2023年10月10日17時8分にYAHOOニュース(山陰放送)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
2021年、鳥取県米子市内の高校で野球部の練習中、ピッチング練習をしていた投手の投げたボールが、他の部員の右眼に直撃し、失明に近い障害を負う事故がありました。
10日、被害を受けた本人らが、鳥取県高等学校野球連盟に対して再発防止の徹底を求め、申入書を提出しました。
高橋・代理人弁護士(本人コメント代読) :
「他の人には自分と同じ思いをしてほしくない。
二度と今回のような事故が起こらないよう、自分の事故を生かして、今後、安全な環境作りに役立てて欲しい。」
2021年3月27日、米子北高等学校のグラウンドで、野球部の練習中に発生した事故。
当時高校2年生の野球部員がティーバッティングをしていた際、近くでピッチング練習をしていた投手のボールが右眼を直撃しました。
その後、右眼の視力は著しく低下し、失明に等しい障害を負ったということです。
当時、被害生徒と投手の距離は27メートルで、投げた球の速さは100キロ近く出ていたとみられるということです。
被害生徒の周りには、防護ネットなどはありませんでした。
この事故の約2週間前にも、バッティング練習でトスを上げていた生徒にバッターの打ったボールが直撃する事故が起きていました。
障害を負った本人と家族らは、10日、鳥取県高等学校野球連盟に対し、事故の再発防止と野球部活動中における安全配慮について、指導を徹底するよう要望書を手渡しました。
代理人弁護士によりますと、今年6月、学校長のほか、当時の野球部の部長と監督が、障害を負った野球部員に対して直接謝罪を行ったということです。
そして、学校側が障害を負った野球部員に対して、損害賠償金を支払う旨の合意が10日に成立しましたが、当然の予防策が施されていれば防げたはずの事故を2度と起こさないよう、高野連への申し入れと事故の公表に至ったとしています。
https://news.yahoo.co.jp/articles/2f2a613adbd0d112e6f0ac2282fa1f0e7a7a20ae
10月11日10時30分に朝日新聞からは、障害を負った男性とキャッチボールをしていた2人はほぼ一直線に並んでいた、男性と受け手との距離は12mなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
高橋弁護士によると、男性は21年3月27日午前11時20分ごろ、高校のグラウンドでティーバッティングをしていたところ、キャッチボールをしていた別の部員のボールが右目に当たった。
男性と、キャッチボールをしていた2人の部員はほぼ一直線上に並んでおり、男性と、2人のうち男性に近かった部員は約12メートル離れていたという。
男性の右目はほぼ失明状態になったが、退部はせず、卒業したという。
男性は卒業後の22年11月11日、グラウンド上の安全確保に問題があり、謝罪もないなどとして、学校と当時の野球部長に対し、損害賠償と謝罪、再発防止を申し入れた。
そして今年6月16日、吉川校長と当時の部長、監督が男性に直接謝罪したという。
10日に合意した賠償額は非公表。
吉川校長は取材に、「男性には申し訳なかった。再発防止をしっかり徹底していく」と話した。
男性や両親は、「事実を明らかにして広く世間に知ってもらい、社会の目で見守ってもらうことが再発防止に重要だ」として、公表に踏み切ったという。
https://www.asahi.com/articles/ASRBB73MSRBBPUUB007.html
(ブログ者コメント)
すっぽ抜けたのか?受け損ねたのか?
どちらが先に練習していたのか?
いつも、そんな位置関係で練習していたのか?
その辺の情報がないか調べてみたが、見つからなかった。
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。