2021年5月7日20時12分にNHK福島から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
双葉町の中間貯蔵施設で作業していた男性が大けがをした事故をめぐり、下請け企業が労働基準監督署にうその報告をしていたとして、環境省は、元請けの大手ゼネコン大林組を1か月の指名停止措置にしました。
環境省福島地方環境事務所などによりますと、双葉町の中間貯蔵施設の工事の下請けに入っていた伊達市の建設会社「S工業」は、おととしの11月、社員の男性が作業中に右足の骨を折る大けがをした労災事故について、本来の報告先ではない労働基準監督署に、工事の名前や事故現場の場所、それに発生時の状況などを偽った報告書を提出していました。
このため、環境省福島地方環境事務所は、「元請けとして、関係者が労働安全衛生法などに違反しないよう必要な指導を行っていない」として、大林組を1か月の指名停止措置にしました。
このうその報告書の提出をめぐっては、法人としてのS工業と担当役員が、労働安全衛生法違反の疑いで書類送検されています。
https://www3.nhk.or.jp/lnews/fukushima/20210507/6050014430.html
4月14日付で労働新聞からは、一輪車に載せようとした側溝の蓋が落下したなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
福島労働基準監督署は、労働者死傷病報告の内容を偽ったとして、土木工事業の㈲S工業(福島県伊達市)と同社取締役を労働安全衛生法第100条(報告等)違反の疑いで福島区検に書類送検した。
福島県双葉郡での廃棄物貯蔵施設の建設工事現場で労働者が右足指を骨折したにもかかわらず、災害発生場所と状況を偽っていた。
災害は令和元年11月25日に発生した。
50歳代の男性労働者が側溝の蓋を一輪車に載せようとしたところ、蓋が落下して右足に当たり、休業4日以上のケガを負っている。
https://www.rodo.co.jp/column/103569/
(ブログ者コメント)
下請けの虚偽報告で元請けが指名停止措置を受けた事例は珍しいかと思い、紹介する。
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。