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                                                       本ブログでは、産業現場などで最近起きた事故、過去に起きた事故のフォロー報道などの情報を提供しています。  それは、そういった情報が皆さんの職場の安全を考える上でのヒントにでもなればと考えているからであり、また、明日は我が身と気を引き締めることで事故防止が図れるかもしれない・・・・そのように思っているからです。  本ブログは、都度の閲覧以外、ラフな事例データーベースとして使っていただくことも可能です。        一方、安全担当者は環境も担当していることが多いと思いますので、あわせて環境問題に関する情報も提供するようにしています。       (旧タイトル;産業安全と事故防止について考える)
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(1/2から続く)

JAL機長が機体を滑走路上に停止させたことが避難成功の最大要因】

152033分にYAHOOニュース(テレビ朝日)からは、避難成功の最大要因は滑走路で停止できたこと、それを成し遂げた機長の技術は素晴らしいという趣旨の下記記事がネット配信されていた。

・・・

元日本航空機長・小林宏之さん:
「今回の避難が成功した一番の重要なところは、滑走路で停止できたこと」
「緊急避難は機長が完全に飛行機を停止して脱出を決断するので、停止できなかったり、それたり、海に落ちていたら避難はできないので」

現場を上空から見てみると、すぐそばには海が・・・。

衝突の衝撃で、海に落ちる危険性もありました。

小林宏之さん:
「相当難しかったと思う。
ただでさえ離陸・着陸の時に、センターレーンをキープして走るのはかなり難しい。
色々な状況が悪かったと思うが、その中でしっかりセンターラインをキープして滑走路内で停止させたのは機長の技術だった」

https://news.yahoo.co.jp/articles/5e166aa2c6717e556954d89082805b4ca898afe8

 

【機内の様子;CAは冷静に対応、取り乱している乗客もおらず】

1571分に読売新聞からは、CAは冷静に対応、周辺に取り乱している乗客はいなかったという乗客の証言が、下記趣旨でネット配信されていた。

乗客の男性(63)が、当時の様子を語った。

・・・

機体は間もなく停止したが、主翼のエンジン部分が発火しているのが窓から見え、「やばい」と感じた。

客室乗務員(CA)が冷静に対応し、取り乱しているような乗客は周辺にはいなかったという。

数分後に避難誘導があり、パソコンや財布などが入ったリュックを置いて前方右側の脱出用シューターに向かった。

座席から近かったため、比較的早めに脱出できたが、シューターを滑り降りる際、途中で止まる乗客もいて避難の流れはやや詰まった。

「機首が傾いていたからか、シューターの角度が緩くなっていた」という。

脱出後は、人数把握のため、10人ずつ手をつないで円陣を組むようCAから指示された。

その後、機体への放水をいったん終えた消防車の後ろについて滑走路を横断するなどし、午後7時頃、ターミナルビルの出発ロビーに到着した。

ここで、日航社員から住所や氏名などを書く連絡用の紙を渡された。

・・・

男声は「荷物を取り出そうとする人は、少なくとも自分の周りにはいなかったし、落ち着いて避難していた。」と話していた。

https://www.yomiuri.co.jp/national/20240105-OYT1T50040/

 

【茨城空港ではスカ社が契約していたバスで乗客を送迎】

151754分にNHK茨城からは、茨城空港では臨時着陸したスカイマーク2機の乗客を、事前に協力契約していたバス会社のバスでJR駅に送迎したなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

新千歳発羽田行きのスカイマークの2便は、目的地を茨城空港に変更して午後6時32分と38分にそれぞれ着陸し、乗客あわせておよそ350人が降り立ちました。

到着後の時間帯は路線バスの運行がありましたが、会社などによりますと、乗客へ補償の対応が続いて、乗客はすぐには空港を離れられなかったほか、急きょ乗客が増えたため、路線バスを使うのも難しい状況でした。

