後者は予想値ということだろうか・・・。
https://news.yahoo.co.jp/articles/21e1a6b2db2b4fa98ebe353ff48a7e792d294d86
〇3年前、台風15号が960hPaの勢力で千葉市に上陸した。
上陸前、鋸南町などで多くの住宅の瓦が飛ばされたり、市原市ではゴルフ練習場のネット支柱が倒れるなど。大きな被害を出したが、あの台風の場合、千葉市での最大瞬間風速観測値は57.5m/sだった。
https://jp.weathernews.com/news/28944/
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。