2015年4月2日付で岩手日報から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
1日午後7時20分ごろ、震災復興事業として建設中の宮古市千徳の仮称・小山田(こやまだ)トンネル(1100m)内で岩盤が崩れ、会社員の高谷さん(男性、61歳)が下敷きになった。
高谷さんは同市内の病院に運ばれ、同9時24分、頭蓋骨骨折で死亡が確認された。
警察は、安全が確認され次第、2日にも実況見分を行う。
同トンネルは、宮古盛岡横断道路の一部。
三陸国道事務所などによると、落盤現場は入り口から約310m入った掘削面の先端で、午後7時ごろから高谷さんを含む5人が作業していた。
重機で穴を開け、ダイナマイトで発破作業をする準備中だったが、土砂が崩落したという。
警察などによると、崩れたのは、掘削するために吹き付けていた大量のコンクリートなどとみられ、数トン規模の可能性もある。
同トンネルは、昨年10月着工。1日4回の発破作業を行い、24時間交代で掘削していた。
工事は、前田建設工業東北支店が受注。高谷さんは、下請けのK建設(仙台市)の社員で、北海道から働きに来て作業に入っていた。
事故を受け、工事は当面中止する。
同トンネルは、2016年3月の完工を目指している。
出典URL
http://www.iwate-np.co.jp/cgi-bin/topnews.cgi?20150402_3
4月1日23時39分に毎日新聞からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
1日午後7時20分ごろ、岩手県宮古市千徳の東日本大震災の復興道路「小山田トンネル(仮称)」の建設現場で、長さ約1.5m、重さ数100kgの石が滑り落ち、K建設(仙台市)の作業員の高谷さん(61)が下敷きになった。
高谷さんは、頭蓋骨骨折で間もなく死亡した。
警察によると、高谷さんら5人が同日午後7時から掘削作業をしていた。他の4人は無事だった。
出典URL
http://mainichi.jp/select/news/20150402k0000m040131000c.html
(2015年8月8日 修正1 ;追記)
2015年8月3日12時48分に産経新聞から、作業主任者が書類送検されたという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
宮古労基署は3日、工事を請け負った「K建設」(仙台市)と、安全管理する立場だった同社の男性作業主任者(49)を、労安法違反の疑いで書類送検した。
送検容疑は4月1日、高谷さんが発破のため火薬の装填作業をしていた際、小規模な崩落があり、さらに崩落の危険があったのに、作業を中止せず安全な場所に退避させなかった疑い。
労基署によると、1回目の崩落の後、高谷さんが落ちた火薬を回収しに行こうとして、崩落した岩の下敷きになり死亡した。
出典URL
http://www.sankei.com/affairs/news/150803/afr1508030015-n1.html
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。