このとき、SNS上では緊急対応を評価する声の一方、茨城空港一帯は農地が広がっていて交通機関が乏しく、周辺にホテルや飲食店が少ないことを心配する声も上がっていました。

こうした中、関東鉄道によりますと、スカイマークの依頼を受けてバス会社3社のバス8台が希望する乗客全員を最寄りのJR石岡駅まで輸送しました。

スカイマークによりますと、運航の遅延や行き先変更などに備えて、バス会社に協力を求める契約を事前に結んでいて、年始でもバス会社の協力を得られたことから、スムーズな対応につながったとしています。





https://www3.nhk.or.jp/lnews/mito/20240105/1070023116.html

 

【ペット同乗可否で議論沸騰】

14164分にYAHOOニュース(女性自身)からは、ペット2匹が貨物室にいたということでペットを機内に同伴したいという意見とそれに反対する意見が出ているという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

事故をめぐって、ネットを中心に議論が巻き起こっているのは“ペット問題”だ。

SmartFLASH」が3日に公開した記事によれば、JALの広報部は衝突した日航機にはペットの預かりが2件あったと明かしている。

・・・

記事が掲載されたYahoo!のコメント欄には、すでに7500件以上ものコメントが書き込まれている。

“ペットは家族の一員”との考えから、緊急時にペットと避難できるよう、客室に同伴させるべきだと考える人も少なくない。

オンライン署名サイト「change.org」では、今回の事故を受けて、「飛行機のペット貨物室積み込みを禁止しましょう」というタイトルで署名が12日より始まっており、415時時点で16000人以上の署名を集めている。

その一方で、動物が苦手な人やアレルギーを持つ人もいることから、反対の声も上がっている。

・・・

https://news.yahoo.co.jp/articles/f6b95753e7df0f78c4836f85d22218e8e824150f

 

【事故原因究明に支障をきたす警察の捜査に航空団体から注文】

151222分にYAHOOニュース(乗りものニュース)からは、航空安全連絡会議は報道機関などに憶測コメント排除を要望、また事故原因ではなく犯罪有無に主眼を置く警察の捜査についても注文をつけたという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

航空関係のさまざまな労働組合からなる民間団体、JFAS(航空安全推進連絡会議)は202413日、前日に羽田空港で起きたJAL機と海上保安庁機の衝突炎上事故に関して、緊急声明を出しました。

要望というのは、憶測を排除し、運輸安全委員会による慎重かつ正確な事故調査が実施されるべきであるという内容です。

これに関連して、報道機関やSNSなどでのコメントは、憶測や想像を排除し、正確な情報のみを扱うように、というものでした。

またJFASは、警察の捜査に関しても注意が必要との内容を明記しています。

それによると、日本国内で航空機事故が発生した場合、警察が事故原因を特定することを目的に捜査することが通例ですが、これはICAO(国際民間航空条約)が求める事故調査ではないとのこと。

これまで日本において発生した航空機事故では、警察が調査したことで原因の究明に大きな支障をきたしたという事例がいくつもあったと明言しています。

警察の調査はあくまでも犯罪捜査であり、事故原因を究明するための捜査ではないとしています。

日本では、運輸安全委員会の事故調査結果が刑事捜査や裁判の証拠に利用されるものの、これについても明らかな犯罪の証拠が認められる場合を除いて、調査結果の利用を禁止するICAOの規定に逸脱した行為になり、容認できないと断言しています。

・・・

https://news.yahoo.co.jp/articles/dfef857e746c902da51da968a57094964d61a668

 

(ブログ者コメント)

まさか1月1日能登大地震の翌日に、このような大事故が起きるとは・・・。
それも、能登大地震に関連する事故だったとは・・・。
2024年は大変な年になるかも・・・と感じたのはブログ者だけではないだろう。

 

 

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自己紹介:
化学関係の工場で約20年、安全基準の制定、安全活動の推進、事故原因の究明と再発防止策立案などを担当しました。
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。

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