2023年4月23日18時51分にYAHOOニュース(チューリップテレビ)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
22日夕方、富山県高岡市のフィットネスクラブのプールで、水泳教室に参加した5歳の男の子がプールの中に沈んだ状態で見つかり死亡した事故で、男の子は浮き具をつけていましが、プールに入る際、浮き具が外れた可能性があることがわかりました。
【写真を見る】水泳教室の5歳男児死亡 “浮き具”外れたことが原因か 富山・高岡市
亡くなったのは富山県高岡市和田の保育園児、拓杜(ひろと)ちゃん、5歳です。
22日午後4時50分ごろ、高岡市木津の「Oフィットネスクラブ高岡」で、水泳教室に参加していた児童が、プールの底に沈んでいる拓杜ちゃんを発見。
拓杜ちゃんは引き上げられた際、すでに意識がなく心肺停止の状態で、およそ1時間20分後に搬送先の病院で死亡が確認されました。
記者:
「当時、こちらの高さ60センチほどの台がプールの中に沈められていて、その上に乗ろうとした際、つけていた浮き具が外れた可能性があることがわかりました」
当時、水泳教室には4人のコーチがいて、そのうち1人が指導、3人がプール内とプールサイドで監視していましたが、拓杜ちゃんが沈んだことに誰も気づかなかったといいます。
株式会社O 形田代表:
「もう取り返しのつかないことになったと思っています。完全にもう監視体制の緩みだったということに尽きると思います」
拓社ちゃんは泳ぎがあまり得意ではないため、ヘルパーと呼ばれる浮き具をつけていて、飛び込んだ際に外れたことが原因とみられています。
形田代表:
「(ヘルパーは)しっかり縛っていれば外れないんでしょうけど、そのこともこちらの落ち度だと思う」
警察は司法解剖を行うとともに、業務上過失致死の疑いを視野に調べることにしています。
https://news.yahoo.co.jp/articles/1b644d3b8ec1e3b051a4fe520364a61a3cd7e3f3
4月23日19時16分に毎日新聞からは、溺れてから発見されるまで5分かかっていた、ヘルパーのヒモがほどけた可能性がある、コーチ2人はプールサイドに、1人は水中にいて、もう1人はプールと事務室を行き来していたなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
富山県高岡市の「Oフィットネスクラブ高岡」のプールで男児(5)が死亡した事故で、男児が溺れてから沈んでいるのが見つかるまで約5分かかっていたとみられることが、フィットネスクラブの関係者への取材で分かった。
プールに設置された監視カメラに、男児が飛び込んだ後に浮き上がらず、そのまま沈んでいく様子が映っていた。
フィットネスクラブによると,事故当時、現場にはコーチが4人いたが、沈んでいる男児に気付いたのは近くにいた別の子どもだった。
県警は、安全管理体制に不備がなかったかどうかを慎重に調べている。
亡くなったのは同市の保育園児、拓杜ちゃん。
水深約120センチのプールの底に敷かれた台の上で、ヘルパーと呼ばれる浮き具を腰に着けて遊んでいたが、発見時、ヘルパーは外れていた。
飛び込むなどした際に、ひもがほどけた可能性がある。
事故は22日午後に起きた。
子ども対象の水泳教室が行われており、拓杜ちゃんを含む19人が参加していた。
コーチ4人中2人はプールサイドに、1人は水中にいた。
もう1人はプールと事務室を行き来していたという。
(共同)
https://mainichi.jp/articles/20230423/k00/00m/040/160000c
4月22日23時56分にYAHOOニュース(チューリップテレビ)からは、死亡した男児は1年ほど前から週に1回、兄と一緒にスクールに通っていた、運営会社は泳げない子への監視が甘かったと話しているなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
スイミングスクールの運営会社によりますと、拓杜ちゃんは、1年ほど前からスクールに通い始め、週に1回参加していました。
この日参加していた生徒は20人ほどで、保育園児は拓杜ちゃんのみ、あとは小学生だったということです。
午後4時から午後5時までの1時間、月1回の「検定」で、どこまで泳げるようになったかの見極めが行われていました。
