2024年1月26日22時30分にYAHOOニュース(神戸新聞)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
兵庫県尼崎市今福1の認定こども園「IYこども園」で棚に立てかけていた机が倒れて園児=当時(1)=が重傷を負った事故で、業務上過失傷害の罪に問われた園長(60)に、尼崎簡易裁判所(植屋裁判官)は26日、罰金10万円の判決を言い渡した。
判決によると、園長は2021年4月、安全管理などの業務を担っていたが、木製の机(重さ約5・8キロ)を保育室の棚に立てかけたまま使わない時に撤去するなどの注意義務を怠り、机に手をかけ倒した園児に左足の親指骨折などの重傷を負わせた。
植屋裁判官は、1歳児が好奇心でものを引っ張る習性や転倒させるために必要な力を照らすと、倒して負傷する恐れがあったと指摘。
園長は教諭に指示して別の場所に保管するなどの危険防止措置を講じなかったとして「園内の安全管理を統括する立場にあったことに照らすと、(過失は)決して軽いものではない」と述べた。
捜査関係者によると、22年12月、県警が園長ら4人を業務上過失傷害容疑で書類送検。
園長以外は不起訴処分となった。
https://news.yahoo.co.jp/articles/b1fb9b9ede059934fdb6b1e04db8a0ace68ca447
※事故時の報道は下記参照。
(2023年9月8日19時43分 産経新聞)
兵庫県尼崎市の認定こども園で令和3年4月、棚に立てかけられていた机が倒れて当時1歳の女児にぶつかり、女児が足の指の骨を折るなどの重傷を負っていたことが8日、分かった。
兵庫県警は、危険を防止すべき注意義務を怠ったなどとして、業務上過失傷害容疑で、園の関係者4人を書類送検。
このうち同罪で起訴された女性園長(59)の初公判が8日に開かれ、園長は「刑法上の過失があるか分からない」などと起訴内容を一部否認した。
事故があったのは、社会福祉法人「R」(尼崎市)が運営する認定こども園「IYうこども園」(同)。
起訴状や女児の母親らによると、3年4月9日午前10時40分ごろ、園の保育室内で、女児が棚に立てかけられていた木製机(約60センチ四方、高さ約25センチ、重さ約5・8キロ)に触ったところ、机が倒れて女児の左足に直撃した。
女児の足は、骨が露出する開放骨折や指がほぼ切り離された状態の不全切断などになった。
指の切断は免れたが、爪が正常に生えないといった後遺症があるという。
母親は、園の管理が不十分だったとして、県警尼崎東署に被害届を提出。
同署は4年12月、業務上過失傷害容疑で園長や保育教諭ら計4人を書類送検。
このうち園長が今年6月に同罪で略式起訴され罰金命令を受けたが、不服として正式裁判を請求したという。
初公判の冒頭陳述で検察側は「机が倒れて園児がけがをすることはないものと軽信し、保育教諭に指示するなどして、使用しないときは机を撤去させるなどの危険防止措置を講じなかった」などと指摘。
弁護側は「過失が成立するかを問いたい」と述べた。
公判後、母親は取材に「事故の責任を認めて心からの謝罪をしてほしい」と訴えた。
尼崎市は「市の方から言うことはない」としている。
https://www.sankei.com/article/20230908-QJLAOOEYSNJJLHJZLPRPYEVEIA/
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。