2022年7月1日15時29分に産経新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
1日午前9時半ごろ、大阪市此花区のユニバーサル・スタジオ・ジャパン(USJ)敷地内のバックヤードで、「木箱が落下して従業員が下敷きになった」と119番があった。
下敷きになったのは物流会社の男性作業員(28)とみられ、病院に搬送されたが、間もなく死亡が確認された。
大阪府警此花署によると、この男性は他の作業員4人とともに、配電盤が入った重さ約2トンの木箱をトラックから降ろす作業中だった。
フォークリフト上でバランスを崩した木箱を支えようとしたところ、木箱が男性の真上に落下したという。
https://www.sankei.com/article/20220701-ZWORR4LDQJMJBOLR7XHDV6KA7E/
7月1日20時56分にYAHOOニュース(研究者の寄稿文?)からは、この事故の関連情報として、フォークリフト使用時の事故実態などが下記趣旨でネット配信されていた。
【年間2000件以上発生! 頻発するフォークリフト労災事故】
7月1日、大阪市のユニバーサル・スタジオ・ジャパン(USJ)のバックヤードで、物流会社に勤務する28歳の男性が、落下した木箱の下敷きになって亡くなったと報道された。
報道によれば、亡くなった男性は、配電盤が入った重さ約2トンの木箱をトラックからフォークリフトで降ろす作業中、フォークリフト上でバランスを崩した木箱を支えようとして、落下した木箱の下敷きとなったということだ。
今回は事故現場がUSJということで注目されているが、フォークリフトの労災事故は非常に多い。
厚労省によれば、2021年にフォークリフトによって起きた労災は2028件となっている。
なお、フォークリフト労災が多い業種ごとに順に並べると、
「運輸・交通業」641件(31.6%)
「製造業」 620件(30.5%)
「商業」 343件(16.9%)
となっており、物流関係の業務でフォークリフト事故が多く起きていることがわかる。
いわゆる「現場」仕事が多く、なかなか注目されづらいというのが実態だ。
しかし、厚労省が深刻な労働安全衛生規則違反があるとして書類送検にまで踏み切った事件のうち、労災の「起因物」として一番頻出するのもフォークリフトである(直近の過去1年間で20件である)。
そうしたケースも氷山の一角に過ぎないだろうが、このような明確な違法行為を防いでいくことで、事故を防げる可能性は高まるのではないだろうか。
そこで本記事では、実際にどのようなフォークリフト労災が起きているのか、典型的な違反(労基署に書類送検されたもの)ごとに事例を紹介しよう。
※ブログ者注;以下、解説と事例の本文は転載を省略する。
よくある違反(1) 「無資格の運転」
・・・
よくある違反(2) 「主たる用途外の使用」
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よくある違反(3) 「作業計画の未策定」
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よくある違反(4) 「接触防止・誘導者の配置」
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よくある違反(5) 「労災かくし」と、労働者の権利行使の重要性
・・・
https://news.yahoo.co.jp/byline/konnoharuki/20220701-00303672
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。