2018年7月14日に掲載した元記事がプロバイダーの字数制限オーバーとなりましたので、ここに新情報を第2報修正2として掲載します。
第1報修正1は下記参照。
http://anzendaiichi.blog.shinobi.jp/Entry/8570/
(2018年7月28日 修正2 ;追記)
2018年7月20日16時0分にNHK岡山から、近くの川の水位が氾濫注意水位を超えてから炉からアルミを取り出し始めたなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
7月20日7時57分に同じNHK岡山からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
捜査関係者によると、警察のこれまでの調べで、従業員が「過去にも大雨の際に近くの川があふれて浸水したことがある」と説明していることが、新たにわかった。
従業員は、上司の指示を受けて、近くの川の水位がすでに氾濫への注意が必要な「氾濫注意水位」を超えていた午後8時以降に、炉にあった20トンほどのアルミの取り出し作業を始めたが、作業の途中で工場が浸水し始めたため、避難したという。
炉の中にあったアルミを安全に取り出すには、十分な時間ではなかったとみられている。
警察は、過去にどの程度浸水したのか、関係者から更に詳しく話を聞くとともに、業務上過失傷害の疑いで捜索と現場検証を行い、押収した資料などから爆発の原因究明を進めることにしている。
出典
『工場爆発「過去にも大雨で浸水」』
https://www3.nhk.or.jp/lnews/okayama/20180720/4020000988.html
『アルミ工場爆発 処理時間不足か』
https://www3.nhk.or.jp/lnews/okayama/20180720/4020000979.html
7月22日19時12分にNHK岡山からは、住宅被害は10億円規模の見込みなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
事故を受けて会社側は21日、被害の大きかった下原地区の住民に対して説明会を開いた。
参加した住民などによると、会社側は爆発した工場を再建しないとした上で、下原地区にある住宅などへの被害はおよそ10億円規模と見込んでいると明らかにしたという。
この地区は豪雨による浸水被害も受けているが、会社側は、けがをした人の治療費や住宅の修繕費などは、すべて爆発の被害として「全額賠償する方針だ」と説明し、この地区以外についても、今後、調査を行って対応を検討するという。
出典
『アルミ工場爆発会社側が賠償説明』
https://www3.nhk.or.jp/lnews/okayama/20180722/4020001007.html
7月24日13時34分にNHK岡山からは、一度は上司と連絡をとったが操業続行を指示されたという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
捜査関係者によると、従業員は、近くを流れる川があふれそうになっていたため、「このままでは危険だと思い、上司と連絡をとったが、操業を続けるように言われた」という趣旨の話をしていることが分かった。
その後、従業員は改めて上司からの指示を受けて、川が氾濫注意水位を超えた午後8時以降に、高温のアルミおよそ20トンを炉から出す作業を始めたが、工場が浸水したため避難したという。
出典
『アルミ工場爆発「上司と連絡」』
https://www3.nhk.or.jp/lnews/okayama/20180724/4020001022.html
(2018年8月6日 修正3 ;追記)
2018年8月2日9時58分にNHK岡山からは、炉を安全に停止するには5~6時間必要だったという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
これまでの調べで、工場の関係者は、炉の操業を止めてから、アルミが水と触れ合っても爆発などが起きない温度までアルミを冷ますのに「5時間から6時間が必要だった」と話していることが、捜査関係者への取材で新たに分かった。
警察は、爆発を防ぐための作業を開始したのが遅かった可能性もあるとみて、調べを進めている。
出典
『工場爆発”冷却に5〜6時間”』
https://www3.nhk.or.jp/lnews/okayama/20180802/4020001111.html
8月3日4時51分にNHK NEWS WEBからは、大雨対策を記したマニュアルがあったという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
これまでの調べで、この工場を経営する会社が、大雨や洪水などに備えて爆発を防ぐための措置をどのように行うか記したマニュアルを作成していたことが、捜査関係者への取材で新たにわかった。
警察は、今回の豪雨の際に、マニュアルを基に爆発を防ぐ手だてを講じていたか、関係者から話を聞いて詳しく調べることにしている。
出典
『工場爆発 大雨対応マニュアルで防止策講じたか捜査』
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20180803/k10011561311000.html
8月3日20時4分にNHK岡山からは、雨量がマニュアルに記載された基準に達していなかったため操業を続けていたなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
これまでの調べで、大雨などへの対応を記したマニュアルに、1時間あたりの雨量が50ミリから80ミリ未満の「非常に激しい雨」だった場合、操業を止めるように決められていたが、当時は基準に達していなかったため操業を続けていたことが、捜査関係者への取材で新たに分かった。
マニュアルでは、基準に達していない場合でも「周囲の状況などから、操業を止めるかどうか適切に判断する」としていて、工場にいた従業員は午後8時以降に、近くの川があふれそうになっていることを上司に電話で報告したが、その際、操業を止めるようにという指示はなかったという。
警察は、雨量のほかに周囲の状況などから爆発の可能性を認識できたかどうか、詳しく調べることにしている。
出典
『工場爆発 雨量未到達で操業』
https://www3.nhk.or.jp/lnews/okayama/20180803/4020001126.html
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。