2022年11月22日21時0分にYAHOOニュース(日テレNEWS24)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
沖縄県のステーキ店が鉄板の肉にアルコールをかける「フランベ」というパフォーマンスに失敗し、客の親子がやけどを負ったことがわかりました。
5歳の男の子は、顔の半分程度をやけどした状態だということです。
鉄板の上に並んだ分厚いステーキ。
料理人は調味料の容器をくるりと回して一礼。
ステーキ店を訪れた客が、鉄板焼きのパフォーマンスを撮影していましたが、この後、予期せぬ事態が起きました。
料理人が火をつけた次の瞬間、撮影者の方に炎が燃え広がったのです。
消防によると、5歳の男の子と動画を撮影していた父親が顔や手にやけどをしました。
現場は、海を望める沖縄・豊見城市のステーキ店「S」です。
22日は入り口の扉が閉ざされ、臨時休業となっていました。
18日、男の子は家族と一緒にステーキ店に来店していました。
午後8時前に119番通報があり、男の子と父親の2人が病院に搬送されました。
命に別条はないといいますが、家族によると、男の子は顔がただれるなどして通院治療中で、父親は両手に大きな水ぶくれができるやけどをしたということです。
原因は、火をつけてアルコールを飛ばす調理法「フランベ」です。
そもそもどういうものなのか、都内の鉄板焼き店で聞きました。
(※事故とは関係のない店) 渋谷 鉄板焼ORCA 長谷川オーナー
「『フランベ』というのは、最後にお肉の仕上げにブランデーで甘い香りをつけるためにやる作業。
パフォーマンスも兼ねて、激しく炎を上げる店が多い」
ブランデーや赤ワインなどで香り付けとして行われるフランベ。
この店では約1か月、毎日練習をして経験を積んでから客前で披露するということです。
渋谷 鉄板焼ORCA 長谷川オーナー:
「油とか引火の原因になるので、油は捨ててから、(肉は)自分たち寄りに置く」
注意することは、余計な火が上がらないように油を捨てて、客から遠い位置に肉を置くことだといいます。
さらに、撮影する人がいる場合、注意を呼びかけるといいます。
渋谷鉄板焼ORCA 長谷川オーナー :
「動画を撮られる方には、『離れて引き気味に撮ってください』と」
また、ブランデーをかける時は、客の方向にノズルを向けることはないということです。
今回の事故を捉えた動画では、料理人の手元に握られたボトルはノズルが撮影者の方を向いていました。
そしてボトルから液体が出た瞬間に炎上し、手元のボトルも爆発するようにはじけていました。
警察によると、炎が燃え広がった原因とみられるのは“手順の間違い”です。
料理人が本来入れるべきでないタイミングでアルコールを入れたため、炎が飛び散ったとみられています。
ステーキ店の本部は、日本テレビの取材に対し「現在詳細を調査中です」とコメントしています。
https://news.yahoo.co.jp/articles/6abc342786eace22f15775584c641c54f594aa20
https://www.youtube.com/watch?v=y6hxJXfVNsI
11月23日11時8分にYAHOOニュース(琉球新報)からは、フランベではなく火山焼きだった模様、客側に勢いよく吹付けたやり方がマニュアル違反だったなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
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関係者によると、従業員が客の目の前で肉などを調理するパフォーマンス中に、アルコール度数の高い酒類とみられる液体を噴射した際、鉄板を挟んだ先にいた親子の周辺に火が広がったという。
関係者は「調理法が安全配慮に欠けている。完全にマニュアル違反だ」と憤る。
同店の関係者らによると、インターネット上ではフランベとされているが、同店の今回のパフォーマンスは鉄板に炎が上がる「火山焼き」とみられる。
本来向けるべきではない客側に勢いよく吹き付けたやり方が危険でマニュアル違反だという。
県内の飲食業で働く男性は、コロナ禍が落ち着きを見せ、飲食店に客が戻りつつある時に、このような事故は痛手だと明かす。
「安全マニュアルを守っている他の店では今回のような危険はないし、これまでに同様の事故は聞いたことがない。似た業態の店は、風評被害が心配だ」と、ため息を漏らした。
https://news.yahoo.co.jp/articles/86ecd2c9840a6cd1fae7e48099213d2c4b2cb037
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。