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                                                       本ブログでは、産業現場などで最近起きた事故、過去に起きた事故のフォロー報道などの情報を提供しています。  それは、そういった情報が皆さんの職場の安全を考える上でのヒントにでもなればと考えているからであり、また、明日は我が身と気を引き締めることで事故防止が図れるかもしれない・・・・そのように思っているからです。  本ブログは、都度の閲覧以外、ラフな事例データーベースとして使っていただくことも可能です。        一方、安全担当者は環境も担当していることが多いと思いますので、あわせて環境問題に関する情報も提供するようにしています。       (旧タイトル;産業安全と事故防止について考える)
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201751日に掲載した元記事がブログ運営会社の字数制限に抵触しましたので、ここに新情報を第2報修正2として掲載します。
第1報は下記参照。
https://anzendaiichi.blog.shinobi.jp/Entry/7053/ 

 

(2021年11月4日 修正2 ;追記)

202110281334分にYAHOOニュース(山陽新聞)からは、オイル漏れは資格を持っている運転手が自ら整備した際の配管ミスだったなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

岡山県美作市滝宮の岡山国際サーキットで20174月、練習走行中のオートバイ7台が相次ぎ転倒して2人が死亡、5人が重軽傷を負った事故で、岡山県警捜査1課と美作署は28日、運転していたオートバイからエンジンオイルを散布して事故を誘発したとして、業務上過失致死傷の疑いで高知市、オートバイ販売店経営の男性(50)を書類送検した。

これまでの調べで、7台はコース上のオイルでスリップするなどして転倒したとされていた。

その後の捜査で、男性のオートバイのエンジン部分で配管ミスが分かり、オイル漏れの原因と特定。

整備士資格がある男性が自ら整備しており、県警は適正に整備していれば事故を防げたと判断した。

書類送検容疑は、17424日午前9時ごろ、整備不良によりコース上にオイルを散布し、後続車を転倒させ、男性2人=当時38歳と42歳=を死亡、男性3人=当時2450歳=に全治約23カ月の骨折などの重傷を負わせた疑い。

容疑を認めている。

県警によると、ミスは事故の約1カ月前の整備で起きたとみられ、練習走行直前の点検でも整備不良に気付かなかったという。

事故はコース北部にあるやや下りの緩やかなS字カーブ付近で発生。
他に2人がけがをした。

事故を巡り、サーキットの安全管理に不備があったとして、男性2人の遺族らがサーキットの運営会社などに総額約35千万円の損害賠償を求める訴えを岡山地裁に起こし、係争中。

https://news.yahoo.co.jp/articles/a10551b3f43482f2f4b4e01454d6a55ef19e6eb3

 

※4年前、2017912日付で毎日新聞岡山版からは、部品が逆向きに取付けられていた、当時の監視カメラに霧状にオイルが漏れているバイクが映っていたなど、下記趣旨の記事が部品取り付け場所の写真付きでネット配信されていた。

美作市滝宮の岡山国際サーキットで4月、大型オートバイが転倒して7人が死傷した事故で、オイル漏れを起こしたとみられる先行のオートバイのエンジンに通常とは逆向きで部品が取り付けられていたことが関係者への取材で分かった。