拓杜ちゃんは兄とスクールに参加していて、検定を終えた兄と競技用のプールから少し離れた場所にある温水プールに入っていました。
拓杜ちゃんは「検定」には参加せず、遊んでいたということです。
その後、拓杜ちゃんだけが再びプールに入りたいと競技用プールに移動、中に入ったところで、遊んでいたほかの生徒とぶつかり、そのまま沈んだとみられるということです。
その後、ほかの生徒が沈んだ拓杜ちゃんに気付き、近くにいた大人が拓杜ちゃんをプールから引き揚げたということです。
当時は、コーチとして大人4人がついていて、監視していました。
このうち1人がプールに入り検定を担当、生徒を順々に泳がせテストをしていたということです。
ほかの3人は見張り役で、プールサイドに上がり、泳いでいる生徒を監視するなどしていました。
プールは縦25メートル、横12.5メートル、深さは1.2メートル。
これを6レーンに区切って検定が行われていましたが、拓杜ちゃんが沈んだ状態で発見された時間は、すでに全員の検定が終わって自由時間になっていたということです。
スクールの運営会社は、原因について、コーチの数はいたが、水に慣れていない子や泳げない子への監視が甘かったことが考えられる」などと話しています。
https://news.yahoo.co.jp/articles/44b9a76cdf6a84945a2714baeab620eac57daa2e
4月24日9時40分にYAHOOニュース(テレビ朝日)からは、溺れるのは一瞬、呼吸で精一杯なので声を出すことなく静かに沈んでいくことが多いなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
プールの外からは保護者も様子を見ていましたが、誰も気付いていませんでした。
プールの深さは1.2メートルあります。
当時は赤い台を沈めて、60センチにしていました。
なぜ誰も気付くことができなかったのでしょうか。
専門家は、2つの理由を指摘します。
一つは、“溺れる早さ”です。
水難学会・斎藤秀俊会長:
「溺れるのは一瞬なんですね。30秒とか1分とか暴れたり、声を出したりは全くない」
もう一つは、“静かに溺れる”ことです。
別のプールで撮影された映像。
画面中央で1人の子どもが溺れているように見えますが、周りが気にする様子はありません。
この直後、気付いた職員がプールに飛び込んで助けました。
水の事故に詳しい 坂本昌彦医師:
「実際には溺れる時は手を上げる、手を振る余裕もない。呼吸で精一杯なので、助けを呼ぶ、助けてということもなく、静かに沈んでいくことが多い」
専門家は、子どもが水に入る時には、片時も目を離してはいけないと呼び掛けています。
(「グッド!モーニング」2023年4月24日放送分より)
https://news.yahoo.co.jp/articles/a0ad275c9aa18ece64ffa3dbb84239c10f339e10
4月24日21時3分にYAHOOニュース(チューリップテレビ)からは、練習後の遊び時間に事故が起きた、プールサイドで監視すべきコーチ1人はプールの中にいた、拓杜ちゃんがプールに入るのを許可したコーチは直後に現場を離れた、許可した情報は他のコーチに伝えられなかった、次のクラスの児童が次々と入ってくるタイミングだった、過去には自分の子が溺れているのにコーチが気付かず自ら知らせた保護者がいたなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
浮き具をつけて練習する子どもたち。
これは、事故があったOフィットネスクラブ高岡が、今年3月にSNSにアップした動画です。
亡くなったのは、こうした泳ぎに慣れていない「水慣れクラス」の男の子でした。
事故が起きたのは練習が終わったあとの「遊び時間」。
子どもたち19人がプールで遊んでいるのをコーチ3人が監視していました。
監視は原則、プールサイドで行うことになっていましたが、1人はプールの中にいました。
拓杜ちゃんは、兄と一緒に近くのジャグジーに入ったあと、1人でプールへ移動。
コーチの1人にプールに入っていいかたずねたといいます。
その様子について別のコーチの男性は・・・。
監視していたコーチ:
「(声をかけられた)コーチは(拓杜ちゃんの)確認をとってから、1回ちょっとこっちに物を取りに行って、それでまた(元の位置に)戻った」
記者:
「物を取りに行っている間、拓杜ちゃんが落ちた?
