2024年8月27日13時32分にYAHOOニュース(長野放送)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
長野市で介護施設の送迎車が全焼した火事で、全身やけどで重傷となっていた101歳の女性が死亡しました。
【画像】「女性の悲鳴が…」職員が車いすの101歳女性を助けようと大やけどで意識不明の重体 介護施設の送迎車が全焼
8月17日、長野市の大豆島東団地で介護施設の送迎車が全焼し、全身にやけどをした施設職員の56歳の女性が意識不明の重体、利用者の101歳の女性が重傷となっていました。
101歳の女性は、8月27日朝、搬送先の病院で広範囲熱傷により死亡が確認されました。
警察によりますと、56歳の女性はいまも意識不明の状態が続いているということです。
燃えたのは「ニチイケアセンターまめじま」の車両でした。
警察やニチイホールディングスによりますと、車はケアセンターの女性職員が運転してデイサービスの利用者を送るところでした。
職員の女性は搬送時は意識があり、消防に対し、「エアコンの吹き出し口から白い煙が出て、車を停めたら出火した」、「火をタオルで叩くなどしたが消えなかった」と話したということです。
女性は車いすが無いと動けない101歳の女性を後ろの座席から助け出しましたが、この時、全身にやけどを負ったと見られています。
通報した人:
「ボーンボーンとか、女性の悲鳴も聞こえた。熱気もすごく何もできない。近づけない」
また、一緒に乗っていた80代の男性2人は自力で逃げて無事でした。
焼けたワンボックスカーはリース契約で10年前から使っていて、6月の定期点検では異常は見つからなかったということです。
ニチイホールディングスは「お亡くなりになったお客様のご冥福を心よりお祈り申し上げますとともに、ご遺族の皆様に心からのお詫びとお悔やみを申し上げます。火災発生原因の究明に努め、再発防止の徹底に全力をあげて取り組んでまいります」とコメントしています。
https://news.yahoo.co.jp/articles/3e8a13834bd73e252e33fe4fdc578be4c19013ae
8月28日6時5分に信濃毎日新聞からは、一昨年から職員1人で送迎するようになっていたという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
長野市大豆島で17日に介護施設のワンボックスカーが全焼した火災で、施設を運営するニチイホールディングス(東京、HD)が人手不足などを理由に、ワンボックスカーでの送迎時に乗車する従業員を2人から条件付きで1人でもできるよう2022年に内規を変更していたことが27日、信濃毎日新聞の取材で分かった。
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(以下は有料)
https://www.shinmai.co.jp/news/article/CNTS2024082701078
(ブログ者コメント)
エアコンからの出火といえば、つい1週間ほど前、韓国のホテル火災を紹介したばかり。
どの程度起きているのか調べたところ、日本では2013年度~20217年度の5年間に258件という情報がNITEから提供されていた。
ただ、「室内外ユニット間配線の途中接続から発火」という一文があったことから考えると、自動車エアコンは調査対象外かもしれない。
https://www.nite.go.jp/data/000099435.pdf
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。