2023年4月26日20時31分にYAHOOニュース(FLASH)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
4月24日、京都府舞鶴市の路上で指の一部が見つかった事件。
その意外な顛末に、ネットが沸き立っている。
指が発見されたのは、24日の午後4時過ぎ。
第1関節から先の、約2cmの指先が路上に落ちているのを、小学生が見つけた。
このことが翌25日に報じられると、SNSでは《暴力団抗争?》など、多くの推測が飛び交った。
しかし、25日夜になって事件は急展開。
指は、舞鶴市に住む60代の男性配達員のものであることが判明した。
警察によると、男性は「配達中に、車のスライドドアに指を挟み怪我をしたが、そのまま配達を続けた。病院には行っていない」と話しているという。
この驚愕の事実に対し、SNSでは
《なんとも痛ましい。指を切断する大怪我でも仕事を続けなければならない所に闇感が。》
《警察も事件性無しと判断したというニュースだけど、指を切断しても仕事を続けなくちゃいけない労働環境は明らかに異常じゃない?!》
《指が無くなったのに病院に行かずに配達続けるの、日本の配達時間に対するシビアさを物語る闇深さを感じる》
といった、厳しい職場環境を想像する声が多数あがった。
なかには
《私も配達中に指挟んだこと2回くらいある。配達を優先してしまう精神状態はわかるなぁ…。異常よね…》
《配達員が指落としてでも病院に行けない理由は、自分が突然現場抜けることでそこを埋める人手がいないから。それだけ配送業は人手が足りてません。ただでさえ荷物溢れてるのに、仮に配達を中断して配達が遅れれば大量の時間指定に遅れ客からクレームの連絡が来ます》
など、配達業務の経験者と思われる人からの、同情の声もある。
くしくも4月14日、日本郵便は「集配関係委託契約に関する協力会社とのパートナーシップ構築に向けた取組について」と題する文書を発表。
郵便物やゆうパックなどの配達・集荷などを委託する下請け業者から値上げの要請があったものの、それに対し不適切な対応があった――などの内容だ。
ほかにも、下請けに営業用物品を無償で配達させるなど、問題行為もあったとしている。
4月24日配信の「東洋経済オンライン」では、「ゆうパックの『下請けたたき』値上げ拒否の代償」との記事を掲載。
下請け運送会社幹部の《委託料が安いのに1人当たりが運ぶ荷物量は多い。もう2度とやりたくない》というコメントを掲載している。
注文すれば、あっという間に品物が届く――。
それを当たり前だと思っている我々だが、いま一度、考えなおす時期なのかもしれない。
https://news.yahoo.co.jp/articles/f29a72a433691ef39de4aa8db50e54997949c3de
4月27日11時45分にYAHOOニュース(ベストカー)からは、スライドドア後端に指を挟まれ骨折した人の体験談や教訓などが、下記趣旨でネット配信されていた。
2023年4月25日、京都・舞鶴市の路上で人の指1本が見つかり、その指は同市内の60代男性配達員のもので、クルマのスライドドアで切断されたことが判明した。
自身も最近、スライドドアに指を挟んだ国沢光宏氏がスライドドアについて緊急レポートする!
【画像ギャラリー】指を切断する事故が京都で発生!スライドドアは便利でも使い方には気を付けよう!(7枚)
■スライドドアによる痛ましい指の切断事故が発生!
