2021年10月29日9時32分に朝日新聞から下記趣旨の記事が、6枚の現場写真付きでネット配信されていた。
28日午前10時40分ごろ、千葉市緑区土気町のJR外房線の「土気踏切」で、上り快速列車(15両編成)と軽乗用車が衝突する事故があった。
千葉南署によると、現場で女性1人の死亡が確認された。
JR東日本千葉支社によると、列車の運転士や乗客約300人に、けがはなかった。
列車の運転士の説明では、現場の約100~150メートル手前で、踏切内で立ち往生していた軽乗用車に気づいたため、警笛を鳴らして非常ブレーキをかけたが間に合わず、軽乗用車に衝突したという。
現場は外房線の大網―土気駅間の踏切。
事故の影響で、同線の誉田―本納駅間の上下線で約5時間40分にわたり運転を見合わせた。
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事故現場となった踏切は幅2メートル。
踏切内は片側交互通行で、コンクリートで舗装されており、起伏がある。
踏切の手前には「耕運機及び幅1・3メートルまでの車両しか通行できません」との看板が掲げられている。
遮断機や警報器、非常ボタンはあるが、障害物の検知装置はない。
近隣からは以前から、危険性が指摘されていた。
近くに住む40代主婦は、過去にもこの踏切内で乗用車が立ち往生していたと証言する。
子どもの悲鳴を聞き、主婦の夫が駆けつけると、遮断機の閉じた踏切内の車のそばで、女性と子ども3人がパニックに陥っていた。
夫が非常ボタンを押して事故を回避したが、「踏切の幅が狭く、普通車がぎりぎり通れるかどうか。通過すると車が上下に大きく揺れるほど起伏もある。早く整備してほしい」。
近所の50代主婦も、「もっとわかりやすく標識などで注意を促してほしい」と話す。
自営業の男性(66)は、散歩や買い物のために、ほぼ毎日この踏切を渡るという。
脳梗塞(こうそく)の後遺症で足を引きずりながら杖をついて歩くといい、「踏切内の起伏で歩きづらい。でも、迂回する道は遠く、渡るにはここしかない」。
https://www.asahi.com/articles/ASPBX7QWJPBXUDCB007.html
10月28日16時3分にYAHOOニュース(千葉日報)からは、踏切の非常ボタンによる通報はなかったなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
28日午前10時40分ごろ、千葉市緑区土気町のJR外房線大網―土気間の踏切で、上総一ノ宮発東京行き上り快速電車(15両編成)と軽乗用車が衝突した。
千葉南署によると、軽乗用車は大破しており、付近から女性1人の遺体が見つかった。
同署は現場の状況から、軽乗用車を運転していた可能性もあるとみて、身元の確認を急いでいる。
電車の乗客約300人にけがはなかった。
同線は上下線とも本納―誉田間で運転を見合わせ、午後4時25分ごろ再開した。
JR千葉支社と千葉南署によると、現場は歩行者と幅1・3メートル以下の車のみ通行可能な踏切で、当時、警報器が鳴り、遮断機が下りていた。
電車の運転士が踏切内で立ち往生していた車に気付き、ブレーキを掛けたが間に合わなかった。
踏切の非常ボタンによる通報はなかった。
軽乗用車は原型をとどめないほど壊れており、付近に部品の一部が散乱。
同日午前10時35分ごろに同線千葉発上総一ノ宮行き下り電車(8両編成)が通過した時には、異常はなかったという。
同社は安全確認後、快速電車の乗客を降ろし、約800メートル離れたJR土気駅に徒歩で誘導、バスで誉田駅まで送った。
この事故により上下52本が運休、上下3本が最大28分遅れ、乗客約1万2千人に影響した。
現場近くの主婦(39)は、「2歳の次男と近所の公園に向かっていたら、大きなブレーキ音が聞こえた」。
近くに住むタクシー運転手の男性(74)は、「事故のあった電車に乗ろうと思っていたので驚いた。(現場の踏切は)狭くて段差があり、軽乗用車でも大変危険な場所」と話し、70代男性も「この踏切の幅は狭くて怖い。徒歩で利用することはあるが、車では通らない」と指摘した。
https://news.yahoo.co.jp/articles/9bb954fd328a940cbb1f2b04b9a97861d742492a
(ブログ者コメント)
この踏切だと思われるが、かなり狭い。
こんな踏切を車で通ろうとする人がいるとは・・・。
通ることができるようになっているとは・・・。
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。