監視していたコーチ:
「可能性がある」
拓杜ちゃんに声をかけられたコーチは、プールに入ることを許可した直後に、用具置き場に移動。
一時的に監視が2人となり、拓杜ちゃんがプールに入るのを誰も見ていなかったことがわかりました。
監視していたコーチ:
「拓杜ちゃんが、明らかに水慣れクラスで泳げない子だったので、拓杜くんが入ってきたとわかれば注視したが、それをわかっていない状態だったので見つけられなかったと思う」
泳ぎに慣れていない拓杜ちゃんが、プールに入ること…。
この情報が、ほかのコーチに共有されていなかったといいます。
さらに…。
当時監視していたコーチ:
「ここから次々と、次の生徒が入ってきているタイミングだった。次々ここ入ってきて、ここ通っていっている。すごく人の出入りが多い時間帯だったので…」
プールでは、まもなく次のクラスの練習が控えていて、50人ほどの生徒がプールサイドに入ってきていたといいます。
当時監視していたコーチ:
「目の前のことなので、どうして気づいてあげられなかったのかと、悔しくてしょうがない危機感の問題だったと思う」
実はこの今回の事故と似た状況が過去にも…。
この水泳教室に子どもを通わせたことがあるという保護者は、自分の子どもがプールで溺れた際にコーチが気が付かず、自ら知らせたことがあるとし、私たちの取材に「事故は起きるべくして起きた」と話しています。
https://news.yahoo.co.jp/articles/2b485597e6511ac78ce9e114e1204baefd0fa6b4?page=1
4月25日21時29分にYAHOOニュース(チューリップテレビ)からは、プール内の台から降りて泳ごうとしたところヘルパーが外れてしまったなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
当時、プールサイドにいたコーチが、監視カメラに映った男の子が溺れるまでの一部始終を証言しました。
体につけた浮き具がはずれ、男の子が“慌てる様子”も映っていたということです。
【写真を見る】「浮き具はずれ慌てる様子が…」5歳児プール死亡事故 当時のコーチが監視カメラの詳細を証言 富山
拓杜ちゃんは近くのジャグジーに入ったあと、プールに向かい、コーチの1人に声をかけます。
当時現場にいたコーチ:
「おそらく“入っていい?”みたいな感じのことを(聞いた)。それで(コーチは)“いいよ”というような感じだと思う」
拓杜ちゃんはプールに入ると、すぐ足が届くように置かれた60センチの赤い台の上に着地します。
記者:
「台に子ども2人がいたので、狭かったのでうまく乗れなかった?」
当時現場にいたコーチ:
「いや、たぶん違います。普通に入って、本人がそこから深いところにちょっと練習してみようかな、みたいな感じで泳いでみたんです。そしたらヘルパーがとれちゃって、そこからちょっと慌てちゃった感じ」
記者:
「これまでの話と結構違いますね」
当時現場にいたコーチ:
「ちょっと(監視カメラを)何回も見返しているうちに、ちょっとそれは、そんなような感じがします」
拓杜ちゃんが赤い台の上に乗ったとき、コーチの1人が近くにいました。
しかし、まもなくコーチはその場を離れたといいます。
そして、拓杜ちゃんが赤い台から降りて泳ごうとしたところ、ヘルパーがはずれてしまいます。
そのとき拓杜ちゃんは“慌てる様子”だったといいます。
直前にコーチが離れたことについては?
当時現場にいたコーチ:
「ヘルパーがついている子を見るべきだったけど、ほかの遊んでいる子とか、いろいろやっていることに目を奪われてしまったと。赤い台の上に立っていたので、そこまで(安全上)問題はないと判断したんだと思う。(拓杜ちゃんの)級的にもまったくできない子じゃないというか、なおさらもしかしたら大丈夫だろうと思ったのかもしれない」
体からはずれたヘルパーのひもは、直前にコーチの1人が結んでいたということです。
当時現場にいたコーチ:
「普段の練習通り結んだといっているので、それは緩くはなかったといっていたので、だから本当に不可解なのが、どうしてとれちゃったんだろうというのがわからない」
拓杜ちゃんの父親は25日、私たちの取材に「もう二度と子どもが亡くなる事故は起きてほしくない」と話しました。
https://news.yahoo.co.jp/articles/44f53f12ee050fe85bfb7d2c382480eefe5bd856
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。