2015年3月31日7時3分に産経新聞千葉版から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
30日午前7時ごろ、柏市のアスファルト再生工場「T社」で、同社社員の山崎さん(男性、24歳)が脚立に座った状態で、3階天井部分にある機械に頭を挟まれているのを別の社員が発見した。
山崎さんはすでに心肺停止状態で、病院に搬送されたが、死亡が確認された。
警察によると、窒息死とみられる。
4階に薬剤のタンクがあり、底部分には3階の計量容器に薬剤を注ぎ入れるため、開閉口が付いていた。
山崎さんは、この開閉口に頭を入れ、下からタンク内の清掃をしていたという。
山崎さんは、開閉口が自動で閉まらないように、レバーに木製のトンボを立てかけて固定していたが、何らかの理由で外れたとみられる。
清掃は3人で行うなどのマニュアルが守られておらず、警察は、安全管理体制に問題がなかったか調べている。
出典URL
http://www.sankei.com/region/news/150331/rgn1503310078-n1.html
3月31日付の千葉日報紙面にも、同趣旨の記事が掲載されていた。
薬剤タンク底のゲートの開閉部に頭部を挟まれて死亡した。
清掃の際はゲートの開閉を手動に切り替えるが、自動になっていた。
(ブログ者コメント)
「事例(挟まれ・巻き込まれ;安全対策無視)」カテゴリーを、「事例(挟まれ・巻き込まれ)とは別個に新設し、この事例は、そこに入れました。
また、過去の同様な事例も、新カテゴリーに編入しました。
(新設理由)
法律で禁止されていること、マニュアルや安全設備があるにもかかわらず、それに従わず事故になった事例が結構多い。
そういった事例が特に多いと感じている「挟まれ・巻き込まれ」事故について、啓蒙の意味で、カテゴリーをもう一つ作りました。
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。