2015年3月31日18時24分にNHK新潟から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
31日午前10時半前、柏崎刈羽原発5号機の発電に使う「タービン」が収納された建屋の最上階で、協力企業の作業員が漏電を防ぐブレーカーを点検しようとしたところ、ブレーカーから火が出た。
火は、その場で消火器で消し止められたが、この際、作業員の28歳の男性1人が左手に軽いやけどをしたという。
5号機は、現在運転を停止していて、東京電力によると、この火事による放射性物質の外部への放出はないという。
火が出たブレーカーは、年に1度行われる定期検査用の電源に設置されたもので、31日は作業員が正常に作動するか確かめるため、電流を流す機器をつなげようとしたところ、突然出火したという。
東京電力は、点検作業中に誤って過度な電流が流れた可能性があるみて、調べている。
同原発の栗田広報部長は、「住民の皆さまに多大なご迷惑とご心配をおかけして申し訳ありません。原因を調査して再発防止に努めていきます」としている。
出典URL
http://www3.nhk.or.jp/lnews/niigata/1033656283.html?t=1427836755741
4月1日付で毎日新聞新潟版からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
31日午前10時25分ごろ、東京電力柏崎刈羽原発の5号機のタービン建屋2階で、分電盤(高さ1.7m、幅1m)から出火し、盤の一部を焼いた。
東電の協力会社の男性作業員(28)が、左手に軽いやけどを負った。
東電によると、作業員は部下と2人で分電盤の定期点検をしていた。
盤の一部の「漏電遮断器」に点検用の電流を流そうと器具を当てた際、火花が散って炎と煙が出、火災報知機が作動したという。
作業員は、近くにあった消火器で火を消した。
消防は、同11時15分に鎮火を確認した。
出典URL
http://mainichi.jp/area/niigata/news/20150401ddlk15040037000c.html
(2015年4月26日 修正1 ;追記)
2015年4月24日付で毎日新聞新潟版から、点検用器具の電源をとろうとした際に接続用金具が別の場所に接触してショートしたという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。 (新情報に基づき、タイトルも修正した)
東電は23日、分電盤を点検しようとしていた作業員が、大電流が流れる銅板2枚を誤って短絡(ショート)させたのが原因だったと発表した。
東電によると、作業員は、点検用の器具を分電盤の一部に接続して電源を得ようとした。
この際、手に持った接続用の金具が本来の接続場所から1cmほどずれ、平行して走る2枚の銅板(間隔約1cm)の間に挟まった。
銅板にはいずれも4700アンペア(一般家庭の使用限度の100倍以上)という大電流が流れており、短絡して火が出たとみられる。
東電は点検の作業手順を改良し、銅板に近い部分からは電源を取らないことにした。
出典URL
http://mainichi.jp/area/niigata/news/20150424ddlk15040018000c.html
2015年4月23日17時57分にNHK新潟からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
東京電力は23日、原因の調査結果について、柏崎刈羽原発の栗田広報部長が会見で明らかにした。
それによると、作業員がブレーカーの点検装置の電源を取ろうとしたところ、持っていた電源クリップが、誤って電気が通っている別の金属部に接触してショートを引き起こし、火花が散って火事になったという。
また、作業には危険が伴うことを認識していながら、点検の作業手順を示したマニュアルには、ショートを引き起こすおそれがあることや、電源を安全に取るための接続場所の指定がなかったという。
東京電力では、マニュアルの見直しを進める共に、電気が通る部分には保護カバーを取り付けるとしている。
栗田広報部長は、「ご心配をおかけして申し訳ありません。危険を伴う作業に対してもう1度立ち戻って安全対策を行い、再発防止に努めていきたい」と陳謝した。
出典URL
http://www3.nhk.or.jp/lnews/niigata/1034264351.html?t=1429824867961
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。