2018年7月28日に掲載した元記事がプロバイダーの字数制限オーバーとなりましたので、ここに新情報を第3報として掲載します。
第2報は下記参照。
http://anzendaiichi.blog.shinobi.jp/Entry/8628/
(2018年8月10日 修正2 ;追記)
2018年8月4日5時0分にNHK NEWS WEBから、国交省は緊急放流時の住民への周知方法を見直したなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
西日本豪雨で、愛媛県の肱川がダムの放水量を増やした後で氾濫したことを受けて、国交省は、肱川の上流にある2つのダムで緊急的な放流を行う際に、サイレンを鳴らす回数を増やすなど、住民に周知する方法を見直した。
先月の西日本を中心とした豪雨で、愛媛県の西予市と大洲市では肱川が氾濫し、逃げ遅れるなどして9人が犠牲になった。
上流にある野村ダムと鹿野川ダムでは、ダムの流入量と放水量をほぼ同じにする「異常洪水時防災操作」が行われ、その後、急激に増水していたため、住民から国の周知の在り方に疑問の声が出ていた。
このため国交省四国地方整備局は、この操作を行う際の住民への周知について、より切迫感のある方法に見直した。
具体的には、野村ダムで、50秒間のサイレンを5秒の間隔をおいて3回鳴らす動作と、鹿野川ダムで、およそ1分間のサイレンを10秒の間隔をおいて5回鳴らす動作の回数を、いずれも従来の1回から2回に増やす。
また、スピーカーなどで知らせるアナウンスの表現を、「これまでに経験のないような洪水です。直ちに命を守る行動をとってください」と改めるほか、警報表示板の表示を「ダム放流中」から「ダム放流増加非常事態」と変更する。
国交省は、新たな方法で住民への周知の徹底を図るとともに、より効果のある情報提供の在り方を、今後もさらに検討していくとしている。
出典
『愛媛 肱川のダム緊急放流 住民への周知方法を見直し』
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20180804/k10011562861000.html
8月3日22時1分に産経新聞westからは、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
国交省は3日、両ダムで大量放流時に流す警報について、「経験のないような洪水です」といった、より切迫感が伝わる表現に見直したと発表した。
試験的に実施し、本格的な変更に向け検証する。
ダムに入ってくる量とほぼ同量を放流する緊急操作の際、警報やアナウンスを屋外スピーカーから流すことになっているが、これまでの放送は「緊急操作に移行する予定。厳重に警戒してください」との表現で、住民から「どのくらい切迫している状況なのかが分からない」と批判の声が上がっていた。
国交省は、「これまでに経験のないような洪水です。直ちに命を守る行動を取ってください」と呼び掛ける表現に変更。
サイレンの回数も増やし、住民に対し、より効果的な情報提供をするとしている。
出典
『ダムの警報より切迫感ある表現に見直し 大量放流は「洪水」に変更』
http://www.sankei.com/west/news/180803/wst1808030088-n1.html
8月4日付で毎日新聞東京版からは、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
変更した内容は、大雨特別警報で気象庁が呼びかける内容とほぼ同様の表現。
従来は、「異常洪水時防災操作に移行する予定。厳重に警戒してください」だった。
出典
『西日本豪雨 ダム放水時の放送内容変更 四国地方整備局』
https://mainichi.jp/articles/20180804/ddm/012/040/042000c
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。