







2025年5月24日6時2分にYAHOOニュース(東北放送)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
宮城県多賀城市下馬の国道45号に設置されている「距離標」です。
距離標とは、目標地との距離が記されたもので、こちらの距離標には「仙台との距離は15キロ」と表記されています。
【写真はこちら】「〇〇まで〇キロ」どこまでの距離?「距離標」と「案内標識」の違い
ところで、この距離標に記された「15キロ」とは、一体、仙台市のどこまでの距離なのでしょうか。
街の人に聞いてみました。
近隣住民:
「(Q.仙台のどこを指してる)仙台駅とか?仙台の中心という感じがする」
「(仙台市との市境の)中野栄あたりですか?違うんですかね」
設置された場所から仙台市に入るまでの距離、つまり市の境目なんでしょうか。
それとも仙台駅との距離でしょうか。
一体、どこまでの距離なのか実際に走行して確かめてみました。
■「仙台まで15キロ」その先にあったのは…
仙台まで15キロと記された距離標から、国道45号を仙台方面に走り続けること約10分…。
この先は仙台市ですが、国道45号はまだまだ続いています。
市の境目ではないようです。
9キロ地点はJR陸前高砂駅の近くで、距離標が設置された場所から走り始めて約40分で仙台市の中心部まで来ました。
記者:
「県庁や市役所の手前に来たところに、国道45号起点がありました」
国道45号の距離標が指す「仙台」は勾当台公園近くの交差点でした。
国道45号の起点となる交差点の県庁側の歩道には、「道路元標」という道路の起点を示す石標が建てられています。
国道45号はここを起点に岩手県を通り、青森県まで続いています。
距離標には、この起点との距離が表示されているんです。
■案内標識と距離標に記された「仙台」はそれぞれ別の場所だった!
ところで、距離標のほかにも、このような標識は見たことありますか。
こちらも国道45号の仙台との距離が案内されている標識で、運転しているときによく見かけます。
先ほどの距離標に書かれた距離は「仙台市中心部にある国道の起点までの距離」でしたが、一方で、こちらの案内標識に書かれている距離は、仙台のどこまでの距離でしょうか。
そもそも、案内標識と距離標では違う場所を指しているのか、国道45号を管理する仙台河川国道事務所に聞いてみました。
仙台河川国道事務所 荒課長:
「案内標識で『仙台まで〇キロ』という表示があるが、そこでいう仙台は、仙台市役所の正面を起点としている。
案内標識で『〇キロ』というのは、一般的に市役所などの正面地点までの距離が書かれている」
そもそも、案内標識と距離標は設置の目的が違います。
案内標識は、ドライバーに対しある地点までの経路や距離の案内をすることが主な目的である一方、距離標は、国道で事故や災害があり、現場に駆け付ける際の目印にするなど道路の維持・管理を主な目的として設置しているということです。
https://news.yahoo.co.jp/articles/af456e560d948a70c1516514223ff00947760af1
2024年7月17日 18時11分にNHK徳島から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
17日午後11時半すぎ、三好市池田町の県道32号線の工事現場で、「車の誘導していた警備員が崖から転落した」と消防に通報がありました。
警察と消防が捜索したところ、およそ9時間後の18日になって工事現場から2.4キロメートル離れた三好市の三縄ダムで男性の遺体が見つかりました。
警察によりますと、亡くなったのは吉野川市の警備員、中山さん(42)で、ほかの警備員5人といっしょにケーブルを敷設する工事現場で車両の誘導を行っていました。
中山さんは工事現場からおよそ60メートル下の祖谷渓に転落して下流のダムまで流されたと見られ、中山さんがいた場所にはガードレールや柵はなかったということです。
警察は、車両の誘導中に誤って崖に転落したとみて、事故の原因を調べています。
https://www3.nhk.or.jp/lnews/tokushima/20240718/8020020755.html
7月18日9時8分にYAHOOニュース(mBS NEWS)からは、電線を埋設する工事中だったなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
17日午後11時55分ごろ、徳島県三好市にあるキャンプ場「祖谷渓キャンプ村」で、「工事現場で誘導員が転落した」と現場の作業員から消防に通報がありました。
警察や消防によりますと、キャンプ場から約400メートル離れた電線の埋設工事の現場で、40代の男性警備員が交通整理をしていたところ、誤って崖から転落したということです。
男性は50メートルから70メートルほど下にある川に落ちたとみられ、現在も行方が分かっていません。
警察と消防は男性を捜索するとともに、当時の状況を詳しく調べています。
https://news.yahoo.co.jp/articles/f74949ee5c8e94df9119b83a4493802a5b554521
(ブログ者コメント)
ブログ者は最近、現場近くを通ったことがあるが、狭い道路のほぼ全線、ガードレールが敷設されていた。
それなのに・・・どこで?
