2023年12月11日14時14分にYAHOOニュース(熊本県民テレビ)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
熊本市中央区にあるマンションの1室で、10日未明に爆発が起き、住人の男性が病院に運ばれました。
男性は部屋に殺虫剤をまいていたと話し、警察が爆発との因果関係を調べています。
10日午前0時ごろ、熊本市中央区大江のマンションで、「爆発音がした」と、警察や消防に通報がありました。
警察によりますと、4階建てマンション2階の54歳の男性の部屋で爆発が起き、ベランダの窓が吹き飛んだほか、こたつ布団の一部が焼けるなどしたということです。
この爆発で、男性は髪の毛が焼けるなど、軽いやけどをして病院に運ばれました。
警察の調べに対し、男性は爆発当時、部屋の片づけ中に室内でゴキブリを見つけ、スプレー式殺虫剤を大量にまいていたところ、約1分後に爆発が起きたと話しているということです。
警察は、何らかの火がこたつの周辺から殺虫剤の可燃性ガスに引火した可能性があるとみて、原因を調べています。
ところで、似たような事故がこれまでも熊本市内で起きています。
熊本市消防局によりますと、管内で過去10年間、スプレー缶が原因となった火災は22件。
そのうち4件はスプレー缶の使用中に、暖房器具に引火したり、スプレー缶を使ったあと、たばこに火をつけて爆発したりしたケースだということです。
スプレー缶には注意事項が記載されていますので、しっかりと守ることが大切です。
熊本市消防局に殺虫剤や整髪料・消臭剤などのスプレー缶を使用する時の注意点を聞きました。
・火気の近くで使わない
・室内や車内など密閉空間で使った後は必ず換気する。
・保管するときは高温を避ける
・捨てるときはガスを全て抜いてから
最近は寒くなり、室内で暖房器具を使うことが多くなるので、特に注意が必要です。
https://news.yahoo.co.jp/articles/c4eb9e4401dfdc35cc9657f32580a53a2fab819c
12月14日17時49分にYAHOOニュース(NHK熊本県民テレビ)からは、電気式こたつの熱で引火した模様、連続で40秒以上は噴射しないことなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
12月10日、熊本市のマンションで起きた爆発事故。
住民の男性が殺虫剤のスプレーを使った後に起きていました。
新たに「こたつ」への引火が原因とみられることが分かりました。
この事故は12月10日未明、熊本市中央区大江のマンションで、54歳の男性が自分の部屋で殺虫剤のスプレーを噴射した後に爆発したものです。
男性は髪の毛が焼け、顔や首、のどに軽いやけどをして搬送され、12日に退院しました。
警察は13日、男性立ち合いのもと部屋で検証を実施しました。
その結果、スプレーのガスが電気式こたつの熱に引火した可能性が高いことが分かりました。
警察によりますと、男性はこたつをつけた部屋の中でゴキブリを見つけ、殺虫剤のスプレーを約1分間連続で噴射したと話しているということです。
殺虫剤メーカーは、スプレーを使用する際に、火気や暖房器具の近くなど高温になる場所での使用を避け、ガスの充満を防ぐため、連続で40秒以上使用しないよう注意を呼びかけています。
https://news.yahoo.co.jp/articles/7aa8e5aeab11212432b60bc9e5044207a976ce59
(ブログ者コメント)
殺虫剤の大量噴霧により爆発が起きた事例は、本ブログでも過去に何件か紹介スミ。
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。