2019年4月24日13時40分にNHK沖縄から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
去年、沖縄県沖の海上にアメリカ軍のF15戦闘機が墜落した事故について、アメリカ軍は、パイロットが機体の姿勢を正しく認識できなくなり、誤った操作を行ったことが原因だとする調査結果をまとめた。
去年6月、那覇市の南の海上でアメリカ軍嘉手納基地に所属するF15戦闘機1機が墜落し、パイロット1人が足の骨を折るなどの大けがを負った事故について、アメリカ軍は調査結果をまとめ、防衛省に報告した。
それによると、当時は事故機とほかの戦闘機が攻撃と防御の二手にわかれて訓練を行っていたが、事故機のパイロットが相手の機体の動きに気を取られるうちに、自らの機体の姿勢や高度を正しく認識できなくなる「空間識失調」に陥ったとしている。
その結果、機首が下を向いていたにもかかわらず、パイロットは上を向いていると錯覚して、機首をさらに下げる誤った操作を行い、結果的に墜落したと結論づけている。
アメリカ軍は、機体の不具合や整備不良の問題は確認されなかったとした上で、今回の事故を受けて、パイロットの教育や訓練を強化したとしている。
出典
『米軍F15墜落 誤操作が原因』
https://www3.nhk.or.jp/lnews/okinawa/20190424/5090006350.html
4月24日15時42分に朝日新聞からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
米空軍嘉手納基地(沖縄県嘉手納町など)所属のF15戦闘機が昨年6月、那覇市の南120km沖で墜落した事故について、米空軍は操縦ミスが原因だったとする調査結果をまとめた。
米政府から情報提供を受けた防衛省が24日、発表した。
防衛省によると、事故機は訓練中、垂直上昇を始めたものの推進力が足りず、機首が下降。
姿勢を立て直すべきところ、操縦桿を前へ押して、機首をさらに下げる誤った操作をした。
機体が制御不能になり、操縦士は緊急脱出した。
敵役のF22の動きに集中するあまり、上下左右の感覚を失う空間識失調に陥っていたとみられるという。
米軍は、機首が下がった状況下での対処訓練を追加するなど、再発防止策を取ったという。
出典
『沖縄沖のF15墜落、操縦ミスが原因 米空軍の調査結果』
https://www.asahi.com/articles/ASM4S4R12M4SUTIL02D.html
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。