本ブログでは、産業現場などで最近起きた事故、過去に起きた事故のフォロー報道などの情報を提供しています。 それは、そういった情報が皆さんの職場の安全を考える上でのヒントにでもなればと考えているからであり、また、明日は我が身と気を引き締めることで事故防止が図れるかもしれない・・・・そのように思っているからです。 本ブログは、都度の閲覧以外、ラフな事例データーベースとして使っていただくことも可能です。 一方、安全担当者は環境も担当していることが多いと思いますので、あわせて環境問題に関する情報も提供するようにしています。 (旧タイトル;産業安全と事故防止について考える)
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2011年6月19日18時15分に、神戸新聞から下記趣旨の記事がネット配信されていた。
19日午前3時50分ごろ、小野市の化学製品製造会社「A・ウォーター・ゾル」兵庫工場から出火し、作業場1棟と倉庫1棟の計約1000m2を全焼した。
火は周辺に燃え広がり、民家約250m2と、別の工場の社宅150m2を全焼。
隣接する別の工場や事務所も一部が焼け、約2時間半後に消えた。
けが人はなかった。
火は周辺に燃え広がり、民家約250m2と、別の工場の社宅150m2を全焼。
隣接する別の工場や事務所も一部が焼け、約2時間半後に消えた。
けが人はなかった。
警察などによると、同工場ではスプレー缶入りのエアコン用フロンガスなどを製造。
出火当時、スプレー缶20万本以上が保管されており、火災の熱で破裂し周辺に飛び散った。窓ガラスが割れた民家もあったという。
調べでは、同工場は18日午後6時15分まで稼働。従業員の帰宅後は無人だったという。
警察などで出火原因を調べている。
(2011年7月1日 修正1 ;追記)
□2011年6月20日付の毎日新聞播磨・姫路版に、事故当時の状況が以下のように描写されていた。かなり激しかった模様。
地響きのような「ドーン、ドーン」という音とともに炎が上がり、保管中のスプレー缶が敷地外へ飛び出した。
住民たちは「火の玉になったスプレー缶が飛んできた」と“恐怖の一夜”を憤った。
工場は、多数のスプレー缶を製造。
自動車部品の洗浄液や潤滑液の噴射剤として可燃性のLPガスも使っているという。
現場では、焼け落ちた施設の鉄骨が折れ曲がり、黒焦げになったスプレー缶が床や通路を埋め尽くしていた。
工場周辺でも、スプレー缶の直撃で割れた民家のガラスや焼けた庭木など、火事のすさまじさを示す痕跡が至る所で散見された。
近くの自動車販売業の男性(58)は「スプレー缶が火の玉のように次々と飛んできた。かなりの車が被害を受けた。雨が降らなかったら延焼し、店も車も全滅だっただろう」と興奮気味に話した。
工場東側の住宅地に住む主婦(59)は「打ち上げ花火のような地響きで目が覚めた。缶が飛んできたので、危なくて外へも逃げられない。10mを超える火柱が目の前だった」とほおをこわばらせた。
近所の会社員男性(54)は妻と車で近くの公民館へ避難した。「その時も車のボンネットや屋根に缶が降ってきた。戻ると家の前に缶が散らばり、裏庭にも数十個落ちていた」と険しい表情で語った。
住民たちは「火の玉になったスプレー缶が飛んできた」と“恐怖の一夜”を憤った。
工場は、多数のスプレー缶を製造。
自動車部品の洗浄液や潤滑液の噴射剤として可燃性のLPガスも使っているという。
現場では、焼け落ちた施設の鉄骨が折れ曲がり、黒焦げになったスプレー缶が床や通路を埋め尽くしていた。
工場周辺でも、スプレー缶の直撃で割れた民家のガラスや焼けた庭木など、火事のすさまじさを示す痕跡が至る所で散見された。
近くの自動車販売業の男性(58)は「スプレー缶が火の玉のように次々と飛んできた。かなりの車が被害を受けた。雨が降らなかったら延焼し、店も車も全滅だっただろう」と興奮気味に話した。
工場東側の住宅地に住む主婦(59)は「打ち上げ花火のような地響きで目が覚めた。缶が飛んできたので、危なくて外へも逃げられない。10mを超える火柱が目の前だった」とほおをこわばらせた。
近所の会社員男性(54)は妻と車で近くの公民館へ避難した。「その時も車のボンネットや屋根に缶が降ってきた。戻ると家の前に缶が散らばり、裏庭にも数十個落ちていた」と険しい表情で語った。
□2011年6月25日の毎日新聞播磨・姫路版に、原因は漏電らしいという記事が掲載されていた。
消防は、原因について漏電の見方を強めていることが分かった。
消防によると、出火元の倉庫には直接的な火の気はなかったが、設備が老朽化していた。
このため、同社に漏電の可能性を指摘した。
また、現場近くの通路(長さ6m、幅3m)に危険物入りとみられるドラム缶108本が野積み状態だったことが分かり、20日付で同本部から消防法に基づく除去命令が出された。
ドラム缶は既に県外に撤去され、同法違反の疑いで同署が成分分析を含め捜査している。
同社は「ドラム缶は移動できるようパレットに置いていた。野積みとは考えていない」としている。
ドラム缶は既に県外に撤去され、同法違反の疑いで同署が成分分析を含め捜査している。
同社は「ドラム缶は移動できるようパレットに置いていた。野積みとは考えていない」としている。
(2011年7月16日 修正2 ;追記)
2011年7月1日付の毎日新聞播磨姫路版から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
野積みされていたドラム缶の一部に可燃性のアルコールが入っていたが、コンクリート製の壁際にあったため、引火を免れていたことが消防の調べで分かった。
消防によると、ドラム缶は全焼した倉庫と危険物貯蔵庫の間の通路(幅3m)に108本置かれていた。
そのうち、41本(1本当たり200ℓ)で消防法の許可数量(400ℓ)以上のアルコール類の液体が確認された。
出火状況から、引火して爆発的な火災につながった恐れがあったというが、倉庫の壁の一部がコンクリート製ブロック(縦3m、横6m)だったため、炎が遮断されたとみている。
同社は「翌日使用する予定の材料が入っていた。アルコール類があったことは事実」と話し、消防本部は「被害が拡大しなかったことは奇跡的」としている。
同社は「翌日使用する予定の材料が入っていた。アルコール類があったことは事実」と話し、消防本部は「被害が拡大しなかったことは奇跡的」としている。
(2012年3月19日 修正3 ;追記)
2012年3月15日付で朝日新聞播磨版(聞蔵)から、工場長らが消防法違反容疑で書類送検された旨、ネット配信されていた。
消防法で定められた数量を超える危険物が貯蔵されていたとして、社署などは14日、同社と常務取締役兵庫工場長(69)ら4人を、同法違反容疑で書類送検した。
同署によると、市長の許可を受けずに、貯蔵できる量の約30倍にあたる約1万5000ℓのアルコール類などの引火性液体をドラム缶62本に入れ、敷地内の屋外に無許可で貯蔵していた疑いがある。
昨年の火災の際、消防と警察の見分で見つかったが、容疑は火災の直接の原因ではないとみられる。
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魚田慎二
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男性
自己紹介:
化学関係の工場で約20年、安全基準の制定、安全活動の推進、事故原因の究明と再発防止策立案などを担当しました。
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。
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