2020年3月27日5時0分に千葉日報から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
香取市は26日、管理運営を委託している市内のデイサービスセンターで、利用者送迎時に死亡事故が発生したと発表した。
センターの60代の女性職員が車椅子の80代の男性利用者を自宅から福祉車両に乗せる際、作業の手順を誤ったことが原因。
男性は車椅子から滑り落ち、頭などを打った。
搬送先の市内の病院で検査を受け、一度は帰宅したが、その後、容体が悪化し死亡した。
市高齢者福祉課や関係者によると、職員は2月28日午前9時15分ごろ、男性の車椅子の前部と後部をフックで車に固定しようとした。
本来は車椅子の前部から先にフックを掛ける手順だが、この日は後部から固定。
その結果、車椅子の前部が浮き、男性は転落した。
男性は千葉県立佐原病院に救急搬送され、検査の結果、異状なしとされ昼ごろ帰宅。
午後になって容体が悪化し、再度同病院に搬送されたが、死亡した。
死因は頸髄(けいずい)損傷だという。
市は、誤った手順で作業をした原因の究明や実地訓練の徹底を事業者に指示。
宇井成一市長は、「大変痛ましい事故で心からお悔やみ申し上げる。今後このような事故が発生しないよう、事業者への指導を徹底していく」とコメントした。
https://www.chibanippo.co.jp/news/national/678796
3月26日15時51分にNHK千葉からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
60代の女性職員が、デイサービスに向かう車いすの88歳の男性を送迎の車に乗せようとしたところ、車いすが後ろに倒れ、男性も地面に転落しました。
男性は頭を強く打って首の骨を折り、その後、死亡しました。
香取市は職員が車いすを車内に乗せる際、装置に固定しなかったことが事故につながったとみて、事業所に対し、操作手順の見直しを含め安全対策を徹底するよう指導しました。
https://www3.nhk.or.jp/lnews/chiba/20200326/1080010282.html
(ブログ者コメント)
送迎車の車椅子固定不良による事故は、昨年10月に北斗市でも起きている。(本ブログでも紹介スミ)
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。