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                                                       本ブログでは、産業現場などで最近起きた事故、過去に起きた事故のフォロー報道などの情報を提供しています。  それは、そういった情報が皆さんの職場の安全を考える上でのヒントにでもなればと考えているからであり、また、明日は我が身と気を引き締めることで事故防止が図れるかもしれない・・・・そのように思っているからです。  本ブログは、都度の閲覧以外、ラフな事例データーベースとして使っていただくことも可能です。        一方、安全担当者は環境も担当していることが多いと思いますので、あわせて環境問題に関する情報も提供するようにしています。       (旧タイトル;産業安全と事故防止について考える)
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2011年9月19日9時26分に山形新聞から、同日14時32分と20日21時17分にNHK山形から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

18日午後0時5分ごろ、米沢上杉まつりの一環としてJR米沢駅前で行われた上杉砲術隊の発砲演武で、火縄銃の空砲を発砲した際、弾の代わりに詰めた紙が会場整理をしていたJR東日本社員の男性(53)の顔に当たった。
男性は鼻の骨を折る大けが。 警察は業務上過失傷害容疑の可能性も含め、事故状況を調べている。

まつり実行委員会などによると、砲術隊は立ち入り禁止区域内で横7、8人ずつ3列になり、順番に発砲を2度繰り返す演武中で、2巡目に事故が起きた。
男性は砲術隊の前列から右斜め前方約15mの位置に、一般客と並ぶようにして会場側を向いて座っていた。

銃は実弾も撃てる古式火縄銃で、今回は実弾のかわりにちり紙を丸めて銃口に詰めていた。 砲術隊長によると、銃身に詰めた紙は通常、発砲で散らばるが、まれに塊のまま出ることがあるという。

関係者によると、銃口は当時、およそ30m先の木に向けられていたが、紙の詰め物は目標よりも右にそれて男性にあたったという。
警察によると、火縄銃を扱った隊員は「火縄銃を撃ったとき、衝撃を抑えるために上半身を後に引くタイミングを誤り、狙いがはずれた」と話しているという。

砲術隊は十数年前から同まつりの際に米沢駅前で演武。立ち入り禁止区域の範囲は例年同じで、過去に事故はないという。
今回も事前に県公安委員会に猟銃用火薬類等消費許可を取り、事故当時は安全管理を確認するため米沢署員が立ち会っていた。

まつり実行委員会の担当者は「火薬の量や(立ち入り区域の)規制範囲などは警察との取り決めに従っており、安全管理面では問題がなかったと判断している」と説明。
今後については「警察の調査結果を受けて対策を講じたい」とコメントした。


出典URL■■■
           ■■■
(NHKの記事は1日か2日でアクセスできなくなりますので、御承知おきください)



(ブログ者コメント)

□粉じん爆発の恐ろしさを体験させるための教育では、ハルトマン式実験器具の筒の上をろ紙で塞ぎ、爆発時に大きな音を出させるようにする。 なぜなら、ろ紙がなければ粉じんは筒の中で音もなく燃えるだけで、見ている人に粉じん爆発の恐ろしさが伝わらないからだ。
それと同様、この演武でも、迫力を出すために銃口にちり紙を詰めていたのだろうか?

□ただ、残念ながら、誰も今回のような事故を予見できなかった。よしんば予見した人がいたとしても、「過去に事故はない」とか、「万一当たってもタダの紙だから大丈夫」、といった声にかき消されてしまったのかもしれない。

□今後、水平射撃の必要性とか、紙を詰めることの是非について議論されるだろうが、結果論としては、事故が起きる前に議論することが望ましかった。
その点、産業現場で安全管理に携わる人にとって、教訓とすべき事例だ。




(2012年9月20日 修正1 ;追記)

2012年9月18日12時42分にInfoseekニュース(時事通信)から、同日14時57分にmsn産経ニュースから、隊長らが書類送検されたという下記趣旨の記事がネット配信されていた。

米沢署は18日、空砲を撃った「上杉砲術隊」の50代男性隊員と隊長の60代男性を、業務上過失致傷容疑で書類送検した。
容疑を認めているという。

送検容疑は、古式火縄銃の実演中に、銃の詰め物の量や発砲後に衝撃を抑える適切な動作などを怠り、会場警備に当たっていた男性(当時53)にけがをさせた疑い

発砲演武は米沢上杉まつりの人気イベントの一つだったが、この事故を受けて、今年は自粛した。


出典URL
http://news.infoseek.co.jp/article/120918jijiX592
http://sankei.jp.msn.com/affairs/news/120918/crm12091815010017-n1.htm
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魚田慎二
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自己紹介:
化学関係の工場で約20年、安全基準の制定、安全活動の推進、事故原因の究明と再発防止策立案などを担当しました。
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。

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