2021年1月6日付で労働新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
北海道・北見労働基準監督署は、令和2年6月に発生した死亡労働災害に関連して、造材業のT(北海道北見市)と同社専務を労働安全衛生法第21条(事業者の講ずべき措置等)違反の容疑で釧路地検北見支部に書類送検した。
労働者に立木の伐倒作業を行わせる際、植物の「つる」を取り除かせなかった疑い。
労災は、北見市内の伐採現場で発生したもの。
つるの絡んだ立木を伐倒する際、つるを除去しなかった結果、立木とともにつるが絡んでいた別の立木が倒れて来て労働者に接触している。
https://www.rodo.co.jp/column/99814/
※事故発生当時の報道は下記参照。
(2020年6月19日19時31分 北海道新聞)
29日午前11時ごろ、北見市留辺蘂町丸山の山林で、伐採作業をしていた同市西富町3、会社員伊藤さん(男性、72歳)が木の下敷きになっているのを同僚が見つけ、119番した。
伊藤さんは搬送先の病院で死亡が確認された。
死因は心破裂。
北見署によると、伊藤さんは同僚2人と山林に入り、チェーンソーで作業中だった。
下敷きとなった木は高さ10メートル以上、直径17センチほどのカラマツ。
伊藤さんが伐採していた隣の木で、2本の木はツタで絡み合っていた。
同署は下敷きになった原因を調べている。
https://www.hokkaido-np.co.jp/article/435512
(ブログ者コメント)
同じようなサイズの立木同士がツルで絡み合っていたとしたら、伐採した木が倒れないことも予想されるので、事前にツルは除去していたのではないだろうか?
ツルで絡み合っていることに気付かなかった?
気付いてはいたが、伐採した木が倒れる時にツルは切れるだろうと思っていた?
それとも・・・。
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。