2012年11月7日に掲載した元記事がブログサイト運営会社の字数制限に抵触しましたので、ここに新情報を第2報修正6として掲載します。
第1報は下記参照。
https://anzendaiichi.blog.shinobi.jp/Entry/2424/
(2020年2月28日 修正6 ;追記)
2020年2月20日19時36分にNHK石川から、ブレーキライニングが磨耗していたが、目で確認できる範囲を超えていたなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
8年前の平成24年10月、JR金沢駅前のホテルで、エレベーターが扉が開いた状態で上昇し、清掃作業員の前多さん(女性、当時63歳)が体を挟まれて死亡しました。
捜査関係者によりますと、事故が起きたエレベーターは、天井付近の滑車からワイヤでかごを吊り下げるタイプのもので、この滑車にブレーキが付いているということです。
このブレーキは、ブレーキライニングという部品を動力に押しつけて摩擦の力によってエレベーターを停止させますが、この部品が摩耗してブレーキが効かなくなったとみられることがわかったということです。
警察は、2月3日付で、業務上過失致死の疑いで保守点検業者など数人を書類送検しました。
警察は、ブレーキの摩耗は目で確認出来る範囲を超えているということで、今回の事故を十分に予見できたとは言えないとして、処分を求めない意見を付けました。
これについて前多さんの長男は、「警察から説明を受けてしばらくは悲しかったが、捜査した結果なので受け入れるしかないと思っています」というコメントを出しました。
https://www3.nhk.or.jp/lnews/kanazawa/20200220/3020004008.html
(ブログ者コメント)
「ブレーキの摩耗は目で確認出来る範囲を超えているということで、今回の事故を十分に予見できたとは言えない」と報じられている件、意味がよく分からない。
第1報修正4での報道は下記。
「事故の直前まではエレベーターの利用者が多く、ブレーキドラムが摩擦熱で膨張したため、摩耗した状態でもブレーキがかかっていたが、その後、ドラムが冷えて縮むとパッドとの間に0.5〜0.6mmの隙間ができ、ブレーキが利かなくなっていた。」
そのことから考えると、ブレーキはさほど磨耗していなかったが、ドラムとパッドとの隙間は目で確認しにくかった・・ということだろうか?
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。