2023年7月13日に掲載した元記事がブログ運営会社の字数制限に抵触しましたので、ここに新情報を第2報修正2として掲載します。
第1報は下記参照。
https://anzendaiichi.blog.shinobi.jp/Entry/13314/
(2024年1月7日 修正2 ;追記)
2023年12月29日18時39分にYAHOOニュース(静岡第一テレビ)からは、橋桁を支えている台がしっかり固定されていなかったためセッティングビームが台から落ち、橋桁とセッティングビームをつないでいるボルトが破断して橋桁が落ちたなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
事故からまもなく半年。
Daiichi-TVのカメラが初めて、橋げたが落下した現場に入りました。
現場には今も事故の痕跡が…
(静岡国道事務所 静川 副所長):
「こちらが、橋げたがあたったところです」
(徳増 キャスター) :
「傷ついているように見えますが、これが落下したときの痕跡ですか?」
(静川 副所長) :
「そうです。大きな力がかかっていたことが分かると思います」
(徳増 キャスター):
「金属の部分が削れて少し変形しています」
・・・
(徳増 キャスター) :
「ここはかなり広いスペースですが、当日はどんな作業をしていたんでしょうか」
(静川 副所長) :
「レールで組み立てた橋げたをスライドさせて、最後に一番端に、桁をつないで完成ということになる」
重さ140トンもの橋げたは、なぜ落下したのでしょうか。
(徳増 キャスター):
「ここがまさに、その橋げたが落下した場所になりますよね」
(静川 副所長) :
「横にスライドして一番端のところにつながるわけですけれども、そことこちらの支障といいまして、橋げたを支える部分に、こちらに落として固定することで設置が完了することになります」
当時、現場では橋げたを11メートル横にずらす作業が行われました。
その後、橋げたに「セッティングビーム」と呼ばれる補助具をつけて橋脚におろす作業が行われましたが、20センチほどずれてしまったといいます。
(静川 副所長) :
「作業をしていると横にずれるということもありますので、めずらしいことではないですね」
(徳増 キャスター):
「ずれたときの対処法は?」
(静川 副所長) :
「現場の作業員の方が見ながら、機械を動かしながら作業をしている」
当時も“ずれ”を直すために、もう一度、橋げたを持ち上げましたが、土台が不安定な状態に…。
橋げたが、バランスを崩して落ちたということです。
現場で用いられたのは、橋げたをかけるための一般的な工法でしたが、国の事故調査委員会は「土台をしっかり固定していなかったこと」が主な原因とみています。
(静川 副所長) :
「事故のときは、この橋げたを支えている台が全体的に固定がなされておらず、不安定になりまして、このセッティングビームが台から落ちて、橋げたにあたり、橋げたとセッティングビームをつないでいる部分に大きな力がかかり、ボルトが破断して橋げたが落下した」
1月末には、事故が起きた区間で工事が再開される予定です。
工事は、これまでの業者が引き続き行いますが、「橋げたを支える土台をしっかり固定すること」に加えて、正確に設置できているか工程ごとに確認しながら行うということです。
(静川 副所長) :
「(橋げたのずれが)大きくなる前に確認をして、異常かどうかを確認しながらやるということになります」
(徳増 キャスター) :
「対処の仕方は、そこまで決められていなかったということでしょうか?」
(静川 副所長) :
「決められていなかったので、新たに安全を確保するということで設定している」
https://news.yahoo.co.jp/articles/7e4e9e6e73b5817db6c261cd096579f803bf98a9
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。