2021年7月19日22時57分に中国新聞から下記趣旨の記事が、黒煙を上げる塔の空撮写真付きでネット配信されていた。
19日午前11時5分ごろ、周南市御影町の総合化学メーカー、トクヤマ徳山製造所徳山工場のソーダ灰製造プラントから黒煙が上がっていると、同社が119番した。
周南署や同社によると、プラントの炭酸化塔(高さ28メートル、直径3メートル)内を腐食から守るゴムが何らかの理由で燃えたという。
午後3時ごろ鎮圧した。
プラントは14日から年に1度の定期修理中で、塔内で11人が作業していた。
硫黄酸化物などを排出した可能性もあるとみて、原因などを調べている。
けが人はいないという。
異臭について同社に数件問い合わせがあった。
同社や市が広報車を走らせ、「窓を開けないでください」などと呼び掛けた。
近くで働いていた会社員男性(50)は火災を目撃し、「窓を開けたら黒煙と炎が上がっていた。建物が燃えていたので心配だった」と不安そうだった。
野村所長は「市民の皆さんに迷惑を掛けて申し訳ない」と陳謝した。
炭酸化塔は塩化ナトリウムやアンモニアなどを化合して重炭酸ナトリウムを製造する設備。
加熱工程を経て、ガラス原料のソーダ灰ができる。
7月21日18時16分にNHK山口からは、ガスバーナーで金属製ノズルを取り外す作業中だったなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
21日は午後から警察や消防などが工場内の実況見分を行い、火が出た「炭酸化塔」の内部の様子や当時の状況を詳しく調べていました。
警察によりますと、火災が起きた当時、「炭酸化塔」は稼働しておらず、工事業者がガスバーナーを使って、直径70センチほどの金属製のノズルを取り外す作業をしていたということです。
この設備は腐食防止のため内部のコーティングにゴムが使われていて、警察は、この作業の際にゴムに引火して火災が発生した可能性があると見て、詳しい状況を調べています。
https://www3.nhk.or.jp/lnews/yamaguchi/20210721/4060010424.html
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。