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                                                       本ブログでは、産業現場などで最近起きた事故、過去に起きた事故のフォロー報道などの情報を提供しています。  それは、そういった情報が皆さんの職場の安全を考える上でのヒントにでもなればと考えているからであり、また、明日は我が身と気を引き締めることで事故防止が図れるかもしれない・・・・そのように思っているからです。  本ブログは、都度の閲覧以外、ラフな事例データーベースとして使っていただくことも可能です。        一方、安全担当者は環境も担当していることが多いと思いますので、あわせて環境問題に関する情報も提供するようにしています。       (旧タイトル;産業安全と事故防止について考える)
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2022630545分にYAHOOニュース(ベストカー)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

今や、多くの自家用車に装着されているETC
高速道路をはじめとした有料道路において、自動で通過できるアレだ。

いちいち支払いをしないために、昔に比べれば料金所の渋滞もかなり減ったはず。

だが、減速20km/h以下で通行しなければならないというルールがあるのだ。

スピード超過や不正通行を防止するという意味もあるが、もっとも、セーフティバーがあるために気持ちよく走っていても減速する必要があるのだ。

でも、いっそのこと、この棒を無くせないのだろうか!?

 

【普及拡大で専用レーンが渋滞することも……そのワケは制限速度にアリ】

高速道路や一部の有料道路などの料金所で、いちいち停車することなく、そのまま通過することができるETC

正式名称は「Electronic Toll Collection System (エレクトロニック・トール・コレクション・システム)」と言い、19974月から試験運用が開始され、20011130日から一般利用が開始されたものだ。

すでに登場から20年が経過したシステムとなっており、なかには「ETC以外の手段で高速道路を利用したことがない」という人がいてもおかしくない時代となっているのだ。

最近ではETCでの通行のみが可能となる「スマートインターチェンジ」も増えてきたほか、ETC2.0を利用すれば、高速道路から一時退出して近くの道の駅を利用できる(3時間以内)サービスなども実施されている。

また、現時点で首都高にある35の料金所はETC専用のものに生まれ変わっており、もはやETCなくして快適な自動車ライフを送ることは難しいといっても過言ではない状況となっている。

そんなETCではあるが、ノンストップで通行できる(スマートインターチェンジを除く)というのが利点であるにもかかわらず、基本的にはETCレーンを通過するには20km/h未満というルールが存在している。

このため、大型連休中などはETCレーンが渋滞気味となってしまい、一般レーンの方が早く通過できてしまうという逆転現象も起こっているほどなのだ。

 

【アメリカはバーすら存在せず!100km/h以上でも読み取り可能】

諸外国にもETCと同様に自動で通行料金を徴収するシステムは存在しているが、アメリカのカリフォルニア州で普及している「FasTrak」においては、そもそもレーンにバーが存在しておらず、当然ながら極端な減速をする必要もないシステムとなっている。

そもそも基本的に高速道路が無料となっているアメリカではあるが、一部通行するのに料金が発生する場所が存在しており、そこを通過するためにFasTrakが活用されているのだが、これはなんと100km/hを超える速度でも読み取りが可能となっている。

また、万が一読み取りがなされなかった際も通過車両のナンバーを読み取っており、紐づけられたユーザーに請求が行くシステムとなっているので(紐づけられていない場合は罰金が科される)、何ら問題ないシステムとなっているのである。

 

【速度制限は安全のため……打開策はまだまだ先か!?

一方、日本ではETCレーンは20km/h以下で通過しなければならなく、バーもあえてワンテンポ遅れて開くようになっているので、必然的に減速せざるを得ない状態となっている。

実際のところは、80km/hほどで通過したとしても問題なく通信することができる性能を持っているというETCであるが、なぜ日本ではそこまで過剰に減速をさせるのだろうか?

実はこれ、安全性を考慮してのものとなっていたのだ。

日本の大きな料金所においては、ずらりとゲートが並んでいる場所も珍しくなく、それまでの車線数よりも多くのゲートが存在している。

そこを通過した車両が、再び少なくなる車線に一気に流れ込むとなると、一旦停止して料金を支払った現金ユーザーとの速度差が大きくなりすぎてしまい、接触事故の危険性が高まってしまう、というのが理由となっている。

また、万が一、ETCの不具合などでゲートが開かなかった場合、反射的にブレーキを踏んだときに、速度が高いと後続車が追突する可能性も高いというのも理由のひとつとのこと。

そもそも、ゲートがあるから不具合があったときに反射的にブレーキを踏んでしまうのではないか、という根本的な問題は置いておくとして、日本のETCゲートに極端な速度制限が課されているのは、ユーザーの安全性を考慮してのことだったようだ。

現在はETC専用料金所が増えていることなども考えると、近い将来、高速道路や有料道路はETCユーザーのみが利用できる場所となり、そうなれば無駄な減速も不要となる可能性もある。

ただ、そうなると非ETCユーザーが不便を被ることになってしまうわけで、この問題は一筋縄ではいかないようである。

https://news.yahoo.co.jp/articles/a4b2233068b9a8dbcaef2b948c6409779ff01491 

 

 

 

 

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自己紹介:
化学関係の工場で約20年、安全基準の制定、安全活動の推進、事故原因の究明と再発防止策立案などを担当しました。
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。

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