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                                                       本ブログでは、産業現場などで最近起きた事故、過去に起きた事故のフォロー報道などの情報を提供しています。  それは、そういった情報が皆さんの職場の安全を考える上でのヒントにでもなればと考えているからであり、また、明日は我が身と気を引き締めることで事故防止が図れるかもしれない・・・・そのように思っているからです。  本ブログは、都度の閲覧以外、ラフな事例データーベースとして使っていただくことも可能です。        一方、安全担当者は環境も担当していることが多いと思いますので、あわせて環境問題に関する情報も提供するようにしています。       (旧タイトル;産業安全と事故防止について考える)
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2019420日付で河北新報から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

仙台市消防局は19日、1998年度以降に購入した消防車54台が、車検証の最大積載量を超える過積載で出動していたと発表した。

 

はしごやホースは消防隊員の手荷物と同様で、積載量に含まれないと解釈していたことが原因。

 

1台平均570kgオーバーし、道交法違反の状態が長年続いてきた。


市消防局によると、過積載があったのは水槽付きポンプ車43台、化学消防車8台、泡原液搬送車2台、高発泡照明車1台。

 

最大積載量を106~827kg上回り、15台はメーカーが定める許容積載量も超えていた。

 

過積載による交通事故やトラブルはなかったという。


今年3月、千葉市で消防車の過積載が発覚したため、県警に消防車両の総重量に関する解釈を照会。

 

市消防局は「はしごやホースは簡単に積み降ろしが可能で、積載量には影響しない」と認識していたが、「固定的な資機材は車両総重量に含まれる」と指摘された。


市消防局は県警、東北運輸局と協議し、今後は、はしごやホースを乗員や積載物を除いた「車両重量」に含めることを確認。

車検証の車両重量を実態に合わせて変更する手続きを始める。


通常の消防業務に支障が生じないよう、順次進めるため、全54台の変更が完了するのは7月末ごろになる見通し。

 

当面は、ポンプ車に積載する水の量を減らしたり、資機材を必要性の高い物品に絞り込むなどして、早期に違法状態を解消する。


市消防局の結城次長は記者会見で「安全安心を守る消防が信頼を損ねて申し訳ない」と陳謝した。

 

出典

<仙台市消防局>消防車54台が過積載出動 はしごなど手荷物扱い

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201904/20190420_13014.html 

 

 

 

(ブログ者コメント)

 

京都市の事例を受けての対応かと思いきや、千葉市の事例を受けての対応とのこと。

しかし、その千葉市は、京都市の事例を受けての対応だった。

 

仙台消防には京都市の事例情報が届いていなかったということだろうか?

 

関連報道を時系列に整理すると、以下のようになる。

 

10月18日報道 京都市で過積載が発覚、資機材や水を減らした

 

12月 7日報道 京都府 京都市の事例を受け、過積載状態にある車は資機材や水を減らした

 

3月 5日報道 千葉市 京都市の事例を受け、過積載状態にある車は資機材や水を減らした

 

4月13日報道 恵庭市 京都市の事例を受け、過積載を把握したが、緊急時対応が後手に回る不安から、そのまま運用した

 

4月17日報道 千歳市 京都市の事例を受け、一旦は資機材を降ろしたが、その後、手荷物だからと誤解釈して積み直した

 

4月20日報道 仙台市 千葉市の事例を受け、過積載状態にある車は資機材や水を減らした

 

 

 

 

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自己紹介:
化学関係の工場で約20年、安全基準の制定、安全活動の推進、事故原因の究明と再発防止策立案などを担当しました。
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。

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