2018年7月5日11時50分に産経新聞westから、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
5日午前9時半ごろ、兵庫県猪名川町の工事現場から「排水管に人が流された」と119番があった。
警察や消防によると、男性作業員3人が流され、搬送先で1人の死亡が確認された。
他の2人は救助されて意識があるという。
大雨の影響で水が流れ込んできたとみられる。
警察によると、死亡したのは和歌山市の男性(59)とみられる。
消防によると、現場の調整池にある直径約1mの排水管の目詰まりを取り除いたところ、水が一気に流れ、3人は管の中に吸い込まれた。
男性は数100m流された。
出典
『3人水路に流され1人死亡 大雨注意報発令中 兵庫・猪名川』
http://www.sankei.com/west/news/180705/wst1807050038-n1.html
7月5日14時7分にNHK兵庫からは、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
3人は50代から60代で、病院に搬送されたが、このうち川まで流された和歌山県の59歳の男性とみられる作業員が、午前11時40分すぎに死亡した。
また、2人のうち1人は水を飲んでいて症状が重く、もう1人は打撲などの軽傷だという。
出典
『作業員3人が流され1人死亡』
https://www3.nhk.or.jp/lnews/kobe/20180705/2020000524.html
7月6日0時30分にNHK兵庫からは、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
5日午前9時半ごろ、猪名川町差組にある物流センターの予定地の造成工事の現場で、男性の作業員3人が人工のため池の排水管に吸い込まれ、流された。
警察によると、排水管は近くを流れる野尻川につながっていて、2人は途中で消防に救助されたが、1人は、およそ600m離れた川まで流されて死亡した。
県によると、死亡したのは和歌山市本脇のAさん(男性、59歳)と分かった。
ほかの2人は、宮崎県西都市の62歳の男性と大阪・箕面市の56歳の男性で、いずれも骨を折る大けがをしたという。
当時は、ため池にもぐって、大雨で流されたごみを排水管から取り除く作業をしていたということで、警察は、安全管理に問題がなかったか、詳しい状況を調べている。
出典
『作業員流され3人死傷 身元判明』
https://www3.nhk.or.jp/lnews/kobe/20180706/2020000606.html
7月6日1時17分に時事ドットコムからは、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
消防によると、Aさんを助けようとして2人も流されたという。
水路は、当時、大雨の影響で増水していた。
出典
『水路に3人流される=大雨で増水、1人死亡-兵庫』
https://www.jiji.com/jc/article?k=2018070500513&g=soc
(ブログ者コメント)
当時、猪名川町では大雨が降り続いていた。
『猪名川町で避難準備の情報』
https://www3.nhk.or.jp/lnews/kobe/20180705/2020000521.html
(2018年11月30日 修正1 ;追記)
2018年11月28日7時21分に産経新聞から、救助しようとした男性のほうが流されて死亡したなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。(新情報に基づき、タイトルも修正した)
伊丹労基署は27日、現場の安全管理を怠ったとして、労安法違反の疑いで、東京都の土木工事会社「Y建設」の現場責任者だった男性社員(62)と法人としての同社を書類送検した。
送検容疑は7月5日、同町の造成工事現場の人工池で、排水管に転落しないよう管の周りに高さ約75cm以上の柵を設置するなど安全措置を取る必要があったのに、怠ったとしている。
同日朝、作業にあたっていた男性社員が増水した排水管に転落しそうになり、救助しようとした同社の男性作業員が流されて死亡。
男性社員と下請け会社の男性作業員(56)も、それぞれ重傷を負った。
出典
『西日本豪雨の作業員死亡、労基署が会社を書類送検』
https://www.sankei.com/affairs/news/181128/afr1811280002-n1.html
11月27日18時44分に神戸新聞からは、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
事故は同日午前9時20分ごろ、同町差組の物流倉庫建設現場で発生。
ため池内の排水口に吸い込まれ、同社の男性(59)=和歌山市=が死亡、作業所長と別会社の男性(56)が重傷を負った。
伊丹労基署によると、作業所長がろ過用フィルターを取り除く作業中に流され、59歳男性らが救助に向かったという。
出典
『西日本豪雨で3人死傷 工事会社などを書類送検』
https://www.kobe-np.co.jp/news/jiken/201811/0011856676.shtml
11月27日17時36分にNHK兵庫からは、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
当時は記録的な豪雨となっていて、伊丹労基署は、安全管理に問題がなかったか調べていた。
その結果、排水管の周りには柵が設置されておらず、豪雨のなか作業をすれば吸い込まれる危険が高かったと判断したという。
出典
『豪雨 ため池死亡事故で書類送検』
https://www3.nhk.or.jp/lnews/kobe/20181127/2020002450.html
(ブログ者コメント)
以下はNHK兵庫の映像の1コマ。
画面の奥に池があり、そこから川に流された模様。
川にかかる橋の上には、関係者だろうか、2人が立っている。
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。