2023年4月24日の午後、京都の舞鶴で60歳代の男性配達員がスライドドアに指を挟まれ切断されてしまうという痛そうな事故が発生した。
実は私も4月4日にスライドドアで指を挟み、切断こそ免れたけれど指先を骨折している。
あれから3週間経過したものの、指先はしびれていて感覚なし。
医師によれば、あと1mm奥まで挟まれていたら第一関節から切れてもおかしくなかったという。
軽自動車を含め、最近、スライドドア車が急増している。
子どもがもしも指を失ってしまったら、一生辛い思いをすることだろう。
こういった痛ましい事故を防げるよう、私のケースを紹介したい。
■メーカー側もスライドドア対策はしているが……
まず、スライドドアの構造をチェックしてみよう。
当たり前のことながら、ドアの前方は挟まる可能性が高い。
誰にでもイメージできると思う。
自動車メーカーだってしっかり対策してあります。
例えば、トヨタのノアを見ると、ドアの前端に柔軟性のある樹脂をすべての接触面に装着してある。
少し挟んでみたら、相当痛いものの、指の厚み分くらいは隙間を確保しているようだ。
指を潰すくらいですみそう。
また、乗用車のスライドドアは電動が主流。
これまた前方にセンサーを装着しており、一定の強さで停止する。
少し戻るようになっている車種も多い。
子供でも潰されることはない。
オートクロージャーは、比較的強いパワーでドアを閉めにかかるけれど、こちらは、締まる前にいったん停止する。
この時点で指が挟まれていたら、手を離せばいい。
問題は、電動もオートクロージャーもないドアながら、前述のとおり、最近のクルマなら締まる部分に指を守るだけのソフト素材が付く。
古いクルマだと締まった時の隙間が比較的大きいため、これまた切断に至らないと思う。
■いまだに挟んだ指の先の感覚がない!
私はどこに挟まれたのかといえば、写真のとおり、ドア後端です。
この隙間に左手の中指が入っており(まったく意識していなかった)、右手で強くドアを閉めたら思い切り挟まれた。
挟まれた瞬間、猛烈な衝撃を受け、実際指が取れたと覚悟したほど。
もちろん、ドアは締まった状態で指は抜けず、ドアを開いたら、潰れていたけれど先端まで付いていた。
たが、痛さときたらハンパなし!
ただでさえ、指の先は神経が集中しており、痛い。
指を触ってもしびれており、感覚ない。
どうしようかと思ったが、とりあえず病院へ行く。
救急車じゃなく自分でクルマを運転していったこともあり、1時間ほど待たされる間、痛みがドンドン増していく。
やっと診察してもらい、すぐレントゲン撮影。
すると、第一関節から先の指の骨が潰れていた。
さらに指側の骨は剥離している。
医師によれば、強い一撃を受け、さらにズレたことによる骨折だろうという。
もう少し深く挟まれていたら、指の先端が落ちていた可能性高いとのこと。
京都の事故は第一関節から先が脱落していたというので、私の場合、単に幸運だったということかもしれない。
ちなみに今回、スライドドアのどの場所に指を挟んだのか明らかになっていないが、可能性としてはスライドドア後端だと思う。
■スライドドアは力を入れて閉めてはダメ!
こういった事故、どうやったら防げるだろうか?
スライドドア車は強いチカラで閉めないことを強く推奨しておく。
特に経年変化したワンボックスカーなどのドアは重くて渋くなっている。
強いチカラで操作しがち。
動きが渋くなっているなら、スライドレール部分に注油するなど滑らかに動くようにしておけば、思い切り閉めることもなくなるんじゃなかろうか。
ちなみに、今回は指だったが、スライドドアは50kg以上あるから、慣性力だって大きい。
幼児などの場合は、足が挟まれても強くドアを閉めたら簡単に骨折する。
最悪のケースだってありうる。
とにかく、手動のスライドドアの操作は充分注意して行うこと。
スライドドアを閉める際、クルマの外に人がいないことも確認したほうがいい。
私が指を挟まれたドア後部は、案外、注意されない場所のように思う。
これからスライドドア車を買うのなら、少なくとも助手席側だけは電動開閉機能付きにしておき、運転席側はチャイルドロックなどをかけ、普段使わないようにしておくのがいいと思う。
参考までに書いておくと、『搭乗者賠償保険』に加入していれば、保険料支払いの対象になる。
私は面倒だったので申請しませんでした。
もちろん、普通のドアだって強く閉めたら危険です。
https://news.yahoo.co.jp/articles/0b9642c9922ce25c0dafb0d2cb0e71a1acc428f5?page=1
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。