キャンプ場から400mという情報をもとに調べたところ、1ケ所、ガードレールが切れている場所があった。
ここが事故現場だったのかもしれない。
2021年12月4日13時11分にYAHOOニュース(mBS NEWS)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
12月4日朝、兵庫県尼崎市で大型トレーラーが歩道橋に設置していた工事用の足場に接触して足場が崩れ、4日午前11時半時点で周辺の道路が通行止めとなっています。
4日午前6時40分ごろ、尼崎市名神町にある歩道橋の工事用の足場に大型トレーラーが接触し、足場の資材などが道路に散乱しました。
けが人はいませんでした。
警察によりますと、通常、この歩道橋の底の部分と道路までの高さは4.1mありましたが、事故当時は補修工事のため30cmほど低くなっていたということです。
トレーラーの男性運転手は「先週も通ったが、低くなっていることに気が付かなかった」と話しているということです。
この事故の影響で、信号機が点灯しなくなり、4日午前11時半時点も東へ約200mにわたって道路が通行止めとなっています。
https://news.yahoo.co.jp/articles/e1f31fa9c6f5a20adfea4d734dd30b0b6f120241
(ブログ者コメント)
新しい高さ制限値が大きく表示されているが、この前も通れたからと、さほど注意を払うこともなく、高さ制限の変化に気付かなかったのかもしれない。
変化を強調し、「工事のため高さ制限が30cm低くなっています」的な表現にしていたらどうだっただろうか?
気付いたとしても、スピードが出ていたら、間に合わなかったかもしれないが・・・。
事故は、何故、起きるのか?
その理由、原因については、古今東西、斯界の有識者などによって多種多様な観点から論じられてきましたが、私としては、畢竟、「知識がないこと」ならびに「ヒューマンエラー」の、いずれかに集約できるだろうと思っています。
「知識がないために起きる事故」を未然に防止するには、事故防止に関するさまざまな知識を習得しておくことが大切です。
具体的には、安全工学的なこと、安全管理に関すること、過去の事故事例から学びとるべき教訓などです。
一方、「ヒューマンエラーによる事故」を防ぐためには、ヒューマンエラーに関する理解を深めるとともに、エラーを起こさせないような環境、管理体制を整えておくことが大切です。
本ブログでは、それら2つの視点に立ち、産業現場における事故の撲滅を目指して、以下のような知識、情報を提供することにしました。
□安全工学に関する知識、情報
※火災爆発防止に関する知識、情報など
□ヒューマンエラーに関する知識、情報
※心理学的知識、情報など
□事故情報、ヒヤリ事例情報
※新情報を入手した時は、最初の記事に追記するスタイルにしています。
※事例によっては、コメントを付記するようにしています。
中でも、事故原因については可能な範囲で推定し、コメントするように試みています。
なぜなら、事故原因がほとんど世に出てこない現状、現時点で得られる情報から何らかの教訓、知見などを読み取り、それをコメントとして書くことで、読者の方々に自職場の安全を考える材料を提供したいと思っているからです。
それが仮に、当該事例の真の原因から外れたコメントだったとしても、コメントとして焦点を当てた部分に事故防止のヒントになることがあるかもしれない・・・そのように思っています。
ただし、以下に示す情報は、原則、掲載対象外としました
『ブログ開設当初から』
・原子力、交通、医療、農水などの事故
『ブログ開設後 ;都度、連絡済』
(2012年以降)
・労災統計、災害防止動向
・学校や遊園地、街中のビルなど産業現場以外の場所での事故、トラブル(特に物品落下)
・当初から掲載対象外としていた交通関係の事故、トラブル(特に物品落下)
・一般住宅建設現場での墜落など同種事例が頻繁に起きている事故
・家内工業的産業現場での事故
・設備の破損、腐食、経年劣化などに起因する小トラブル
*ボイラーチューブ開孔、老朽埋設管の腐食による漏洩
・単純な転落、挟まれなどの事故
・産業現場における交通事故的な事故
・一般家庭の日常生活でも起きるような事故
・産業廃棄物の収集処理やリサイクルに関する事故
(2013年以降)
・給食に異物混入
・給食を食べてアレルギー
・竜巻
・ヒラメに寄生するクドアで中毒
・鉄道における枕木発火
(2014年以降)
・風車の破損
・樹木倒壊など
・鉄道や橋からのコンクリート落下
・飛行機への落雷
(2015年以降)
・確認不足などによる救急車出動場所間違い
・体育館などで滑り込んだ際に床材が刺さる
・カラスやヘビによる停電
・下水道管の老朽化等による水流出で道路陥没
・学校などでプールの給水弁を閉め忘れ
本ブログに掲載した知識、情報がヒントとなり、一件でも、産業現場における事故が減ることを願っています。
労働安全コンサルタント 魚田慎二


















その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。