2018年7月3日20時58分に産経新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
甲府市内の学校で先月中旬、教室の天井に設置した扇風機のカバーなどの部品が落下し、子供が頭に軽いけがをしたことが3日、分かった。
市教委は、市立の小中学校全36校に対し、天井に設置している扇風機の撤去を指示。
各校で順次、撤去しているという。
市教委の学校教育課によると、各校とも教室にはエアコンがあり、再発防止のため、扇風機の撤去を決めたという。
同課の松田課長は取材に対し、「けがをした子供と保護者から公表を控えてほしいという強い要望があった」として、生徒の性別、学年、年齢のほか、学校名なども明らかにしなかった。
出典
『教室天井から扇風機の部品落下、子供けが 「エアコンあるので」全て撤去 甲府市教委』
http://www.sankei.com/affairs/news/180703/afr1807030024-n1.html
7月3日付の山梨日日新聞紙面には、下記趣旨の記事が掲載されていた。
教員が扇風機の電源を入れたところ、前カバーとプロペラが突然外れ、下にいた生徒の頭部に当たった。
事故前に行った大掃除でカバーとプロペラを取り外して清掃し、取り付けた際のネジ留めが不十分だったため、落下したとみられる。
市教委は、カバーとプロペラを取り付けた後、教員が点検したかについて明らかにしていない。
事故を受け、市教委は市内の全36小中学校に対し、扇風機の設置状況を確認し、しっかり取り付けてあるか確認するよう指示した。
他校ではしっかり固定されているのを確認したものの、「ヒューマンエラーを含め、同様の事故を二度と起こさないため」として、扇風機の使用を取り止めるよう指示した。
今後、設置されている扇風機は全て撤去する予定。
(ブログ者コメント)
〇小中学校の教室で扇風機が落下したトラブルは、過去にも起きている。
2012年9月27日掲載
2012年9月20日発表 大阪市の小中学校で壁に取り付けた扇風機が落下する事故が3件相次ぐ、業者がビスを締めすぎたためビスが正常に効かなくなったことが原因
http://anzendaiichi.blog.shinobi.jp/Entry/2286/
〇エアコンと扇風機は、どのように使い分けしていたのだろうか?
使われなくなった扇風機が、そのまま放置されていた・・・そんなことはなかったのだろうか?
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。