2018年7月30日付で毎日新聞兵庫版から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
県立神戸商業高校(神戸市垂水区)のグラウンドで、昨年12月、陸上部の練習中に男子生徒が投げたハンマーが別の男子生徒の肩に当たり、約1カ月のけがを負っていたことが、県教委などへの取材で分かった。
陸上部の顧問は練習に立ち会っていたが、声かけなどの安全確認が不十分だったという。
県教委や同校によると、昨年12月11日午前11時50分ごろ、男子生徒(当時1年)が投げたハンマー(重さ6kg)が、数10m先で短距離走の練習をしていた男子生徒(同2年)の肩に、後ろから当たった。
顧問の教諭は、ハンマーを投げた生徒が倒れている生徒に駆け寄ったところを見て、事故に気付いたという。
事故防止のため、ハンマーを投げる際に「いきまーす」「はーい」と声をかける指導をしていたが、事故が起きた時は、投げ手は声を出したが、確認が不十分だったという。
同校は取材に、「事故後、再発防止策として『投てきの練習は、原則、専用の競技場で行う』などと定めた」としている。
この事故の9日後には、群馬県藤岡市の県立高校で、陸上部の男子生徒が投げたハンマーがサッカー部の男子生徒の頭に当たり、死亡する事故が起きている。
出典
『けが ハンマー投げで 生徒に当たる 昨年12月・神戸商高』
http://mainichi.jp/articles/20180730/ddl/k28/040/243000c
7月30日12時5分に神戸新聞からは、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
県教委によると、昨年12月、男子部員の投げたハンマーが、約30m離れた地点で走っていた部員の背中にかすめるようにして当たり、肩甲骨の辺りに軽傷を負ったという。
2人以外の部員は練習を終えて引き上げており、顧問も投てき練習を見ていなかった。
男子部員は投げる前に掛け声をしていたが、部員が近くを走っていることに気付かず、当たった部員も掛け声に気付いていなかったという。
県教委は、安全確認が不十分として、再発防止を指導した。
出典
『部活中にハンマー当たり部員軽傷 神戸の高校、昨年12月』
https://www.kobe-np.co.jp/news/jiken/201807/0011494613.shtml
(ブログ者コメント)
藤岡市の死亡事例は本ブログでも紹介スミ。
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。