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                                                       本ブログでは、産業現場などで最近起きた事故、過去に起きた事故のフォロー報道などの情報を提供しています。  それは、そういった情報が皆さんの職場の安全を考える上でのヒントにでもなればと考えているからであり、また、明日は我が身と気を引き締めることで事故防止が図れるかもしれない・・・・そのように思っているからです。  本ブログは、都度の閲覧以外、ラフな事例データーベースとして使っていただくことも可能です。        一方、安全担当者は環境も担当していることが多いと思いますので、あわせて環境問題に関する情報も提供するようにしています。       (旧タイトル;産業安全と事故防止について考える)
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20217171530分にYAHOOニュース(神戸新聞)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

神戸市西区役所の新庁舎建設工事を巡り、「夜間もクレーンが伸びたままで、倒れてきそうで怖い」という声が神戸新聞の双方向報道「スクープラボ」に寄せられた。

工事が行われていない夜に現場を訪ねると、確かにクレーンの長い首が伸びている。
もし横倒しになれば、道路を挟んで建つマンションにも当たりそうに見える。

建設中の新庁舎は、神戸市営地下鉄西神中央駅の隣接地にある。
6階建てで、今年12月末の完成予定。

不安の声を寄せたのは、道路を挟んで新庁舎の東側に建つマンションに住む60代男性。
定年前は、大型クレーン車を扱う会社に勤めていたといい、「夜や休日、無人になる時はクレーンを伏せておくべきだ」と話す。

一例に、2017年1月、福井県の高浜原発で安全対策工事に使う大型クレーンが風にあおられ転倒した事故を例に挙げる。

事故は、暴風警報が発令されていた夜間に発生。
施工会社のルールでは、強風が予想される際はクレーンのアームを畳むことになっていたが、伸びたままだった。

高浜原発では、事故後の安全対策として、風速にかかわらず作業終了後はアームを畳むことになった。

男性は、「住民の不安を考えたら、同じように畳むべきだ」と不満を口にする。

工事を発注した神戸市の第三セクター「OMこうべ」に取材した。

説明によると、クレーンのアームは最長約80メートル。
アームを畳むかは、メーカーの取扱説明書に基づくとする。

このクレーンの場合、地上で瞬間風速30メートル超が予想される時は、畳んで伏せる。

説明書は、瞬間風速16~30メートルの際も畳んで伏せることとしつつ、スペースの問題などでできない場合はアームを伸ばしたまま、地上の重りに引っ掛けるとする。

新庁舎の建設では、平時の夜間なども、この態勢を取っている。

さらに、これができない場合に、アームの屈折部分から先を折り下げるとする。

OMこうべの担当者は「先を折り下げた方が見た目では低いが、アームが高く伸びていても、下で重りに引っ掛けた方が安全性が高いと判断している」と話す。

「クレーンを伏せて起こす、を日々繰り返すこと自体に危険がある」ともする。

法令はどうか。

労働安全衛生法に基づく「クレーン等安全規則」は、強風への対策を講じるよう定めるが、平時については規定していない。

安全管理を指導する兵庫労働局の担当者は、「メーカーごとの説明書に沿っていれば、転倒の危険性はかなり低い」と話す。

一方で、住民が抱く不安感には理解を示す。
「丁寧な対応や説明責任は業者の側にある。正しくても“言いくるめられた感”や“だまされた感”を抱かせるような説明では、理解してもらえない」  

OMこうべなどの説明に、投稿した男性は「高浜原発の事故後、大手ゼネコンの建設現場では風のいかんに関わらず、予防的に完全に伏せるように指示されている」と反論。
「公共工事で周辺住民の不安を取り除かないまま進めるのもいかがなものか」と話す。

 ■
この記事は神戸新聞の双方向型報道「スクープラボ」に寄せられた情報を基に取材しました。

https://news.yahoo.co.jp/articles/16419408b0fd550546d6d0fa93bd0107f9216035

 

 

 

 

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自己紹介:
化学関係の工場で約20年、安全基準の制定、安全活動の推進、事故原因の究明と再発防止策立案などを担当しました。
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。

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