部品を逆向きに付けて走行すると、エンジンオイルが漏れやすいとされる。

県警は、このオートバイを押収して検証を進めるとともに、メーカーなどから事情を聴いて事故原因との関連を調べている。

部品は「内圧コントロールバルブ」と呼ばれ、約10~15センチのアルミ製。

オートバイの整備会社などによると、ピストンの上下運動を回転運動に変えるエンジン構成部品の一つ「クランクシャフト」が収められている「クランクケース」に取り付ける。

ケース内の気圧を低く保たせる効果があり、エンジンが軽く回るようになってスピードが出やすく、燃費も良くなる。

ところが、オイル漏れを起こしたとみられるオートバイは、この部品が本来の向きとは逆向きに取り付けられていたという。

内圧コントロールバルブは価格が3万~5万円程度。
一般的な工具で取り付けることができ、十数年前から市場に出回るようになった。

逆向きに付けると、ケース内の圧力が下がらずに気圧が過剰に高まるため、白煙が出たり、点検窓からエンジンオイルが漏れたりする原因になりやすいとされる。

1000~2000キロの走行でバルブの内部を洗浄する必要があるが、その際に付け間違いが起きやすいという。

二輪車メーカー大手「川崎重工業」(本社・神戸市)は、「新車には付いていない部品だが、向きを間違えるとトラブルの原因になる可能性が高い」と指摘する。

また、兵庫県の男性整備士は、「逆向きにつけたまま走り続けると、いつかオイルは漏れる。部品に向きも表示されているが、劣化と共にその表示も消えてしまう。先端の形状を変えるなどの対策が必要だ」と訴えている。

事故は4月24日、コース(全長3・7キロ)の緩やかなS字カーブで発生。
練習走行中の大型オートバイ7台が次々に転倒し、42歳と38歳の男性2人が死亡。
20~50代の男性5人が肋骨(ろっこつ)を折るなど重軽傷を負った。

事故発生の直前、転倒した7台より先行していたオートバイから霧状にオイルが漏れているのがサーキットの監視カメラに映っていた。

事故後、このオートバイのエンジンオイルが半分以下に減っていたことも判明。
コース上に広がっていた液体が、エンジンオイルと一致したという。

地面に漏れたオイルで後続のオートバイがスリップした可能性があり、県警が捜査を進めている。

https://mainichi.jp/articles/20170912/ddl/k33/040/670000c

 

(2022年1月5日 修正3 ;追記)

202112272128分にYAHOOニュース(山陽新聞)からは、オイル漏れをすぐに旗で表示しなかったのは問題だとした遺族訴訟で和解が成立したなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

サーキットの安全管理に不備があったとして遺族らが運営会社(同所)などに総額約35千万円の損害賠償を求めた訴訟は、岡山地裁(奥野寿則裁判長)で和解が成立した。

27日、原告側弁護士が明らかにした。

和解は20日付で、運営会社が原告7人に総額約13500万円の和解金を支払う内容。  

訴状などでは、先頭の1台から漏れたオイルで後続車両がスリップするなどして転倒。
男性2人が死亡、5人が重軽傷を負ったとされる。

原告は、サーキット側が現場付近に監視員を配置していればオイル漏れを知らせる旗をすぐに表示でき、事故は回避できたと主張していた。  

原告側によると、和解条項で地裁は、「運営会社には旗の不掲示に関する義務違反がある」と指摘した。

岡山市内で会見した原告側弁護士は、「事実上の勝訴だが、被告は謝罪に応じておらず、原告の心が晴れるものではない」と話した。

被告側弁護士は取材に「特にコメントすることはない」と述べた。

https://news.yahoo.co.jp/articles/366a9f553016e703690c0d2bd850912859e19c76

 

1228154分にYAHOOニュース(瀬戸内海放送)からは、旗合図の主張が認められたことなどから原告側は和解に応じたなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

遺族や事故でけがをしたライダーは、監視ポストに人を配置しオイル漏れを旗で合図していれば事故を防げたなどとして、サーキットとその親会社に約35000万円の損害賠償を求めていました。  

原告側は、旗で合図していれば事故は防げたという主張が認められたことなどから和解に応じ、20日、サーキット側が総額13500万円を原告側に支払うことで和解が成立しました。

https://news.yahoo.co.jp/articles/b83101846de8dd387401022b671086c20ad862d8

 

2022141733分にNHK岡山からは、オイル漏れを起こしたバイクを運転していた男性には罰金命令が出たという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

津山区検察庁は、前を走っていたオートバイからコース上にエンジンオイルが漏れたことが事故の原因になったとして、12月17日、このオートバイを運転していた男性を、業務上過失致死傷の罪で略式起訴していました。

これを受けて津山簡易裁判所は12月23日、男性に対し罰金70万円の略式命令を出しました。

https://www3.nhk.or.jp/lnews/okayama/20220104/4020011397.html

 

 

 

 

 

  

  

  

 

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自己紹介:
化学関係の工場で約20年、安全基準の制定、安全活動の推進、事故原因の究明と再発防止策立案などを担当しました。
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。

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